これまでに出力段にMOSFETを使うと、同じ電源電圧なのに出力の振幅が取りにくいという話を何度かしていたと思います。ただ、ちゃんと説明を書いていなかったような気がしましたので、本日はその辺について書こうと思います。一般的な差動2段アンプで上側(+側)で説明します。 回路はこんな感じですね。 今回、下側(-側)はちょっと無視してください。 純コンプリメンタリアンプであれば対称的なので下側も同じように見積もることが出来ます。 ...
ヘッドホンを中心にしたDIYオーディオ アナログ回路、デジタル回路ネタもあります。
自作ヘッドホンアンプや、その他の電子工作、トランジスタ回路の説明など、色々記事にしています。 よろしくお願いします。
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これまでに出力段にMOSFETを使うと、同じ電源電圧なのに出力の振幅が取りにくいという話を何度かしていたと思います。ただ、ちゃんと説明を書いていなかったような気がしましたので、本日はその辺について書こうと思います。一般的な差動2段アンプで上側(+側)で説明します。 回路はこんな感じですね。 今回、下側(-側)はちょっと無視してください。 純コンプリメンタリアンプであれば対称的なので下側も同じように見積もることが出来ます。 ...
ここ1カ月ほどVFA-02 差動2段 準コンプリメンタリアンプの動作検証をおこなって試聴したりもしてきたのですが、やはり気になるポイントがあります。それは、電源電圧に対して出力電圧があまりに小さいことです。±18V電源で8Ω負荷時 ±7.5Vほどしか振幅できません。ノンクリップパワーを計算すると、(7.5V ÷ 1.41)^2 / 8Ω = 3.54 Wです。 < OSC Tokyoで展示したVFA-02 >という訳で、そこを解消する新回路の発表です。...
OSC 東京にご来場いただきありがとうございました。 今回も沢山の方々に見ていただけました。今回のラズパイオーディオの会は3名で展示品を持ち込みました。 < 1日目の展示の様子 >...
本日は、C負荷応答を見ていきましょう。まずは8Ω負荷です。 10kHz方形波の5Vppで見てみます。綺麗な波形です。...
負荷のON/OFFを繰り返すと、時々発振してしまったのが前回の話でした。シミュレーションで位相補償C9の値をちょっと振ってみましょう。 実機の方は3.3pFを実装していました。シミュレーション上で1pF、3.3pF、5pF、10pFとSTEP応答させてみたところです。...
先日の続きになります。2/21のOSC tokyoに持っていくため急ピッチで検証を進めています。黄色い方は未対策で、水色が対策した波形です。(片チャンネルだけ対策して両チャンネル駆動しています)...
準コンプリメンタリアンプについて以前、色々なアンプの実例をあげていました。本日は、基板設計を進めているVFA-02 の回路について見ていきましょう。準コンプリメンタリ回路は、上下の終段デバイスに同一なものを使う(非対称性な回路)のことを指します。Nch/Pch、NPN/PNPのように対称的デバイスとは異なって回路構成的に完全な上下対称性は望めないため色んな回路が考案されていますが、...
先日の続きです。とりあえずシャシーに組み込んで負荷をかけてみました。...
ちょっと進み具合が遅くなってしまいましたが、準コンプリメンタリアンプのVFA-02の動作検証を行っています。とりあえず組んだところ。 ...
デジキーなどで入手しやすいMOSFETをいくつか購入してみました。 SiC MOSFETのVgsは高めに作っている傾向があるのですが、その中でもVgsが低めなものを集めてみました。理由はアンプの電源電圧を高くしないで動作するものを探すためです。電源電圧を変える=電源トランスを変更する という事になりますからね。左から順に、Si MOSFET IRFP240PBF(Vishay Siliconix)・・・音が気に入っているMOSFETSiC MOSFET SCT2450KE(ROHM)・・・製造中止品...
OSC2025 Tokyo/Spring が2/21(金)、2/22(土)に開催されます。今回は駒澤大学にて開催されます。 ...
