思うところあって、文佳人&美丈夫を買ってきました。最近は宮城のお酒くらいの華やかさと癖のなさ、日本酒飲みたいって時にこれくらいがちょうどいいよねっていう気持ちがありまして。つまりラーメン通が尖ったラーメンじゃなく、上質な普通の中華そばを薦める、みたいなもんですけど。それであれば高知あたりももう少し確認しておきたいなと。実は5年ほど前に、まったく同じ銘柄・商品の組み合わせで似たようなことをやっていま...
思うところあって、文佳人&美丈夫を買ってきました。最近は宮城のお酒くらいの華やかさと癖のなさ、日本酒飲みたいって時にこれくらいがちょうどいいよねっていう気持ちがありまして。つまりラーメン通が尖ったラーメンじゃなく、上質な普通の中華そばを薦める、みたいなもんですけど。それであれば高知あたりももう少し確認しておきたいなと。実は5年ほど前に、まったく同じ銘柄・商品の組み合わせで似たようなことをやっていま...
昨年やったこれ、どこでも売ってるしこれで満足できるなら凄く助かるので、再確認しましょう。まず香りが好ましい。宮城のお酒としてイメージするタイプの香りであり、ボリュームもうるさくなく適切。ネガティブさはない。華やかなお酒に慣れてる人からすると、普通の純米酒やん?って思うかも。でも本来の吟醸香ってこのレベルでしょ。イメージよりはややエキス感が厚めな気もするが、これがお米の旨みでもあるし、常温やお燗への...
そうだね、レモンだね!パスカル・コタのレ・モン・ダネ。サンセール、ソービニヨン・ブランでもかなり著名な1本になるのではないでしょうか。うわお。最初は少し軽い飲み心地なんだけどミネラル感はしっかりと。独特の華やかさ、独特のミネラル感。少しストーンフルーツとか、あるいはフローラルというのか。そこにSBの爽やかさやハーブ感などがマッチして、非常によろしい。また香りもそうだけど、じわっとした土壌のミネラル感...
個人的には円がなかったのですが、都内に革命君という酒屋がありました。斎藤さんという方がお1人でやっていて、花陽浴とか射美とかを発掘した方だったのですが、ご病気をなさっていて2021年に惜しくもなくなってしまいました。こちらは越前岬の蔵に齋藤さんが本醸造で袋吊りをやってほしいと依頼していたお酒を形にしたもの。優勝というのは越前岬の蔵が昔使っていた銘柄名。うえもさんで販売していて、今期で2期目だったかな。基...
正しいモダンな生酛の造り手というと、この蔵は必ず名を挙げるべきでしょう。松竹梅の然土が大変すばらしい生酛だったので、そのイメージに近いものをと買ってきたのですが、間違ってはいないようです。完璧に似ているというわけではないので、そこはあまり期待しすぎないように。あえて言えばここは目指す味わいのレベルが非常に高いだけに、その最高のイメージで採点をすると70点とかになっちゃってちょっとガッカリすることが多...
入荷情報が流れているのを見かけ、ふと興が乗ってひとっ走り買ってきました。このブランドが出回るようになった初期に何本かやったのですが、どうもその後は僕の希望と違う方向で人気が出てしまっているようでご無沙汰に。うーん。抑えめっちゃ抑えめだけど……。これなんの酵母だっけ?M310とか?やっぱちょっとカプ系なんですよね。確かに甘さはやや控えめでヘルシーめの造りです。そこに高さめの酸でさっぱりと、酸のあたりは少し...
2年前くらいにバージョン違いを飲んで好印象だったので再登場。うーん、どうかな。すっきりめでモダン。流行っぽい酸味の表現に、やや軽薄にも感じられるエキス感。若干の辛口テイスト。度数15なんだけどもっと低アルに感じるくらいなのは良いのか悪いのか。基本的にアルコール感を感じにくいお酒を目指しているらしいので、狙い通りではあるのか。個人的な意見としてはやや流行に寄せすぎなような。やりたいことはわかるし上手な...
ドンペリの5代目醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロワが指揮する日本酒プロジェクト。シャンパンがお好きな人はよくご存じでしょうが、ドンペリのような大手メゾンのシャンパーニュは色んな生産者や畑、ヴィンテージのお酒を調合して、安定したクオリティの商品をたくさんリリースするという少し工業製品的に近いお酒でもあります。ボルドーやシャンパーニュといったイギリスとつながりの深いワインにはそういう傾向があ...
禅が良い印象だったので季節酒を。気合を入れないで軽く日本酒を飲みたいときに、宮城の比較的スタンダードなお酒くらいがちょうどいいのかもなあ……という想いが最近あって。これで問題なくイメージ通りであれば、特約店酒屋でプッシュしているような酒よりもこっちの酒のほうがありがたく、しかも入手も容易で最高なんだけどなあという気持ちで買っています。どうかな~。若干の春酒仕様といったところなのか。凄く華やかではない...
久々にリアタイ更新。今月、日本酒としては一番楽しみにしていたお酒。ド大手、宝酒造白壁蔵の新商品。昨年の秋に飲食店限定みたいな感じで出してたのをチラ見して気になっていたのですが、今月50本直販でリリースがあったので購入。山田錦100%でサスティナブルな米造りから関与するというコンセプトみたいです。それで届いて調べてみたら、山仁の大橋健一MV(マスター・オブ・ワイン)が一枚噛んでるっぽくやや不安も。先日オー...
昨年に引き続きミニエール。うーむ、やはり美味いな。ニュアンスが多彩で、生々しくウェット。口に含んだ時に適切に甘さも感じるのだけど、酸味も十分に足りていて、かつ品性や質感が伴っている。ロット差、瓶差もあるんでしょうが、ガス圧はしっかりめ。酸やニュアンス感において、柔らかい広がりもあるんだけど、キレや硬質さも備えていて。ふくよかでもあるけどスマートさも備えていて、またキレ感や石灰的なミネラリーさも感じ...
このあいだ飲んだ玉川は江古田の秋山さんで購入したのですが。あそこに行くとつい買ってしまうのが若駒。ほかの商品も購入したいのですがタイミングで昔たまに飲んでいた愛山90。攪拌してうすにごりで。マスカット、白ブドウみたいな香りが強めですね。あるいはライチやスウィーティといったような。ただベースにはバナナ系があって、次第にそれがしっかり出てきますが。その辺は個人の感じ方によりますが栃木酵母を駆使したアロマ...
事前情報はあまり入れてない。色は濃いめ。すこし温度高めからのエントリーになってしまいました。不思議な味わい。非常に円やかで、またケルナーですからアロマティックな甘みもあるんだけど、塩味とかうまみもある。ミネラル感といえばそうかもしれない、少し潮っぽいような。フェンネルとか、そんなイメージのハーブの香り高さみたいなものがヒントとしてあって。生姜と柑橘のチャツネとかどっかで書いてあったの納得。お茶系の...
うんめえ……。変に若いということもなく、普通に今飲んで楽しめる。冷酒→常温へという大まかなレビューです。ちなみに。玉川は米違いのバリエーションがとにかく多いので、誰かおすすめを教えてほしい。この自然仕込みシリーズ(山廃純米)と、あと手付けず原酒がボリューム的にはメインなのかな。もちろん火入れもあるし、熟成酒に行くって手もある蔵なので、選択肢は無限。蔵元自身が書いていますが、やや甘めの仕上がり。もちろ...
気合のDIAM30だ!香り立ちなんかはわりと正統派の面影がある。味わいはちょっと自然派っぽいなwピノっぽい妖艶さは正しく出ていると思う。甘美さにはやや欠けるが、あまりに陰気とかそっけなくダークということはない。少しの北の陰性もというくらいか。一方で少しオレンジとかトマトピューレ、あるいはピリッと薬っぽく、やや揮発感があるというのかな。そういうところに自然派っぽい雰囲気を感じます。全体的な質の高さは感じら...
青森のピノノワール100%でつくられたロゼのスパークリングワインです。きれいなサーモンピンクで、日本ということを考えたら桜ロゼといった風な。うーんどうなんっすかね。よく考えたらシャンパーニュでないスパークリングなんてちゃんと飲んだことねえや。ピノノワール100%でいわゆるブランドノワール。ほんのりとキュートな甘やかさに、シャンパーニュの焦げた感じもある。全体的にはやや繊細で薄味な印象ではあるが、酸味なん...
タキザワワイナリー ピノ・ノワール プライベートリザーブ2021
少し前から、北海道の中でも函館や余市といったエリアから、岩見沢や三笠あるいはモセウシといった空知地方のワイナリーへと移動して飲んでいます。と言われても道民じゃないし空知なんて言ったこともないのであまり空気感とかがよくわからずピンと来てないのですが。ここピノ3種くらいあるからわからん。青はヴィンテージの特徴を活かした醸造。深緑はYAMAZAKIらしさを活かした醸造。このプライベートリザーブは土地や気候の特徴...
