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待宵草の薄暮日記 https://matuyoi1203.blog.fc2.com/

古事記ゆかりの地や古社寺を一人めぐり歩いています。あの世とこの世の間(はざま)で神仏の気配を感じたい。月に何度か美術館・博物館にも足を延ばしています♪

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。興味の赴くまま、仕事するように遊んでいます。どうせ死ぬまでの暇つぶし、ならば想い残すことがないよう思いつくことを全力で。  

まつよいぐさ
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吹田市
出身
有田市
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2012/03/25

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  • '21 4月から時々つぶやいています

    Tweets by ituka_anoyode...

  • 早春の紀州和歌山へ

    生まれて間もなくその土地を離れたというのに、歳を重ねていよいよ懐かしく、訪れるたびに帰郷のような安らぎ。幼い頃何度か訪ねたのは、昔親が離れを借りしていた知人の家で、目の前の夏みかん山から水を引いて池を作り錦鯉を泳がせていました。小川にはタニシやカワニナ、沢蟹も。外で子供の声がすると、名前も知らないお兄ちゃんやお姉ちゃんの後にくっついて無邪気にぴょんぴょん遊んでたなあ。和歌山弁の訛りが優しくて、思い...

  • ツル飛来地・鹿児島 出水への旅

    1月下旬、バタバタと航空機・レンタカー・ホテル・空港駐車場の予約をし、朝5時半に家を出て鹿児島へ。鹿児島は二十歳の春に訪れたきり。まずは空港から大隅国一之宮・鹿児島神宮に参拝。御祭神は山幸彦の天津日高彦火火出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと)と豊玉比売命。ご本殿修理中で貴重な作業も見学できました。そのあと一路出水市を目指します。今回の旅は、以前何かで見てずっと心に突き刺さっていた映像、それは数え...

  • 醍醐寺三宝院 冬の庭園

    1月8日から始まった京の冬の旅で非公開文化財特別公開中の醍醐寺 三宝院へ。 参道を満開の桜が埋め尽くすのはまだまだ先のよう。三宝院は醍醐寺座主の居住する本坊として醍醐寺の中核を担っている塔頭とのこと。慶長3年に秀吉が催した「醍醐の花見」を契機に復興されています。ご本尊は快慶作の、それはそれは端正でお美しい弥勒菩薩さま。これまでなら襖絵や仏像ばかりに目がいくところ、今回は庭園をじっくり鑑賞。この日は気...

  • 暑くなってきました

    只今、緊急事態宣言発出中につき自粛生活継続。とはいえ、たまにはストレス発散に こっそりつぶやいてます、PCサイトで。...

  • 神峯山寺と 本山寺へ

    一昨年秋に吉野へ出掛けたとき、金峯山寺蔵王堂で役行者霊蹟札所会の吉野山出開帳というのがあって、そこで地元北摂の神峯山寺(かぶさんじ)と本山寺(ほんざんじ)をお見受けし、一度お参りしたいと思っていました。緊急事態宣言を2日後に控え、暑かったけど高槻へ。神峯山寺は多分30年ほど前、ハイキングの途中に立ち寄った記憶が。今では新しい道ができ、近くには新名神高速道路が通っていてびっくり。有料駐車場に車を入れるも、...

  • 叡福寺 聖徳太子1400年御遠忌大法会

    昨日は夏日。お昼前には25℃を越え、車は車外温度を30℃と表示しています。こんな日こそチャンスとばかり、大阪府太子町にある叡福寺へ。南阪奈道路の羽曳野東ICで下りると、小高い山の斜面にはビニールを被せたブドウ畑が目立ちます。閑静な住宅街を抜ければすぐ看板が。こちらは、聖徳太子自らが廟所として選定されたと伝わる磯長廟(しながびょう)を守るために、香華寺として僧坊を置いたのが始まりという太子信仰のお寺。かつて、...

  • 春の瀬戸内 しまなみ海道の旅(2)

    ↑ クリックで拡大 2日目は早めに朝食を済ませ宿を出て、ひと気のない参道を歩いて再び大山祗(おおやまづみ)神社へ。生まれたての穢れひとつない朝に神気が立ちのぼっていました。昨日見逃していたものを隅々まで拝観。宝物館入口の前には時宗の開祖・一遍上人が奉納したという宝塔が。2年前、京都国立博物館の特別展『国宝 一遍聖絵と時宗の名宝』で、一遍上人の生涯が描かれた絵巻に大山祗神社参詣の図がありました。一遍上人とい...

