桜島からフェリーでもって鹿児島市街へと帰ってきたわけですけれど、フェリーターミナルのすぐ脇に水族館があるとあって「寄って行く?」てな話になったのですなあ。はっ…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
ということで織部好みの茶陶によって大きく花開いた美濃焼ですけれど、多治見市美濃焼ミュージアムの展示でもってその後の盛衰を見ておくことに。展示解説では、いわゆる…
またまた東京オペラシティへヴィジュアル・オルガンコンサートを聴きに行ってまいりました。オルガン・ソロが基本線ながら、時折ほかの楽器とデュオが展開されたりします…
つらつら長崎の話を続けてきまして、ついに落穂拾い段階まで到達していながらまだ続くか?というところでもありましょうけれど、長崎話はこれで本当に最後になります(笑…
なまじ瀬戸が古窯として知られただけに日陰者になってしまった感のある美濃焼は、茶陶作りで大いに存在感を発揮したわけですけれど、そこには千利休の跡を継いで茶の湯の…
毎年11月になりますと「今年は何日だったっけ?」てな話が出てくるのがボージョレ・ヌーヴォーの解禁日でして。11月の第3木曜日と決められていますので、今年は11…
長崎であちこち訪ね歩いたところはひと通り触れて来たように思いますが、そこから抜け落ちた道すがらの何くれを落穂拾いということで。まずは、大浦天主堂に向かう際、道…
岐阜県多治見市の美濃焼ミュージアムでもって美濃焼の1300年を振り返っておるわけですが、古い古い時代にも、はたまた現代においても日用食器で大きなシェアを誇って…
特にアニメづいている…というわけではありませんですが、『やくならマグカップも』、『へうげもの』に続いて今度は『青のオーケストラ』という作品を一気見で。しばらく…
のんびりとゆったりと市内に連泊を続けた長崎滞在もいよいよ帰途に就く日となりまして、空港へ向かうまでの合間を利用し、ちょいとひとつだけ立ち寄ったところがあるので…
かくて多治見市美濃焼ミュージアムを訪ね、「美濃焼1300年の流れ」を辿るという本丸の常設展示へいざ。 美濃焼の産地は、現在の岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市・可…
このところ「そう言えば…」と思いついてしまったことがありまして、手に取ったのが河出新書の一冊、『女ことばってなんなのかしら?』でありました。 まあ、思いつい…
長崎市外海の出津集落をぶらりと歩いて、ド・ロ神父の事績をたどっておりますが、ド・ロ神父記念館を訪ねた後はその斜向かいへ。 「ド・ロ塀」と呼ばれる石積みに囲ま…
美濃焼の里を訪ねるといってやおらモザイクタイルの話から入ったのはいささか看板倒れかもしれませんでしたが、お待たせしました!(笑)。「美濃焼の歴史と現在を、見て…
先ごろ岐阜県多治見市あたりを訪ねるに際して「旅の供」としてのがこちらの一冊、角川ソフィア文庫『古田織部の正体』でありまして。美濃焼の里に出かけるのに、古田織部…
出津教会堂は集落の高台にありますので、他を巡るにはもっぱら下りに。所縁深きド・ロ神父の事績を辿るべく寄り道しつつ下りていけば、やがて「出津」のバス停に到達す…
例によってひとつところで話が長くなっておりますが、多治見市モザイクタイルミュージアムで歴史の話に触れましたあとは製造工程に関わる展示物などのお話でありますよ。…
いやはや、やおら寒くなって来ましたなあ。何をするにつけ、秋はいい季節で…と言われる「秋」がすっかり飛んでしまうのが近頃でもあるような。とまれ、日が傾いて(とい…
と、長崎市外海歴史民俗資料館の敷地のはじっこから出津集落の中へと続く階段を下りてほどなく、辺りの佇まいとは面持ちの異なる建造物のある園地に出たのですな。ただで…
岐阜県多治見市のモザイクタイルミュージアムを訪ねて、展示内容のお話を引っぱってしまいましたですが、4階から順々に階下へと振り返っていくことにいたします。最上…
ということで長崎市外海(そとめ)の出津(しつ)集落に来て、「沈黙」の碑のすぐ近くにある長崎市外海歴史民俗資料館とやらへ、まず立ち寄ることに。 入口のところに…
時折、NHKで『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』という番組を見かけますけれど、かつてあった『プロジェクトX』あたりの熱血成功物語とは正反対に、ゆるくゆるく企業…
美濃瀬戸やきもの紀行 そもそもの多治見市モザイクタイルミュージアム編
さてと、岐阜県多治見市にまで出かけてまいりまして、まず取り上げておこうと思いますのが(つまりは旅本来の時系列ではないということで)、多治見市モザイクタイルミュ…
