いやはや、何やら凄い小説に遭遇してしまったものであるなという印象が。「凄い」という形容の仕方がどうにも安直に過ぎて、我ながら情けなくなる表現ではありますが、角…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
瀬戸蔵ミュージアムに足を踏み入れて、大正モダンとか昭和レトロとか、そんな雰囲気に包まれるはこの夕暮れ感でもありましょうか。昭和30年代を描いた(らしい)『三丁…
信州下諏訪宿をぶらりとして、先に問屋場跡といったところは見たわけですが、宿場に必ずあるものは当然に下諏訪宿にもあることになりますな。例えば、本陣とか脇本陣とか…
CSミステリーチャンネルで放送された『アラン・カーの冒険 アガサ・クリスティーの世界』は、「コメディアンのアラン・カーが、ミステリーの女王アガサ・クリスティー…
美濃瀬戸やきもの紀行 「白雲陶器②瀬戸ノベルティへの展開」展@瀬戸蔵ミュージアム編
[ 瀬戸蔵ミュージアムにあって、もそっと「せともの」の本場らしい展示を…ということで、覗いてみたのがこちらになります。ちょうど「むかしの道具展」が開催されてい…
諏訪大社下社秋宮の参道を背にして、大鳥居の前を左手に回り込んでいきますと、かような石碑(と解説板)に行き当たるのですね。曰く「下諏訪宿 甲州道中 中山道合流之…
高価な美術品を盗み出す…といって、これが映画などであれば、攻守双方の知恵比べのようでもあり、犯人逮捕に向けた捜査を追ってこれまた知恵比べが展開されるような。ま…
瀬戸蔵ミュージアムに入るなり、昭和レトロだとか大正ロマンだとか、そんな印象が広がって…と申したですが、これはなにも「せとでん」の尾張瀬戸駅舎が古い洋風建築であ…
さてと、信濃国一之宮・諏訪大社へとやってまいりました。ご存知のように、諏訪大社は諏訪湖周辺に四社が点在している形ですな。上社前宮は茅野市に、上社本宮は諏訪市…
毎年2月になって発売される雑誌『文藝春秋』3月号には、直前に発表された芥川賞受賞作が全文掲載されますですねえ…と言って、買ったことないですが…(笑)。芥川賞、…
美濃瀬戸やきもの紀行 せとものはせとでんに載って…@瀬戸蔵ミュージアム編
愛知県瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムを訪ねた…というお話はその入口にたどり着いたところで、しばし滞ってしまいましたですが、いよいよもって中へと誘われてみることにい…
会社勤めの人がインフルエンザに罹った場合、職場復帰の目安は発症から5日後、解熱から2日後と言われているようで。退職以前であれば「仕事が溜まって気が気でない…」…
なんだかだるいなあと。またかよ?!と思いつつも、頭が痛い、のどが痛い、節々が痛いとなれば、まあ、疑う余地もなしですかね。 巷では相変わらずコロナやインフルエン…
愛知県瀬戸市の街歩きをして、この日の締めくくりに訪れた新世紀工芸館からホテルへと帰る道すがらのこと。やたら幅が広いわりに車通りの至って少ない道の中央分離帯部分…
そも「房総のむら」とはどのような施設であるか。あらためて公式HPの紹介をみれば、このように記載されておりますな。「房総のむら」は、房総の伝統的な生活様式や技術…
さらっと、信州・諏訪湖畔にあります上諏訪温泉につかってきたのでありますよ。いやはや、温泉らしい温泉、温泉宿らしい温泉宿はなんとも久しぶりでありまして。 お宿…
さてと午後のひとときに瀬戸のやきものの里を巡り歩いて、だんだんと夕刻に。この日の最後に訪ねたのは瀬戸市新世紀工芸館なのでありました。 「新世紀」というだけあ…
先日、池袋の東京芸術劇場で読響の演奏会を聴いてきたのですな。グラズノフの小品、ハイドン最後のシンフォニー、カプースチンのサクソフォン協奏曲、そしてラヴェルの「…
ということで、千葉県の龍角寺古墳群を巡ってあれこれの古墳を見てきたわけですが、隣接する、というか敷地を同じくするというか、「体験博物館 千葉県立房総のむら」の…
さほどと言いますか、全くと言っていいほどに美食でも飽食でもなしに、至って食は細い方ですけれど、なんとはなしレストランというか厨房というか、そうしたあたりを舞台…
さてと、瀬戸染付工芸館の敷地内には3つの建物があると言いましたですが、本館、交流館と覗いた後はもうひとつの建物(といって実質は建屋ですが)、古窯館を見ておくこ…