  • 春の瀬戸内 しまなみ海道の旅(1)

    少し遡りますが、3月中旬に2泊3日で広島ひとり旅に出掛けました。初めてのしまなみ海道で、大山祗神社を参拝し、村上海賊ゆかりの地へ。久し振りの長距離ドライブです。途中三木SAと吉備SAで2度休憩を取り、ひたすら西へ向かって走り、しまなみ海道の大三島に到着。自動車道を下りて道の駅 多々羅しまなみ公園から多々羅大橋を見上げると、生憎の天気で海はどんより鉛色。次に、すぐ近くの甘崎城跡へ。向こうに見える小さな島は、...

  • 箕面 勝尾寺は桜満開

    雲一つないお天気に誘われて今年最後かもしれないお花見に。近所の桜が散り終えるころ満開を迎える勝尾寺へ。予想通り優美なしだれ桜がちょうど見ごろで、境内が華やいでいます。こちら草創は奈良時代末期と古く、西国霊場第二十三番札所。勝ちダルマでも有名です。昔の記憶ではひなびた山寺だったのが、いつの間にかテーマパークのような花のお寺に。なにしろ近くなので気軽に行けて、いつも何がしかのお花で目を楽しませてもらえ...

  • 竹林寺の行基菩薩月命日の法要と往馬大社、佐保川の桜と薬師寺東塔初層特別開扉

    3月27日(土)から始まった京都国立博物館の特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」の第一回記念講演会は「鑑真和上の教え」と題した唐招提寺・西山明彦長老のお話。唐招提寺の紹介と、難解な戒律について分かりやすく説明いただきました。開催前の予習にと図書館で借りた東征伝絵巻が素晴らしく、施入者の忍性さんについて調べていたら、奈良生駒の竹林寺にお墓があるとわかり早速お参りへ。しかも毎月2日にはそちらで行基さんの法要もあ...

  • 箕面公園の桜とミツバツツジ

    本日は箕面公園へ。いつものように市営駐車場に車を止めて気合を入れて歩きます。現在、工事のため4月末まで舗装された滝道は一部通行止め、石段の多い山道を利用して滝まで行くことになっているので、ヒール・ベビーカーは要注意。まずは滝道を外れて荒れた急斜面を登り桜広場に向かいます。桜広場を超えたところでは、お猿さんの群れがお食事タイム。「通りますからね~ 何もしませんよ~」って独り言を聞こえるように言いなが...

  • 河内國一之宮 枚岡神社から、石切剣箭神社

    大阪府民でありながら、府内にある河内國一之宮 枚岡神社にお参りしたことがないなんて、これじゃ神社好きを名乗れないと東大阪へ。この日は神社参拝と、ほとんど馴染みのない周辺をウォーキングするのが目的。『東大阪いっとこMAP』をダウンロードして出発。桜は満開、時折風に花びらを散らしています。枚岡神社一之鳥居近くに車を止め、坂を上がって枚岡駅を越え枚岡神社に。御祭神は、主祭神で中臣・藤原氏の祖神・天児屋根命(...

  • 和歌山 根来寺と粉河寺

    桜が咲き始めた晴天の日、和歌山へ。昨年訪れてすっかり気に入ってしまった紀ノ川周辺。南は高野山を含む紀伊山地 、北は和泉山脈に挟まれた景色がとても心地好く、ミカン・桃・梅・柿など果実が美味しいのも嬉しい。両親が仕事で和歌山の有田川近くに住んでいたころ私が生まれたというご縁もあり、温かみのある訛りも懐かしいのです。高速を乗り継ぎ根来寺へ。こちらは新義真言宗の総本山。初めての参拝ですが、何だか高野山っぽ...

  • 奈良 月ヶ瀬梅林は見頃です。

    今日は朝からスッキリしない微妙なお天気。ラジオでは西名阪自動車道が渋滞しているとの情報が。この日を逃すと今年も行けない! 何とかなるさと、奈良 月ヶ瀬梅林へ。出掛けてみれば意外に順調。1時間半弱で月ヶ瀬橋に到着。まず梅の資料館に立ち寄りマップを入手。ついでに回り方も教えてもらいます。車は月ヶ瀬行政センターの駐車場に。こちらは名張川の渓谷沿いに広がる古くからの梅林。その数1万本以上とか。中ほどには梅林...

