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「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 https://takanoatsushi.seesaa.net

舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。

ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

高野敦志
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2012/05/18

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  • 9月になったら

    Q関連の情報を、TwitterやTelegramで得ている人は、何が起きるか知っているだろう。日本政府が実は株式会社で、日本がアメリカ軍の統治下にあることは、すでに知られていると思うが。 イギリスのエリザベス女王崩御の情報は、何度も流れているが、日本のマスコミは一切報じていないようだ。エリザベス女王の崩御をきっかけに、世界中の軍隊が動くことを恐れているのか? 9月11日から14日まで、銀行からお金が下ろせな…

  • 増補版 超短編集「夢現万華鏡」(ePub)

    夢と幻想の世界を300字のショートショートにまとめた『夢現万華鏡』が生まれ変わりました。今回はさらに二十数篇を増補しました。 古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界のほか、現実の社会を風刺した話も収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。以前にダウンロードされた方も、ぜひ増補版をご覧下さい。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 <…

  • キツネみたいなサブ(3)

    サブがもらわれてきて、二年ほど経った頃だ。どうも様子がおかしい。時々苦しそうにあえいでいるので、母と僕は一緒に、休み休み歩かせながら、動物病院に連れていった。初老の獣医はサブの頭を撫でながら、いい犬だと言った。毛並みがきれいだし、温和な性格で、吠えたり泣き叫んだりもしない。 これはフィラリアですねと言って、獣医はガラス瓶にたくさん詰められた、白いミミズみたいな虫を見せてくれた。蚊に刺されるこ…

  • 『ビーバップ Bebopとその周辺』(ePub)

    ビーバップ Bebopとは、1940年代に起こったジャズのスタイルで、神業とも思える速さで原曲をアレンジし、即興演奏するジャズの一派です。チャーリー・パーカーをはじめとするミュージシャンのアルバムについて、恣意的な好みで選んだエッセイ集です。これを読んで好きなアルバムを、ぜひ見つけて下さい。 以下のリンクからダウンロードできます。 Bebop.e…

  • キツネみたいなサブ(2)

    サブがつながれていたのは、ブロック塀に囲まれた、階段横の一郭だった。その上にトタン屋根をつけて、父が犬小屋としたのだった。夏は涼しくていいかもしれないが、冬は体を丸めても寒かったことだろう。屋外に鎖でつなぐなんて、今から思えば残酷な気もするが、当時は番犬は皆、そうやってつながれていた。 サブにとっての楽しみは、朝夕の食事と散歩の時間だった。それ以外はブロック塀に囲まれた犬小屋の中。外はいい天…

  • 第三版《ゲートウェイ・エクスペリエンス私見》(pdf)

    ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWave�Z日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。 …

  • キツネみたいなサブ

    サブはお隣の引っ越しでもらわれてきた犬だ。茶色い毛並みの美しい、ほっそりしたオスの柴犬だった。自分が捨てられたと思ったのか、サブはどこか寂しげな犬だった。大声で吠えるってこともしなかった。鳴くことさえ遠慮しているみたいだった。 小学三年生の僕にも、サブはリードをぐいぐい引くことをしなかった。勝手に走り出したり、急に立ち止まったりなんかも。しつけがされていたというより、我を主張するってことがな…

  • 平成世相歌留多(ePub)

    カルタとはポルトガル語のcartaに由来し、本来はトランプを含めた広義のカードを言います。キリスト教が伝来した頃、西欧人が遊ぶゲームを見て、国産のトランプ「天正かるた」が作られました。その後、百人一首や花札など、日本独自の物が考案されました。 子供の頃に遊ぶ「いろはかるた」は、「犬棒かるた」の名で親しまれていますが、遊びとともにことわざを覚えさせる意図があります。平成の世もいよいよ終わりが近づい…

  • コンピューターの帯電について

    Dellのノートパソコンが、起動しなくなった。黒い画面のままで、中では作動する音がするのに、Windowsが立ち上がらないのだ。そんな場合、真っ先に疑うべきなのは、パソコンの帯電である。スイッチも切れないのであれば、すべての機器を外し、バッテリーも外して放電する。ほどなく完全に停止したら、改めてスイッチを押すと、起動することが多い。 旧式のDellのノートパソコンは、簡単にバッテリーが外せたのに、最近のDel…

  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(pdf)