久しぶりに積もる雪が降りましたなあ。朝から雪かきをして、運動不足をこじらせている者としてはいささかヘタレ気味ですけれど、それはともかくとして…。 昨2023年…
千葉県の龍角寺古墳群にあって最大なのは「墳丘長78mの浅間山古墳」という前方後円墳(第111号墳)なのですけれど、予め目を通した本であったか、何かしらのサイト…
東京・渋谷の國學院大學博物館に出向いたわけですが、その目と鼻の先に白根記念渋谷区郷土博物館・文学館という施設があるのですな。國學院の博物館には何度か出向いてい…
愛知県瀬戸市のやきものの里を巡ってぶらり。伝統技法を伝える瀬戸染付工芸館にやってきたところでして、施設内に3つある建物のうち、本館に続いてはこちらの交流館とい…
何かしら「地図」がらみの展示があると聞きますと、ついついぴくんとしてしまったり(笑)。なかなかに「地図」というものは想像を掻き立てるようなところがあるわけでし…
ということで、千葉県の下総台地にあります龍角寺古墳群は「房総のむら」と混然一体のせいか、古民家やら擬洋風建築物やらがあったりもしたのですけれど、もいちど古墳ら…
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いやはや、何やら凄い小説に遭遇してしまったものであるなという印象が。「凄い」という形容の仕方がどうにも安直に過ぎて、我ながら情けなくなる表現ではありますが、角…
ちょいと前に放送されたEテレ『ドキュランドへようこそ』を(録画で)見ていて、始まりのところはちとしみじみと…。「人並みの幸せを手にしたはずの52歳。しかし2人…
この間覗いた信託博物館でもって、近隣ミュージアムの案内のひとつとして見かけたのが「金融ミュージアムOtemachi」のリーフレットでして。信託博物館が三菱UF…
1937年の古い映画ながら、音楽映画としては夙に知られた『オーケストラの少女』。中学生の頃からいつかは見るだろうと思ってはいたものの、今のようなVODなど無い…
先日に訪ねた「市谷の杜 本と活字館」は大日本印刷の企業ミュージアムであったわけですが、同社がらみの公益社団法人DNP文化振興財団ではグラフィックデザインの専門…
続くときには続くもので、ここ数日でTOPPANホールとミューザ川崎と、ランチタイムコンサートに出かけましたけれど、今度は東京オペラシティコンサートホールの「ヴ…
ちょいと前に近隣図書館の新着図書コーナーで『ビジュアル版 一冊でつかむ 古代史と豪族』という本を見かけて読んだわけですが、これを返しに行ってみますと、同じコー…
昨日は退院する父親を迎えにいったわけですが、顔を合わせて開口一番、「よっ!」と元気なご挨拶。いやはや、この間の救急車騒ぎはなんであったのか?という気にもなりま…
東京駅前の丸の内の一角に日本工業倶楽部会館というレトロな外観を残したビルが建っておりますな。1920年(大正9年)に竣工した会館は「実業家の親睦を目的とした社…
トッパンホールに出かけたなればやっぱり立ち寄ってしまう印刷博物館…といっても、今回はちとケツカッチンだったもので博物館本体の展示には立ち入れず、無料の併設施設…
かなり前にはなりますけれど、『伝説の企業家~アメリカをつくった男たち』というアメリカのドラマを「ヒストリーチャンネル」で見ましたけれど、「これも同趣向であるか…
…バッハと言えば古臭く、また有名曲である「主よ、人の望みの喜びよ」などと言われた日には些か手垢が…などと思ってしまうものの、伴奏音型でこれだけ聴かせる曲も珍し…
ちょいと前に東京の下町方面へ出かけたついでで、小さなスポットに立ち寄ることに。場所はJR総武線の錦糸町駅から歩いて少々、錦糸公園の中にある墨田区立総合体育館で…
先日読んだ吉村昭の小説『夜明けの雷鳴』では、主人公の医師・高松凌雲らを随行に、将軍の名代として徳川昭武が出向いたパリ万博(1867年)のようすを紹介しておりま…
先ごろ訪ねた「JICA地球ひろば」の展示では世界に現前する課題としてさまざまな項目が挙がっていたわけですけれど、その中で「食」の問題はヨソサマの問題とばかり行…
近隣公民館の催しとして開催された「多文化共生講座」を覗いてきたのでありますよ。取り上げられていたのはグリーンランドでして、彼の地を舞台とする映画の上映とグリー…