この濃さ、久しぶり。基本的にはセメダイン系で、濃醇で味わいは強いです。19度の生酒ですのでちょっとアルコール感とかガツっとした感じ、あるいはハーブやスパイシーも感じるんだけど。徐々にそういったところを凌駕するポテンシャルがあらわになってきます。やはり秀逸なのは甘さもちゃんとあるというか、しっかりと溶けたコクというのか。アーモンドや杏仁系、さらにキャラメルといったようなニュアンスなんかも甘やかさを添え...
岩見沢市のKondoヴィンヤード。第一農場のタプコプではなく、第二農場のモセウシのピノ。タプコプも白も飲んでみたいが、非常に入手困難そうですね……。当たり前だけど色はうっすい。香りはいかにも和ピノぽく、いい具合に上がってくるので期待できる。落ち葉系のニュアンスが比較的はっきりあるような気がする。キノコ系というか出汁系というか。酸味はさっぱりと薄ウマ系っぽく、ちょっとナチュラルテイストが強いか?酵母っぽい...
サントリーフロムファーム 津軽ソーヴィニョン・ブランキュベスペシャル2021
ああ、これ結構すきだな。SBに詳しくないから知らんけど。爽やかな青さもありますが、同時に果実の甘やかさがきれいに調和して非常に心地よい。はっきりと甘いストーンフルーツ系のニュアンスが確認できますし、ブドウの種もありますね。リンゴとか柑橘系から、滴るようなジューシーさも。なんかピノとかでスパークリングも作ってるのも納得するようなフェミニンさに少し洗練された趣がある。酸味も和のニュアンスもありつつ涼やか...
気泡がグラスにシュワっとつくようなところがあり、個人的にはちょっとデキャンタージュとかしたくなる。めんどくさいからしないけど。けっこう独特の香りしません?酸味なんかはレモンとか青リンゴのぱきっと切れ味のある印象。そこに洋ナシやハチミツ、あるいは桃的なストーンフルーツな甘美さもあるんですが、ちょっと塩味というか塩の香り。フェンネル?タイム?詳しい判別はしらんが何か少し癖のあるハーブっぽくもあるけど品...
昔は山廃じゃなかったっけこれ?はるか昔にはせがわの社長が褒めてたり、IWCでも上のほうに来たこともありましたよね。10年前から、名品と言ってよいような商品だったお酒です。今回は2023のIWCで純大部門の主席(トロフィー賞)だったみたい。すべての部門総合で主席だったのが十六代九郎右衛門の美山錦だったと。想定通りというか、よくできた生もとのお酒だと思います。100点を取るよりも、まずある程度想定した味わいであって...
日置桜の季節商品ですが、今年は仕込み水違いで2種のリリースとなりました。昨年に深井戸を掘ったようで、今年は新しい井戸メインで仕込みつつ、いくつか比較用に旧来の水のタンクもという噂。布施の湧水のほうがこれまでのスタンダード。滑らかな口当たり、ふくよかさでゆったりとした広がりや重層感がありつつも、酸味やガツっとしたキレもあり。エキス感とある種のドライさとが拮抗して、前に山眠るを飲んだ印象とさほど変わら...
何年か前にまとめて買ったときの遺産。わお!やっぱうまいんだねラングロールって。この味わいだと嫌いな人はあまりいないだろうな。スルスル系とのことでもっと薄いのかなと思ったけど、それなりにタンニンもあって、南仏をうまく使ったバランス感覚なのかもしれない。だからそんなに温度を下げないでも、特に冬だし。ちょっと舌先にガスっぽい跳ねあり。でもやっぱりスムースさもいい具合です。きれいな瑞々しさがあり、またフレ...
昨年これの生原酒(うすにごりはなく)を飲んで好印象だったので。どうだろう?磨き66という低精白よりのドライさをうまく生かしている。メロンやバナナにグレープフルーツ、うーんブドウに白い果肉?というようなニュアンス。軽いガス感と仄かに甘やかさ。酸味ももちろんなくはないんだけど、集中力があってビシッと感じるって感じではなく。全体的にゆるっとリラックス感のあるような味わいで、ちょっと柔らかい白ワインみたいな...
オーストラリア、タスマニアのピノ。けっこうな珍品で、というのもとあるインポーター?店?の独占販売。インスタをフォローしている癖の強いワイン屋さんがポストしていて興味をそそられたので購入。スクリューキャップ。色は薄めで。ふちなんかクリアカラーといった風。口開けだからかちょっとこもったような、ヴェジタルだったり土っぽい、あるいは形容しがたいあまり好ましくない香りが少々。やべ、早く開けときゃ良かったな、...
毎年恒例の。昨年はちょっとイマイチだったかなあという印象が残っている。けどそんなに厳密に見なきゃいけないようなお酒でもないし、今年も楽観はしている。1月の風物詩ですね。北海道に流氷を見に行きてぇ~。どうっすか。細かいところは色々あるんだけど、まあおおむね問題ないんじゃない?転売価格で期待して飲んだら文句言う人もいるかもしれないけど、そもそもは高い商品でもなく。いつも言ってるけどこれが一定の数出て、...
ひだほまれ、9号。やや濃いめ、ってそりゃ生酒だからそうか。イソアミル寄りで、はっきりバニラ感なんかを感じるのは醴泉らしい。やや低スぺよりの味わい設計で(出来が悪いという意味ではなく)、ちょっと本醸造より。やはり特A山田錦の蔵だよな、とは思いますが不満はありません。ふわっとしつつ蕩けるような一体感もあり。少しスッと青さとか、柑橘なんかも交えつつ。甘さ、すこしの甘じょっぱさ、キレ感はしっかりビッと。澄ん...
ロワールの生産者ですよね?むかし自然派のワインをたまに買っていたころに入手したもので数年寝かせています。たぶんその筋では割と貴重なワインだと思います。やや薄めの色合い。薄めではあるんですが、瑞々しさのある甘露といった風に、甘みが足りていて調和している。かなりケモく、ちょっとフォクシー・フレイバー?と思うくらい。そこに優しくスパイスが効いて、もちろん果実感やバラもあります。タンニン、ミネラルといった...
ロワールのシュナン・ブラン。とはいえロワールは広い。アンジュー&ソーミュール地区、このモンルイやヴーヴレに赤のほうが著名なシノンやブルグイユのあるトゥーレーヌ地区、サンセールやプイイ・フィメの有名なサントル&ニヴェルネ地区など。これ2年前に同じの飲んでるよね?なんとなくティボー・ブーディニョンとセットで買いましたが。少し藁っぽいようなニュアンスは、品種と土壌の問題かな。ミネラル的なニュアンスという...
一部で今年はうまいという噂があったので久しぶりに。とはいえもう1月も22日なのでコンディション不明、参考程度でお願いします。本当は12月のうちに飲めれば良かったんですが。どうかなー。透明感と、ビシッとしたミネラリーさというか、ある種の厳しさがあるのは朗報。ただ味わい的にはちょっとダレ気味で崩れてるな。徐々に幅というかペタッとしたような下に絡む緻密さや、少し塩味とか複雑さも。よーわからん。どっかでバシッ...
去年か?ウメムラの案内でなんとなく最上位キュヴェのクロ・ド・ラ・ユットを飲んでいいなと思った生産者。記事にしてないけど、確かそのあとにクロ・ド・フレミーヌも飲んでいたはず。おお~いいねえ!すーっと抜けるような爽やかなミネラリーさ。気持ちの良い、フリンティという感じですかねえ。この感覚素晴らしい。それでいてガチガチに硬いとかキツイってわけもない。レモンやリンゴ水といった爽やかさに、ややカリン、そして...
ちょっと日帰りで大阪に行ったので、天野酒なんか買ってきました。大阪の南部にある大変歴史のある蔵元です。天野酒というのは秀吉が好んだという、天野山金剛寺でつくられていた僧坊酒の名称で、金剛寺さんに許可をもらって銘柄として使っています。あとはこの無濾過生の龍剣ラベルというのはけっこう販売店が限られていると思います。光栄菊の山本杜氏がかつてこちらに勤務していて、山本スペシャルなるお酒を手掛けていたのです...
久々に五人娘でも、と思って覗いたらフラッグシップみたいな商品が出ていたので。ストーリーとパッケージには金がかかってそうですが、ティスティングコメントの一つもないのは大幅減点。常温とかお燗で飲むお酒なんでしょうが、とりあえず冷やした状態で味わいチェック。かなり乳酸っぽく、ヨーグルト的な香りがします。含んでもそういう文脈で酸味と甘みがあり、かなり変わったお酒ではあるものの、比較的飲みやすくまとまった味...