  • 春ですね

    退屈な2月でした。友人と集まったり会食したりもできず、旅行にも行けない 。密かに京都国立博物館の土曜講座と奈良 聖徳太子シンポジウムに参加、和泉市久保惣記念美術館と中之島香雪美術館で源氏物語の絵図を鑑賞。 そしてようやく3月に。今月27日(土)からは京都国立博物館で特別展『鑑真和上と戒律のあゆみ』が、4月24日(土)からは神戸市立博物館で『東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展』が開催されます。 鑑真和上については教...

  • 天王寺界隈の美術館をふたつ

    不慣れで混み合う駐車場を避けて茶臼山駐車場に車を止め、河底池から通天閣を眺めながら天王寺公園をぶらぶら歩いて駅方面へ向かいます。時刻は中途半端な3時過ぎ。ひと気のない大阪市立美術館の前で、ふと気が変わり入場することに。2/7までコレクション展開催中。松を題材にした中国絵画、富士山や牛を描いた日本絵画、江戸時代の南画、中国の陶枕など、所々に惹かれる名品あり。生誕200年という三輪田米山の書は、キャプション...

  • 国立国際美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

    その行列を見たとき、一瞬帰ろうかと。でも駐車場に車を入れたばかりだし、、と考え直して入口に向かうと、当日券購入には時間がかかるとアナウンス。こちらは大阪 中之島にある国立国際美術館。只今『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』を1/31まで開催中。チケットは日時指定の事前購入制ですが、朝HPで当日券もあると確認済みだったので手ぶらで来たけれど、急遽スマホで電子チケットを購入。スムーズに入場できました。先日...

  • 古市古墳群 ウォーキング

    2019年に堺市の百舌鳥古墳群と共に世界文化遺産に登録された古市古墳群へ向かいます。ウォーキングマップを手に入れ、この日は運動不足解消のため歩き中心の下見。古墳時代に想いを馳せ知識を深めるのは次回に。まずは羽曳野市にある応神天皇をお祀りする誉田(こんだ)八幡宮から。応神天皇の諱、誉田別尊(ほんだわけのみこと)からこのあたりの地名になったのだとか。放生橋のすぐ向こうは応神天皇陵です。古墳めぐりには羽曳野市役...

  • 伏見五福めぐり ウォーキング

    お正月はつい気が緩んで食べ過ぎに。こんなとき体調を整えるにはウォーキングが一番。京都・伏見まで車で行き、人混みを避けしっかり歩いて寺社をめぐります。色紙を購入し5ヵ所(御香宮神社・乃木神社・藤森神社・大黒寺・長建寺)で授印してもらうと干支の土鈴が贈呈される伏見五福めぐり開催中。まずは御香宮神社から。次に砂利を踏みしめながら明治天皇の陵、桃山御陵へ。東奥にある昭憲皇太后の桃山東陵にもお参り。 すぐ近...

  • 智積院 大晦日から元旦へ

    ここ数年大晦日はクラシックのカウントダウンコンサートで賑やかに過ごしてきたのに、'20は当然すべて公演中止。この事態は早くから予想できたので、趣向を変えて地味に宿坊を予約。あろうことか数日前からの大雪予報に、万一の時はキャンセルを覚悟していたら、晴れて名神高速の通行止めもなくスムーズに京都入り。比叡山や京北方面の山々は白く雪に覆われていて真冬の厳寒を実感。ほどなく七条通りから東山が見えてくると、馴れ...

  • 年末あるある 古事記三昧

    ステイホームで暇ならサッサと大掃除でもすればいいのに、片付けそっちのけでいつも横道にそれてしまうのが私の悪いクセ。日ごろ古事記が好きと公言してたら、友達が面白い古事記の本を貸してくれたので(下の2冊)、またまたそちらに没頭。そして大掃除は先延ばし。『真・古事記の宇宙』の著者・竹内睦泰氏は、かの有名な武内宿禰の第73代目の子孫とか。そこに伝わる門外不出の口伝の一部が記されています。元々武内宿禰は第12代景...

  • 紀三井寺 50年に一度の特別御開帳

    西国三十三所の第二番札所 紀三井寺は今年建立1250年ということで、春と秋にご本尊の御開帳がありました。たとえ人生100年時代でも、大人になって元気なうちに拝観できるのは1度きり。車を走らせ2時間弱で和歌山へ。裏門前にあるわかりづらい駐車場に車を止めて、表にまわり楼門をくぐります。江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門も若いころ母を背負って上がったという231段の石段を一気に登りきると、窒息寸前。振り向けば、和歌の...

