スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
ハイデイ日高 海外マーケット進出、アライアンス・M&A
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2024年2月期は売上原価、人件費の増加を増収でカバーし、増益となりました。原価は上昇していますが、原価率はほぼ横ばいということで値上げが奏功しているようです。「Hiday500 ローリングプラン2024」重点施策に「海外マーケット進出、アライアンス・M&A」が追加されています。今後の成長が見込...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2023年度は住関連が減収減益となりました。消費マインドの低下、暖冬等により客数の苦戦が続きました。外食事業は増収増益、売上高は初の500億円を突破しました。2024年度は住関連の利益回復を見込んでいます。ベスト1品の取り組み、PB構成比拡大などによる改善を見込みますが、ちょっと確信度は低いです...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等のカジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標24年2月期は創立70周年の節目の年でした。この年に過去最高の売上高・営業利益を創出し、賃上げやデジタル投資を推進することができました。市場の関心と当社の考え方は以下の通りです。リオープン一巡による市況の減速懸念:需給の全体的な後退は見られない、賃金上昇が追い風人件費の上昇と人材...
北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標当社のビジネスモデルは先行投資である広告投資を3~4か月かけて利益回収するビジネスモデルです。業績予想は先行投資である広告投資が続くことを前提としています。そのため四半期単位で見た時に以下の状況となります。・対業績予想比で広告宣伝費の増加により利益が同予想を下回った...
大庄(9979)は居酒屋大手。大衆割烹「庄や」「日本海庄や」などを首都圏軸に全国展開。卸売り、運送を育成中。■業績・参考指標ま、過去の業績を振り返っても仕方ないので進行期の2Qにフォーカスしましょう。2Qの売上高は+18.4%、営業利益は466百万円で黒転、当期利益は852百万円です。要因は原価率の抑制や費用の減少によるものです。通期の業績予想を上方修正しています。上期の進捗を踏まえると妥当な水準かと思います。ちょっ...
ビックカメラ(3048)は家電量販大手。ターミナル駅周辺で大型店を展開。ソフマップに加え、12年にコジマを傘下に。■業績・参考指標2Qで通期の業績予想を上方修正しています。上期の上振れは2023年12月の新たな割引上限規制を含む法改正前の駆け込み需要が要因とのことです。通期では上記の要因に加えインバウンド売上の一層の回復を織り込んでのことです。当社は売上高はそんなに変動がないのですが、利益(特に当期利益)はボラ...
コジマ(7513)は郊外型家電量販。経営不振で12年ビックカメラ傘下入り。売り場改革や赤字店閉鎖で再生果たす。■業績・参考指標想定以上の需要の先食い等に伴う反動減の影響により売上高の減少が続いています。23年から24年にかけての利益減少は一目瞭然ですね。またEC事業の粗利率低下を踏まえて、利益重視の体制に切り替えたことで減収影響があります。通期は減収、人件費が増加しますが、粗利率の改善や経費コントロールで利益...
松屋(8237)は呉服店発祥の名門百貨店。銀座本店と浅草店の2店体制。独立路線維持。子会社で飲食店運営も。■業績・参考指標銀座店の総売上高はコロナ前を大きく上回り、過去最高を更新しました。これは国内売上の好調維持と免税売上の大きな伸長によるものです。特に免税売上高は過去最高を記録した2015年度を大きく上回る結果となっています。高額品が売上を牽引、中国本土シェアは減少も好調です。利益、CF、配当を見ても回復傾...
壱番屋(7630)はカレー専門店を全国展開、約9割がFC。海外にも積極展開、成長を牽引。ハウス食品の子会社。■業績・参考指標2024年2月期の売上高は前期比112.1%でした。客数は103.8%、客単価は108.1%で好調を維持しています。FC向け卸価格を値上げし、原価UP分を吸収しています。また海外もしっかりと利益を稼げるようになりました。また、M&A施策では国内連結子会社3社目となる「もつ鍋前田屋」を運営する会社を取得しています...