なんか天下錦でもと思ったんだけど。名張で取れたお米で名張の蔵が酒を造るプロジェクトの初年のお酒らしい。特別に生酒が出ていたので、天下錦の普通に商品よりこちらを選んでみました。亀の尾40で、三重のMK1。まず全体にスマートというか、最初から最後までスーッとしたようなところがあって。ある種の清涼感、あるいはキレ感のようなもの。そういういえばこういう感じだった気もする。そうすると苦渋いとか、少しタイトでそっ...
&北海道は飲んだものの、本家を飲んでないなということで。クロ・ド・ヴージョは最も広いグラン・クリュで生産者(畑の場所)を選べ、とはよく言われること。著名なのはモーベルチュイですが、その他だとクロ・ド・ヴージョ城直下にあるシウルなんかも有名で、これはほぼメオ・カミュゼ所有なのかな。これはそのシウルの少し下でまずまず良好な立地のように見えます。おっDIAM30。やや薄めの色合い。エレガントでソフト、またやや...
インポーターは野村ユニソン。デゴルジュが2021の10月。ピノ・ノワールとムニエが半分ずつで、ドザージュ3g。ガス感は細かく、ややはっきりとした印象。ブランドノワールだからか?酸味がパキッとしてますねー。それでいてふわりとした柔らかさもある。クリアーなリンゴや蜜、もちろん柑橘やアプリコットに、高貴な小花。甘く焦がしたようなニュアンスやクリーミィさも上品に。後はミネラル感はやっぱ好きだな、秀逸な表現、洗練さ...
数年ぶりに飲みますか。ちょうど年末になんとなく買っていたのですが、ご存じの通り正月に能登半島で地震が発生しました。池月の鳥屋酒造さんは七尾と羽咋のちょうど間、中能登ということでそこまでの被害はなかったようです。かなり淡めの、本当にうっすらな薄濁り。ややミルキーで蕩けるように、それでいてちょっと粉をはたいたような、素朴さやピリッとドライ&スパイシーさ。さらに本醸造らしいというようなビシッとしたキレも...
出荷は2023の11月。BYは2019。このお酒は30分くらいすると整ってくるので、温度とか開き具合を見ながらゆっくり飲んでください。第一印象はミルクキャラメル、あるいはカフェオレのような印象と言えばいいか。少し香ばしさも出てきそうなニュアンスに、ややバニラに近いようなふんわりしたニュアンス。ともに熟成酒ではしばしば遭遇する系統で、そういった要素が強く感じるんです、最初はね。あとは塩味とか収斂性も少し感じる瞬間...
大阪府柏原市のワイナリー。堅下本葡萄というのはいわゆる甲州のこと。明治時代に政府がブドウの栽培を奨励した折、東京新宿御苑から今の藤井寺市沢田のぶどう試験園にわたって試作されたブドウで、あまり品種の改良がおこなわれていないとか。そういう経緯もありあえて甲州としていないようです。含んだときの香りよし。ふわっと抜け感よく、甲州の柑橘に、りんごとか白い花。確かに洋梨感あって透明感も感じる。少しシャンモリ柑...
見た目はオレンジワイン、ロゼという薄さ。香りは土というかゴボウなどのイメージも明日ヴェジタルさに、ほんのりスパイシー?含むとちょっとバターっ気に、前述の旨み感。思い出すのはそれいゆのピノですが……。酸味はどうでしょう。最初は旨みとか仄かな甘みがくるのですが、いちおう酸味も出てきます。ほんのり各種ベリー系のニュアンスもありつつ、ちょっとシソや紅茶。これだけ薄いとまずはナチュール系という気分でいかないと...
ちょっと筑波山に登ってきたのですが。帰りに学生時代によく行った酒屋によったりして。せっかくなのでこんなものを買ってみました。トロミがあってリッチな酒質。基本的には田酒のあの黄桃系なんかをイメージする華やかさのあるお酒ですが。ちょっとマイルドというか、少し山廃っぽいような厚みのある感じにはなっています。少しだけクラシックに、ちょっと酸味の幅とか、少しのキレとかね。山廃のハイクラス、例えば天狗舞とか農...
マスクメロン、バナナ的な香り。ふわっと広がるその香りを一番の売りに、そこに合わせてミルキーな甘み。いい意味で軽いほろ苦さ。グレープフルーツの砂糖がけ。柑橘の皮の苦みをアクセントに。全体的にやわらか&軽やかなのが大きな特徴。よけいな味わいは感じにくい。酸味が低いのもここの特徴で、さらに低いは低いなりにあえてちょっとだけ残しているようにも感じられ、ややクリアーにモダンなテイストも感じます。ジューシーさ...
モンティーユ&北海道の2020、3本セットからケルナー。あら、これはけっこう本格派なテイストですね。もっとアロマティックで甘口、飲みやすいケルナーを飲んだことがあったのですが、そういった要素はやや控えめ。粘性を感じ、リッチなボディ感に、塩気なんかを感じさせて。さらにそこに適度な樽感を効かせて、エレガントな印象。当然ケルナーからくるアロマティックな要素はありますし、フレッシュさんなんかもあるんですが、全...
香り、味わいの濃さなどは一口含んで、少なくとも村名とは違うとわかるもの。味わいは濃いめ。しっかりと感じる甘みと非常にまろやかな味わい、シルキーさ。ややスパイス感とタンニンの深みなんかを感じさせつつ、徐々に妖艶さ。少しウッディというか、紅茶につながっていきそうなニュアンスも。たぶんもう少し寝かせるとミルクティーとかモカとか、そういうのが出てきそうなイメージで、フィニッシュのあたりで添える少しの青さに...
キレがよさそうなんだけど、芳醇さも感じさせるような。第一印象はそんな立ち香です。含むとどうかなあ。ストーンフルーツに、白い花というのかちょっと生っぽかったり青かったりするような。スタイリッシュさもあるが最先端の尖った酒というよりは、ちょっとガッシリしてダンディと言われるのも納得できるような味わい。豊潤さもあるけどフレッシュさもあって、果実味もあるけど複雑性もある。ただ十分に洗練はされていて、つまり...
んーそこまでじゃないような気が?アロマにあか抜けたような部分はあるし、薄いとは言わないけれど。各要素本当に少しずつなのですが、やっぱり1erと比べればあらゆる面で明らかにひと押し足りないような。バランスが良いと言えばいいけども、少しカジュアルですね。やや薄めでシルキーな印象だ。味わいなんかも少し線が細く、その分少し渋みや青さが目立つポイントも。酸味はあるとは思うけど、ほんとはもっとあるのかもね。2018...
続saga2が良かったので、レギュラーな商品もちゃんとやっておこうと思いまして。天穏の中ではこれが一番上のランクということになるのかな?ほんのりウッディ、軽い渋み、金気のある収斂性みたいなもの。天穏のふわっとしたミルキーさを感じるような甘さもある意味でより純粋に感じるのだが、少し育ってきているようなニュアンス、ちょっと田舎っぽいようなニュアンスも感じるような?いや、麹感とかあるいは金気とのバランスでそ...
あまり飲んでこなかったのですが、よく考えたら金沢酵母だろうし、好みとしてあまり外さないのではないか?と思って買ってきた一本。開けてみると……どこが辛口!?ガスがあって甘くてという、めちゃくちゃ良くあるやつ。お酒の味わいとしてどうこうの前にこういうのが一番困る。今日の気分に合わない以上はこんなもんそっ閉じで捨てるしかない。こういう不幸な出会いを避けるためにちゃんと商品情報を書けと。貧乏人相手に、味は悪...
マスカットベーリーAの古木を使用したキュヴェとのこと。シッカリとした濃いめの色合い。香りも濃厚でフォクシーなニュアンスも濃いが、転じてピノのような妖艶さを感じるとも言える。口当たりのテクスチャーはソフトながら肌理は細かいと感じる。味わいはわかりやすく甘いとか酸味がというわけでなく、しみじみ旨いエキス感やタンニン感といったところ、酵母的な厚み感。果実味もありますけどチャーミングに飲みやすいベーリーAと...
よえもん飲もうと思ってたので。辛口、も出ているんですがノーマルのほうで。ある程度イメージ通りで良いですね。こちらも十分辛口でタイト&ドライと言えるような味わいも感じます。ただしっかりと濃醇さもあるお酒で、秘めたポテンシャルを味わうにはゆっくり飲んで、あるいはご自分で熟成しても。全体のボディとしてはけっこうリッチで、わざわざ自家田のお米で作っている意味も分かります。わかりやすく強い味はないけども生ら...
北ワイン ピノノワール2019 (北海道中央葡萄酒/千歳ワイナリー)
先日飲んだプライベートリザーブとの比較。そのために同じ2019を買っています。やっぱりちょっと薄い?プライベートリザーブを飲んだのも結構前なのでなんとも……。流石に倍違うだけに、少し差はあるともいます。ある意味正しい。ただ基本的な構成みたいなものは当然同じ。甘やかさが程よく担保されていて、チャーミング。そしてやっぱり正統派で。ナチュラルワイン系統の、少しファンキーだったりエクストリームな方向の味わいとは...
