こんにちは。深層心理カウンセラーの菅波亮介です。 私は日本とアメリカでの20年間にわたる教師生活を経て、より広く自己治癒と自己実現をサポートする仕事がしたいという思いで、日米両国で心理カウンセラーとしての訓練を受けました。 現在、電話・チームズ・フェイ
悩みを解いていくには「意思」が必要 悩みを解いていくには「意思」が必要です。「意思」のない人には悩みは解けません。「イヤだ」「不満だ」「不愉快だ」は「意思」ではない 今日は1つとても大事なお話をします。それは「イヤだ」「不満だ」「不愉快だ」というのは「意
「覚悟」は「成功の保証がない」「方法が分からない」という中で「でも無条件でこれを目指す」と決めること
「覚悟」というのは「無条件の決断」であって、「うまく行くのならやる」とか「方法が見えてくればやる」といった「条件付きの決定」ではありません。 「成功するかしないか分からないけれどやるしかない」というのが「覚悟」だし、「方法はさっぱり分からないけれどやり
「問題A」が「問題B」を生み、「問題B」が「問題C」を生んでいる場合、「問題Cだけ解きたい」という相談者の申し出を私はお断りします〜〜根本解決を支援します
相談者の「問題認識」vs. 私の「問題認識」 私が悩み相談に乗る際、相談者の「問題認識」と私の「問題認識」が一致しないため、なかなか同じ方向を向いて協力できないことがあります。 「問題認識が一致しない」とは、相談者が「これに悩んでいるので解きたい」と仰る問題
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 自分のやりたいことを仕事にして、自分にしか生きられない唯一無二の人生を生きたいのならば、「頑張る人生」「努力する人生」を今すぐ捨てる必要があります。 私たちは「得意なこと」「好きなこと」「大事なこと」をしている時、時
「自分の本音」と「相手の本音」を忌憚なく出し合うと、その関係は行き着くところまで行き着く〜〜「本音と本音の交わり」は関係を深めるか壊すことになる
「徹底した本音の出し合い」のパワー 私は最近いろんな相談者と「徹底した本音の出し合い」を経験しています。お互いに思っていることを遠慮なく相手に表現して、胸に秘めておかないんです。隠さない。私が本音を言うと相手も本音で返してくる。その相手の本音に対してまた
意識の高い人(波動の高い人)と意識の低い人(波動の低い人)の関係が続くのは、低い側が高い側から学ぼうとする間だけ
「波動の高い人」と「波動の低い人」 「波動の高い人」とは、愛と智慧が豊富にあり、他人を思いやる利他心を根本に生きている道徳的な人です。他人を利用したり搾取したり支配したりすることには何の興味もありません。 それに対し「波動の低い人」とは、愛と智慧がまだあ
ひとりひとりが「違った現実」の中にいる〜〜世の中を良くするために反対意見の人たちを説得する必要はない
「世界の問題」にイラついていませんか? 私たちの周りには「ネガティブな現実」がたくさん観察できます。例えば、差別やハラスメント、嘘、依存、絶望、自殺、戦争、変化への拒絶、自己中、支配体制、搾取などなど。 ついつい、そうした「ネガティブな現実」を変えようと
「心理的行為(psychological actions)」とは
外からは見えない「内面での行為」=「心理的行為」 今日は「心理的行為」について考えます。 「行為」とは普通、「歩く」「食べる」「殴る」「ゲームをする」など、身体の動きを伴う外から観察可能な活動をさすのですが、実は内面で行われ、外から見えない「行為」もある
実は、悩みには「構造」があります。その「構造」があるから悩みが存在しているのであって、「構造」を壊してしまうと悩みもなくなるのです。よって、私は悩みを成立させている「構造」を理解しようとして相談者の話を聞きます。 相談者は、ふつう、相手や状況によって「
「外の世界のあらゆるもの」と「内の世界のあらゆるもの」に対して「正しい関わり方」ができると悩みは解ける〜〜「悩み」は「間違った関わり方」から生まれる
「悩み」は「間違った関係性」から生まれる あらゆる「悩み」は「間違った関係性」から生まれます。そして「関係性を正す」と「悩み」は解けていくんです。 人間の内側にも外側にも「いろいろなもの」が存在します。「それらのもの」と「正しい関係を築いて維持する」と、
どんなに"困難に見える"状況でも「ポジティブな機会」に変えてしまう方法
「苦悩」を「ポジティブな機会」として利用する 私は長年多くの人の「内面の苦悩」と対峙してきて、苦悩を解決するプロセスは基本的に「困難に見える状況」を「ポジティブな機会」に変えて上手に利用することなのだと気づきました。3つの見方が常にある 私たちが「辛い/