ひとしきり長崎市遠藤周作文学館でもの思い(単に昔を思い出していただけかも…)にふけった後、隣接する道の駅で昼食を。定食類をオーダーしますとご当地名物の「ドロさ…
『やくならマグカップも』の楽しさは中くらいなり?…ということ
多治見駅到着の話を書いていて「やっぱり見るだけ見てみようかね…」と思ったのが、アニメ『やくならマグカップも』なのでして。駅の南北通路で横断幕を見かけたときには…
ちょいとばかり名古屋市美術館に寄り道した関係で、名古屋市営地下鉄の伏見駅で乗り込んだ東山線から千種駅でJR中央本線(中央西線)に乗り換え、いよいよ美濃焼の里を…
「長崎外海紀行」と言いつつ、これまでのところは長崎市の市街地ばかりをうろうろしておりましたが、いよいよ路線バスの長旅で外海(そとめ)を目指すことに。ホテルから…
先に長崎県美術館を訪ねた際の話としましては、その「スペイン・コレクション」のことにばかり終始してしまいました。ですが、同時に長崎ゆかりの芸術もまた同館コレクシ…
なかなかやきもの関係の話に入らず、恐縮です(笑)。新幹線で名古屋へ出た後、美濃焼の里へ向かうには中央本線(いわゆる中央西線ですな)に乗り換えて…となるわけです…
北欧の国々の映画はいくつか見たことがあるものの、アイスランド映画というのは初めてかも。『〈主婦〉の学校』というドキュメンタリー、タイトルはてっきり日本で(独自…
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桜島からフェリーでもって鹿児島市街へと帰ってきたわけですけれど、フェリーターミナルのすぐ脇に水族館があるとあって「寄って行く?」てな話になったのですなあ。はっ…
先日来、『モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃』や『文人、ホームズを愛す。』を読んだりしたことなどを通じて、期せずして大正という時代を回顧する…
ということで、桜島の外周をほぼほぼ一周、フェリー・ターミナルまではもうひと息というところで、桜島国際火山砂防センターに立ち寄った次第でありますよ。 センター…
よもやこの映画を自ら見てみようという日がくるとは、夢にも思っておりませんでしたなあ。『座頭市』シリーズと並んで?勝新太郎の代表作に数えられる『兵隊やくざ』の第…
これまで見て来たところで、桜島の大正噴火は西の方へ向かった溶岩流が烏島を飲み込んだと同時に、南東方向でも大隅半島と地続きになってしまうほどの噴出があったことが…
鹿児島といえば桜島…ということで、フェリーでもって上陸を果たしたわけですが、最初に立ち寄った烏島展望所が比較的海に近い場所であったのに対して、次は山の中腹へ。…
先日、鹿児島の旅を振り返って指宿の歴史に触れる中、「16世紀半ばにポルトガルから来航して指宿・山川港に滞在した商人が日本滞在記を残して、これを読んだフランシス…
今回の鹿児島の旅は鹿屋から大隅半島を南下して突端の佐多岬、その後半島の先端部をフェリーなんきゅうで渡って薩摩半島の指宿に至り、これを北上するという形で、ほぼほ…
さてと、薩摩英国館のアフタヌーンティーでほっとひと息ついたところで、知覧の武家屋敷庭園を巡るべく町なかをそぞろ歩いて…。 車道と歩道の間には、かく錦鯉の泳ぐ…
先日、「その人を何と呼んだものであるか…」と人の名前の呼び方のことをあれこれしていたからでもありましょうか、たまたまTVのニュース番組のスポーツ・コーナーでB…
鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館で入場券を購入する際に、お隣にある「ミュージアム知覧」という施設との共通券が案内されたものですから、せっかくだから(どんな施…
ちょいとまた遅ればせの話ですけれど、先日に放送されたEテレ『日曜美術館』を(録画で)見ておりまして、取り上げられた日本画家・福田平八郎の作品に「ほお!」と思っ…
このほど鹿児島を旅して回る間、3月としては観測史上最も強い風の吹いた日があった…と申しておりましたですが、番所鼻を出発して枕崎駅に立ち寄り、この日の主たる訪問…
今や気の利いたホテルならば普通にあることかもしれませんですが、和風テイストの旅館ではまだまだ珍しいのかも。前日宿泊したいせえび荘では、部屋のテレビでU-NEX…
うっかり?『文人、ホームズを愛す。』なんつう本を読んでしまいますと、やっぱりまたうっかりとホームズ譚に手を出してしまいたくもなるわけでして。で、何をチョイスす…