基板が出来上がってくるまでの間、部品を注文したりシミュレーションしたりという時間があります。回路図は先日の通りですが、抵抗・コンデンサなどの定数は決定できていません。基板にシルクで定数を書いてしまったけど、検討して修正していきます。 ...
先日、人生で初めて大腸の内視鏡検査をしてきました。思えば数年前、会社の大腸がん検診にて「要検査」と出たのですが忙しい時期が重なったのと、その後コロナ騒動で放置していました。こんな検査食を前日に食べます。 ...
先日かいたVFA-01 rev2基板と非常に似ているので混同しそうですが、準コンプリメンタリ出力版のVFA-02基板の設計がおわりました。こうして見ても、違いはわかりませんね。 ...
新年 明けましておめでとうございます。皆様にとって良い年でありますように。今年もマイペースで進めていこうと思いますので、よろしくお願いします。 ...
アンプの終段のトランジスタ/FETがNPN+PNP、Nch+Pchで特性の揃ったコンプリメンタリ・ペアがなかった時代、NPNのみ、Nchのみで構成した準コンプリメンタリという回路がありました。いくつかの手法が過去の先人たちによって開発されていましたが、その一部を見てみましょう。この回路はWireless World という雑誌の1968年4月号からの抜粋でQURD社の回路です。 ...
最初に作成したパワーアンプ基板であるVFA-01のRev2基板を設計中です。Rev1と基本的には一緒ですが、CADをkiCADへ変更して海外の基板屋で製作できるようにしました。変更した点は、電源コネクタをターミナルからVHコネクタにしたところが一番大きいかもしれません。 ...
ラズパイオーディオの会が冬コミに参加します。私の方からはSabreberryDAC Zero2 完成品を出品いたします。ハンダ付けも終わり動作確認もすべてOK。 一息ついたところです。 ...
ちょっと用事があって横浜みなとみらいに行ったついでに、山下公園のイチョウ並木を見てきました。とはいっても2週間ほど前ですので今は葉が落ちてきていると思います。関東は恐ろしく快晴な日々が続いていました。 ...
以前、ちょっと紹介したPI Zero用UPS HAT(C) バッテリーですが、なんとT.S.Worksさんがこのバッテリーも含めたケースを設計してくれました。この写真はBluetoothモジュール基板(RPiZeroBM83)との組み合わせです。 PI Zero用、RPiZeroRP2040用パネルもあります。 ...
昨日はOSC TOKYO 2024 春に沢山のご来場ありがとうございました。昨年はちょうど桜の季節でしたが、今年はちょっと開催時期が早かったみたいで桜は咲いていませんでした。でも浅草寺には朝から沢山の観光客がいました。ちょうど9時頃。お賽銭してから会場に向かいます。 浅草寺から徒歩3分で到着します。 ...
6~7年ほど前に秋月で売っていた「IGZO 7インチ」ことsharpのLQ070M1SX01 液晶ディスプレイをPi5に接続して動かそうとしていました。この手のLCDをRaspberryPiで駆動するには/boot/config.txtにおまじないが必要です。なんてこった。 売り切れても設定方法など書いた情報だけは残しておいて欲しいものです。 ...
トランジスタ技術にしては珍しく、オーディオ回路特集になっています。私も15年くらい前まで知らなかったのですが、1990年代初頭までのトラ技はオーディオ回路、特に最先端のアナログ・デジタルオーディオ回路技術も頻繁に紹介する雑誌だったらしいです。当時、オーディオ自体も最新デバイスを搭載、より新しい技術、より低ノイズ、低ひずみ、広帯域、そして原音再生を目指して毎年のようにモデルチェンジしていましたね。もちろん一般のオーディオ誌と違って、メーカーの新製品の音を評論家が聴いて感想を書くとか、**賞を付けるいうものではなかったようです。(オーディオ製品紹介は1970年代頃は毎月のように掲載されていたらしい) ...
