仏法の五味は 乳味【にゅうみ】 酪味【らくみ】 生酥味【しょうそみ】 熟酥味【じゅくそみ】 醍醐味【だいごみ】 となっています。 乳味は「牛乳」、酪味…
都流茶道教授 月?宗地のblogです。 茶道に関係ないことも書きますが、最近は茶道のことばかりです。
都流は創流百年弱の流派ですが遠祖は荒木村重(道薫)です。茶風は「流れるような優雅さ」とされています。 初代荒木宗仙が「大衆への普及」を目指して創流されました。 趣味で和歌を詠みます。 月?(げっぽ)が雅号、宗地(そうち)が茶名です。
【和歌】汝がかげは つよさ隠せし 野路の花 こひしこがれて いとほしきけれ
汝(な)がかげは つよさ隠せし 野路の花こひしこがれて いとほしきけれ 偶には和歌の話をしましょう★彡 これは、REALITYの歌会で詠んだ歌で、御題は「…
茶道というのは、行=実践だけでも駄目。 だからといって理論=学だけでも駄目。 正しいことを実践することが必要です。 では、正しいことというのはなにか?と…
炉の点前で千家では必ずでてくるのが「内隅・外隅」です。 ただし、当流にはこれがありません。 台目のときに、点前座がズレることはありますが、それは向きではな…
茶室というのは、実は近代に入って日本建築の中で使われ始めた言葉で、利休は「座敷」、織部は「数寄屋」、宗旦は「小座敷」と呼んでいたことが分かっています。 ま…
板橋区文化連主催の板橋区文化祭にて板橋区茶華道連盟のお茶会・花展が催されます。 令和5年9月30日 (土)・10月1日(日)の両日です。 本年は10/1に私も…
茶道の本義はなんだか解りますか? もてなすこと? 様々な教養? 広い知識? 美しい所作? 正しい礼儀作法? どれも違います。 茶道の本義は「美味しいお茶を点…
現在のような二重露地は、利休の時代ではなく、織部や遠州の時代に始まったということらしいです。 つまり、外露地と内露地がなく、腰掛待合も割合遠いのが一般的で…
本日は旧暦七月八日、癸卯年庚申月癸丑。二十四節気、第十四の処暑です。 一気に秋風が心地よくなってまいりました☆彡☆彡☆彡 処暑は二十四節気の第十四節。『暦便…
本日は旧暦七月七日、癸卯年庚申月壬子日、七夕です。 七夕は「棚機(たなばた)」や「棚幡」とも書き、元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と結びつい…
【教室】第八十五回茶会体験教室「文月の『お茶会へ行こう』8/20」氷点前~レポート~
今回もお二人のお客様と社中一人の小さな会となりました。 濃茶は久々に風炉で糸巻棚を使いました。 やはり大きいですよねぇ~。 玻璃の切子手の市松が涼やかに…
【茶会】令和5年9月30日(土)・10月1日(日)板橋区文化祭茶会
2023年板橋区民文化祭 区民文化祭参加者募集|公益財団法人 板橋区文化・国際交流財団www.itabashi-ci.org 9月30日(土)・10月1日(…
先日、稽古の準備をしていて、はたと気づいたことがあります。それは「何故、みんなの踵が上がるのか」です。 結論から言うと「足を着地させるときに爪先から降りてい…
前々から、水を二杯水指から風炉や炉に差した後、建水に預けるときの所作をもっと美しく合理的にできないか?と考えておりました。 で、先ごろそれを思いついて実践…
本日は旧暦七月一日。癸卯年庚申月丙午日。 旧暦でも、初秋となりました。 とはいっても残暑。暑いことには変わらないのですが、朝夕は大分涼しいですね。 定説…
本日は旧暦六月末日。 本来は旧暦六月晦日に行われる犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事。現在は新暦6月30日と12月31日に行われています。全国の神社で…
夏季休暇の時期ですね!(暦の上では秋だけど) 月桑庵はお休みではありませんが(12日もお稽古です!)、ブログはお休みさせていただきます。 8月11日~1…
何のことか?といいますと、ミンミンゼミって漢字でどう書くのだろう?と思い立って調べ始めました。 答えは蛁蟟 です。 読みは【ちょうりょう】。 これが「ミン…
いよいよ本日から秋ですね。 旧暦六月廿二日、癸卯年己未月戊戌日。旧暦ではまだ夏が続いています。 まだまだミンミンゼミとアブラゼミが元気に鳴いていますが、今日…
