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空耳soramimi https://blog.goo.ne.jp/m3353

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

読書の感想(主にミステリ) ミステリが好きなのですが、いつもジャンルやテーマを問わず、面白くて興味深い本を探しています。 写真(花や風景) 花のマクロ写真や、風景・旅の想い出など。 最近は狭い庭に花を植えてレポート?などをしています

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2012/10/21

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  • 「偽りの春」降田天 角川書店

    毎年のカドブンの夏フェアで、初めて出会う作家や作品を読むのをとても楽しみにしている。この作品は面白すぎて降田天の作品リストを作った、知らなかったのは私だけかも、日本推理作家協会賞受賞作。短編が5編日常で起きる犯罪がテーマで、謎解きは元刑事で今は交番勤務の狩野雷太。彼の見かけは砕け過ぎた服装と態度で、のらりくらりと質問をする。それが次第に事件の核心に迫り自縄自縛、他縄自縛?に追い込まれていく。読みながらなぜこんな質問をと思っているうちにハハァと腑に落ちる。この展開が愉快で面白い。ストーリーも軽いものが多いが(犯罪ではあり被害者もいることはいるが)この狩野雷太がなぜできる刑事から神倉駅前の交番勤務になったのか。個々の事件はさすがに関係者の思惑も重いが、短編でもスッキリ曰く因縁の種明かしがあるところなど、さすが...「偽りの春」降田天角川書店

  • 「切り裂きジャックの告白」 中山七里 角川文庫

    「カインの傲慢」を読み始めてあれ?このメンバーに覚えがあると気がついた。先に「切り裂きジャックの告白」を読んでいた。犬養隼人シリーズだ。記録がなくて、改めてまた読み返した。スト―リーは残念ながらあまり覚えてなくて、その上人間関係が思い出せない、登場人物の人間関係は大切。まぁ知らないでも作品を楽しむことはできるけれど。シリーズ作品は順番通りに読めれば流れに乗りやすく面白い。中山七里という作家は一度テーマを決めると、どんどん深堀をして話に厚みを持たせる人らしい。ここでは犯罪の元になるのは臓器移植だが、非常に臨場感があり考えさせられるところも多く時間がかかった。命の重みを考えると単に臓器の受け渡しだけでは済まない多くの問題があり、関係者の心情も複雑になる。殺害方法は、絞殺後にY字に切り裂いて内臓を全て取り出して...「切り裂きジャックの告白」中山七里角川文庫

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