    19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…

  • ゲサラの概要について

    ゲサラ GESARAとは、Global Economic Security and Recovery Act (地球経済安全保障改革法)の略であり、まもなく全世界に施行されるものである。 これからは貧困も飢餓も借金もなくなり、繁栄と平和がすべての人にもたらされる世界が訪れる。ゲサラの発表は、206の国々に影響を与える。金本位制が施行され、紙幣は廃止されてデジタル通貨となる。金融システムはハッキングができない量子コンピューターで管理される。貧困状…

  • お母さんはクリエーター(ePub)

    認知症を患った老母と、結婚しない兄と妹、家に住み着いた猫の兄弟。童話「茶トラのシマちゃん」のモデルとなった一家の介護の日々を、ユーモラスなエッセイで表現してみました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 (一部の機種で開けない問題は、すでに解決しました。携帯端末でも開けるようになりました。近日中にpdf版をアップロードする予定です。)

  • ハザール帝国について

    ハザール帝国は7世紀から10世紀にかけて、カスピ海北岸、コーカサス地方、ウクライナにかけて存在した遊牧民族の国で、古代中国人は突厥可薩部と呼んでいた。 民衆の多くはイスラム教徒だったが、キリスト教の東ローマ帝国と、イスラム教のペルシャ帝国にはさまれ、支配層はユダヤ教に改宗したとされる。ただし、それは表面的であって、生贄を捧げる悪魔崇拝を行っていたとされる。世界の支配層がいまだに人身御供を行って…

  • 芥川龍之介論(ePub)

    芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 akutagawaron.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。 IEで…

  • 星新一の「処刑」

    近未来の社会は犯罪が多発し、裁判はAIにまかされている。三審制などなくなり、逮捕され、判決が出ると、すぐさま刑の執行がなされる。これは死刑判決直後に銃殺される軍事裁判と同じである。 その社会での処刑法は、一種の島流しである。資源を採掘し尽くした赤い惑星に送られる。ロボットの姥捨て山を描いた「薄暗い星で」に似ており、死の恐怖にさらされるという点で共通している。 正当防衛が認められず、「処刑」が…

  • 写真とエッセイ『大井川鐵道の旅』(pdf)

    静岡県の大井川鐵道は、蒸気機関車の走る本線と、ダム建設のために作られたトロッコ列車が走る井川線からなり、鉄道マニアには見逃すことができない路線です。特に井川線は、日本唯一のアプト式区間を持ち、奥大井湖上駅など、絶景の秘境駅がある野趣あふれた路線です。また、周辺の寸又峡はダイナミックな渓谷に、長い吊り橋がかかり、森林鉄道の廃線跡も残る秘湯のスポットです。「大井川鐵道と寸又峡」ほか3編の鉄道関連の…

  • 松果腺の分泌物について

    エプスタインの島に、王族や政治家、アーティスト、芸能人が訪れ、誘拐された子供に性的虐待を行っていた話は、すでに新聞記事で読まれた方も多いだろう。それだけではない。エプスタインの島では、さらにおぞましいことが行われていた。 生きたまま、誘拐してきた子供を拷問にかけ、苦痛が最大に達したところで、眼球に注射器を差し込んで、松果腺からアドレノクロムという物質を抽出する。それは若返りの秘薬であるととも…

  • 『バベルの図書館』をめぐって(pdf)

    アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。

  • 人口削減計画について

    以下はドナルド・トランプの非公式Telegramが、邪悪なグローバリストの人口削減計画についてまとめたものの概要である。 バイデンとNATOは戦争を激化させようとしている。というのも、地球規模の人口削減を達成するためには、食糧危機を引き起こす必要があるからである。 バイデンもNATOもウクライナの和平を望んでいない。新型コロナウイルスのワクチンで成し遂げられなかった人口削減を押し進めるためには、世界大戦が…

  • 小説「海に帰る日」(pdf)

    日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をパソコンですぐに開けるpdf形式で配信します。以下のリンクをクリックすると開きますので、パソコンに保存してご覧下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…

  • マスク信仰について(2)

    最近の若者は、マスクのことを、「顔パンツ」などと呼んでいる。一日中マスクをしているので、顔の下半分を他人に見られたくないと思っている。無精ひげが生えていたり、化粧が落ちていても、気にせずに済むからだという。ニンニク入りの料理が食べられるからいいとか。一日中つけっぱなしの人も多いので、マスクの裏側は汚れて悪臭さえしてくる。 どうしても、マスクをしなければならないなら、通気性のあるものを選ぶべき…

  • スペース・ミュージックの世界(ePub)