蔵王にてタケダワイナリー。タケダというとスパークリングのキュヴェヨシコか。あるいはサンスフルという自然派の先駆け商品もあり。そちらではデラウェアを使っていて、得意としてるブドウの1つなんでしょう。少しガスが溶存。なかなか良い。デラウェア、食用ブドウ的なアロマでアロマティックだが、軽薄な印象はない。ちなみのこの香り、ラブルスカ種にあるフォクシー・フレイバーというやつかな。ヨーロッパでは好まれないそう...
栃木佐野のイオンリカーにて。まだ2018が売ってるんだなあ、もちろん普通に棚で。なので状態は不明。ちょっと冷やしすぎた。しっかり酸味は足りていると思う。赤系もあるが黒系も感じ、さらにふわっとイチジクとかちょっと発酵感のあるような甘やかさ。香り的にはきちんとピノ感あり。旨み的にはやっぱり自然派っぽいエキス感で、ちょっと梅シソやサンザシに、若干のカツオも無きにしも非ず。たしかにテクニカルシートに書いていあ...
この商品はリリース直後から取り上げてきました。そういう意味では推しではありますが、10月リリースでなんとなく買ったものがちょっと放置気味になってまして。軽くティスティングでもしとくかなと、あまり期待せずに抜いたら非常にいい出来だったもので、今日はこれで行くことを即決しました。うちのブログだと、会津娘とか好きな人にはおすすめできるのではないか?との第一印象。それなりの甘さもありつつ。お米由来なのかほん...
そんなに墨廼江が好きというわけでもないんだけど、昔から600Kとかやまサとか上のほうは気になっていたのでこの機会に。石鎚、あるいは宮城のスタンダードなお酒のイメージで、あまり癖のないタイプを期待していたのですが、結果から言うとだいぶ違いました。うーんどうかな。ちょっと甘いかな。でもキレ感はピシっとしたものがあり、また最初はフレッシュという印象すら感じます。宮城酵母で大吟醸とか作ったらまあこうなっちゃう...
北海道の北斗市のワイナリー。まだできたばっかりなのか、余市のシャルドネとケルナーを使ったキュヴェだそうです。ふわっと落ち着いたタッチ。よく言えば抑制的で静けさ。ケルナーのアロマティックさや甘みに、全体的にはちょっと落ち着いてしみじみというテイストシャルドネのちょっとそっけないようなクリスプ感や酸味、塩味なども感じる。ケルナー2:シャルドネ8だそうだけど、半々くらいに感じるので、ある意味いい具合のブレ...
今年も良いですね!求める味わいが適切に。クリアーでヘルシーながらも、端正なお米の香味がきちんとあります。僕はパウダリーとか、派生でちょっと和のハーブや野の小花と言ったりもしますが。裏書に書いてある『山田錦独特の気品高く、幅のある深い味わい』が、クリアーゆえにわかる人にはわかっていただけるかと。穏やかな香り、軽い酸味、そこまで峻険というわけではないけれども適切なストラクチャのある水感やピッとしたキレ...
天穏の続saga2。詳しいことは公式に書いてある蔵ですのでそちらをご覧いただくとして、蔵人で頭を務める上山さんという方の責任仕込みのようです。伝承ということを念頭に置いているようですが、普段のものなんかと比べてもサブテキストになるし、面白いコンセプトかな。そして最初に言っておきますが、出来がいいです。出来が悪かったら何の意味もないわけで。んん?ややプラム、あるいはウッディなのかな?最初そういうニュアン...
日本人がやってるネゴシアンなので、このラベルを見たことがあるという人は、ワイン好きでなくとも多いかもしれません。ショレイ・レ・ボーヌは村名ということになります、サヴィニー・レ・ボーヌとかあのあたり。コート・ド・ボーヌでプルミエ・クリュも無いからだいぶマイナー。タンニン弱め、早飲み推奨のアペラシオンらしいですがどうでしょう。それでもまだ若いこともありしっかりと濃いバイオレットな色合い。どうですかね。...
ドニ・モルテ ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ2016
ぶっちゃけさほどの凄みは感じない。これも2020は4万まで来てるしラヴォーサンジャックは6万超えてるからね。ちょっとついていけないレベルになってきた。ジュヴレでイメージするような強さもそこまで感じない。もちろん微妙なタンニン感の厚みなんかはそれっぽさでもあるんだろうけど。ピュアでエレガントな感じというか、赤いフルーツの香りなんかを感じて。クリアーな印象に、しなやかさ、チャーミングでキュート。フランボワー...
香りは穏やかながら上質、ややブドウやマスカット感。少し米粉とかに、ほのかな和のハーブ的なスパイシーさ。これだけの高精白だとある程度に通ってくる部分もあり、黒龍の純大とかそっちの系統になってくるんじゃないかなあ。透明感のある酒質。仄かな甘み、密やかな酸味のきらきら感。もちろんお米の味わいもあるのですがまだまだクリアーさが優勢。さらに割とタイトでドライ、やや硬質なスタイリッシュさみたいな。あるいはシャ...
ドメーヌ・ド・モンティーユ&北海道 學 ツヴァイゲルトレーベ2020
2019のピノがなかなか好印象だったので2020の3本セットを買ってみた。あくまでもピノが中心だと思うが、ツヴァイゲルトレーベやケルナーが美味しいという声もあり、そこそこ期待。外観は紫色で、よく見るとやや薄め。香りはやっぱりピノっぽさがあり、ドライフラワー系の香りでしょうか。ガメイっぽいといわれるとそんな気もする。微妙な香味はけっこう違いそうだな。どうでしょう。まだ若い?やっぱピノの頭で行くとあんまりおい...
徳島の芳水。過去に高柿木、あとはとびっきりのハイランクの純大と熟成系をやって好印象があるのですが、今回は新酒。11月10日リリースだったようです。20度、ごく仄かに薄濁ってます。そこまでガスは感じないけど。セメダインに甘みを感じるタイプ。この手のしぼりたて本醸造20度とかにわりとあるやつですね。季節ものとしては僕は嫌いじゃない。少なくともカプよりはいい。バナナもあるし、てろっとしたミカン的な甘みとか。少し...
全然知らないんですが余市郡仁木町のワイナリーでやっぱりすぐ完売系なのかな?アルザス系の品種を用いた混植みたいで、瓶もそっち系。瓶である程度の系統を示せるというのも、ワインは共通言語として機能するものがあっていいな。なんか日本酒もそういうの(瓶でスタイルがわかるとか)あればいいのにね。瓶底にめっちゃ沈殿物あるのでそろっと注ぎましょう。注ぐと軽くガスあり。しゅわしゅわというかぱちりと。二日目くらいにな...
なんとなく宝剣。自然な範疇で、軽くブドウ系って感じかな。少しメロンとかバナナかもしれんけど。味わいもそういった方向性で癖がないというか正統派というか。この時期なので少し、健全に育った甘じょっぱいような味わいがあるけど、自然という感じで。きめの細かい軟水的な丸いタッチの印象的で、きれいな波紋を描く凪いだ水面というか。その中にきれいな響き、つややかさとか澄んだ深みもありますよね。ある意味であまり抑揚が...
あるインスタ垢で一番好きな甲州と言っていたので買ってみました。買ったのは某MVの店です。実を漬け込むとかかなり特殊な製法してるみたいですが。うーん、どうだろうなあ。少しオリっぽいというか、シュールリー的な雰囲気も少し。やや酵母っぽいような旨み感というかね。味わい的にはヘルシーで、甘くはない。ひと呼吸おくと、柑橘に少しその他の果実の甘い香りがふわっと立つことはある。芯にかなり明確に、ヒシっとしたミネラ...
日本のワインの中でもトップクラスに入手困難な1本。メルローです。確かに聞き及んでいた通りにびっくりするくらいにピノ・ノワールの香り。ドライフラワーなバラ、赤系のチャーミングな果実も混ざりますし、黒系に少しプルーンを思わせるような粘性も。さらに中華的なスパイスが優しく、2杯目のグラスが乾くようなタイミングにはちょっとみたらしっぽいようなコク。メルローなんて信じられない!!やや揮発的な酸があって、酸は高...
ポール・ホブス ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール2020
ポール・ホブスはオーパス・ワンの元醸造チームリーダーという経歴。ソノマカウンティのロシアンリヴァーヴァレー。今はピノが増えているそうだが、昔はシャルドネが多かったとか。霧の影響があって冷涼でヨーロッパ品種に向いてるらしいが、昨今の温暖化もあって最近はそこまで冷涼でもないとか。色は濃いめのバイオレッドながらも、エッジなんかにはクリアーさも見られ、濃厚一本やりという感じではなさそうだ。香りもなかなかエ...
