2020年6月から22年9月まで東京新聞(と中日新聞)に週一で連載されていた『よもやま邪馬台国』というコラムを興味深く読んでいた時期がありました。連載途中で気…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
先に見た『ある天文学者の恋文』の話をした折、お門違いであるとはともかくもフェルメール作品の「天文学者」を思い出したところで、今度はこんな映画を見てみたのであり…
彰義隊の話を扱った『合葬』を読もうとして手に取った『杉浦日向子全集第二巻』には赤穂事件に関わる話も併録されていたわけですが、さらにもう一つ『YASUJI東京』…
いやはや勝手な思い込みでストーリーを作り上げてしまって、勘違いも甚だしい…ということになった映画『ある天文学者の恋文』なのでありましたよ。てっきり昔々の天文学…
年度末でTVは番組改変期ってやつですかね。そんなタイミングだからこその特別企画なのでしょう、TV朝日で放送された二夜連続スペシャルドラマ『キッチン革命』の、取…
まあ、自然の巡り合わせと申しましょうか、毎年同じくこの時期に思うことではあるのですけれど、桜が咲くと決まって寒くなる。いわゆる「花冷え」というやつですかね。季…
唐突ながら今日(3/26)は「プルーンの日」だそうですなあ。といっても3月限定ということではなくして、毎月26日が「プルーンの日」なのだとか。なんでも、「26…
先日読んだ『東京彰義伝』でもって、上野山に籠った彰義隊とは十代や二十代そこそこの若者たちであったのか…と今さらながら。そんな折、漫画家の(というよりも個人的に…
長年の懸案事項、とまで言うのは大げさに過ぎるところながら、NHK-TVで放送されている語学学習番組を(これまでは多少つまみ食いするばかりでしたが)このほどつい…
歴史としては(戦争やら政争やらの)勝者が記述したものが「本当」らしく残されていくのが常でしょうから、そういうつもりで見ていかねばならんとは思うところでして、幕…
マルセル・マルソーといえば、パントマイムの神様ともされて(かつては?)知らない人のない存在でもあったろうかと思うところでありますね。フランス人のマルソーと聞け…
バッハの『ヨハネ受難曲』を聴きに川崎まで出かけたついでに、折しもざばざばと降る雨の中でもほぼほぼ濡れずに駅から到達できる川崎浮世絵ギャラリーに立ち寄ったのであ…
先月、東京オペラシティの「ヴィジュアル・オルガンコンサート」を聴きに行って入場する際、かようなフライヤーが手渡されたのですなあ。「避難訓練コンサート」とやらの…
数年前(といって、ブログ内検索をすれば2015年1月、もはや8年も前であったか…)にヘッセの『デミアン』にあった一節を引いて、そこに言及されたJ.S.バッハの…
ちょいと前に本を読んだり、映画を見たりで「図書館」なるものに関して思い巡らしをしましたですが、 その延長線上でもう一冊、ちくま新書の『図書館の日本文化史』を手…
ショッピングモールはカルチャーを育む土壌となった?…ということ
両親のところへ出向くついでに(また日本橋にはなってしまうも)髙島屋史料館TOKYOに立ち寄ったのでありました。先月まで開催されていた「百貨店展―夢と憧れの建築…
いやはや酷い話もあったものですなあ…とは映画のお話ですけれどね。映画『パーフェクト・ケア』は裁判所に認められた法定後見人という立場を濫用、悪用して 高齢者の資…
お江戸日本橋の界隈を訪ねて「老舗」がどうのこうのという話題を呈しておきながら、日本橋三越に触れておりませなんだ。まあ、今さらというところでもありましょうからね…
ジョゼフ・フェルディナン・シュヴァルは18世紀から19世紀初頭を生きたフランスの人。長らく郵便配達夫として勤務精励、フランス南東部の山がちな土地を担当地区とし…
さてと、東京中央区の江戸橋界隈を歩いていてランチタイムとなりました…というお話。日本橋から銀座の中心部へと続く中央通りは何とはなしに晴れやかで、そぞろ歩きする…
そういえば、江戸橋を目指すのに東京メトロ日本橋駅から地上に出て歩く道すがら、「三菱倉庫江戸橋歴史展示ギャラリー」に到達する少し手前で、やおらこのような胸像に出…
…ということで、お江戸日本橋のお隣に掛かる江戸橋、そのたもとにありますビルに「三菱倉庫江戸橋歴史展示ギャラリー」を訪ねてみたというお話です。入口はここだろうと…
「春一番」が吹いたのはつい先日のことながら、数日にして「夏が来た!」ような陽気にもなろうとは。キャンディーズだってそれぞれのシングル盤リリースには3カ月ほど間…