    スペース・ミュージックの世界を紹介します。ここでは、ニューエイジ・ミュージックや、催眠性のある音楽だけではなく、広く宇宙のイメージを喚起する音楽についてですが。 冨田勲のシンセサイザーによる《宇宙幻想》、NHK特集『銀河宇宙オデッセイ』のサウンドトラック、意識変容の信号ヘミシンクを組み込んだアルバム、スペインの若手音楽家マックス・コルバッチョのアルバム、ホルストの《惑星》とNASAの宇宙探査機が…

  • マスク信仰について(1)

    日本人ほど、マスクに感染防止の効力があると、信じ込んでいる民族はいないのではないか。マスクに開いているミクロの穴と、ウイルスの大きさを比べれば、ウイルスは出入り自由なのである。 ウイルスの一部は、マスクの内部に付着する。とはいっても、多くはマスクの端から出入りするので、完全に遮断したければ、マスクをしている人間の呼吸を止めてしまうしかない。咳やくしゃみで飛散する飛沫が、視覚的に抑えられたよう…

  • 植民地状態を永続させる「憲法改正」

    私は日本が植民地状態を脱し、真の独立を遂げることを願う者である。日本は幕末にイギリス女王の支配下に入り、連合国に敗戦してサンフランシスコ平和条約で形式的に独立を回復したのちも、実質的にはアメリカ軍政下に置かれたまま現在に至る。真の独立を回復しないうちに憲法改正を行うことは、現在の植民地状態を永続させることにつながる。 したがって、日本が真の独立を遂げるまでは、国民は一切の憲法改正を拒否すべき…

  • 詩「セミの兄弟」

    我が家の蜜柑の木に、セミの抜け殻を見つけました。一つの葉に二匹止まったまま、羽化していたのです。眺めていると、一篇の詩が生まれました。そのさまを描いた絵を、末尾に添えました。 パソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • 偽旗の月が続く?

    以下はNesara(Official)のTelegramの概要を、日本語訳したものである。 FBIとCIAは民主党とディープ・ステートを守ることは難しいと見ている。選挙の前には巨大テクノロジー企業の検閲が強化される。 我々は何が起こるか知っている。隠蔽工作である。愛国者達よ、情報を人々と共有しなさい。口で伝えることで、人々は自分達について調べ、ウサギの穴に下りていくだろう。 多くのテスト飛行がネバダ、カルフォルニア、…

  • 連体修飾節の種類

    日本語における連体修飾節では、名詞の前に修飾する語句が来る。実際の例を挙げて説明しよう。 例 母が作った料理はおいしい。 修飾される名詞(料理)は、文法用語では「底の名詞」と呼ばれる。 それに対して、英語では名詞の後に修飾する語句が来る。 例 Dishes(which)my mother made are delicious. 英語など欧米の諸言語の多くは、修飾する語句を、どんどん後ろにつなげられるから、修飾する部分が…

  • 江戸川乱歩・松本清張共編『推理小説作法』

    数ある小説作法の本の中で、推理小説作法の古典的な書籍なのではないか。中島河太郎の「推理小説の歴史」は、推理小説の作家を目指すなら、読んでおくべき古典的な作品が紹介されている。江戸川乱歩の「トリックの話」は、推理小説の肝がトリックであり、いかに前例のないトリックを発明するかが、作品の評価につながるという観点から、古典的なトリックが網羅されている。 加田伶太�カの「素人探偵誕生記」では、大学の教…

  • 高野敦志編『高野邦夫詩撰』(ePub)

    高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。その詩は自らの戦争体験や動植物、猫や蝶などへの共感、家族、とりわけ母、高野ことへの思いを中心につづられています。中でも『定時制高校』や『川崎』などは、各種の新聞でも取り上げられまし…

  • 台湾侵攻が迫っている?