おすすめ頂いたので麦焼酎の変わり種を。麦の風味の強い商品をシェリーカスクで寝かせた商品。んー香りは麦汁の香ばしい甘さ爆発wただ少しだけシェリー的な赤い果実のジューシーさとにバニラ感。味わい的はそれなりにドライで、もう少し甘酸っぱさあったほうが最高だけどね。ロックでいただきます。香ばしいが麦チョコの焙煎的な甘やかさに、程よい酸味とビターさ。しっかり冷やすより、やや冷え常温ストレートくらいが面白いのか...
アルベール・ビショー コルトン・グラン・クリュ クロ・デ・マレショード 2016
アルベール・ビショーは大きなネゴシアンみたいですが、これはドメーヌものでドメーヌ・デュ・パヴィヨンって名義になるみたい。生産者もそうですし、このクロ・デ・マレショードってのがただでさえ色々あるコルトンの非常に評価の低いグランクリュなんだそうです。ところがこれが悪くないですよ、と言っていた人がいたのでそこまで高くないし購入してみました。コルトンなので濃いルビーレッドみたいな色ですが。その上でも薄くな...
ココファームのこことあるシリーズのピノ。例によって、余市の木村農園産のピノになります。モンティーユや千歳ワイナリーとの比較、またその他の余市のワイナリーの比較も面白いでしょう。ロゼというくらいの色の薄さなので、自然派の系統なのかなーと外観で予想。注ぐとすこしオレンジがかったような色合いにも感じますよねえ。やっぱり薄めで味わいの設計的にもナチュラル系のつもりで飲んだほうがいいと思う。千歳ワイナリー、...
んー、ちょっとぬめっとしてるかな。香りはうるさくない、だけども少し華やかさもなくはない宮城酵母。ちょっと酢エチっぽいような酸味もアクセント。冷たいとヘルシーでともするとちょっとライト。やや酸味があるところに、ぬめっとしたトロミと、少し不愛想なエキス感。酸とエキスのバランスあたりが少し??と思うところもあるけど、だんだんしっくりくる。まあ秋っぽい味のノリなのかね~ぬるめにお燗とかも良いんでしょうね。...
北ワイン ピノノワール プライベートリザーブ2019 (北海道中央葡萄酒/千歳ワイナリー)
グレイスの中央葡萄酒が北海道でやってる第二ワイナリーです。このピノノワールは余市の木村農園のブドウを使っております。ああ、いんじゃないの?最初少し酸味が高いかなと思いますが、果実味があると捉えることもできますし、次第にこれが適切と感じられます。イチジクっぽいような甘やかさ、しっとりピノ的なタンニン感とエキス感も適切に作用してるように思います。ブルゴーニュのピノでもけっこう薄いものもあるので、そうい...
トーンの高い、やや揮発感のある酸味。自然派よりでさっぱりとと飲めるワインかな?とは思うが、含んだ時の香りが大変よい。ストロベリーのような甘やかさがあってスルスル飲んでします。ストロベリーにフランボワーズ、アセロラやプラム、アメリカンなチェリーにカシス、すこしバラやスミレ、仄かにスーッとハーブ。非常に明瞭ながら重層的で持続力も十分。やっぱり多品種のブレンドのようだ。マスカットベーリーAを飲んだことが...
北海道ワインの中でもかなり人気のあるワインです。いちおうこの杤がフラッグシップらしく、ピノノワール主体なのでブランドノワールみたいな感じなのか?ピノノワール75、ピノグリ14、ソーヴィニヨンブラン8、シャルドネ2、ピノタージュ1だって。このモンガク谷というシリーズがフィールドブレンドを原則としているらしいです。フィールドブレンドって表現しっくりこないよね。混植でしょ、著名な先駆けってマルセルダイスだけど...
サントリ・フロム・ファーム ワインのみらい 登美の丘 甲州 キュヴェスペシャル2021
サントリーフロムファームの甲州の最上位スペシャルキュヴェ。13200円しますから、価格としてはキュヴェ三澤・三澤甲州クラスということになります。サントリーさん、去年だったかワイン商品をリニューアルしてこのフロムファームというような自社農園産ですってのを強く謳うようになったんですけども。その中に登美なども含まれるわけですが、例えば甲州など見ても小ロットのマニアックな商品を出してるのは好感が持てますね。例...
新商品で店穂限定(通販禁止)の商品。九平次にしてはWEBページもないし、公式直販限定の彼の岸との違いもわからないし、わかりにくい。デパートとかでも売ってたから、店舗で黒田庄のハイクラスの純大を売りたかったのかな。紙箱はデパ地下の洋菓子屋みたいなオシャレさだけど、瓶のラベルの”いのね”はダサい。四つ星と五つ星は自社内でのお米の等級らしく、ずいぶんお値段は違います。僕は金あるので高いほうから。750ミリで、厚...
完熟をイメージさせる香りです。プリンとかみたらし系に、少し杉が入ります。念のため申しておくと、杉があるのは麹室新設の影響で来年再来年と抜けていくと思いますが。含むとそこまで味わいたっぷりに全開というわけもないのが面白いですね。冷たい状態なので、温度が上がっていくことで出てくるものはと思いますが。酸味もジワリと出てくるポイントはところどころあるんですが、そこまでダイレクトに酸度2.2とは感じさせません...
10月出荷。ふーむ。懲りずに飲んでみるんだけど、まあ相変わらず。バニラに近いくらいのイソアミル的な静岡酵母の香りがふわり。仄かな甘さ、低酸ですがそのあたりから仄かに果実的な明るさも覗くか。ふんわりしっとりしつつ、スイっとした水感はあり、フィニッシュへ向けてはジーンと。個人的には磯自慢ってちょっと苦いと感じることが多くて。ミネラリー、というかアルコール的なアタック感がねえ。個人的にはそういうものは嫌い...
ドメーヌ・ド・モンティーユは仏ブルゴーニュの著名なドメーヌです。そのド・モンティーユが北海道の函館にワイナリーをつくるというニュースは大きな話題になりました、2016年だったかな。2023年からは函館の自社ブドウで、2018~2022は余市のブドウをココファームと10Rの協力を得ながらつくるという話でした。ちなみにに2022までは日本国内のみでの限定供給らしく、逆言えば将来は海外での販売を主眼に置いているのかもしれませ...
おや。これは非常にわかりやすい甲州。もしかしたらこちらのほうが鳥居平よりもらしい柑橘香がはっきりと出ているかもしれない。シャンモリのほうに近いイメージです。まあ飲み比べないとわからないけど。味わいとしてはよりヘルシー。キリっとクリアーな湧水のようなイメージあります。そこにフリンティーというか、若干スモーキーなにニュアンスを感じます。ちょっと石っぽいミネラル味というのか。正統派で基本的にはドライ(と...
これも参考程度で。山三と一緒に軽くティスティングレベルです。思っていたよりも山三と似ているところもあって。粉っぽくというか、結構ピシッとしていて。むしろ苦く感じてしまう。満ち月というタイトルなのでもう少し熟れたものを想定していたんだけどタイトで、わりとスタンダードにいつもと変わらない感じなのかもしれない。少しブドウ系みたいな香味があって、ミネラリーというか王道的な造りも見られつつ、モダンみたいな。...
まったくまじめに飲んでなくて参考程度です。長野の上田の新しい銘柄です。長野の酒屋のメルマガでちらっと見たのをタイミングよくブログでやっている方もいたりして買ってみました。買ってみたんですが8月出荷で。無濾過生で2か月たっちゃってるともうちょっとね……。7号14度だって。さすがにバランス崩れてるな。若干熟成感とかイソ感が出ちゃってる。基本的にはガス感もそうだけど結構クリアーでぱきっとカチッとしてるような。...
たぶん小布施の一番基本的なやつになるんじゃないの?2000円と少しのカジュアルなワインですがDIAM10、ながーい。メルロー+ほんのちょこっとシラーらしいですが、日本ワインでよくある今年限定のレシピです。メルローのイメージよりはや薄めの色合い。味わいもおおむねそのような感じで、その分カチカチということはなく今飲んでもそれなりに飲めるワインか。綺麗な酸味がすいっと伸びて、やや梅っぽかったり、あるいは若干はっか...
9月25日に月を待つを飲んだ翌日、非常に体調が悪くてですね。二日酔いかと思いきや風邪だったんですね。8日も禁酒しまして、味覚がまだ全然戻っていないのですがリハビリにこちらを。けっこう濃いめの濁り。集中力のある酸味、カロリーオフな味わいに加えどこか清涼感があり、基本的にはスパッとキレキレに感じます。レモン、いや梅かアプリコットっぽいようなニュアンスか。低精白っぽいような軽いタニックさ渋み、あるいは無農薬...