「不満」に対する「安易な解決」は必ず行き詰まる〜〜「問題の根本的解決」を避けるとどんどん苦しみが増す
苦しみを最小限にしたいならば、「問題」から逃げることなく真っ直ぐに向き合って「必要とされる根本的な解決」をしてしまうことです。 ところが、多くの人は「楽をしようとする」し、「安易な解決策をとろうとする」んです。こうして「表面的な対応」しかしない人は、水
「正反対の欲求」はどちらも大事にする 「幸せ」のためには、私たちはしばしば「正反対の欲求」をバランスよく満たす必要があります。「活動する」vs.「休息する」のバランス 例えば、誰でも「活動する」と「休息する」という「2つの欲求」を持っており、一方だけの人は存
人間の行動の「エネルギー源」となっている「3種類のモチベーション」とは?〜〜①恐怖、②執着、③歓喜
人間の行動に「エネルギー」を与えているもの 人間が何かを「する」という時、その「行動」を持続させるには「意欲」という「エネルギー源」が必要です。「エネルギー源」がないと、「やる気」が出ないので、「行動」は続けられません。 この「エネルギー源」は一般的に「
「あなたの思い通りにならない人」は「あなたに何かを教えてくれる人」である
「思い通りにならない相手」「許せない相手」がもたらすもの あなたには「自分の思い通りにならずイライラする相手」がいますか? もしいるならば、その相手はあなたに何かを教えてくれる人です。 そう言われて納得できず益々イラついてきたなら、尚更そうです。笑 「許
「人を嫌う」とか「人に嫌われる」ということはそんなに悪いことではない
「嫌う・嫌われる」は悪いことではない 30代前半の私はまだ理解できていなかったことですが、私は30代後半になって「人を嫌う」とか「人に嫌われる」ということがそれほど悪いことでも罪でもないということを理解して非常に楽になりました。 心安らかに生きていく上で
「向き合っていない問題」が多ければ多いほど「内面は不安定になる」ので「不安に悩まされる」
内面を不安定化させるのは「解けていない問題」 「内面に問題がある」のに「それが解けない」となれば、心は必然的に不安定になります。その結果、その人は「強い不安」に悩まされるのです。 「内面の問題」が起きるたびに適切に処理して解決していけるならば、心には安定
「恐怖」と「怒り」は繋がっている 多くの人の内面にある「感情問題」の解決を手伝ってきて、また私自身の「感情問題」に向き合ってきた経験から、「恐怖」と「怒り」には密接な関係があると言って差し支えないと考えています。 人間はしばしば「表面の感情」と「内奥の感
日本人の集合意識と繋がってみますと、50年前よりも現在の方がより自由になっている部分が確かにあります。働き方や生き方についての考え方が随分と自由になってきています。 ただ、いまだに日本人の集合意識には重たい部分が残っていて多くの人が同じような苦しいパタ
「動機(目的)」が「内側で味わう体験そのもの」である〜〜「他人に認められる目的」のために行動する人は「他人に認められる努力」という経験を選んで創造する
「人生の質」を決めるのは「あなたの動機(目的)」 「人生の質」を決めるのは「あなたの動機(目的)」です。 例えば、「他人より高い社会的地位について勝者になる」という「動機(目的)」のために努力する人の人生は、「他人に勝つための旅」になります。 人生の目的
「悩み」とはすべて「迷い」であり「目指したいもの」と「障害」の同時想起である
重要な意味を持つ「混乱状態」 悩み解決のお手伝いをしていると、大抵の相談者はしばしば「迷い状態」「混乱状態」を経験します。私の質問にはっきりと答えられないとか、次どうしたいか言えないとか、問題に向き合いたいのか向き合いたくないのか迷うといった状態になるこ
教師時代はモチベーションの低い生徒を教えるストレスがあったが、その「教訓」を活かして今ではモチベーションの低い相談者を見なくていい仕組みを採用している
教師時代より今の働き方の満足度が高いのはなぜ? 教師時代より今の働き方の方が満足度が高い1つの理由は、「モチベーションの高い相手だけと関わっていればいいから」です。 教師時代は、月謝制を採用していたので、生徒はいったん私と師弟関係になったならば、師弟関係
「根の深い苦悩」を解くには「相応のコスト(時間・お金・労力)を支払う覚悟」が必要
悩み解決には「コスト」がかかる 「小さな悩み」ならば、解くために必要な「時間・お金・労力」は少しで済みます。でも「大きな悩み」ならば、より多くの「時間・お金・労力」を費やさねばなりません。 「今いる場所」から「到達したい目標」が遠く離れていればいるほど、
「我慢は不要」だが「忍耐は必要」 八木仁平氏は「適職の見つけ方」をコーチングしている人ですが、『「我慢は不要」だが「忍耐は必要」』という意味深な発言をしています。今日の記事はこの内容についてです。 八木氏は「我慢」と「忍耐」を別の概念として定義しています
