長野県諏訪市中洲宮山に諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや)があります。諏訪大社は、お諏訪様と呼ばれ、全国に1万余の御分社を持つ諏訪神社の総本社です。諏訪湖南北に2社4宮(上社本宮、上社前宮、下社秋宮、春宮)が鎮座し、日本最古の神社の一つといわれています。本殿をもたない諏訪造りと呼ばれる建築様式で建てられています。上社は男神の建御名方富命(たけみなかたのみこと)を、下社はその妻の女神・八坂刀売命(やさかとめのみこと)を主祭神としています。建御名方神は大国主命の第2子で古事記の大国主神の国譲りで、建御雷と力競べをした国神です。主に上社が狩猟神的で、下社が農耕神的だといわれています。建御名方神は農耕や勝負、家内安全、弥栄の神として崇められています。中世以降、東国第一の軍神として崇拝され、名将たちが全...諏訪大社上社本宮