ココファームも非常に著名で、日本では先駆的なワイナリーの1つです。1984年からワイン醸造を開始し、1989年にはアメリカから醸造技師としてブルース・ガットラヴを招聘。ブルース・ガットラヴ氏は現在は北海道で10Rワイナリーを立ち上げてそちらで大変な人気者ですが、日本ワイン界にとっては教科書に載るクラスの偉人で影響を受けた有名生産者がたくさんいらっしゃります。ケルナーって初めて。2020だとケルナー86+SB9+ゲヴュ...
甲州種躍進の立役者的なグレイスのトップキュヴェ。国産ワインの中でもかなり人気があって入手が困難なワインの1つです。これがたまたま手に入ったので、甲州くらい少しは飲んでおくかということで何本かやってきました。まず全くもって派手なワインではない。極力ニュートラルに造っていると思います。普通の甲州比べると圧倒的に粘性があり、甲州としては驚くような凝縮感とかリッチさ。香りはもちろん甲州的。ピンクグレープフ...
こちらは甲州でもステンレスではなく樽も使ってるもの。基本的にはピュア&クリアーさが身上なので、樽を使ってるものがどうなのか。イケダさんはなんとなく適当にチョイスして現地で買ってきました。基本的にはスタンダードな甲州の香り。含んでもクリアーでピュアなテイスト、酸味を主軸にほのかに甘やかさ。柑橘とかは必ず出るワードですが、やっぱりブドウの種とか、あとは仄かな苦み、吟醸っぽさなどはあるかなあ。中盤くらい...
甲州をいくつか飲んでみることにしました。こちらのシャンモリは近年コンクール等で好成績をおさめています。コルクはDIAM5。たしかに非常に特徴的な香りです。マスカットかともするとライチのような香り、さらにブドウの種の周りなどを感じる立ち香で、またそれらが余韻としても残ります。香木というのもわからなくはないですね。含むと酸味が溌溂としたワインです。ゆえに個人的にはちょっと物足りないかなーというところもあり...
キュヴェ三澤を手に入れたこともあり、基本の甲州、基本のグレイスをということで。この時期なのであまり飲みたいなという日本酒も思い浮かばず、いい機会なので少し国産ワインをやっています。ああそうそう、甲州ってこういう味わいだったよね。昔何回か飲んだことある。フランスのシャルドネばっか飲んでいると最初は全く別物のワインに思えてしまうかもしれない。これなんかは非常にレベルの高い表現をしているんだろうけど、う...
言わずと知れた、国産ワインの中ではドップドメーヌの1つです。日本酒ファンには日本酒のほうが有名ですね。それはもう日本ワイン的なふんわりした雰囲気ですが、不思議な味わい深さ。日本ワインならではの自由なセパージュも成功しているのかもしれません。柔らかいトロミがあって、酸味は滴るような瑞々しさから、微妙な厚みや響き。和柑橘とか、ちょっと柿とかビワみたいな?ちょっと梅?なテイスト。ただ単に微妙なハチミツ感...
よくわからんが、吟麗という定番酒の秋上がりver.=白露ということらしい。高知酒をということなんですが、高知って今は高知酵母のイメージのですが、もともとは9号系メインが結構多いみたいですね。酔鯨も熊本酵母が基本とか。そんなにひやおろしって感じはせず、最初はどっちかというと山形とか宮城の癖のないお酒?と思うかもしれない。少しラムネ系の香味でちょっと酸味とかも感じて、むしろフレッシュさも残した一火というか...
久々にツキミズ。こんな商品があるとは全く存じませんでした。ツイッターでフォローさせていただいてる方のポストでお見掛けしまして。五百万石45の純大の原酒を2年熟成したものだそうです。蔵元から直接買ったので出荷は8月、いくらだ4合で3500円とかか?絶妙なとこ攻めますね~。味が多いというタイプではないんです。むしろ軽快で、極めてやわらかなタッチが印象的。非常にエレガントで、またクリアーといってもよいと思います...
自然派系で著名なワインインポーターのヴィナイオータ。最近は農業をやったり色々してるみたいですが、そこのお米を親交のある月の井の石川達也杜氏が醸したもの。自称日本酒好きって本当に他の酒の事全く知らない人が多いので。せめてヴィナイオータの名前くらい知っておけって思いますけどね。冷蔵庫からだして10分くらいからスタート。かなり色はついています。今飲んでも寝かせてもお好きにどうぞという感じか。全体的には秋鹿...
まず正しく宮城酵母っぽい味わいで及第点。ものすごくブリブリじゃないけど少し華やかさのあるところが、個人的な宮城酵母のイメージ。味わい的にはそんなに何か突出したところがあるわけではないものの、若干のモダンさもなくはない、ある程度の育ちもある食中酒でしょうか。トロミというか、熟成でよりペタッとというかしっとりというかそういう液感ですね。淡い甘みは程よくシュガーで、さらにうっすらですが軽くサシの入ったよ...
相変わらずやたらと上手。非常に面白い味わいになっています。激押しはしないけど、なんか飲むものないなーなんて時に一度飲んでみてほしい。たぶんがっかりはしないだろうし、都内とかだとどこでも買えるし、供給量もけっこうありそうなので重宝する。舌先から非常にビビッドに感じる酸味。軽いビター感もあってクリアー&タイト感もあるんだけど、しっかりめにトロミも感じます。トロミから程よい甘み感、長く含んでいると少しふ...
高畠ワイナリー レ トロワ シゾー ド オオウラ エン カミワダ シャルドネ2021
キュヴェ名長いってw同じようなラベルで3種くらいあるので間違えないでください。たぶんこれめっちゃうまいな。そこまでコッテリというわけでもないし、むしろちょっとすっきりめか?というようなところもあるんですが。ジャパニーズ的ならしさもありつつ、それでも若干の粘性。それなりの樽系のお化粧から、ピーチかマスカットみたいな香りがふわわーとして、このアロマの鮮やかさ!!かといってトロピカルってほどあざとくも安...
新潟県新発田市には4つの酒蔵があるんだそうです。菊水と王紋くらいは知ってますが、ほかの2つは全く知りませんでした。軽く冷やしたくらいで。悪くないな。非常に滑らかで、少し厚みやみずみずしさも感じさせる。賛否はあるだろうが、酒特有の酒臭さ、クリームかカスタードのような甘やかさが優しく。キレ感はありますがそこまで強くなくて、全体的には柔らかさを活かした造り。これを端麗辛口というのはちょっと語彙が死んでる...
no.1907rice & polishing ratio:オオセト55grade:特別純米ABV:16%yeast type:不明vintage:2022shipping date:2023.8processing:火入れother:-advice:very good!!久々にまともにリアタイ更新。前から久々に川鶴をやりたいなとは思っていたのですが、ちょっと縁あってこれ幸いと買ってまいりました。川鶴に関するトピックでいうと天美に行った藤岡さんの話になってしまうのかな。ただ蔵元の川人さんが東農大の醸造学科卒で...
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思うところあって、文佳人&美丈夫を買ってきました。最近は宮城のお酒くらいの華やかさと癖のなさ、日本酒飲みたいって時にこれくらいがちょうどいいよねっていう気持ちがありまして。つまりラーメン通が尖ったラーメンじゃなく、上質な普通の中華そばを薦める、みたいなもんですけど。それであれば高知あたりももう少し確認しておきたいなと。実は5年ほど前に、まったく同じ銘柄・商品の組み合わせで似たようなことをやっていま...
昨年やったこれ、どこでも売ってるしこれで満足できるなら凄く助かるので、再確認しましょう。まず香りが好ましい。宮城のお酒としてイメージするタイプの香りであり、ボリュームもうるさくなく適切。ネガティブさはない。華やかなお酒に慣れてる人からすると、普通の純米酒やん?って思うかも。でも本来の吟醸香ってこのレベルでしょ。イメージよりはややエキス感が厚めな気もするが、これがお米の旨みでもあるし、常温やお燗への...
そうだね、レモンだね!パスカル・コタのレ・モン・ダネ。サンセール、ソービニヨン・ブランでもかなり著名な1本になるのではないでしょうか。うわお。最初は少し軽い飲み心地なんだけどミネラル感はしっかりと。独特の華やかさ、独特のミネラル感。少しストーンフルーツとか、あるいはフローラルというのか。そこにSBの爽やかさやハーブ感などがマッチして、非常によろしい。また香りもそうだけど、じわっとした土壌のミネラル感...
個人的には円がなかったのですが、都内に革命君という酒屋がありました。斎藤さんという方がお1人でやっていて、花陽浴とか射美とかを発掘した方だったのですが、ご病気をなさっていて2021年に惜しくもなくなってしまいました。こちらは越前岬の蔵に齋藤さんが本醸造で袋吊りをやってほしいと依頼していたお酒を形にしたもの。優勝というのは越前岬の蔵が昔使っていた銘柄名。うえもさんで販売していて、今期で2期目だったかな。基...