「現在の意識レベル」で生じる不満を解決して「1つ上のレベル」に行くかどうかは100%本人の自由である
人によって「住んでいる意識レベル」は違う 人間は全員が「同じ精神的世界」に生きているのではありません。「人を苦しめることや支配することに快感を得るような低い意識レベル」に生きている人もいれば、「お互いの自由と喜びを高度に尊重し合うような高い意識レベル」に
「怒りで人を動かす人」も「怒りを恐れて自分を抑える人」も「恐れの世界」に住んでいる〜〜「愛の世界」に住みたいなら「怒りと恐れ」に力を与えるのをやめよう
「愛によって人と関わる人」は幸せになる 人間関係をマスターしたいなら「愛を原則とした関わり」と「恐れを原則とした関わり」の違いを知って、前者を主軸にして生きなくてはなりません。 「愛によって人と関わる人」は幸せになり、「恐れによって人と関わる人」は不幸に
バシャールが語る幸せの極意〜〜「欲しいもの」を得るには「欲しくないもの」の存在意義を認めることが大事
バシャールが幸せについて極めて重大な真理を語ってくれているのでご紹介します。 この動画(約2分)では、「今の仕事が楽しくないけれど、どうしたらいいか分からない」という相談者にバシャールが語りかけています。☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆☆ ☆
「いくら努力しても報われない」のは「目標が間違っている」から〜〜生き方が間違っていると必ず「右肩下がり」になる
もしもあなたの「目指しているもの」が正しければ、つまり「生き方」が正しければ、「生きる意味」は年々積み上がっているはずです。どんどん充実感・幸福感が増して心が豊かになって穏やかになっていると思います。 「正しい目標に向かって生きている」ならば、「私は何
「愛」を形で教えるのは間違い〜〜「愛」は規範や思想や慣習になった瞬間「愛もどき」の強制が人を苦しめる
「愛」は意思で生み出せるようなものではない 「愛」というものは自然に湧いてくるものであって意思によって発生させることなどできません。よって「愛」を感じていない時に「愛する行動」だけ取ることはできないのです。「愛」は「喜び」や「意欲」と似ています。「嬉しい
人間の動機は大きく分けて「愛」と「恐れ」の2種類だけ〜〜「愛」を動機として行動すると幸せになり「恐れ」を動機として行動すると不幸になる
「幸せ」の根本を明かしますぞ〜 今日は、「幸せな人生を生きるための最も大切な根本」をお伝えしましょう。それは、「恐れを動機とした行動」を減らし「愛を動機とした行動」を増やすことです。 これを日常生活で実践すれば間違いなくあなたの幸福度は上がっていきます。
「やりたくないこと」「好きじゃないこと」「向いてないこと」「興味のないこと」「苦手なこと」を切り捨てられた人だけが幸せになる〜〜不幸になる努力はやめろ
「やりたいこと」をやっている人は幸せ 「やりたくないこと」を頑張っている人は不幸 「好きなこと」をやっている人は幸せ 「好きじゃないこと」を頑張っている人は不幸 「向いていること」をやっている人は幸せ 「向いてないこと」を頑張っている人は不幸 「興味の
「不満」から抜け出せなくなるカラクリ 「欲しくない経験(unwanted experiences)」は「欲しい経験(wanted experiences)」を教えてくれるので、前者の後にすぐ後者に向かえれば何も問題ないのですが、実際には前者に留まって動けなくなる人がとても多くいます。 例えば
「才能」は自分では分かりにくいもの 仕事選びにおいては「自分の得意なこと(才能)」を活かすのが大事な3要素の1つです。 ただ、自分で自分の「才能」が分からないということは普通にあります。 自分の才能を知りたいという方には、八木仁平氏の著書「世界一やさしい
「憧れの職業」を選ぶと失敗するかもしれない 「やりたい仕事」だと思って始めても、自分の本当の関心と才能と無関係なものを選んでいる場合があります。 でも、「自分にとって間違った仕事」であっても「ワクワクする仕事」だと感じることがあるんです。それは「自分もこ
「自分がない人」「流されやすい人」は「意志を持たないようにしている人」〜〜自己喪失・自己不在の心理
自分というものがが曖昧でフワッとしている人 世の中には「とてもフワッとし過ぎた人」というのがいて、何を尋ねても「よく分からない」というような返事が返ってきます。 「自分はこれだ」というものがないんですね。 こういう人は、内面に「しっかりとした自分軸」がな
あなたは「世界」との関係において自分を「王様」「対等なパートナー」「奴隷」のどれだと思っているか?