    ペロシの台湾訪問は、アメリカの国防総省も支持していなかった。それは中国の台湾侵攻の引き金となり、メンツを重んじる中国人は、アメリカに対して行った警告を、有言実行すると考えられるからである。 韓国とは異なり、台湾にアメリカ軍が駐留しているわけではない。中国は間もなく台湾侵攻を始めるだろう。大規模な兵士を台湾に送るには、船での輸送しかないのだが、台湾近海に達するまでに、中国軍に撃沈されてしまうだ…

  • 小説「たましい」(pdf)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • 「ちむどんどん」の結婚式について

    朝ドラの「ちむどんどん」は沖縄を舞台にしたドラマとして、「ちゅらさん」に次ぐ人気が出るのではないかと見守ってきたのだが、ヒロインの暢子と和彦の結婚式に関して、視聴者から多くの不満が噴出していた。 暢子には智という幼友達がいて、暢子のことをずっと慕ってきたのだが、その思いが通じず、暢子は和彦と結ばれてしまった。智が気の毒でならないと思った人は多いだろう。しかし、恋愛は二人の問題だから、やむを得…

  • 小説「シリウスからの旅人」(pdf)

    臨死状態から生還した男は、シリウスから来た宇宙人だと主張する。当惑する妻の愛情で、かつての記憶を取り戻していくが、夜の間に見る夢は、日本の危機的状況を警告するというSF風の現代小説です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • 星新一の「買収に応じます」

    四十代の独身男は、学生時代は野球部でずっと補欠、入社二十年目にしてようやく係長補佐となった。うだつが上がらない男なのだが、自分なりに生活を楽しんでいる。「旅行に行ったつもり」でお金を貯めたりしている。いわゆる「つもり貯金」である。一人暮らしなのに貯金ばかりして何が楽しいかと、言いたいところだが、空想の中で旅行に行って、手元にお金が貯まっていくのを楽しんでいるというわけだ。 ある夜、部屋に死神…

  • 第5版『電子本(電子書籍)を作ろう!』(ePub)

    『電子本を作ろう!』(ePub)の第5版を公開します。ジャストシステムの「一太郎2016」に関する新情報を含んだ増補版です。ePubやmobi、およびpdf形式で作るノウハウを解説します。電子書籍の形式について説明した後、文章を書いていく上での注意点、ファイルの作成方法、公開の仕方などを順に述べていきます。 第五版においては、「一太郎2016」で追加された機能のほか、ePubの固定レイアウトとPDFの違い、ePubの脚注の問…

  • 壺から生まれた壺太郞

    むかしむかし、おじいさんが緑の巨大な壺を運んできました。これさえあれば、先祖の祟りがなくなると信じていたからです。あるとき、大きな赤ちゃんが壺の中から出てきました。その子におじいさんは壺太�カと名づけました。 おじいさんの愛情を一身に受けた壺太�カは、漢字が大の苦手でした。「云々」という漢字を「でんでん」と読んでしまい、周りの者から「でんでん」とからかわれたので、「こんな人たちに負けるわけには…

  • 写真とエッセイ「立山黒部アルペンルートの旅」(ePub)

    本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の自然を、高解像度の写真で収録しました。リフローの電子書籍ePubで提供いたします。約9メガありますので、通信速度が遅い場合は時間がかかります。 以下のリンクからダウンロードしてください。 tateyama.epub

  • アメリカで起こりつつあること

    バイデン政権はインフレに無関心で、高齢者層はその圧迫を受けている。トランプ大統領は、トランプ・ゴールデン・1000ドル紙幣というものを発行し、アメリカ国民に購入を呼びかけてきたが、ついにアメリカの銀行でも使用可能となるらしい。 トランプ大統領の邸宅がFBIによって家宅捜索された。トランプ氏の復活を何としても妨害したいディープ・ステート側の抵抗だろうか。トランプ氏が万一暗殺されるようなことがあれば、…

  • 『高野邦夫句集』(pdf)

    日本詩人クラブ、俳人協会会員だった高野邦夫が、一九八七年(昭和六二)に、芸風書院から刊行した『高野邦夫句集』を原本にし、俳句に詳しくない読者向けに、ふりがなと多数の注を加えました。多摩丘陵の自然、日常生活の幸せ、工場地帯の風景、闘病生活、文学への思いを綴った句集です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍…

  • 人類の創造

    人間はアフリカに棲んでいた猿が、二足歩行を始めたことが起源とされる。類人猿にはさまざまな種類がいたらしいが、クロマニヨン人が人類の直接の祖先とされる。 それとは別に、人類は宇宙人が遺伝子工学を用いて創り出したとする説がある。45万年前にアヌンナキという宇宙人が、金などの鉱物を抽出するためにやって来た。10万年間、アヌンナキは自らの労働者をこき使い、ついに反乱を起こされた。そこで、ホモエレクトス種…

  • 小説「漁火」(pdf

    佐渡を旅した青年が、夜の海に浮かぶ漁火を眺めながら夢想する物語です。舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞し、「青空文庫」にも収録されています。表紙と「青空文庫」に書いたあとがきも加えました。パソコンですぐに開けるpdfファイルなので、保存してからご覧下さい。特にfirefoxの場合、ブラウザのまま開かずに、pdfを保存してからにしてください。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…