  • 12月9日の箕面大滝

    赤信号の灯った大阪府では外出自粛要請が出ているので、食料品・日用品の買い物以外は家に籠ってます。とはいえ体力低下が気にかかり、今朝は一人で箕面ウォーキング。駅前の駐車場に車を停めて、速足で往復約1時間10分。往きはとにかく頑張る、帰りは逆光の中で錦織りなすモミジに見惚れながらゆっくりと。この一年、箕面の自然からどれだけ恩恵を受けて慰められたことか。山の神さまに感謝。...

  • 湖北の旅(2) 竹生島~長浜~米原

    2日目は、夜明け前に起きて大浴場へ。琵琶湖を一望する露天風呂に浸かっているうちに空が白みはじめました。この日のスタートは竹生島から。長浜港で朝一番のフェリーに乗船。竹生島では西国三十三所30番札所の宝厳寺と都久夫須麻神社にお参りします。宝厳寺は、聖武天皇の勅願により行基が開創。ご本尊の弁財天は日本三大弁財天のひとつ。京都国立博物館の特別展で聖観音菩薩を観て訪ねようと決めたのに、宝物館は休館中で再会な...

  • 湖北の旅(1) 観音の里めぐり

    送られてきたパンフレットを見たときから、いつか訪ねてみたいとずっと温めてきた、湖北の観音めぐり。毎年春と秋の1日に一斉公開され、周遊バスや巡回バスが運行されているようでした。↑ クリックで拡大 ぼやけてますが(汗)今年はコロナで観音の里ふるさとまつりは中止。ならば一人でと、尾上温泉に宿を取りました。その後、紅葉で有名な鶏足寺・石道寺までも拝観中止に(涙)。歴史ある湖北・高月町や木之本町周辺には、いくつもの...

  • 来年の手帳

    うふふ… この季節になると、毎年amazonから取り寄せる来年の手帳が、今日手元に届きました。ここ数年は吉川弘文館の歴史手帳ひとすじ。ある時友人が密かに愛用しているのを見つけて中身を見せてもらったのが出遇いで、まさに求めていた内容だったのに驚き、それ以来すっかり惚れ込んで使っています。前半は使い勝手の良い月別カレンダーと週別予定表。そこには全国の主だった伝統行事も掲載されています。そして後半は歴史百科とい...

  • 京都の紅葉 ずらし観光

    今週は東京の親類が京都に連泊し貴船・高雄・大原を観光してきたそうで、私も少し早めの紅葉を楽しみながら車で案内することに。昨日は朝9時過ぎに京都八条口近くのホテルを出発。まず、蓮華王院 三十三間堂へ。冷えると思ったら、障子の一番下に紙が張られていません。換気良すぎ。ちょっと雨がパラついてきたので、相国寺の承天閣美術館へ。久し振りでしたが、やっぱり静かで厳かな雰囲気が素晴らしい。次は嵐山へ。おお、予想外...

  • 大分 宇佐神宮と六郷満山の旅②

    おんせん県大分に来たのに温泉にも浸からず、ビジネスマンが多い中津駅前のホテルに宿を取ったのには理由があります。2日目の朝一にどうしても行きたかった薦神社(こもじんじゃ)。大貞八幡宮とも称され、『大菩薩(=八幡神)御修行の昔、湧き出でしむる水なり』という伝承のある霊池・三角(みすみ・御澄)池を内宮、社殿を外宮とする、宇佐神宮の祖宮といわれているところ。八幡宇佐宮御託宣集によると、隼人の反乱を平定するために宇...

  • 大分 宇佐神宮と六郷満山の旅①

    大分空港に着いて、近くでレンタカーを借りるとき、これから六郷満山に行くと言うと怪訝な顔。知らない、聞いたことないと言う。ほー、同じ国東市なのに!? これは楽しい旅になりそうな予感♪今回一番の目的は、宇佐神宮参拝。ゆかりの寺社も巡って、その歴史を辿ろうとやって来ました。まずは国東半島の北端まで海沿いを慣らしドライブ。↑ クリックで拡大姫島が間近に見えてきました。古事記では、伊邪那岐命と伊邪那美命の国産...