先日訪ねた「三鷹市吉村昭書斎」では、展示の年表から吉村が学生時代に重篤な肺病によって肋骨5本を切除するような大手術を受けた…てなことを知るところとなりましたで…
先ごろ都心に出たついでに立ち寄ったと申しました大日本印刷の企業ミュージアム「市谷の杜 本と活字館」ですが、そのほんの近所に思いがけず「こんな施設もあったのであ…
先日に映画『ヴァイキング』がらみにでスウェーデンにあるガムラ・ウプサラの古代墓が日本の古墳を見て回るきっかけになった…てなことを思い返したわけですが、そんなと…
京都・伏見に出かけて淀川のあたりをうろちょろしたわけですけれど、土地勘が無いということはこういうことなのでしょうなあ。伏見の市街に近い京阪中書島駅は京阪本線と…
朝は伏見稲荷大社の稲荷山をひと巡り、その後踵を返して淀川三川合流域を歩き廻ってさらに石清水八幡宮の山登りをして…と、伏見を間に挟んで京阪電車でもって右往左往し…
久しぶりにくくっと惹かれるものを感じて、府中市美術館に出かけて来たのでありますよ。開催中の展覧会は「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」というも…
石清水八幡宮のある男山からの下山に際して、参道ケーブルの山上駅があまりにひっそり閑していたたまれず、取り敢えず乗ってみるかと思ったお話の続きでありますよ。がら…
さても穏やかな心持ちで石清水八幡宮に参拝を終えましたのち、今度は山下りということになりますですが、ちとその前に御本社の裏の方に展望台があるということですので、…
読響演奏会@東京芸術劇場を聴いてきたのでありまして。この日の演奏会のことを話題にするならば、まずは角野隼斗の登場を挙げるべきなのでしょうなあ。TVなどでも露出…
さて、京都府八幡市にあります石清水八幡宮に来て、参道(表参道をと思っていましたら、いつしか中参道とやらに紛れ込んでおりましたが…)を登り詰め、男山の山上にある…
さて、京都(の外れ)の石清水八幡宮に赴いて、先に伏見稲荷大社で稲荷山をひと巡りしたことでもあり、いささかのこだわりを持って参拝には表参道を登り詰めてと考えてい…
京都・八幡市の上津屋流れ橋には、たまたまタイミングよく渡れるようになったところで訪ねることができたわけですが、これも何かの縁でしょうから、やっぱり石清水八幡宮…
ひと頃は音楽ジャンルのひとつに間違いなく「映画音楽」というのがありましたですなあ。昔はよく聴いていたラジオのFM放送でも「今日は、映画音楽の特集です」てな番組…
桂川、宇治川、木津川の三川合流域にある淀川河川公園背割堤地区をぶらりとして、一旦は京阪電車の石清水八幡宮駅に戻ってまいりました。すでに昼飯どきには些か遅れを…
…ということで、京都府八幡市にあります「淀川三川郷流域さくらであい館」の展望塔に上り、木津川と宇治川の間に延びる背割堤を眺めやって、この突先まで行けるだろうか…
いささか毒気(伏見稲荷大社の混雑具合)に当てられ、這う這うの体で逃げ出したわけですが、京阪電車に乗って移動した先は伏見を通り越して京都府の外れ、八幡市でありま…
こんなに来る人がいるのであるか…と驚かされた伏見稲荷大社でしたけれど(といって、訪ねた中の一人ということにはなりますが)、そこではおそらくおみくじを引いて帰っ…
京都・伏見にやってきたのなら…と、ついうっかり足を向けてしまった伏見稲荷大社。早めに出向いたものの、徐々にぞわぞわとしてくる境内のようすにインバウンドを目の当…
京都・伏見を流れる東高瀬川を眺めつつ、今回は京都の町なかには近寄らない…、往路の京都駅近辺のようすを見ただけでも混雑必至であるからと思っていたわけですが、確か…
信州の入笠山で山歩きをしてきたお話が長くなってしまってますが、最後の最後にすずらん以外の花のお話を…といって、やおら花ではないことに触れることに。何せ入笠山の…
さてとお話は、京都・伏見の十石舟遊覧で戻り舟を待つ間に三栖閘門資料館を覗いた…ということの続きです。資料館や周辺を見て回って、あっと言う間に戻り舟が迎えにやっ…
信州・富士見町の入笠山は花の宝庫であるということで、ゴンドラリフトに揺られてたどり着いた山頂駅からしばし山道を歩いてきたところからお話の続きということで。 …
京都・伏見の三栖閘門から今の宇治川の流れを見下ろしたところで、改めて三栖閘門資料館で見聞したところを振り返っておくことに。 三栖閘門自体は昭和初期の土木遺産…