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2013/08/29

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  • 田舎のバス

    親類の法事が故郷のホテルで行われ そこに一泊した 翌朝の 岬にあるホテルから駅迄のバスは私一人きりだ まもなく高齢の老人が乗ってきた 運転士と顔見知りか 世間話をはじめた また一人老人が乗ってくると三人で話はさらに盛り上がっている 祖父母や 近所の年寄りが喋っていた 故郷のなまりが ここでは まだ生きている 昭和の始めの頃の空気がただよう だが 運転士があんなに喋っていていいの? それに 気がつくと バスは停留所ではない道端で バスを止めて客を乗せている 止めているのは客の方だが.... 森と林と崖と畑地と数戸の家のかたまりの続くこの土地では 乗りたい所で乗り 降りたい所で降りるのが 許されて…

  • 行動半径

    私の祖母は 同じ町内の二丁目から 一丁目に嫁入って来たそうだ 祖母が 生まれた県から 外に出た事は 生涯に四回くらいしか なかったという。 一度目は 十四、五の頃 親族と寺社巡りをした時。 二度目と 三度目は 娘(私の叔母)の結婚で 婿殿の勤務地へ 娘を送って行った時。 そして 戦争で空襲がひどくなり 娘を手元に疎開させる時。 四度目は 戦後 団体で金剛杖などをついて 寺社参りに行った時。 明治大正の頃は 庶民の女が 物見遊山などできる時代ではなかったので 生まれた土地から 出た事もなく 一生を終えた女性は多かったのだ。 とは言え私も 今年は10キロ 四方しか動き回っていない 人間の行動範囲は…

  • ファッション

    箱に入れっぱなしの写真の整理をしていると ミニスカートの写真が出てきた 50年前の私のスナップ写真だ 流行とは恐ろしい 逞しいヒザが出ている ミニのワンピースなどは棚の上に手を伸ばすと 裾はヒザ上15センチになった 周りは皆 ミニスタイルなので恐いものなしだった 時の総理夫人でさえ 公式の場にミニのワンピースで 出席されたほどだ。 w幅の布地で50センチもあれば スカートが1枚とれ 端布で子供のパンツぐらい作れた 繊維業界はその対策か 布を大量に使う ビッグスカート等 次々と新たなファッションを生みだした その後の目まぐるしい流行を経て 今は好みも多様化し 現在はデザインより 素材の多様性で…

  • 健康法

    知り合いに カクシャクとした 九十過ぎの婦人がいる いろいろな健康法を実行しているらしい その中の一つが おしゃべりをする ということ と聞いた おしゃべりは 脳を活性化して認知症になりにくい とか なるべく その婦人につかまらない様にしている

  • 幼児番組

    NHKの幼児向け番組に “ デザイン あ ” という映像作品がある 幼児だけでなく 大人も見ていて引き込まれる あ という字が 様々な形で表現され 近頃の映像の技術の進化、 感覚の新鮮さに感心する にほんごであそぼ ミミクリーズ ピタゴラスイッチ など 丁寧に作られた作品は 大人も充分に楽しめるものだ

  • むかご飯

    知り合いから(むかご)零余子をいただいた 台風が去った後 ほとんどが蔓から落ちていたという これから実が大きくなる時期だと 楽しみにしていたのに と 残念そうだ 粒は小さいが 塩味をきかせた むかご飯にした ピースご飯ともちがう 独特の素朴なあじがある おかずは 漬物だけでよい ヤマノイモの恵みだ

  • 風景の一部

    訪問した先で 時々感じることがある 家の内外に 明らかに捨ててもよさそうな品々が 居座っているのだ 家屋敷はひろく それらがあってもとくに邪魔にはならないのだが 外から来たものには ガラクタに見える 子供用自転車 色の剥げたビニールプール たらい 机 椅子 ハムスターのカゴ 外から来た者には ゴミにしかみえない ミニマリストの文章に こんな趣旨の一文があった ( 家の中には ガラクタがいつの間にかその位置を占めていて 持ち主には その品物はすでに風景の一部になっており まったく気にならないのだ )と その眼でみれば わが家には 風景の一部になっている品々であふれている 流しの脇にちょっと置いた…

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