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黒猫のことだま https://blackcateye.jugem.jp/

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2013/12/03

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  • ニュース

    セピア色に煙る街いつしかサングラス越しの異文化模様アスファルトに潤むカゲロウぼんやりと暑さを直視した昼下がり遙かな海で台風の卵がかえった 

  • 祭夜

    夕に響く故郷の祭太鼓の音に過去の走馬灯山車を引くあの子にも太鼓をたたくあの子にもはっぴ姿でおかっぱ頭の幼い私が宿る提灯の花々盛夏の宵 

  • 音景

    ピーカンの空が伸びるツタを助ける午後フォークのギターは迷いなく暑さをきざむ普遍に平凡に流れる時間を嫌うように音符が跳ね音を呼ぶ 

  • 夜会

    夏の大三角形下夜空に向く向日葵闇になじめない鮮黄色が太陽だと星座たちの噂話星の瞬きがとまらない紺青の広がり 

  • 残生

    昼熱を含み切った雷が咳をする暑中に伸び切ったネコが喉を鳴らす溶け切った氷を飲み干す悔いのない夏の夕暮れ 

  • 水息吹き

    海に沈む太陽夕顔が見る雫の夢花火を映す水面ガラスコップ自慢の立体水雨に濡れそぼる7月生まれの友夏を彩る透明な 水 

  • トリックスター

    西日を浴びる葉の隙間に夏の妖精を見つけるパックの様ないたずらっ子が小枝をひそかに揺らせながら人差し指を口に当てて「シーーッ」君の秘密が夏の終わりまで続くようにこぼれる夕日に願いながら夏の夜の夢が咲き始める今日梅雨が明けた 

  • 炎色

    ロウソクに火を灯す宵のはじめの小さな宴生まれたての蛍火が激しく一途に炎になって…焦がれる灼熱の夢をみる飛んで火に入る夏の虫その儚き挑戦を<はッ>と悟れば頬を照るオレンジに命を思う 

  • 想雨

    ストライプのレースカーテンがふわりと揺れても芯ある縦線がその表情を崩さない曇りの窓に息づく梅雨の静けさアリアが流れる梅雨の静けさ雷鳴のびやかに雨の黙想 

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