私は世の中には「3種類の人間」がいるのではないかと考えています。 それは、「自分と世界との関係」をどう見ているかによる分類なのですが、①「世界より自分が上だ」と思っている人、②「世界と自分は対等だ」と思っている人、③「世界より自分が下だ」と思っている人
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こんにちは。深層心理カウンセラーの菅波亮介です。 私は日本とアメリカでの20年間にわたる教師生活を経て、より広く自己治癒と自己実現をサポートする仕事がしたいという思いで、日米両国で心理カウンセラーとしての訓練を受けました。 現在、電話・チームズ・フェイ
★★がついた部分は特に重要ですので、すべてお読みください。★★悩みを通して成長したい人を支援しています 悩みの根本原因を深く掘り下げて、自分の成長課題と向き合い、自己変革したい方のための深層心理カウンセリングを提供しています。 支援対象は、M型の人(自己
以下のレビューを下さった方々に感謝します。(^^)☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆kt さん ★★★★★ 幼い頃から小さなことでも不安を感じやすく、いつも不安感でいっぱいの毎日を過ごしていました。 こちらで定期的にお世話になった結果、不安は段々減っていき、今で
このページには、心理学や自己成長、スピリチュアリティーなどの記事がリストアップされています。 過去の分はこちらをご覧ください→2020〜2024年4月分、 2011〜2019年分 Google や Yahoo などのサーチエンジンで記
珈琲店の私の「特等席」 私はエネルギーを敏感に感じるのですが、それは「人のエネルギー」だけでなく「場所のエネルギー」を含みます。 私がよく行く珈琲店があるのですが、そこにはお気に入りのテーブルがあるんです。そこに座るととても気持ちが良くて、帰るまでにいい
この動画(9分48秒)では、霊的覚醒(Spiritual Awakening)の後に起こる心理的変化について語られています。 覚醒前には普通に耐えられていた「世間話」や表面的な人付き合いが、覚醒後にはどっと疲れてしまうようになる、つまり耐性がなくなってくるのですが、それは
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ この動画(44分)はスタジオパーソルが画家・西出弥加さん(36歳)を一日密着取材したものです。西出さんはASDと複雑PTSDを持ちながら、いろんな体験を経て今とても「自分らしい働き方」をしていらっしゃいます。 絵が上手なだ
このページでは、メンタリング・プログラムに関する記事をリストアップしてあります。 記事へのアクセス=記事名の下にあるURLをブラウザーにコピペするのが最速です。 ★・・・重要な記事 ★★・・最も重要な記事☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆1. メンタリング・プ
(この記事は、私が普段から多くの社会人を観察して長年思ってきたことの集積であり、特定の人に向けて書いたものではありません。大勢の人に役立てていただければ幸いです。)「感情との関わり方を知らないか間違えている」現代人 私は「感情」というものを極めて重視して
悩みを解くための必要条件2つ 悩み(内面の問題)が解決できるためには、2つの条件を満たしていなくてはなりません。 【条件1】問題と一体化しておらず、問題から離れて客観視できること。 【条件2】問題を拒絶しておらず、問題を受け入れて共感的に繋がれること。
このページには、親子関係から見えてくるその人の成長課題の記事が約60リストアップされています。 Google や Yahoo などのサーチエンジンで記事を検索するのが確実で最速です。親子関係から見えてくるその人の成長課題2025年6月 父親が娘の自我発達に与える影
ここに書く内容は、岡田尊司著『父という病』の202〜203ページを基にしてあります。 青年期の女性の自我発達と父親の関わりを調べた研究によると、父親の関わりが高いほど自我発達も良い傾向が見られました。 自我発達がもっとも優れた女性たちでは、父親は終始娘
このページには、親子関係から見えてくるその人の成長課題の記事が約70リストアップされています。 Google や Yahoo などのサーチエンジンで記事を検索するのが確実で最速です。恋愛と結婚から見えてくるその人の成長課題2025年6月 「幸せな愛情関係(夫婦+恋
夫婦関係(恋愛関係)の成否は何で測れる? 夫婦関係や恋愛関係が「うまく行っているか否か」は、何によって測れるのでしょうか? もちろん、二人が満足していて幸せならそれでいいという考えもありますが、客観的に愛情関係の成否モデルというものはあるのでしょうか?