J. フロント リテイリング(3086)は大丸松坂屋百貨店が主力。テナント導入積極化。商業施設のパルコやギンザシックスも傘下。■業績・参考指標2024~2026年度の中計を発表しています。そのなかで2030年に向けて大切にするものとして、以下を定めています。3つの価値、3つのシナジー、1つになる3つのシナジーは以下の通りです。①エリア(重点7都市を面で戦う)、②顧客(百貨店・パルコの強みを追求・融合)、③コンテンツ2030年に...
SFPホールデングス(3198)は居酒屋「磯丸水産」や「鳥良」が柱。直営主体。クリエイト・レストランツHD傘下。■業績・参考指標年末年始商戦(4Q)の客足好調、売上高・利益ともに業績予想を上回りました。売上高はインバウンド需要の取り込み、メニュー見直しによる客単価UP、営業時間の拡大が奏功しました。利益は人件費増もしっかりと稼いで業績予想を上回りました。訪日客売上高割合は11.4%超まで伸びています。訪日客向けに開...
クリエイト・レストランツHD(3387)はSC内にレストランやカフェ展開。ベーカリーなど育成中。子会社に「磯丸水産」展開するSFP。■業績・参考指標前期に対して増収増益を達成、売上収益は過去最高となりました。堅調な外食需要及びサンジェルマン社・レフボン社の通期貢献によります。売上収益は4Q単で既存店コロナ禍前比で96.1%と引き続き堅調でした。客数は81.3%ですが、客単価は118.2%とUPしています。興味深かったのはCFの...
ティーケーピー(3479)は貸会議室大手。遊休不動産の一括借り上げ、小分け活用で成長。貸オフィス、ホテルも展開。■業績・参考指標コロナ禍でダメージを受けていた各事業の業績が回復しています。貸会議室事業は対面需要が本格回復しています。宿泊事業もインバウンド需要の回復で初めて売上高が80億円を突破しました。足許Q4の料飲売上高はコロナ禍前の約8割まで回復したようです。今後は抑制していた貸会議室の出店戦略を再開...
西松屋チェーン(7545)はベビー・子ども衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開。PB商品中心の低価格戦略。■業績・参考指標戦略に変更はありません。顧客にとって便利で標準化された店舗網の拡充を進めています。商品面ではプライベートブランドの拡充を図っています。売上高、利益、配当の推移を見てもキレイな右肩上がりとなっています。唯一、営業CFはデコボコしています。在庫の影響かな?■株主優待権利確定月:2月20...
DDグループ(3073)は居酒屋など複数業態の飲食店運営。ビリヤード・ダーツバー、ホテル、不動産など事業幅広い。■業績・参考指標24年2月期は各段階利益で過去最高益を更新しました。たしかにコロナ禍前の20年2月期を上回っていますね(売上高は未達ですが)。各セグメントの概況は以下の通りです。飲食:外食需要の回復などにより、増収増益アミューズメント:各種施策が奏功し、営業利益黒字を維持ホテル・不動産:主に販売用不...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標24年2月期はインバウンドの増加や中国事業の伸長により増収増益となりました。こんなところにもインバウンド需要があるんですね。ナイガイ社と資本業務提携を締結しています。主な業務提携の内容は以下の通りです。・靴下ブランド協業型 OMO 事業の開発・ブランドのクロスセルによる販売強化・中国製ジャ...
コメダホールディングス 中期経営計画”VALUES 2025”の進捗は?
コメダホールディングス(3543)は中京地区を地盤に「珈琲所コメダ珈琲店」を全国展開。朝食サービスに特徴。約95%がFC店。■業績・参考指標店舗数は1,023となりました。売上収益は卸売収入(既存店+新規出店)を中心に増加しました。利益は1000店舗CP費用等の増加がありましたが、増収効果により増益となっています。中計”VALUES 2025”の進捗について確認します。EPS:年平均成長率13%以上 → 年平均成長率18.7%ROIC:最終年度...
イートアンドホールディングス(2882)は外食チェーンと冷凍食品製造の2軸。いずれも「大阪王将」ブランドが柱。全国5工場が稼働中。■業績・参考指標株式上場後過去最高益(営業利益)を達成しました。ただキャッシュフローに目を転じると投資CFが大きく、FCFはマイナスが続いています。このため配当もずっと10円にとどまっています。西日本エリアの生産体制強化を目的に九州工場を設立予定です。まだ投資フェーズが続きそうです。...