鹿児島県南九州市の宿「いせえび荘」でしこたま飲み食いした翌日。前日の雨はすっかりあがって、眩しいくらいに朝日が差しておりましたよ。車で出立するまでのひととき、…
ということで雨天停滞となった南九州市の宿は番所鼻自然公園に隣接して、開聞岳と海を間近に望むこちらのお宿「いせえび荘」でありました。 その名のとおりに晩飯には…
雨に振り込められながら薩摩伝承館と時遊館COCCOはしむれを巡った指宿の市街地を抜けて、おとなり南九州市にある当夜の宿方面へ向かう途中、たまたま雨が小降りであ…
春になって年度が移り変わったこともありましょう、最寄りの美術館ではまた新しい展覧会が始まりましたので、ふらりと出かけてみた次第。すぐ近くには桜並木があるのです…
鹿児島県指宿市の「時遊館COCCOはしむれ」を訪ねてその考古博物館らしい展示を見て回ったですが、こうした常設展示とは別に企画展が行われていたのですな。雨降りで…
群馬県高崎市の「かみつけの里博物館」でもって、埴輪に関する企画展を覗いたあとは常設展示の展示室へ。博物館の周囲に大きな古墳を構える保渡田古墳群に関わる解説がメ…
外国映画にオリジナルな邦題を付けるときに、かつてよくあったのは過去のヒット作のパクリまがいのものであろうかと。すぐさま浮かぶのは「愛と何とかのかんとか」といっ…
群馬県高崎市の北方、保渡田古墳群の解説と出土品の展示とがあるものと思しき「かみつけの里博物館」にやってまいりました。もちろん古墳そのものも見て周るわけですが、…
JR高崎駅の西口からペデストリアンデッキへ抜ける扉には音符やら楽器やらの飾りが施されておりまして、駅前から延びる大通りには「シンフォニーロード」という名前が付…
…ということで、群馬県に行ってまいりました。出かけるにあたって「古墳を見にいく」とは申しましたですが、それを主としつつも他に立ち寄ったところもありますので、そ…
そうそう、西武池袋線を清瀬駅で降りて清瀬市郷土博物館へ出向いた折、沿道は「けやき通り」という名付けがされておりまして、けやき並木が続いているからということでし…
三重テレビが制作した『斎王』を見て以降、毎年特別番組として作られるシリーズを楽しみにしておるのですね。あいにくと三重TV自体の放送を見ることはできませんので、…
4月あたまの年度替わりを経て引き続き、NHK-TV語学講座で4カ国語をぼんやりと聞き流しておりますが、短期記憶の定着が相当に怪しくなってきているお年頃なだけに…
川崎のホールで、サクソフォン四重奏を聴いてきたのでありますよ。芸大同窓の女性四人によるルミエ・サクソフォン・カルテットの演奏、こう言ってはなんですが、サクソフ…
東京・清瀬にリコーダーフェスティバルを聴きに行ったわけですけれど、清瀬市というところ、(誠に失礼ながら)東京の北辺にあってあたかも盲腸のようにぴろっと埼玉県に…
「こんな楽器があったのか?!」とずいぶん前に…、と書き出したところでブログ内検索をしますと2011年のこととは。もはや10年以上が経っておりますが、そのときに…
さてと、晴れて5日間のインフルエンザ外出自粛期間が開けました。少々スロースタートの動き出しということで、近所の美術館へ。JR中央線国立駅前にある「たましん歴史…
「あなたの愛されポイントを表彰しちゃいます♪」ということで引き当てた表彰状は「マイペースで賞」とやら…。かつて企業などの組織に属して仕事をしていた折に、…
またまたTVのお話とはなりますが、たまたまそう思っただけなのか、この2023年4月の番組改変期に昔懐かしい番組がいくつか見られるようになりましたですねえ。気付…
やっぱり、コロナ再びってことではなかったようですなあ。なにせ重篤度が全く違いますし、体ん中にウィルスが残ってるなあという感覚(個人的な印象です)がおよそ後を引…
なあんか体調がよろしくない...と思い始めたところで、あれよあれよと発熱し、全身に倦怠感が襲ってきたのですな。もしかして、コロナ再び?!とも。ですが、一度かか…
これまであちこちの古墳や博物館を訪ねて数々の「埴輪」を目にしてきましたですが、当初は要するに古墳の副葬品であるかと思ったりもしていたのですな。実際は副葬品、つ…
下北沢へ芝居を見に行ってきたのでありますよ。折々出かける本多劇場でもって加藤健一事務所の公演ですけれど、そも加藤健一が事務所を立ち上げたのは『審判』というひと…
常々、「資本主義」なるものはもはや制度疲労を起こしているのでは…てなことをつぶやいたりしておりますが、これはあまりに資本主義をざっくりと捉えてもいたようで。な…
さてと、山梨から帰ってきました…といっても、日々更新のブログをご覧願うにはもはや東京と山梨とどちらにいようが関わりないですなあ。リモートワークなるものが特別な…