3/10に浅草で開催されるOSC 2024 東京の会場のレイアウトが決まったようです。ほぼド真ん中です。 ...
最初はスイッチサイエンスと、KSYのみでしたが、今は秋月電子や共立電子でも販売開始(一部売り切れ)したようです。純正ケースと純正ヒートシンクがまだ売り切れていなかったKSYから購入しました。8GB版は売り切れていたため、とりあえず4GB版を入手。 ...
大変おまたせいたしました。千石電商さんの通販サイトの方でもNNBA-1の販売を再開したようです。あみのんさんのご報告のとおり店頭では再開されていたようですが、通販サイトの方は売り切れ状態が続いていました。ということで、よろしくお願いいたします。こちらかどうぞ。 また、差動入出力で16.5dBのゲインを0dBまで下げる検討をシミュレーション上で行いました。...
Open Audio Lab.(以降OAL)さんのPi4用ラズパイケース製作記事がUPされました。OALさんと言えばiOSアプリ yaMPC でご存じの方もいらっしゃると思います。今回は、Pi4用のケースをタカチケース加工+アクリルパネルにて製作されたものです。 ...
EXICONのMOSFETを調べていて共立エレショップで取り扱っていることに気が付きました。ECX10N20: 200V 8AECX10P20: -200V 8Aおやおや!? ...
なんと、今度は週刊アスキーに掲載されました。webサイトはこちら。 ...
入出力バランスアンプNNBA-1が最新秋葉原情報を届けてくれるエルミタージュ秋葉原さんに掲載されました。同人ハードウェアというくくりです。...
昨日、Raspberry Pi 5 国内販売開始したようです。見落としておりました。8GB版は既に売り切れです。 出遅れました。 8GB版は最初から無かった可能性もあるようです。...
管楽器、弦楽器経験者であれば小澤征爾さんを知らない人はいないと思います。もちろん楽器を演奏したことがない人でも多くの人が「有名な指揮者」であることは知っていると思います。個人的に印象に残っているのは、ウイーンフィルのニューイヤーコンサート(2002年)のラデツキー行進曲です。...
昨年に引き続き、今年もOSC 東京(春)に参加することになりました。 日時は...
入出力バランスアンプ NNBA-1は千石電商さんから発売になっております。先日、発送した基板です。...
あれこれやっているうちに時間が経ってしまいました。量産版の入出力バランスアンプ NNBA-1 Rev1.1の動作確認が完了しました。まだ校了していないので未確定ではありますが、某誌4月号に寄稿するため追加実験など行っていました。 ...
すでに製作している方もいらっしゃるようですが、ちょっだけ補足事項がありました。回路でいうとこの辺。一般的に差動入力オペアンプの入力部は以下の3タイプに分けられます。・バイポーラPNPタイプ(4558系など)...
真空管の構造とか歴史的なものを検索していたら、ちょっと面白い読み物を見つけたのでご紹介いたします。日経エレクトロニクス 1996年から連載していたものらしいです。 ...
来たばかりで私の方でもまだ組んでいません。実験基板として少量を頒布いたします。 思っていたよりも真っ白な基板でした。 ...
年明けから地震で被災された方々、羽田の航空事故に会われた方々に心よりお見舞い申し上げます。千歳-羽田間は幾度となく利用していますし海上保安には友人もいますので、ちょっと心が落ち着かないです。 私のほうは年末からギターアンプのノイズ対策を行っていました。ノイズ具合を録音するのが難しかったのですが、対策前はこんな感じです。100Hzのハムノイズ、「チチチチー」「ジリジリ」「キーーー」が混じっています。フロッピーディスクのアクセス音のようでもあります。 ノイズ源は、コレなんじゃないかと疑っているのですが証拠はつかめていません。...
新年明けましておめでとうございます。昨年は、半導体デバイスの入手困難から解消されたものの、他の部品の製造中止と部品単価やTOOL価格の上昇に悩まされましたね。そんな中でも電子工作に明け暮れている皆さんに助けられた1年間でした。 ...