ミニストップ(9946)はイオン系コンビニ。関東、東海地区が地盤。ファストフードに強み。海外縮小し国内に集中。■業績・参考指標事業の選択と集中を進め、経常利益は10百万円で5期ぶりの黒字化となりました。営業利益段階ではまだ赤字ですが、20年度に対しては49億円改善しています。進行期も利益が伸長する計画ですが、ここまで回復するのは難しい気がします。これは3-4Qの低調(単体は営業損失)を踏まえての判断です。それにし...
アレンザホールディングス(3546)はホームセンター、ペットショップを多店舗展開。バローHD傘下に。■業績・参考指標既存店ベースの売上高が前年比△2.1%と低迷しました。しかし新店の開店等(注1)により、 営業収益は前年比+0.44%と辛うじて増加しました。一方で主要事業会社全てが減益となり、営業利益以下の段階利益は減益です。「主要事業会社全てが減益」、中々のパワーワードですね。商品在庫の増加や新規出店により、総...
エーアイテイー(9381)は関西発祥の複合一貫輸送業者。日中間の海上輸送で衣料、日用雑貨等輸入に強み。通関業務注力。■業績・参考指標再参入です。当期は大きく減収減益です。コロナ禍で高騰した海上運賃は需給バランスの正常化に伴って下落しました。運賃水準の下落により原価が抑制され、粗利率は改善しましたが減収をカバーできませんでした。より強固な収益基盤を構築するためにDX戦略の推移による営業強化を図ります。23年...
マックスバリュ東海(8198)はイオン系の食品スーパー。経営破綻した旧ヤオハンが母体。マックスバリュ中部を19年吸収合併。■業績・参考指標2023年度は新店・改装などが牽引し、営業収益で過去最高を更新しました。客数、客単価伸長により既存店売上は+3.5%でした。2024年度は成長加速に向け積極投資を行います。総投資額130億円は過去の倍以上の規模です。主な投資内容は新店・改装、電子棚札、セルフレジ入替・その他投資です。...
エスクロー・エージェント・ジャパン ひさしぶりに確認してみたら…
エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)は金融機関からのBPOと不動産関連業務のエスクローが両輪。■業績・参考指標2019/1/9に株主優待制度の廃止を発表しています。従来は100株以上を1年未満保有でQUOカード1,000円、1年以上保有で2,000円分となっていました。私の2018/6/14のブログ記事では呑気に1年以上になることを楽しみにしていますね(苦笑)その後放置していたのですが、過去業績推移を掲載するようになったので久しぶ...
リソー教育(4714)は首都圏地盤に個別指導受験塾「TOMAS」展開。幼児教育「伸芽会」、家庭教師派遣、英会話も。■業績・参考指標売上高は学習塾事業、学校内個別指導事業および人格情操合宿教育事業が前期を上回って推移しました。人格情操合宿教育事業…営業利益は増収および費用の戦略的な見直しにより増益となりました。特に名門会およびスクールTOMASで利益が増加しました。ヒューリックが4/8にTOBと第三者割当増資の引き受けに...
ウイングアーク1st(4432)は帳票・文書管理ソフトと企業内データ活用支援の2本柱。間接販売が主。MBO経て21年再上場。■業績・参考指標売上・利益ともに過去最高を更新しました。クラウドサービスの浸透や戦略的大型案件の獲得により、リカーリング売上は前期比18.1%増と大きく成長しています。進行期に関してもBDS中心の成長が継続する見通しです。配当は還元方針の変更(配当性向30%→総還元性向50%)により、引き上げが行...
吉野家ホールディングス(9861)は牛丼の老舗、国内2位。収益柱「吉野家」と「はなまるうどん」展開。海外は米、中、東南アで展開。■業績・参考指標人流の回復および価格改定、店舗純増などにより売上高が増加しました。増収と経費コントロールで営業利益は増益でした。当期利益は前年関係会社株式売却益の計上により減益となっています。進行期は積極出店にシフトします。国内は吉野家114、はなまる20、海外125、その他45の304店...