  • お伊勢参り 2020

    今年は神嘗祭に合わせて、年に一度のお伊勢参りに。新名神高速が集中工事で昼夜連続規制中という悪条件にもめげず、車で伊勢へ。1日目は、斎宮歴史博物館から。天皇が即位すると、皇族の中から選ばれた女性が斎王となり、神嘗祭に合わせて旅立ちます。群行と呼ばれる京から伊勢までの旅は、数百人に及ぶ壮麗なもので、勢多・甲賀・垂水、さらに鈴鹿の山を越えて一志と進み斎宮に着いて、伊勢神宮に仕えたそうです。「都の方におも...

  • 京都国立博物館 特別展『皇室の名宝』

    前日からの台風予報にどうしたものかと迷っていたけれど、翌日出掛ける頃にはスッキリした青空に。10日は、京都国立博物館の御即位記念 特別展『皇室の名宝』開催初日。皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品など、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する名品の数々が公開されています。この規模での開催は、東京以外で初めてとのことですから必見です。しかも初日の土曜日は記念講演会もあるというので、しっかり事前予約して聴講。予習...

  • 大覚寺『観月の夕べ』・ 等持院

    それはため息すら忘れてしまうほどの、清浄なる月夜。いにしえの雅が匂い立つ京都嵯峨野・大覚寺で、大沢池に浮かべた龍頭鷁首舟から中秋の名月を愛でます。艪を漕ぐ水音が心地よく、遠くに虫の声。1200年前に貴人たちも眺めた月を、そして池に映る儚げな月を、見つめます。舟を降りた後は、五大堂観月席でお抹茶を。まもなく大沢池に張り出した祭壇で、満月法会が始まりました。今年は事前予約制で人数を限定し、乗船とお茶席がセ...

  • 9月の終わりに ミホミュージアム・明日香 稲渕棚田・飛鳥寺・橘寺

    一昨日は、久し振りに友人らと滋賀県のミホミュージアムへ。名品は何度観ても惚れ惚れします。人も少なく、マイペースでじっくり観覧。昨日は奈良・明日香へ。彼岸花を見にプチハイキング。棚田の案山子さんは今年も健在! でも例年に比べると彼岸花が少ないような!? 時期が遅かったからでしょうか。ランチは、歴史ある酒蔵を改装したという人気のカフェことだまで。↑こちらに食後の飲み物と可愛いデザート付きます。午後から...

  • 福井・石川への旅③ 那谷寺~丸岡城

    3日目は本降りの雨。雨の日もまた楽しと、ひとり旅はどんなことでもポジティブに受け止め、テンションをキープすることが大事。でなければ前に進めません。滑らないゴアテックスの靴、撥水加工のパンツに吸湿速乾のTシャツとフードジャケット、それに防水バッグなので雨でも怖いものなし。朝からご馳走をたっぷりいただき、満腹で出発。あたりの温泉街は人影もなく心配になるほどひっそりしています。20分で那谷寺に到着。こちらも...

  • 福井・石川への旅② 平泉寺白山神社~白山比咩神社~石川県立美術館

    眠れないまま迎えた2日目の朝は、一番乗りで朝食を済ませホテルを出発。向かうは平泉寺白山神社。2年前のバスツアー以来です。駐車場に着くと、「熊よけの鈴を無料で貸し出します。」と書かれた看板が。でもまだ誰もいません。いざとなれば、山の神への捧げ物になる覚悟で。参道の緩やかな石段を踏みしめ上るごとに、神気を帯びて濃密になっていく空気を全身で感じながら、昂る気持ちを押さえることができません。奈良時代、越前に...

  • 福井・石川への旅① 岡太神社・大瀧神社~一乗谷朝倉氏遺跡~福井県立恐竜博物館

    やっと旅に出ました。人混みを避け連休前に車で巡る2泊3日の北陸ひとり旅。霊峰・白山を御神体とする白山信仰の聖地、白山比咩神社と平泉寺白山神社に参拝し、その周辺を訪ねます。朝8時に家を出発、名神から北陸道を快調に飛ばして、途中敦賀湾を見下ろすPAで休憩し、2時間半で福井県の越前に到着。岡太(おかもと)神社・大瀧神社を写真で見たとき、あまりの異形に目が釘付けになりました。ぞわぞわしたものが吹き上げてきて、行か...

  • あれから2ヶ月

    緊急事態宣言が解除されて2ヶ月以上が経ちました。新しい生活様式となり、暮らしが変わって、直接的な人との関わりがほとんどない日が続きます。当初は暗澹たる思いでしたが、そのうち諦めとなり、考えてみれば昔からいつも独りで生きてきたではないかと自分に言い聞かせて平静を保っています。① 解除直後に向かったのは奈良。今一番会いたかったのは東大寺の大仏さま。禍から皆をお救いください、と心の中でひれ伏し祈る。② イン...