かつて(全面リニューアル前の)ホテル・オークラ東京で毎夏、「秘蔵の名品アートコレクション展」という展覧会が開催されていたのですね。「秘蔵」というくらいですから…
月末を除く毎週末、日曜日の夜に放送されているEテレ『クラシック音楽館』では、基本的にNHK交響楽団の定期演奏会の模様を紹介するものとなっておりますけれど、時折…
タイトルからしててっきりディザスタームービーだとばかり。何せ『白頭山大噴火』ですものねえ。さりながらこの2019年の韓国映画、どうやら大噴火そのものはあくまで…
毎年、冬の時季に「都民芸術フェスティバル」なる催しがありまして、例えばオーケストラ公演などの入場券が通常よりも割安で手に入ったりするのですな。昔々、学生の頃に…
さてと今日は何を書こうか…と、amebloを開けてみますとやおら飛び出るポップアップ・ウインドウ。まあ、よくあることですけれど、今回は「心のオーラ診断」とやら…
『二人のクラウゼヴィッツ』を読みながら、イエナ=アウエルシュタットの戦い以降のナポレオン戦争を振り返っていったわけですけれど、「そういえば…」と思い至りました…
久しぶりに立川まんがぱーくに行ってきました。お目当ては『夜明けの図書館』という作品でして、刊行されている7巻を全て読み切るところまでは(漫画といえども遅読だも…
クラウゼヴィッツの『戦争論』。古典的な著作として夙にその名の知られた書物ですので、一度読んだことはあるとは思うものの、全く内容を覚えておらず…。ここでは、翻訳…
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2020年6月から22年9月まで東京新聞(と中日新聞)に週一で連載されていた『よもやま邪馬台国』というコラムを興味深く読んでいた時期がありました。連載途中で気…
暑い最中に熱い演奏。読響の演奏会@東京オペラシティコンサートホールを聴いてきたのですな。メイン・プロはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」だったもので…
先日、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)を覗いた折、ちょいとばかり足を延ばして久しぶりに旧新橋停車場鉄道歴史展示室を覗いたのですが、ちと他のことにかま…
いやはや、何やら凄い小説に遭遇してしまったものであるなという印象が。「凄い」という形容の仕方がどうにも安直に過ぎて、我ながら情けなくなる表現ではありますが、角…
ちょいと前に放送されたEテレ『ドキュランドへようこそ』を(録画で)見ていて、始まりのところはちとしみじみと…。「人並みの幸せを手にしたはずの52歳。しかし2人…
この間覗いた信託博物館でもって、近隣ミュージアムの案内のひとつとして見かけたのが「金融ミュージアムOtemachi」のリーフレットでして。信託博物館が三菱UF…
1937年の古い映画ながら、音楽映画としては夙に知られた『オーケストラの少女』。中学生の頃からいつかは見るだろうと思ってはいたものの、今のようなVODなど無い…
先日に訪ねた「市谷の杜 本と活字館」は大日本印刷の企業ミュージアムであったわけですが、同社がらみの公益社団法人DNP文化振興財団ではグラフィックデザインの専門…
続くときには続くもので、ここ数日でTOPPANホールとミューザ川崎と、ランチタイムコンサートに出かけましたけれど、今度は東京オペラシティコンサートホールの「ヴ…
ちょいと前に近隣図書館の新着図書コーナーで『ビジュアル版 一冊でつかむ 古代史と豪族』という本を見かけて読んだわけですが、これを返しに行ってみますと、同じコー…
昨日は退院する父親を迎えにいったわけですが、顔を合わせて開口一番、「よっ!」と元気なご挨拶。いやはや、この間の救急車騒ぎはなんであったのか?という気にもなりま…
東京駅前の丸の内の一角に日本工業倶楽部会館というレトロな外観を残したビルが建っておりますな。1920年(大正9年)に竣工した会館は「実業家の親睦を目的とした社…
トッパンホールに出かけたなればやっぱり立ち寄ってしまう印刷博物館…といっても、今回はちとケツカッチンだったもので博物館本体の展示には立ち入れず、無料の併設施設…
かなり前にはなりますけれど、『伝説の企業家~アメリカをつくった男たち』というアメリカのドラマを「ヒストリーチャンネル」で見ましたけれど、「これも同趣向であるか…
…バッハと言えば古臭く、また有名曲である「主よ、人の望みの喜びよ」などと言われた日には些か手垢が…などと思ってしまうものの、伴奏音型でこれだけ聴かせる曲も珍し…