フジ(8278)は四国最大のスーパー。22年3月マックスバリュ西日本との統合で持株会社化、イオン子会社に。■業績・参考指標経常利益までは好調ですが、当期利益は減益でした。これは前期の投資有価証券売却益によるものです。利益は(ある程度)右肩上がりで伸長していますが、EPSは伸びていません。これは統合効果が表れていないことの証左ですね。■株主優待権利確定月:2月末日・8月末日A~Cより選択(2月末日)A.株主優待券B....
イオン(8267)は国内流通2強の一角、GMSと食品スーパー中心。M&Aで成長。上場子会社で金融、不動産など。■業績・参考指標営業収益と経常利益までの段階利益は過去最高を更新しています。一方で経常利益と当期利益の乖離は凄まじいものがあります。これぞイオン流経営…進行期の営業収益は10兆円を予想します。ゴイゴイスー。上場50周年記念配当4円を実施予定です。株式上場50周年記念 参加体験プログラムの紹介がありました。イオ...
イオン北海道(7512)は北海道スーパー大手。アークス、生協と道内三つどもえ。マックスバリュ北海道と20年3月統合。■業績・参考指標業績は順調に伸びており、安心感がありますね。ROEの向上を重点課題として認識しており、10%以上の実現に向けて取り組んでいきます。配当性向を30%以上から35%以上に拡大させています。西友の北海道事業の承継に関する吸収分割契約を締結しています。承継店舗は札幌市内の9店舗です。■株主優待...
オリエンタルランドの株主優待には長期保有株主向け特典があります。(旧制度で)東京ディズニーリゾート40周年の株主用パスポートを4枚受領しました。このうち2枚を両親にプレゼントしました。せっかく千葉に来るということで、私のマンションを一度見てみたいという話になりました。まあ面倒ですが、仕方ないですね(笑)部屋は我々2人以外が寝れる仕様になっていないので千葉にホテルを確保しました。ついでに翌日は熱海に行き...
2024年4月末のポートフォリオ 上がってんの? 下がってんの?
2024年4月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 38,405.66円月間で1,963円78銭(4.9%)安となりました。下げ幅は2022年9月以来1年7カ月ぶりの大きさとなりました。下落は4カ月ぶり。米利下げ期待の後退による米長期金利の上昇で世界的に株高へブレーキがかかりました。東京株式市場でも幅広い銘柄が利益確定売りに押されました。私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で-2.9%、年初来損益で+2.6...
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スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社11社。M&A推進。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高は過去最高額を記録も、予算未達で着地・粗利は増収により増加も、価格競争のなか粗利率は-0.2%・販管費は予算内執行も、営業利益・経常利益は前年・予算を下回るという訳で、上記の文章は全て○○も、…という構文になりました。つまり、良いところもあったが...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。全店舗の約8割に調剤併設。ツルハHDと経営統合協議中。■業績・参考指標ツルハとウエルシアの経営統合の概要は以下の通りです。①2025年5月頃イオンによるツルハHD株式の追加取得持分比率19.7%→26.8%②2025年12月ツルハHD・ウエルシアHDによる株式交換効力発生③2025年12月上旬~2026年1月(予定)イオンによるツルハHDへのTOBイオンのツルハに対する持分比率:5...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・顧客単価の上昇を伴い増収、既存店の回復も顕著・原価上昇も、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、粗利率は上昇・管理コストの上昇は継続も、増収の範囲内で推移会社別で見ると、日本レストランシステムの増益が目立ちます(+50.9%)。次期も増...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・住関連は増収、微減益・外食事業は増収増益・投資有価証券売却益により当期利益は増加住関連の売上高増はフレッシュハウスの子会社化及び新店が寄与しました。外食事業ではからやまの好調が継続しています。次期の業績予想は増収、経常利益は減益。住関連は大型のホ...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・気候変動による季節商品への影響や物価上昇での節約意識の高まりによる買い控え等により減益・粗利の増加と経費の抑制により営業利益は増加・特別利益の減少と特別損失の増加により、当期純利益は減益コロナ禍の特需が終わってからは、ほぼ右肩下がりの...