病態水準(Levels of Personality Organization) メンタルヘルスの専門家の多くにとっては常識になっていることですが、世間ではまだあまり理解されていないことに、「病態水準」(カーンバーグ博士の理論)という考えがあります。 世の中に生きている人間は、人格構造が
推薦図書岡田尊司著『母という病』☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 私自身が母との関係に苦しんできた一人ですが、私の元を訪れる相談者の8〜9割も母親との関係に深い問題を抱え、大人になっても取り組み続けている人です。 「母という病」を抱えている人ばかりに
フロイトもユングも「夢の分析」を重視していました。それは、二人とも「無意識」というものを想定した「深層心理学」のパイオニアだったわけですが、夢は無意識を理解する重要なツールだと考えていたからです。 ということで、深層心理学の専門家は皆「夢分析(ドリーム
日米ともに人気の高いCBT(認知行動療法) CBTは日米ともに「心理療法のゴールド・スタンダード」と謳われ普及してきました。その根拠とされたのは、CBTが他の心理療法と比べてその有効性が実証されている(エビデンスがちゃんとある)という主張でした。また、実験の多くが
推薦図書岡田尊司著『夫婦という病』☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 岡田尊司氏は私が尊敬する数少ない精神科医のお一人ですが、先ほど著書『夫婦という病』を読み終えました。 この本では、多くの夫婦に共通する「病理」がとても分かりやすく解説されています。こ
満ち足りた人生を生きるために重要な能力の1つが「損切り」です。「損切り」とは、損失を受け入れることで最小限に抑え、時間や労力などのリソースを可能な限り生産的な方向に用いることを指します。 「損切り」という用語は投資などで使われるようですが、ここでは「心
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ イギリスの神経科学者で医師のタラ・スワート博士(Dr. Tara Swart)のインタビュー(95分30秒)をご紹介します。 中でも特に引用したいのが、44分22秒〜33秒にかけての部分です。Dr. Tara Swart: You meet people on the
「受容性」と「積極性」 どの瞬間にも「受容性」と「積極性」のバランスが問われています。「受け入れるべきもの」と「意志によって取捨選択すべきもの」があり、見分けて適切な対応をしなくてはなりません。積極性は受容性に比例する 私はある法則を発見しました。それは
母親は私にとって鑢(やすり)だった 私は子供の頃から母親との関係にずっと悩んでいました。父親との関係は心地よいものでしたが、母親との関係はしばしば不快で、憎しみさえ感じたものです。10代の頃「母は私の鑢(やすり)なんだ」と思いました。 数十年かけて私は母
悩みを解いていくには「意思」が必要 悩みを解いていくには「意思」が必要です。「意思」のない人には悩みは解けません。「イヤだ」「不満だ」「不愉快だ」は「意思」ではない 今日は1つとても大事なお話をします。それは「イヤだ」「不満だ」「不愉快だ」というのは「意
「覚悟」というのは「無条件の決断」であって、「うまく行くのならやる」とか「方法が見えてくればやる」といった「条件付きの決定」ではありません。 「成功するかしないか分からないけれどやるしかない」というのが「覚悟」だし、「方法はさっぱり分からないけれどやり
相談者の「問題認識」vs. 私の「問題認識」 私が悩み相談に乗る際、相談者の「問題認識」と私の「問題認識」が一致しないため、なかなか同じ方向を向いて協力できないことがあります。 「問題認識が一致しない」とは、相談者が「これに悩んでいるので解きたい」と仰る問題