  • 呪詛について

    呪詛とは神仏に祈って、相手に災いが降りかかるように呪いをかけることである。日本では藁人形に五寸釘を刺すといったものから、護摩壇で調伏法を行うといった本格的なものまである。 仏教は本来、悟りを得ることを究極の目的とするので、大衆の欲望をかなえることには慎重であったが、ヒンドゥー教の隆盛に押されて、各種の祈祷を取り入れたり、神々を仏教の諸尊として崇拝の対象とするようになった。 ヒンドゥー教の儀…

  • 第三版《ゲートウェイ・エクスペリエンス私見》(ePub)

    ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWave�Z日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。 …

  • 恐怖のイベント?

    以下に述べるのは、ドナルド・トランプの非公式Telegramで公表された概要である。世界中で戦争が勃発するように書かれているが、実際にはどうなるか分からない。 ロシアとウクライナの戦争に続いて、中国が台湾への侵攻を開始する。ロシア軍の動きが早ければ、中国の人民解放軍が同時に台湾に侵攻し、アメリカ軍を二分する。ロシアの中東に対する献身が、アメリカやEUに支援されていた国々を動かす。中国とインドの国境で…

  • 作品集『動物いろいろ』(pdf)

    我が家で飼ってきた犬や猫、ウサギ、プレーリードックのほか、虫や鳥など小動物について書いたエッセイや短編をまとめてみました。 どれも短い作品ですので、動物好きの方は手にとって読んでみてください。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • アメリカのネサラと日本の現状

    アメリカ合衆国が、今後どのように真の民主国家として生まれ変わるか、その大筋が明らかにされている。以下はドナルド・トランプの非公式Telegramで公表されたことの概要である。 クレジットカード、住宅ローン、銀行からの借り入れは無効となる。所得税は廃止される。国税庁も廃止される。国家の歳入のために、14%の付加価値税が導入される。ただし、食料品や医薬品、中古品、中古住宅などは無税。高齢者への給付金の増額…

  • 増補版 超短編集「夢現万華鏡」(pdf)

    夢と幻想の世界を300字のショートショートにまとめた『夢現万華鏡』が生まれ変わりました。今回はさらに20数篇を増補しました。 古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界のほか、現実の社会を風刺した話も収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。以前にダウンロードされた方も、ぜひ増補版をご覧下さい。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロ…

  • 星新一の「鍵」

    ある日、男は異国風の不思議な鍵を拾う。どの鍵穴に合うのか、合いそうな穴に差し込むのだが、その鍵で開く鍵穴は見つからない。よその家に泥棒に入ろうとしているみたいだが、男は純粋な気持ちでやっている。 シンデレラの靴みたいに、男にとってぴったりの女性を探しているのか。鍵をペニス、鍵穴を膣のシンボルだと考えれば、男は鍵を使って、女性遍歴ならぬ鍵穴遍歴を行っていることになる。いろいろな穴に差し込んだ末…

  • 童話と写真『茶トラのシマちゃん』(ePub)

    これは前作『ぼくはネコなのだ』の姉妹篇です。語り手は茶トラの弟ネコですが、子供でも分かるように、やさしい表現を用いるとともに、その後のストーリーも展開させました。 今回は我が家で撮りためたネコの写真を、本文の中に組み込みました。写真の可愛らしさと物語を比べてみるのも面白いと思います。 レイアウトの崩れない固定レイアウトのePubなので、文字も画像化してあります。かすれて見えなくならないように…

  • 永井龍男の「青梅雨」

    永井龍男は日常の場面を、巧みに切り取ってみせる。カメラマンが写真の一枚に、数多くの意味を込めるように。表現にてらったものはない。饒舌に説明してしまうこともない。 人物の心理描写もほとんどしない。簡潔にさらっと描く。登場人物の人となりは、会話によって表現されている。会話で物語を進行させると、密度が薄くなりかねないが、永井龍男の場合は、決してそのようなことはない。複数の人物の声を、会話で巧みに書…

  • ぼくはネコなのだ(pdf)

    夏目漱石の『吾輩は猫である』のパロディーです。のらネコの兄弟が母親に見捨てられた後、もう若くない兄妹と老母の家に棲みつく中であった事件を、ユーモラスに描きました。子ネコが成長する姿を楽しんでいただけたらと思います。ネコ好きの方は、ぜひご覧ください。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されま…