オンワードホールディングス(8016)はアパレル大手。百貨店、SC向けに展開。「23区」「J.プレス」など、中高価格帯ブランド軸。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高はブランド事業が好調に推移し増収・旧年品在庫高の調整により粗利率は低下、店舗運営効率化により販管費率は低下・営業利益は減益も、繰延税金資産の計上等により親会社利益は増益、計画達成昨年10月から新規連結対象となったウィゴー事...
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・5月、12月の価格改定後も来店数が堅調に推移し、増収・原材料高騰(米、キャベツ等)、人件費の増加等を増収で吸収し、増益次期の業績は値上げ効果が一巡してきますが、一定の効果は見込めます。原価率は前期並みとし、増益を目指します。“Hiday Challenge”...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・対計画では、売上収益と粗利率は未達も、経費コントロールでコア営業利益は達成・営業利益以下はMCファッション買収に伴う負ののれん益が支えに・アパレルブランドの一部はMD課題を残すも、デジタルとプラットフォーム事業でリカバリ前期は決算期変更に伴う11ヵ月決...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・期末の店舗数は81店舗(前期比+1)・既存店の業態転換を進め、新業態「もつ焼き酒場てけてけ」を9店舗まで拡大・増収増益、当期利益の黒転を達成もう少し規模拡大しないとダメなレベルですが、新規出店は進んでいません。立地の慎重な選定と...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・国内事業はEC堅調に推移も、SCブランドの苦戦や不採算整理により減収・販管費コントロールも、粗利減少をカバーしきれず・中国事業における持分法による投資損失24.3億円の影響により当期利益は赤転中国は合弁事業の株式譲渡を実施しています。これ...
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は国内流通首位。日米コンビニ核にスーパー、外食、銀行等。23年百貨店売却など選択と集中推進。■業績・参考指標2024年2月期は修正計画を達成しています。前期比では国内外コンビニともに減益です。またSEI不採算店閉店($375M)やラストワンマイル戦略再構築に伴う損失等を計上しています。当社の注目点は今後のコーポレートアクションですね。まずは株主還元を強化します。配当は次期に+1...
DCMホールディングス(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・売上高は過去最高、営業利益、経常利益も過去最高を更新・親会社利益は前期の段階取得差益の影響を除いた場合は34億円の増益これはケーヨーとの統合により事業規模が拡大、収益性が向上したことが効いています。販管費も統合による削減効果を含め、計画比2.8%抑えることが...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・年商は5年ぶりの100億円超・既存店前年比は売上・客単価が堅調に推移するも、客数は前年を下回る結果・増収と営業利益の増益、繰延税金資産の計上により当期利益も増益商業施設、駅、空港などに出店を進めています。そのうえで地域に根差したスポーツ・事業等と協業することで...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等カジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標2025年2月期の売上高は過去最高となりました。一方で営業利益は計画未達、減益となっています。減益の要因は粗利率の悪化、海外事業と飲食事業のグループ会社の業績不振です。対応策は手早く、飲食子会社は新規出店抑制などによるコスト改善、米国事業は撤退します。米国事業から撤退し、東南アジ...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標2025年2月期は売上高、各段階利益で前年実績及び計画を上回りました。中国の代理商への商品全般の販売とスポーツ卸先へのフットボール商品の販売が好調でした。都市部はインバウンド増加により好調、地方は値上げによる需要減と購買力格差が出ています。タビオスポーツは生産能力の拡大により、売上牽引に...
2025年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,965.10円月間で1,919円(5%)高となりました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受け、貿易摩擦の激化への懸念が和らぎました。とはいえ、また雲行きが怪しくなっていますが…私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+3.0%、年初来損益で+2.0%となりました。日経平均には付いていけませんが、年初来ではプラスに転じています。<国内...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・増収増益、各段階利益は上場後の最高益を達成・既存店売上高前期比+4.0%、グループ全体も好業績を維持・2件のM&Aを実施4Qに2件のM&Aを実行したことにより、計画外の手数料等を計上しています。これにより計画比では若干下回る利益がありま...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理、和食などを直営・FCで展開。比マニラにも出店。■業績・参考指標2025年2月期の業績概要は以下の通り。・売上高は前年、修正計画を達成・営業利益は前年割れ、修正計画も未達営業利益の未達は大阪の旗艦店「XEX WEST」の収益力改善遅れ、費用増によるものです。楽観的な計画を出して未達になるのは当社の性なので、驚きはありません。決算説明資...