  • 緊急事態宣言 前日の箕面の森

    図らずも、昨日は今月最初で最後の箕面公園ウォークとなってしまいました。ここは明治の森 箕面国定公園の一角。毎月数回体調管理を兼ねて、身近な自然を楽しみつつ、往復のタイムを計りながら箕面の滝道を歩いています。8時に家を出発、箕面駅前駐車場に車を停めて箕面大滝へと向かいます。途中箕面川沿いの滝道を外れて桜広場に寄ってから滝の前に。 マイナスイオンをたっぷり浴びたら、帰りは瀧安寺にお参りして台風被害修繕費...

  • 満開の桜ドライブ 粉河寺~桃源郷~明日香

    自宅で自粛して一週間。長引けば、独り暮らしは体を害するか心を病むか。今日は用心しながら気分転換に一人車で出掛けてみることに。週末にはまた不要不急の外出自粛を要請されるでしょうから。雑用を終えて10時に家を出発。阪神高速湾岸線 → 関空自動車道 → 阪和自動車道 → 京奈和自動車道 と乗り継いで、大阪港を見渡し、堺泉北臨海工場地帯を抜けて、遠くに関空を望み、山中渓を埋め尽くす桜に目を奪われそうになりながら、桜色...

  • それでも、けなげに花は咲く

    今年の春はどこも寂しい・・・ 弾むような笑い声も、輝くような笑顔もない。奈良・賀名生梅林 (3/9)西吉野の丘陵をおおいつくすように咲く2万本の梅。南北朝時代に都を追われた公家たちも眺めたという風景。嵐山・高雄パークウェイ (3/25)鮮やかなミツバツツジが咲くワインディングロードを走る。高雄大駐車場から眺める西明寺裏山のミツバツツジは咲き始めたばかり。醍 醐 寺 (3/25)豊太閤花見行列が中止のせいか、いつもの...

  • 早春の福岡① 太宰府天満宮 & 九州国立博物館

    2月中旬、暖冬に後押しされるように足を伸ばして九州・博多に。新型コロナウイルス感染拡大の報道は気になるけれど、マスク・手洗い・うがいを忘れず注意して。でも結論からいえば、少なくなったとはいえ中国、その他アジアからの観光客はどこにでもいます。通行中はマスクを着用していても、飲食店では当たり前ですが無防備で、しかもよく喋る。これじゃ感染するときはしますね。今回は2泊3日のひとり旅。出発前日は大雪だったら...

  • 神宮参拝② Dec. 2019

    眠れないまま5時前に起床。昨夜館内の自販機で買っておいた山村乳業のビン入りコーヒー牛乳をゴクリ。大人風味で美味しい! 覚醒しました。まだ夜が明けきらない6時半、神宮会館のロビーに集合。職員の方を先頭に神宮内宮を参拝する約1時間半のガイドツアーに出発します。それぞれ清々しく喜びに満ちた表情で宿に戻り朝食。チェックアウトの後は、神宮の鬼門を守る金剛證寺へと向かいます。伊勢志摩スカイラインも懐かしい。修学...

  • 神宮参拝① Dec. 2019

    今年2度目、令和になってから初めてのお伊勢参りへ。今回は昔の習わし通り、二見興玉(ふたみおきたま)神社でお祓いをしてから神宮に。そして最後は神宮の鬼門を守る金剛證寺へお参りします。2月にはまだ修理中だった神宮美術館とせんぐう館もじっくり観覧。例年に比べ穏やかな暖かい日が続いていたのに、出発日は時々小雨混じりで風も強く、視界も悪そうなので少し回復を待って車で出発。まずは、二見ヶ浦へ。そこには変わらない夫...

  • 赤穂浪士四十七士討ち入りの日の法住寺

    14日といえば、赤穂浪士討ち入りの日。一昔前なら、必ずどこかのテレビ局で時代劇を放映していて、ああ年末なんだなあと、みかんでも食べながらしみじみしたものです。この日は京都での所用の前に、法住寺へお参りに。こちらでは毎年義士会法要が行われています。残念ながら着いた頃には法要も終わり御詠歌が始まっていました。時間の都合でお茶席には入らず、護摩焚きの煤で真っ黒になった四十七士木像を拝観。そのあと、ちらっと...

  • 仁和寺音舞台 2019

  • 石上神宮

  • 令和の夏

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