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ひこばえ http://hikobae0869.blog.fc2.com/

俳句は自分史です。自作の俳句に写真とエッセイを添えて綴ります。

日向亮司
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磯子区
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2013/05/30

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  • 油照り

    ただ耐へるための大阪油照りいよいよ「かながわ信用金庫」主催の旅行が近付いてきた。初日は大阪万博の見学である。期待に胸躍るというような雰囲気はない。おそらく期待外れに終わるだろう。雑誌「PRESIDENT」の中に大前研一氏のコラムがあった。「万博は大失敗!大阪が失政続きの根本原因とは」という題名で辛口コメントが書かれていた。その1「時代遅れの万博を強行した裏事情」1~2時間は当たり前の待ち時間、内容に比べて料金...

  • 汗拭ふ手や金髪の将棋指しその日の5番目の対戦のことを書いておきたい。相手は富田さんという金髪の女性である。金髪といっても外人という訳ではない。日本人である。富田さん「よろしくお願いします」私「おお、今日初めての女性だよ。緊張するなぁ(笑)」富田さん「緊張をしているのは私の方です。よろしくお願いします(笑)」私「もう3人と対戦してるの?」富田さん「はい、少し早く来ました。全員に負けています(笑)」私「...

  • 夏負け

    夏負けもせず勝つための将棋指し飯尾君はまずまずの実力だった。私の右四間飛車に対して居飛車で挑んで来た。終盤、お互いに相手の王将を攻め立てる展開になった。守りの手薄なところを攻められて1手詰みとされている私が「王手王手」と繋いで相手の王将を追い掛けている。あと一枚、何か駒があればという所まで追い込んだが負けてしまった。私「いやぁ、勝てると思ったんだけどなぁ」飯尾君「ホントに負けると思いました」私「3一...

  • 涼み将棋

    勝ち負けに涼み将棋の熱かりき7月5日(土)、3回目となる将棋道場である。30分前に着いたので向かいにあるファミレスに入って時間調整をした。10時ちょうどに入った。1階のエレベーター前で男の子と一緒になった。またまた中学生である。私「もう何度も来てるの?」男の子「はい」私「じゃ、今日、対戦するかも知れないな」男の子「……」私「この間、中学1年生とやって負けたから、今日は全勝を目指しているんで、そこんとこ、よろ...

  • 樟脳舟

    樟脳舟つつと洗面器を回る習字の練習をした後、筆の洗浄や余った墨は流し台の排水口に流す。妻は流し台ではなく洗面台の方の排水口にしてくれと言うが、どうしても洗面台の方には抵抗がある。それは真っ白なFRPなので墨が付くと確実に色が付いてしまう。水で流せば落ちるのだが、それならば同じことで流し台の方がいいような気がする。ステンレスに墨が付いてもあまり気にならない。第一、洗面台の方は口が小さい。筆を洗うにも墨...

  • ナイター

    元巨人フアンなりナイターの灯を愛す土曜日の朝9時過ぎだった。BSテレビで森田健作司会のインタビュー番組をやっていた。ゲストは元ジャイアンツの槙原寛己である。お互いどうでもいいような昔話をして終わった。番組のラストに森田健作が剣道着に身を包み、砂浜を走るシーンを流していた。もちろん「オレは男だ!」の50年後バージョンである。<あの走り方はないなぁ……>年を取った小林弘二君の足の上がらない走法には流石にガッ...

  • 甚平

    「海よその愛よ」甚平唸りけり這う這うの体で家に辿り着いた。12時10分だった。妻「どうだったの?」私「人生最後の釣りを終えたよ」妻「えええっ、どういうこと?」私「もう二度と釣りはやらない」妻「へぇ~」私「海より山の方がいいよ」妻「ええっ……」私「船の上から富士山が見えたけど、やっぱり動かないものの方がいいよ」妻「もう年なんだから、何事もほどほどにね」私「釣った魚は食べたい」妻「ええっ、調理するの、私?」...

  • 鱚舟

    鱚舟に酔ふて齢を知りにけり終了10分前になった。船長「あと10分で終了します。本日の釣った数を聞きに行きますので数えておいて下さい」サービス役の男性が前の方から聞いて回っている。22番の連れの女性が何匹と答えたのかは聞いていない。何か冗談らしいことを言って笑っていた。男性「○○さん、何匹?」22番「20匹」男性「えっ、もっとあるでしょう」22番「いやいや、20だよ」私のところに来た。男性「はい、何匹ですか?」私「...