正しいモダンな生酛の造り手というと、この蔵は必ず名を挙げるべきでしょう。松竹梅の然土が大変すばらしい生酛だったので、そのイメージに近いものをと買ってきたのですが、間違ってはいないようです。完璧に似ているというわけではないので、そこはあまり期待しすぎないように。あえて言えばここは目指す味わいのレベルが非常に高いだけに、その最高のイメージで採点をすると70点とかになっちゃってちょっとガッカリすることが多...
入荷情報が流れているのを見かけ、ふと興が乗ってひとっ走り買ってきました。このブランドが出回るようになった初期に何本かやったのですが、どうもその後は僕の希望と違う方向で人気が出てしまっているようでご無沙汰に。うーん。抑えめっちゃ抑えめだけど……。これなんの酵母だっけ?M310とか?やっぱちょっとカプ系なんですよね。確かに甘さはやや控えめでヘルシーめの造りです。そこに高さめの酸でさっぱりと、酸のあたりは少し...
2年前くらいにバージョン違いを飲んで好印象だったので再登場。うーん、どうかな。すっきりめでモダン。流行っぽい酸味の表現に、やや軽薄にも感じられるエキス感。若干の辛口テイスト。度数15なんだけどもっと低アルに感じるくらいなのは良いのか悪いのか。基本的にアルコール感を感じにくいお酒を目指しているらしいので、狙い通りではあるのか。個人的な意見としてはやや流行に寄せすぎなような。やりたいことはわかるし上手な...
ドンペリの5代目醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロワが指揮する日本酒プロジェクト。シャンパンがお好きな人はよくご存じでしょうが、ドンペリのような大手メゾンのシャンパーニュは色んな生産者や畑、ヴィンテージのお酒を調合して、安定したクオリティの商品をたくさんリリースするという少し工業製品的に近いお酒でもあります。ボルドーやシャンパーニュといったイギリスとつながりの深いワインにはそういう傾向があ...
禅が良い印象だったので季節酒を。気合を入れないで軽く日本酒を飲みたいときに、宮城の比較的スタンダードなお酒くらいがちょうどいいのかもなあ……という想いが最近あって。これで問題なくイメージ通りであれば、特約店酒屋でプッシュしているような酒よりもこっちの酒のほうがありがたく、しかも入手も容易で最高なんだけどなあという気持ちで買っています。どうかな~。若干の春酒仕様といったところなのか。凄く華やかではない...
久々にリアタイ更新。今月、日本酒としては一番楽しみにしていたお酒。ド大手、宝酒造白壁蔵の新商品。昨年の秋に飲食店限定みたいな感じで出してたのをチラ見して気になっていたのですが、今月50本直販でリリースがあったので購入。山田錦100%でサスティナブルな米造りから関与するというコンセプトみたいです。それで届いて調べてみたら、山仁の大橋健一MV(マスター・オブ・ワイン)が一枚噛んでるっぽくやや不安も。先日オー...
昨年に引き続きミニエール。うーむ、やはり美味いな。ニュアンスが多彩で、生々しくウェット。口に含んだ時に適切に甘さも感じるのだけど、酸味も十分に足りていて、かつ品性や質感が伴っている。ロット差、瓶差もあるんでしょうが、ガス圧はしっかりめ。酸やニュアンス感において、柔らかい広がりもあるんだけど、キレや硬質さも備えていて。ふくよかでもあるけどスマートさも備えていて、またキレ感や石灰的なミネラリーさも感じ...
このあいだ飲んだ玉川は江古田の秋山さんで購入したのですが。あそこに行くとつい買ってしまうのが若駒。ほかの商品も購入したいのですがタイミングで昔たまに飲んでいた愛山90。攪拌してうすにごりで。マスカット、白ブドウみたいな香りが強めですね。あるいはライチやスウィーティといったような。ただベースにはバナナ系があって、次第にそれがしっかり出てきますが。その辺は個人の感じ方によりますが栃木酵母を駆使したアロマ...
事前情報はあまり入れてない。色は濃いめ。すこし温度高めからのエントリーになってしまいました。不思議な味わい。非常に円やかで、またケルナーですからアロマティックな甘みもあるんだけど、塩味とかうまみもある。ミネラル感といえばそうかもしれない、少し潮っぽいような。フェンネルとか、そんなイメージのハーブの香り高さみたいなものがヒントとしてあって。生姜と柑橘のチャツネとかどっかで書いてあったの納得。お茶系の...
うんめえ……。変に若いということもなく、普通に今飲んで楽しめる。冷酒→常温へという大まかなレビューです。ちなみに。玉川は米違いのバリエーションがとにかく多いので、誰かおすすめを教えてほしい。この自然仕込みシリーズ(山廃純米)と、あと手付けず原酒がボリューム的にはメインなのかな。もちろん火入れもあるし、熟成酒に行くって手もある蔵なので、選択肢は無限。蔵元自身が書いていますが、やや甘めの仕上がり。もちろ...
気合のDIAM30だ!香り立ちなんかはわりと正統派の面影がある。味わいはちょっと自然派っぽいなwピノっぽい妖艶さは正しく出ていると思う。甘美さにはやや欠けるが、あまりに陰気とかそっけなくダークということはない。少しの北の陰性もというくらいか。一方で少しオレンジとかトマトピューレ、あるいはピリッと薬っぽく、やや揮発感があるというのかな。そういうところに自然派っぽい雰囲気を感じます。全体的な質の高さは感じら...
青森のピノノワール100%でつくられたロゼのスパークリングワインです。きれいなサーモンピンクで、日本ということを考えたら桜ロゼといった風な。うーんどうなんっすかね。よく考えたらシャンパーニュでないスパークリングなんてちゃんと飲んだことねえや。ピノノワール100%でいわゆるブランドノワール。ほんのりとキュートな甘やかさに、シャンパーニュの焦げた感じもある。全体的にはやや繊細で薄味な印象ではあるが、酸味なん...
少し前から、北海道の中でも函館や余市といったエリアから、岩見沢や三笠あるいはモセウシといった空知地方のワイナリーへと移動して飲んでいます。と言われても道民じゃないし空知なんて言ったこともないのであまり空気感とかがよくわからずピンと来てないのですが。ここピノ3種くらいあるからわからん。青はヴィンテージの特徴を活かした醸造。深緑はYAMAZAKIらしさを活かした醸造。このプライベートリザーブは土地や気候の特徴...
この濃さ、久しぶり。基本的にはセメダイン系で、濃醇で味わいは強いです。19度の生酒ですのでちょっとアルコール感とかガツっとした感じ、あるいはハーブやスパイシーも感じるんだけど。徐々にそういったところを凌駕するポテンシャルがあらわになってきます。やはり秀逸なのは甘さもちゃんとあるというか、しっかりと溶けたコクというのか。アーモンドや杏仁系、さらにキャラメルといったようなニュアンスなんかも甘やかさを添え...
岩見沢市のKondoヴィンヤード。第一農場のタプコプではなく、第二農場のモセウシのピノ。タプコプも白も飲んでみたいが、非常に入手困難そうですね……。当たり前だけど色はうっすい。香りはいかにも和ピノぽく、いい具合に上がってくるので期待できる。落ち葉系のニュアンスが比較的はっきりあるような気がする。キノコ系というか出汁系というか。酸味はさっぱりと薄ウマ系っぽく、ちょっとナチュラルテイストが強いか?酵母っぽい...
ああ、これ結構すきだな。SBに詳しくないから知らんけど。爽やかな青さもありますが、同時に果実の甘やかさがきれいに調和して非常に心地よい。はっきりと甘いストーンフルーツ系のニュアンスが確認できますし、ブドウの種もありますね。リンゴとか柑橘系から、滴るようなジューシーさも。なんかピノとかでスパークリングも作ってるのも納得するようなフェミニンさに少し洗練された趣がある。酸味も和のニュアンスもありつつ涼やか...
確か昨年2本くらい飲んだはず。ややスローにトロミあり。粉っぽさ、ミネラル的なキレ感あり。味わい的にはややタイトでドライというか、痩せているなーといういつものスタートの印象でしょうか。やや抑制的ながら徐々に酸味や甘さが出て来て、果実とか小花のニュアンス。それを和のハーブみたいなスパイシーさ、粉をはたいた様な感じをさせつつ、ピッと切らします。ピッとしたところは個人的に好ましく、それでいて黒龍的な円い清...
何かの同梱で久しぶりに櫛羅を買っていたので、比較でこだまチューニングも買ってきました。今年の新酒、2022BYがうすにごり、2019BYのこだまチューニングは無濾過生です。2022うすにごり。ややタイトなシュワシュワながら、乳酸系っぽいような優しい甘みとか味わいがふんわり。思っているよりもちゃんと甘く、そこにレモン的な甘いシトラスがあり。出来の良いうすにごり発泡系というのか。こっち系はもっと硬かったりすることもあ...