円谷フィールズホールディングス(2767)は遊技機の企画開発、販売が軸。「エヴァ」シリーズ著名。円谷プロ、映像制作等コンテンツ事業も。■業績・参考指標2024年3月期のトピックスは以下の通りです。・売上高はPS事業セグメントの販売が好調に推移・持分法適用関連会社としたダイコク電機に関する投資利益が増加・ソフィアの買収により生じた負ののれん発生益コンテンツ&デジタル事業セグメントは増収減益。新商品発売をにらみ現...
エディオン(2730)は家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を「エディオン」に統一。リフォームにも強い。■業績・参考指標PLは置いておいて、気になった点をピックアップします。2023年9月にプロサッカーチームのサンフレッチェ広島を連結子会社としています。クラブ設立時からスポンサーでしたが、まさかの展開!また家電に次ぐ第2の柱としてリフォーム事業に注力していますが、ここでもM&Aを実施しています。CFを見て...
エムスリー(2413)はソニーG関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験等周辺分野開拓。■業績・参考指標24年3月期はCOVID関連以外の通常事業の売上は+11%の成長となりました。一方でCOVID期の一時的需要の剥落や製薬会社のコスト圧縮、海外治験事業の減速で減益となりました。これまで毎年10件程度のM&Aを実施しています。FY23はトータルで10件、FY24も当直連携基盤とメドケアの買収をすでに完了してい...
寿スピリッツ(2222)は菓子大手。土産やギフト用軸に地域限定菓子製販会社多数、「ルタオ」「フランセ」など抱える。■業績・参考指標24年3月期はすべての指標で前期を上回り、過去最高値を更新しました。インバウンド対策の強化や新ブランド出店、商品価格の改定が奏功しました。インバウンド売上は4Q単で初めて20億円を突破するなど好調です。またシュクレイが3つの新ブランドプロデュース、好立地への新規出店等で成長を牽引し...
名糖産業(2207)はチョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は増益となりました。原材料価格の高騰が続いていますが、増収や商品の内容量変更・価格改定により利益を確保しました。一方で粉末飲料部門や子会社にて固定資産の減損22億円を実施し、当期利益はマイナスとなりました。さて当社のPBRは0.6倍程度で推移しています(当社資料によ...
大林組(1802)は最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期は減益も計画は上回って着地しました。八重洲を含む複数案件での損失引当や海外での貸倒引当により費用が増加しました。一方で国内土木や海外での手持工事の大幅な利益改善が大きく奏功しました。長期安定配当の維持を第一に、自己資本比率(DOE)を3%程度から5%程度に引き上げています。...
ビーアールホールディングス(1726)は極東興和が中核。中国、関西地盤のPC橋梁大手。M&Aで関東、東北へエリア拡大し全国化。■業績・参考指標2年連続の増収、3年ぶり増益となっています。推移をまとめて興味深かったのがFCFの動きです。なんと過去5年間、ずっとFCFはマイナスです。営業CFもほぼマイナス。これは受取手形・完成工事未収入金等の増加によって運転資本が悪化しているのでしょう。この状態だとCashが必要になりますね...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社10社。■業績・参考指標2024年2月期は人件費の上昇等により販管費は増加したものの、既存店の好調や単価上昇により伸長。増収・2桁増益での着地となりました。次期も増収増益を見込んでいます。当社は安定的に成長はしていますが、ROEは6%台、PBRは1倍割れです。成長投資(特にM&A)による利益水準の向上を第一義に、ROE8%の実現を目指...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。ツルハHDと経営統合協議開始。■業績・参考指標2024年2月期は調剤が好調でしたが、コロナ関連需要の反動減の影響で増収減益でした。次期は増収増益増配を見込んでいます。さて色々あった当社ですが気になる点をピックアップしておきます。・WAON POINTを中心としたポイントサービスへ移行ま、これは早々にやるべきことだったので...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標24年2月期の売上高は顧客単価の上昇を伴い、前年比で大きく改善しました。原価上昇も直営店舗の売上構成比が増加したこともあり、粗利率は上昇しています。管理コストの増加は増収に伴うコストコントロールの範囲内で推移しています。ブランド別でみると、ドトールとエクセルシオールの伸びが+2...