  • 夏痩せる

    船床に夢の手枕夏痩せるようやく2匹目が来たところで気分が悪くなったような気がした。下を向いてアオイソメを付けている時に「ん?」と思った。<釣れないと気分も悪くなるかぁ……>お茶を飲んで誤魔化した。コンビニで買って来た缶ビールなど飲む余裕はなかった。3匹目のシロギスは大きかった。当たりもしっかりしていたし、引きも強烈だった。釣り上げて針を外そうとしたが飲まれていた。面倒なので思い切り引っ張った。アオイソ...

  • 鱚釣り

    鱚釣りの女子供に負けてをり隣の26番の若いのにも来た。<次はオレかな>と思った。しばらくして「竿を上げて下さい。場所を替えます」と船長の声がしてすぐに動き始めた。金沢工業団地の岸壁の横を走って行く。知っている建物が見えてくる。「横浜テクノタワーホテル」が一番高い。22階建てなので一際目立つ。いつも18階の「鉄板焼きレストラン」にお客を連れて行くので東京湾や房総半島を見ているが、逆から見るというのもいいも...

  • 瀬戸洲崎野島乙舳鱚の船LTアジの船が出て行って、すぐさまシロギスの船が入って来て横付けされた。男性「番号の大きい人が後ろです。26番の人が一番後ろ!足元に気を付けて乗って下さい」私は24番である。偶数と奇数で右舷左舷に分かれているようである。クーラーボックスとリュックサックを持って辿り着くと若い男性が最後尾の26番に座っていた。私「隣です。よろしくお願いします(笑)」男性「あっ、お願いします」私「今日は風...

  • 梅雨晴間

    芋洗ふごとき桟橋梅雨晴間「荒川屋」の2階に戻った。さっきは誰もいなかった場所に何人ものお客が席を占めていた。アベックもいれば、子供連れもいる。入り切れない人が顔を出しては下に降りて行く。7時前になって男性が上がって来て「アジの人はいませんか?」と声を掛けている。シロギスの前にアジの船が出るようである。<ああ、LTアジだな?>スマホで検索してみた。「LT(ライトタックル)アジ」と出た。「軽い釣り道具」とい...

  • 夏の海

    琵琶島を浮かべ政子の夏の海橋の欄干には「せとはし」と書かれていた。上から見下ろすと「荒川屋」の船2隻と「弁天屋」の船2隻が横付けされていた。その向こうにこの4隻が出航するのを待つようにして別の4隻が係留されている。桟橋側の船に「LTアジ」と看板が出ている。<LTって何だろう?>店の人だと思うが、竿を用意したりして忙しそうに働いていた。瀬戸神社の方に行ってみることにした。国道16号線を左に曲がるとすぐに白壁が...

  • 日焼

    日焼止め塗りし手乗船名簿書く店に戻った。私「早過ぎたなぁ(笑)」女性「そんなことないですよ。まずは乗船名簿をお願いします」カウンターの横にテーブルがあって、そこで記入した。女性「ありがとうございます。え~と、竿とかはどうなさいますか?」私「必要なものは全部貸してください。クーラーボックスを持って来ただけだから」女性「はい、分かりました。これは船に乗る時に係に出してください。竿の引換券です」広告の裏...

  • 夏暖簾

    風少し出て釣宿の夏暖簾出船は7時半である。しかし店の人は「6時には来てくれ」と言っていた。「遅くても6時半には来てくれないと駐車場がなくなる」とも言っていた。船宿のオープンは5時半と書かれていた。家から15分ほどなので5時15分に家を出た。外に出ると風が吹いていた。<オオッ、風があるじゃん……>波の高さまでは調べて来なかったが、「天気晴朗なれど波高し」かも知れないと思った。5時半ちょうどに「荒川屋」に到着した...

  • ちぬ

    突堤に立ちてちぬ釣り動かざる釣りに夢中になったのは平成元年、35歳の頃である。会社で昼休みの時間に黒鯛釣りの話が出て盛り上がっていた。私「お前たちよ、黒鯛のことならオレに任せてくれよ(笑)」社員「ええ!日向さん、釣りやるの?」私「やったことあるどころの騒ぎじゃないよ。あの引きの強さは魚釣りの醍醐味だよ(笑)」一度もやったことのない釣りを大袈裟に話して盛り上がった。言った手前、一度くらいはやってみよう...

  • 釣り上げし鱚は刺身と決めてをり久し振りに土日に用事が入っていない。「べらぼう」にあやかって東京の吉原界隈でも歩いてみようかとも思ったが、この35度超えの暑さでは妻が行く訳がない。<そうだ、釣り船にでも乗ってみるか!>シロギス釣りに行ってみようと思い立った。土曜日なので翌日の日曜日しかない。金沢漁港の「進丸」である。シロギスの午前船と言えば「進丸」しか思い浮かばない。電話を入れてみた。男性「申し訳ござ...

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