ちょいと前に東京の下町方面へ出かけたついでで、小さなスポットに立ち寄ることに。場所はJR総武線の錦糸町駅から歩いて少々、錦糸公園の中にある墨田区立総合体育館で…
先日読んだ吉村昭の小説『夜明けの雷鳴』では、主人公の医師・高松凌雲らを随行に、将軍の名代として徳川昭武が出向いたパリ万博(1867年)のようすを紹介しておりま…
先ごろ訪ねた「JICA地球ひろば」の展示では世界に現前する課題としてさまざまな項目が挙がっていたわけですけれど、その中で「食」の問題はヨソサマの問題とばかり行…
近隣公民館の催しとして開催された「多文化共生講座」を覗いてきたのでありますよ。取り上げられていたのはグリーンランドでして、彼の地を舞台とする映画の上映とグリー…
京都・宇治にある平等院を訪ねたところで、鳳凰堂の正面から左手に回り込んで平等院ミュージアム鳳翔館の開館待ちをした…てなところからの続きでありますよ。 ちなみ…
京阪宇治駅から宇治橋を渡ると、そこはすでに平等院へと続く参道であるようす。ただし、鳥居のかかった車道ではなしに左手の参道商店街を進むべしということでしたなあ。…
振れば土砂降り、晴れれば酷暑、これでほんとに梅雨かしらむ…てな戯言でもってこぼしたくなるようなヘンテコな気候、天候ではなかろうかと。ま、今年に限った話ではあり…
京都・伏見に出かけて淀川のあたりをうろちょろしたわけですけれど、土地勘が無いということはこういうことなのでしょうなあ。伏見の市街に近い京阪中書島駅は京阪本線と…
朝は伏見稲荷大社の稲荷山をひと巡り、その後踵を返して淀川三川合流域を歩き廻ってさらに石清水八幡宮の山登りをして…と、伏見を間に挟んで京阪電車でもって右往左往し…
久しぶりにくくっと惹かれるものを感じて、府中市美術館に出かけて来たのでありますよ。開催中の展覧会は「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」というも…
石清水八幡宮のある男山からの下山に際して、参道ケーブルの山上駅があまりにひっそり閑していたたまれず、取り敢えず乗ってみるかと思ったお話の続きでありますよ。がら…
さても穏やかな心持ちで石清水八幡宮に参拝を終えましたのち、今度は山下りということになりますですが、ちとその前に御本社の裏の方に展望台があるということですので、…
読響演奏会@東京芸術劇場を聴いてきたのでありまして。この日の演奏会のことを話題にするならば、まずは角野隼斗の登場を挙げるべきなのでしょうなあ。TVなどでも露出…
さて、京都府八幡市にあります石清水八幡宮に来て、参道(表参道をと思っていましたら、いつしか中参道とやらに紛れ込んでおりましたが…)を登り詰め、男山の山上にある…
さて、京都(の外れ)の石清水八幡宮に赴いて、先に伏見稲荷大社で稲荷山をひと巡りしたことでもあり、いささかのこだわりを持って参拝には表参道を登り詰めてと考えてい…
京都・八幡市の上津屋流れ橋には、たまたまタイミングよく渡れるようになったところで訪ねることができたわけですが、これも何かの縁でしょうから、やっぱり石清水八幡宮…
ひと頃は音楽ジャンルのひとつに間違いなく「映画音楽」というのがありましたですなあ。昔はよく聴いていたラジオのFM放送でも「今日は、映画音楽の特集です」てな番組…
桂川、宇治川、木津川の三川合流域にある淀川河川公園背割堤地区をぶらりとして、一旦は京阪電車の石清水八幡宮駅に戻ってまいりました。すでに昼飯どきには些か遅れを…
…ということで、京都府八幡市にあります「淀川三川郷流域さくらであい館」の展望塔に上り、木津川と宇治川の間に延びる背割堤を眺めやって、この突先まで行けるだろうか…
いささか毒気(伏見稲荷大社の混雑具合)に当てられ、這う這うの体で逃げ出したわけですが、京阪電車に乗って移動した先は伏見を通り越して京都府の外れ、八幡市でありま…
こんなに来る人がいるのであるか…と驚かされた伏見稲荷大社でしたけれど(といって、訪ねた中の一人ということにはなりますが)、そこではおそらくおみくじを引いて帰っ…
京都・伏見にやってきたのなら…と、ついうっかり足を向けてしまった伏見稲荷大社。早めに出向いたものの、徐々にぞわぞわとしてくる境内のようすにインバウンドを目の当…
京都・伏見を流れる東高瀬川を眺めつつ、今回は京都の町なかには近寄らない…、往路の京都駅近辺のようすを見ただけでも混雑必至であるからと思っていたわけですが、確か…
信州の入笠山で山歩きをしてきたお話が長くなってしまってますが、最後の最後にすずらん以外の花のお話を…といって、やおら花ではないことに触れることに。何せ入笠山の…