8月に入り、お弟子さんたちもお茶会へ向けて特訓が始まります。 今回は茶道部長より「表(=点前)を他流の方に手伝ってもらわないように」と通達されましたので、少…
【募集】第八十五回茶会体験教室「文月の『お茶会へ行こう』8/20」氷点前
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
ネット上には様々な人が居ますし、レベルも違えば流派も違いますし、日本語能力も違います。 私なぞは「あらあら」と思ってしまう写真を堂々と載せていらっしゃる方も…
前々から欲しがっていた琉球風炉ですが、ようやく入手しました。 琉球風炉は、北向道陳が好んだ風炉で、立休庵好として大西美術館に北向道陳所持の物が所蔵され…
「和漢の間を紛らかす」の意図が明らかになったところで、一つ「唐物」の広義用途と狭義用途で言葉を分けられないか?と考えました。 唐物を広義の意味で使うの…
【教室】第八十四回茶会体験教室「水無月の【お茶会へ行こう】7/30」〜レポート〜
日曜日はお茶会へ行こうでした。 コロナ前は三ヶ月前に予約が埋まっていた霙点前の月でしたが、お客様2名様を迎えてとなりました。 昨年買った二振りの茶杓がこの月…
「ブログリーダー」を活用して、月?宗地さんをフォローしませんか?
仏法の五味は 乳味【にゅうみ】 酪味【らくみ】 生酥味【しょうそみ】 熟酥味【じゅくそみ】 醍醐味【だいごみ】 となっています。 乳味は「牛乳」、酪味…
最近、料理番組なんかで使われている言葉の内、どうしても馴染めない言葉が「塩味」を【えんみ】と読むこと。 正しくは鹹味【かんみ】といいます。 鹹は【しおか…
茶道教室ってどんなところだろう?って思ったあなた! まずは見学してみませんか? どの教室でも見学ってできるんです(お弟子さんを募集していればですが)よ。…
横山宗顕の茶杓に『竹帛』という銘を付けています。 『【道具】横山宗顕作 大場鎮之竹 茶杓』 面白い茶杓を見つけたので入札しましたら、あまり有名でなかった…
昨日は、100回記念のお茶会へ行こうでした。 暫くお見えになられていなかった常連のOさんが久々にお見えになるとのことでしたが、金曜日に体調を崩されたとのこと…
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
購入元:ヤフオク購入額:★★★★☆ 接ぎのある、黄胡麻の景色が面白い古備前の茶入。 古備前とは、平安末期~室町後期(安土桃山を含まないかどうかで見解が分…
購入元:ヤフオク購入額:★ 毛織餌畚建水で、伝来形のものです。餌畚は持っていますが、伝来形ではない浄益形とよばれる方だったので、両方欲しいなーと思っていたら…
購入元:ヤフオク購入額:★★★★★★☆ ヤフオクをつらつら見ていましたら(いつものことですが)おおっ!と思ったのがこれです。 丸卓とか宗旦丸卓が似合いそうです…
水屋の増築スケジュールがほぼ確定。 9月後半~11月前半までの二ヶ月間、月桑庵の「お茶会へ行こう」をお休みすることになります。 そのため、8月・9月のお…
今日は小暑。二十四節気の第十一。 旧暦では六月十三日です。 夏も盛りから季(すえ)に入り、「暑中」と呼ばれる季節になります。小暑の次の節気が「大暑」で、小暑…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ 今回は100回記念なんですね! お茶…
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
茶入がようやく25個になりました。 これで、毎年同じ茶入を使わないですみますかねw月毎に分けると正月(初春・孟春)■京瀬戸 茄子 桶谷定一作 仕覆・今春金襴…
購入元:ヤフオク購入額:★☆ 超絶破格のゲット品です。 ホントにこんな金額でよく落札できましたよね……(驚愕) こちらは金森宗和の依頼で、野々村仁清が制作し、…
購入元:ヤフオク購入額:★★★ 別名・重ね棚とも呼ばれる遠州の風炉用の大棚。 幅は真台子小よりやや小さく、83.5cm。奥行きは31cmで、やはり小さいです。…
本日は旧暦六月七日。 半夏生は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされます。また、半夏生(片白草)の葉の半分が名前の通り白くなって化粧している…