  • ついに嵐がやってきた(2)

    第三に、中国と台湾の間に戦闘が起こっても、アメリカ軍は積極的な動きを示さない可能性がある。実は、アメリカ軍はトランプ大統領の指揮下にあり、中国と軍事的な衝突を望んでいない。中国側も台湾併合を最優先にするなら、尖閣諸島での軍事衝突は望んでいないだろう。 実は、台湾はディープ・ステートに支配されているという。人身売買などのアジトを根絶する必要があり、アメリカ側もそれを理解している。すでに中国は共…

  • 青海の白い雲(ePub)

    チベット旅行記『懐かしのチベット』の続篇です。2000年(平成12)の夏に、チベット人が居住する青海省から甘粛省にかけて旅した記録です。今回は日本人は僕一人で、中国人のガイドと運転手の三人で行動しました。『青海の白い雲』と名づけることとし、エッセイ「チベット人との語らい」を加えました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Qingha…

  • ついに嵐がやってきた(1)

    猛暑が続いていたが、日付が変わってから激しい雷雨となった。稲光で闇が照らされ、乾ききった大地に、大量の雨がしみ込んでいく。 ペロシ米下院議長が台湾を訪問したことで、台湾を不可分の領土と考える中国は、戦争も辞さない態度を示している。すでに福建省には大量のミサイルが運び込まれ、台湾を取り囲む形で大規模演習も予定されている。日本の与那国島の北側と南側にも、飛行禁止空域が設けられ、実弾射撃が行われる…

  • 懐かしのチベット(ePub)

    チベットの自然と文化に触れた心の旅を、紀行文の形でまとめました。古代チベット王の霊廟や宮殿、ヤルツァンポ川の流れ、チベット仏教の寺院、神秘の湖、ポタラ宮とダライラマの離宮などを巡りました。付録として西安の大雁塔、楊貴妃で有名な華清池、始皇帝陵についても触れました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tibet.epub iT…

  • 松本清張の「私の着想法」(2)

    また『波の塔』でも、ヒロインを自殺させるため、西湖のユースホステルの横の道から、青木ヶ原の樹海に入らせることにした。溶岩のために、方位磁石が利かず、迷って外に出られないからだという。この小説は映画化されたために、青木ヶ原は自殺の名所になってしまい、花嫁衣装を着た白骨死体も見つかったという。 実際に目にした物以外に、新聞記事がアイデアとなることもある。違法建築の取り締まりが厳しい東京で、あえて…

  • ネルヴァル Nerval の短編「緑の怪物」(ePub)

    19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。以前、「緑の怪物」の…

  • 松本清張の「私の着想法」(1)

    これは1981年10月02日に、池袋西武「スタジオ200」で、松本清張が行った小説作法の講演である。清張は作家の素質として、想像力の豊かさを挙げている。向こうからやって来るおばあさんの顔、姿、歩き方から、それまでの前半生や現在の生活を、想像できなければいけないというのである。 清張の『ゼロの焦点』では、けばけばしい姿の米軍相手の女性を実際に見て、もしこの女性が今は幸せな生活を送っているとしたら、かつて…

  • みちのく出羽の旅 (pdf)

    僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思います…

  • 台湾海峡は一触即発の状況

    ペロシ米下院議長が、台湾を訪問した場合、中国が断固たる対応を取ることが予想される。すでに、台湾の対岸である福建省には大量のミサイルが運び込まれ、大規模な軍事演習が始まっている。 一方、台湾では中国軍の侵攻に備えて、シェルターへの市民の避難訓練が行われている。ロシアによるウクライナ侵攻は、中国による台湾侵攻の危機を、より現実的なものとするに至った。。 一触即発の状況の中で、ペロシ米下院議長が…

  • 第三版「男はつらいよ」おぼえがき(pdf)

    山田洋次の映画『男はつらいよ』の最新作「お帰り 寅さん」をはじめ、「少年寅次郎」とそのスペシャル版、「贋作 男はつらいよ」など、最近の情報を増補しました。 山田洋次の『男はつらいよ』は、葛飾柴又を舞台にテキ屋稼業で全国を旅した車寅次郎を描き、国民的な人気を博したシリーズです。寅次郎が訪れた土地や、ヒロインについて感じたこと、思い浮かんだことをまとめてみました。制作された全作品を年代順に並べ、…

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