ドトールの ミラノサンドを 食すとき イタリアもどきのおのれを笑う
ちらほらと さくら開いて この朝は 歩いてみよう駅のカフェまで
茶畑が ひとつふたつと すがた消す 再開発の美名のもとに
三月の 今日はバッハの 誕生日 いつもわたしを救ってくれる
春雨が 窓をたたいて 連れてくる 今日かあしたか開花宣言
同僚の 理詰めのはなし 聞きながら ひとくちすする冷めたコーヒー
あの人は どこでどうして いるでしょう LINEの既読付きはすれども
内視鏡 抜いてひと言 医師は言う「食べてください美味しい食事」
ようやくに グループLINEが 完成し 仲間と集う五年ぶりにて
完璧な 人生なんて ありえない 違法賭博に揺れる翔平
求めてた カザルスのチェロ 目を閉じて 確かな耳の二十歳のわれは
わたくしの ルーツ探れば アフリカの 大陸にあり「ネアンデルタール」
来賓の あいさつ無くし シンプルに できないものか卒業式を
いまさらに 何だったろう アベ政治 課題湧きでる次から次に
ことがらが 数珠のごとくに 繋がって さらに楽しや歴史書読めば
晴れやかな 気持ちで食す 朝ごはん 検査結果に異常の無くて
花はまだ 開花せねども 語り合う 男女七人ランチをともに
モーニング セット食すは 内視鏡 検査終えての駅前カフェで
シューマンの「ライン」聴きつつ 冬の日の 思い浮かべる信濃の川を
夕暮れの あかねの空を ながめつつ 両手でつかむコーヒーカップを
為政者が 正義と叫ぶ その先に かならずありやあまたのいくさ
クリスマス ローズの花の 咲き初むり 春を告げます武蔵の丘に
クリスマス ローズの花の 咲き初むる あたまを下げてはにかむように
アルバムを 見ながら思う 若き日の 澄んだひとみの見つめる未来
ドリップに 熱湯そそぐ この朝は ひかりサンサン弥生九日
歴史書に アンダーラインを 引きながら 熟読します受験生のごと
少々の ケチャップのせて 食します 春の甘さのロールキャベツを
学校に おいでよなんて 簡単に 言っちゃいけない玄関先で・教職時代
この朝の 窓のひかりを 呼び込んで 息深く吐く三月十日
あこがれた メリーホプキン 聴きながら 窓の雨見る冬の日の午後
今にして 思えばわれの 目に浮かぶ 岬をめぐる能登の旅路が
早春の ひかり満ちたる 日曜は 家事にいそしむ掃除洗濯
掃除終え 清き部屋にて ペンを持ち 記すとしよう三十一文字を
本当に 温故知新に なるのかな 自学自習の歴史書読めば
韓国の ソウルで何を しているか 友のLINEで楽しむ旅路
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ドトールの ミラノサンドを 食すとき イタリアもどきのおのれを笑う
純白の テツポウユリを 眺めつつ 夏の夜明けを楽しむわれは
なにひとつ 浮かびやしない こんな時 ひとり静かにコーヒー淹れる
スペインの 巡礼終えた わが友の ありがたきかなブログの歌は
つまらない 歌と言えども 詠います 明日につながるわたしの歌を
七月に 入り歌詠む まず三首 気取ることなく飾ることなく
短冊に 願いを記す この歳で 愛は不滅とやや大げさに
歌を詠み 今日がはじまる この朝は コーヒー添えて更なる一首
陽が昇り 今日の暑さを 予感する 梅雨は開けたか七月一日
短冊を かざる団地の 子どもらは 明日を夢見て願いを記す
たくましき ブログの友に ただ拍手 スペイン巡礼ひとりの旅に
どことなく すがしき大気を 取り入れて 歌でも詠もう午前四時半
ポルトより ブログがとどく 友からの 歌と写真と笑顔を載せて
裏道の ノウゼンカズラは 生き生きと 花を咲かせる夏のにおいの
一輪の 薔薇を見つけた 花散歩 夏のにおいの並木通りで
土曜日の 朝の散歩で 探すのは 明日の希望とあさがおの花
香り立つ 朝のコーヒー 淹れましょう タッツァドーロの豆を用いて
まっすぐに 伸びて花咲く タチアオイ 白が際立つ午前の四時に
新聞を 運ぶバイクの 音のして 今日がはじまる梅雨晴れの朝
愛猫の 遺影に花を 手向ければ 風がわたしを優しく撫でる
作為なく ありのままにて あゆみゆく 凛と咲きたるあじさいのごと
いくさ無き 世の中願い 今日もまた テキストひらく世界の歴史
あじさいは 朽ちていきます ポツポツと 夏のひかりをまともに受けて
見渡せば 素材の無くて なにひとつ 浮かばぬわれは空を見上げる
振り返る ことの多くて 今日もまた 読書にふける「裏の日本史」
なにひとつ 浮かばぬことも あるだろう それでも記す空のこころを
小雨降る 団地の隅の 笹の葉の さらさら揺れる七月一日
健康と 平和やっぱり この二つ 七夕様に願うとすれば
晩年は 生徒指導に 明け暮れて 夕陽がきみのこころをひらく
さくさくと 敷石あゆむ 城下町 小江戸川越日曜の午後
とりあえず ビールではなく とりあえず コーヒーなのですわたしの場合
さて明日は 仲間四人と 散策に 小江戸川越歴史の道を
官能の 声が聞こえる くちなしの 白き花咲く雨の路地裏
若き日に めぐる欧州 ひとり旅 ラインの川の流れにまかせ
ポイントを 教えてくれた 講習会「俳句は切れる」「短歌は述べる」
アイスかな それともホット 週末の 喫茶で迷う梅雨のコーヒー
五十年 内装変わらぬ 喫茶店 たばこの匂う昭和のままに
ポジティブな 返歌にわれは 励まされ 前見て生きる夢を見ながら
新しい ノートに記す できるなら 明日に向かって羽ばたく歌を
死を前に なんでこんなに 詠めるのか 石川啄木「悲しき玩具」