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 自分のやりたいことを仕事にして、自分にしか生きられない唯一無二の人生を生きたいのならば、「頑張る人生」「努力する人生」を今すぐ捨てる必要があります。 私たちは「得意なこと」「好きなこと」「大事なこと」をしている時、時
「徹底した本音の出し合い」のパワー 私は最近いろんな相談者と「徹底した本音の出し合い」を経験しています。お互いに思っていることを遠慮なく相手に表現して、胸に秘めておかないんです。隠さない。私が本音を言うと相手も本音で返してくる。その相手の本音に対してまた
「波動の高い人」と「波動の低い人」 「波動の高い人」とは、愛と智慧が豊富にあり、他人を思いやる利他心を根本に生きている道徳的な人です。他人を利用したり搾取したり支配したりすることには何の興味もありません。 それに対し「波動の低い人」とは、愛と智慧がまだあ
「世界の問題」にイラついていませんか? 私たちの周りには「ネガティブな現実」がたくさん観察できます。例えば、差別やハラスメント、嘘、依存、絶望、自殺、戦争、変化への拒絶、自己中、支配体制、搾取などなど。 ついつい、そうした「ネガティブな現実」を変えようと
外からは見えない「内面での行為」=「心理的行為」 今日は「心理的行為」について考えます。 「行為」とは普通、「歩く」「食べる」「殴る」「ゲームをする」など、身体の動きを伴う外から観察可能な活動をさすのですが、実は内面で行われ、外から見えない「行為」もある
実は、悩みには「構造」があります。その「構造」があるから悩みが存在しているのであって、「構造」を壊してしまうと悩みもなくなるのです。よって、私は悩みを成立させている「構造」を理解しようとして相談者の話を聞きます。 相談者は、ふつう、相手や状況によって「
「悩み」は「間違った関係性」から生まれる あらゆる「悩み」は「間違った関係性」から生まれます。そして「関係性を正す」と「悩み」は解けていくんです。 人間の内側にも外側にも「いろいろなもの」が存在します。「それらのもの」と「正しい関係を築いて維持する」と、
「苦悩」を「ポジティブな機会」として利用する 私は長年多くの人の「内面の苦悩」と対峙してきて、苦悩を解決するプロセスは基本的に「困難に見える状況」を「ポジティブな機会」に変えて上手に利用することなのだと気づきました。3つの見方が常にある 私たちが「辛い/
苦しみを最小限にしたいならば、「問題」から逃げることなく真っ直ぐに向き合って「必要とされる根本的な解決」をしてしまうことです。 ところが、多くの人は「楽をしようとする」し、「安易な解決策をとろうとする」んです。こうして「表面的な対応」しかしない人は、水
「正反対の欲求」はどちらも大事にする 「幸せ」のためには、私たちはしばしば「正反対の欲求」をバランスよく満たす必要があります。「活動する」vs.「休息する」のバランス 例えば、誰でも「活動する」と「休息する」という「2つの欲求」を持っており、一方だけの人は存
人間の行動に「エネルギー」を与えているもの 人間が何かを「する」という時、その「行動」を持続させるには「意欲」という「エネルギー源」が必要です。「エネルギー源」がないと、「やる気」が出ないので、「行動」は続けられません。 この「エネルギー源」は一般的に「
「思い通りにならない相手」「許せない相手」がもたらすもの あなたには「自分の思い通りにならずイライラする相手」がいますか? もしいるならば、その相手はあなたに何かを教えてくれる人です。 そう言われて納得できず益々イラついてきたなら、尚更そうです。笑 「許
「嫌う・嫌われる」は悪いことではない 30代前半の私はまだ理解できていなかったことですが、私は30代後半になって「人を嫌う」とか「人に嫌われる」ということがそれほど悪いことでも罪でもないということを理解して非常に楽になりました。 心安らかに生きていく上で
内面を不安定化させるのは「解けていない問題」 「内面に問題がある」のに「それが解けない」となれば、心は必然的に不安定になります。その結果、その人は「強い不安」に悩まされるのです。 「内面の問題」が起きるたびに適切に処理して解決していけるならば、心には安定