オンワードホールディングス(8016)はアパレルメーカー大手。「23区」「自由区」など、中高価格帯ブランド軸。百貨店向け中心に展開。■業績・参考指標2024年2月期の営業利益は2008年度以降で最高益となっています。要因は増収とグローバル事業構造改革の成果、商品サプライチェーン効率化等によるものです。2025年2月期は引き続き営業利益で最高益の更新を目論んでいます。前提は以下の通りです。・売上高:国内事業は堅調、海外...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標「事業計画及び成長可能性に関する事項」から気になる点をピックアップします。・24期で不採算店の撤退を完了し、てけてけ及び新業態を緩やかに出店・新規出店とともに既存店強化の取り組みによりトップラインの回復を図る・トップラインの回復と徹底したコスト管理により、26期に...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2024年2月期のサマリーは以下の通りです。・国内事業は粗利は増加も、販管費の増加をカバーしきれず、減益・海外事業は中国事業は回復も、米国事業のマイナス響く当初は現中計で3年をかけコロナ後の新常態を確立し、再び成長軌道に乗せる計画でした。しかし、国内外の業績苦戦を受け、飛躍...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標損益の推移をみていると2024年2月期で辛うじてプラスに転じています。と思っていたら、これが上場後の最高益なんですね。なんかすみません…店舗は2018年2月期に149店舗ありましたが、111店舗まで減少しています。関東の店舗も随分と減りました。まあ現状で地域を分散するより...
イオンモール(8905)はイオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営。海外は中国やベトナムなどで展開。■業績・参考指標中計数値の見直しを行っています。これは初年度である2024年2月期に回復が遅れ、営業利益で121億円の未達で着地しています。直近数年間は計画乖離が続いており、次年度以降はトレンド、リスクシナリオを加味しての見直しです。推移でみても売上高は伸びていますが、利益は減少トレンドです。今後の海...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2024年2月期は決算期変更に伴う11ヵ月決算でした。そのためPLよりもBS・CFにフォーカスを当ててみたいと思います。[BS]当期より永久劣後ローンの借換えを本格始動させています。これに伴い50億円が資本から借入金に振り替わったものの、D/Eレシオ1倍以下に改善。商品在庫の資金化は下期で大きく進展、ただ...
DCMホールディング(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開、傘下にケーヨー。■業績・参考指標売上高減少を粗利益率改善、経費削減でカバーできず減益となりました。なおケーヨーの3ヶ月分を連結として取り組んでいます。M&Aを推進し、「協働・共創」を通じた事業領域の拡大を図っています。今後はエリアの拡大と各種アライアンス・異業種連携や機能強化をターゲットとしています。ただし...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2024年の売上高2019年度比は81.1%、4Q単は87.0%でした。営業時間は4Q単で通常営業時間の91.0%、23時以降深夜帯の売上高はコロナ禍前比44.6%です。利益はコロナ禍以降初、全四半期で黒字化しました。という訳で新規出店を行っています。出店ターゲットを47都道府県に拡大し、厳選した200店舗体制を構築する計...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開。営業赤字続き立て直し中。■業績・参考指標業績の推移を見ると、まだまだ油断はできませんが最悪期は脱したようです。25年2月期の取り組みのうち、インバウンドと和食事業の強化に興味があります。和の鉄人・森本シェフによるプロデュース店は鉄板焼と鮨の業態で客単価を大幅にアップさせています。とんかつ業態の展開も個...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2024年2月期は以下の点から大きく利益を落としています。・天候不順・暖冬による季節商品の伸び悩み・物価高による顧客の買い控え・2024年問題によるコスト上昇・人件費の増加・新店投資に伴う減価償却費負担の増加2025年2月期の業績見通しも伸び悩みで、状況の改善を見込む状況ではありませ...