どうだろう。悪くない気がするのだが。蜂蜜やバターっ気。赤いリンゴや柑橘。白い花からアーモンドや杏仁的なとかナッツ、若干スパイシーを感じるフィニッシュ?樽感は多めという印象がする。タッチは粘性があり、やや甘さも感じます。酸味も鋭いとかエレガントとか特筆するようなものではないかもしれないですが、それなりに豊かにあり。乳酸的な旨口感や塩気、ミネラル感はカチッとしつつフレッシュで爽やかに感じます。ちょっと...
no.1863rice & polishing ratio:黒田庄産山田錦grade:不明ABV:16%yeast type:不明vintage:2021shipping date:2023.4processing:たぶん火入れother:-advice:-たまには九平次でもと酔っぱらって購入した、直販限定のフラッグシップです。このヴィンテージは270本限定で16,500円します。先だって軽く別誂を飲んだのですがガスのある甘い感じで悪くはないがちょっと粗も……という感じでした。集まりに持参したのでさほどガチ...
ミニエールのアンフリュアンス。セロスの弟子系。デゴルジュマンが2022年5月の最新ロット。ああ~これは良いっすね!人気も納得だし、昨今のワイン相場からしてこれが8000円とかは激安。そら買うわ。こういう小さいRMとかは輸入の状況とかもあるので、状態よくコンスタントに安価に入ってくるのも含め最高でしょう。洗練された酸味、ピュアで軽快でもあるが懐や練れ感もある。全体的に薄くない。というかむしろ濃い。甘みも僕が飲...
愛知の藤市酒造、菊鷹の蔵です。ごく少量ですが造りを継続しており、限られたお店でお取り扱いがあります。今回は4BY(今年の新酒)の7号うすにごりver.と、比較として3BYも入手しました。うすにごりという要素はありますがスペック的にはどちらも一緒で、夢吟香65の7号酵母で17度、無濾過生です。4BYうすにごりから。攪拌してバニラ系の香り。含むとイキのいい酸味があるが、一方でしっかり甘みや旨味を感じ、そこまで硬いという...
山形のお酒で、少し前に冬宝を飲んで気に入りました。今回は本生の春宝と、同じ醪のにごり火入れという白宝を購入。春宝から。ああ良いね。さらりとした甘みをそれなりにしっかり感じ、生っぽいとろみ。凄いというようなお酒ではないが安心して飲めるし、ほっとするような優しさがある。含んだ香りはどうだろう。オレンジ系と言われてそれもあるが、仄かにリンゴ、あるいはピンクの小花というような甘やかさに、イソアミルもそれな...
複数買って寝かせるレベルの熱意はありませんでしたが、秋津(ノーマル)が好印象だったので買ってみました。秋津に自社田があるというのは素晴らしいですね。良い酒つくってて、自社田の活動費に充てるならガンガン値上げしても全然OK。新政みたいにクソダサパッケージでわけわからんマニア向け品薄商法とかやるより全然健全。ところでこの真空パックみたいなのってなんか意味あるのかね?いやパッケージとしても僕は目新しくて...
DOCアルト・アディジェ。トレンティーノ・アルト・アディジェ州は、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州と双璧をなすイタリアの白ワイン産地だそうで。いわゆるチロル地方、もともとハプスブルク家(オーストリア)領だったことからドイツ語圏で、今も特別自治州でちょとっと独自文化圏みたいなとこがあるらしい。ゲヴュルツというとトラミンのヌスバウマーがあります。あそこは大きい協同組合なんであれですが、トラミンという...
羅生門を飲んでふと黒牛が飲みたくなりました。ここも特約店でよく見る雄町の無濾過生みたいなのはフルーティな感じなんですが。レギュラーはいい意味であまり印象に残らないという、そんな記憶があります。純米という基本の商品がありますが(それもたしか生があったと思いますが)、今回はあえてそこを外して違う火入れのお酒を2種セレクトしました。直柔は直汲みを瓶火入れしたという商品。コンセプトは商品名そのままで、協会1...
no.1854rice & polishing ratio:不明(越端麗?)grade:たぶん純米(non alcohol-added)ABV:14%yeast type:酵母無添加の生もとらしいvintage:2021shipping date:2022.5processing:生もと仕込み、tたぶん火入れother:-advice:-2021、世間的にはとっくに売切れていて、たぶんお店での熟成だと思います。栓を抜くとぷしゅっと音がして、極わずかにガスが溶存してそうな感じ。強めなんではなくて全体的にはゆるっとやらかい感...
春休みというわけでもないんだけど、九州北部をちょっとぶらっとしてきました。千代の園酒造のお酒です。熊本県北部、山鹿市にある酒蔵。そこからさらに県境に北上すると花の香酒造でしょうか。というか熊本市から離れて明確に福岡県寄りの北部というとその2蔵くらいか。泰斗というお酒は熊本の酒販店が結成した「くまもと酒文化の会」のPB商品になります。つまり熊本の人が求める日本酒はこれなはずなんです。今回は亀の尾65、無...
no.1852rice & polishing ratio:酒米不明39grade:純米大吟醸(non alcohol-added)ABV:16%yeast type:不明vintage:2022shipping date:2023.3processing:にごり酒other:-advice:-羅生門って飲んだことなかったーなと。ちょこっと拝見して1年近く前から狙ってました。特約店で売っているというより、デパートに金ぴかの箱が並んでいるイメージ。和歌山市のお酒なので関西の方のほうが目にする機会が多いのかもしれません。今...
機会を逃すとほんとにやらないのでやっときましょう!タイミングも良かったし。今年はなんか久々に華やかなお酒を飲んでも良いな~という気分な気がします。なんでしょうねこれ。うん、おおむねは而今系統ですが、ちょっと愛山とは違う印象もあり。愛山が比べると気持ち甘さが控えめで、その分少しナチュラルなスッキリめの果汁感みたいな。マスカットいう人もいるでしょうし、スウィーティーという人もいるでしょうし。そういうフ...
これは而今ですね笑やや甘めだと思いますが。僕はもうそっちが専門ではないので、詳しい人どうでしょうか?この赤武の若い造り手に関して、僕がは終始一貫して言ってるのはもの凄く上手です。ただ何かオリジナリティがあるとか天才とか言うのは嘘。お酒の味というより立ち位置的に似ていて比較対象になるのは加茂錦、荷札酒ですよね。どっちも今30歳とかで20代から酒造りしてて、そのあたりの若い世代の意識の高さみたいなのも感じ...
まるめちさんとなまっぴさんが市野屋を買っていたので。なまっぴさんはいつも買ってるイメージありますが……。北アルプスのふもと、立山黒部アルペンルートの玄関口、信濃大町ににある蔵です。北安大國蔵、白馬錦蔵とこの市野屋さんと三蔵あるんですが、ここが一番名前が通ってないかも?というわけで満を持して、2023年からの新ブランドです。ちなみにたしか山廃蔵だったと思います。特徴としては硬水、軟水入り混じって色んな水の...
ヴァンサン・ジラルダンムルソー1er レ・シャルム・ドゥシュ久々に白。白は難しくて、赤よりも当たり外れも大きいので高いものはちょっと距離を置こうという考えです。だから案外菊鹿シャルドネの安いのとかでいんですよね、シャルドネ飲みたいときに気楽に飲むには。あるいはあれも有名生産者は高騰してるけどサン・トーバンとかあたってみたらいいんだろうね。打率が低いんで気合入れると大体がっかりするんですよ。前回のってマ...
no.1848rice & polishing ratio:東出雲産山田錦50grade:純米大吟醸(non alcohol-added)ABV:17.5yeast type:協会9号vintage:2021shipping date:2023.1processing:直汲みother:-advice:-おっ!これは良い状態ですね~。甘みもたっぷり出ていますし、そこからまだ若さも残るということなのか、やや青めのセメダイン系のニュアンスで引っ張るような。その二つが完熟で溶け合って1つになってるんじゃなくて、まだ微妙なずれが...
ジャン・タルディは前にヴォーヌ・ロマネかなんか飲んだことあった気がする。僕が買ったのは1万円。2018が13000円くらいですか。ちょっと甘みが足りないかなあ。でも村名格で1万円ならこんなものだと思う。やや不思議なバランス感。モレサンドニ方面な感じはあまりなくって、ちゃんと欲しいシャンボール・ミュジニーな可憐さみたいなものはある。下のほうの斜面にしては重い感じも無くて軽いのか?逆にちょっと水っぽかったりすん...
1万。まあまあまあ。コルトン的な、個人的にはちょっと土っぽいかなと思うバラ的なニュアンスがあり。思ったよりも石灰っぽいのは好印象。甘みも生きていて、酸味は思ったよりもしっかりあり、思いのほかジューシーさもある。まだちょっとタンニン感もあるのかな~ちょっと苦くて重いというとこはある。ベリーなニュアンスもそこそこ。というかイチジク的なちょっと円やかな甘い発酵感?でも凄く香りが上がるという感じはせず。あ...