購入元:ヤフオク購入額:★☆ 仕覆はよく見えませんが、茶入は蛙目【がいろめ】がたくさんでている面白い信楽です。 残念ながら今井桂秋という作家さんのことは全…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ 今回は100回記念なんですね! お茶会…
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
松本大「茶道の稽古は、仕事から解放される貴重な時間」最初は2016年に、遠州流茶道に入門しました。家元の直門で稽古を始めたのですが、1、2回行ったきり足が遠…
「土岐頼芸」呼び名論争に決着か よりなり/よりあき色々あるけど…振り仮名記載の古文書発見(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース 室町末期の美濃守護・土…
梅雨明けや来たりて今日の蒸し暑さ空蝉樹に在りとほく聞こゆる ようやく梅雨明けになりそうですね。 梅雨明けは雑節にもないのですが、明けると灼熱地獄が幕開けます…
華流ドラマ『夢華録』という作品を観ておりまして、ここには茶芸と呼ばれる茶道のもとになった文芸がでてきます。 時代は、章献明粛皇后――つまり北宋の真宗皇帝の…
とある夜のTwitterスペースでのお話。 「歴史小説は難しくて」 というお声がありました。 歴史小説が難しいのには理由があります。 ・情報量が他の小…
f _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものが…
江戸時代に行われた節供の一つで、旧暦六月一日に行われました。 前年の冬に雪水で作った折餅(へぎもち)または氷餅を祝って食べた。氷餅の祝とも。 氷の朔日ともい…
今日は小暑。二十四節気の第十一。 旧暦では旧暦六月一日、甲辰年辛未月辛未日です。 夏も盛(さかり)から季(すえ)に入り、「暑中」と呼ばれる季節になります。小…
本日は旧暦六月一日、甲辰年辛未月辛未日、水無月朔日です。 六月といえば水無月というお菓子を思い浮かべますが、やはりどこの和菓子屋さんも新暦で発売されるので…
とりあえず、暫くの間、紙釜敷を購入していこうと思います!w 紙釜敷は、本来釜を載せるためのものですが、香盒を荘【かざ】※る台としても使います。 炭手前を…
購入先:ヤフオク購入価格:☆ 中村陶彩作の種壺水指です。 種壺は備前・信楽・伊賀などの焼締や自然釉の壺を水指と見做して点前に用いたものです。種籾などを入れたと…
こちらは次回作の予定で、現在書いている本編の前の時代を四人の主人公を軸に書こうと思っているネタです。 そもそもなんで歴史小説なの?といいますと、子供の頃から…
無我の境地というと「私心なく執着を離れた無心な心の状態」を意味しているのですが、辞書などでは「自分の存在を意識しない状態。忘我の境地。」と説明されています。…
本日は旧暦五月廿六日、甲辰年庚午月丙寅日。雑節の『半夏生』です。 古くは夏至からおよそ十一日目とされていましたが、現在は太陽が黄経100度の線を越える日と…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
つややかにほころびてなほ夏椿白きはなびらやはらかに揺れ 夏椿と書いていますが、厳密には姫沙羅【ヒメシャラ】なので、夏椿の仲間です(そのものではありません)。…
夏至も過ぎましたので、暑中も近くなり、そろそろ切合風炉の時期ですね。 切合風炉というと、代表的なものが唐銅朝鮮風炉です。 多くが真形釜が添えられていて、よ…
霙点前は【みぞれてまえ】と読みまして、月桑庵オリジナルの点前です。 師匠に許しを得て、披露しております。 どういうことかというと ・水の代わりにかき氷を…
購入したときからグラグラだった小四方棚の鰭板がポロポロ取れるようになってきましたので、新調することに。 前のものに比べて溜塗の部分が濃いので爪紅がはっきりと見…
湯桶【ゆおけ】 露地道具の湯桶を購入。 こちらは寒中に使う手水の替わりにする湯を入れておく桶のことで、湯桶石に置く曲の桶です。 割蓋で、提手が付き、手の両端が…