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畑に吹く風 https://blog.goo.ne.jp/yukiguni01-47

 雪国魚沼生まれの魚沼育ち。生粋の田舎人です。愛犬マックスと共に畑仕事や魚沼の自然を紹介しまします。

 早期退職をして早六年。細々と始めた個人経営の農産物直売所の営業も五年目のシーズンを無事に終えています。 無農薬、減農薬を主体とし、減化学肥料、有機主体の農業に挑戦しています。 石の上にも三年。徐々に畑の趣旨も知られるようになり、長岡の「越後の台所 すずきち」は大のお得意さん。なんと、お店には私たち夫婦と私の畑の写真が沢山掲げられていますよ。

スベルべ
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魚沼市
出身
魚沼市
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2012/03/02

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  • 山芋女子会

    先日、化け物の様な山芋のお話しをしました。その後日談です。家内の友人たちを招き、食べて頂くことにしました。保存していた、山芋を取り出し水道水を吹きかけて土を洗い流します。そして、一塊になっていた、大きな山芋の株はバラバラに折り分ける。キッチンに持ち込み、更に亀の子たわしで丁寧に洗う。ピーラーで皮を剥いたり、ペティナイフで虫食い部分を削り落としたりします。根気よく摩り下ろすのは専ら亭主スベルベの仕事。下ろし金も細かな目を使えばきれいになるが、それでは時間がかかり過ぎる。すり鉢一杯に摩り下ろした山芋は取り分けて種類の違う料理に。この丸めた山芋は吸い物の種として使う。澄まし汁の具にするとなんとも言えない出汁が出るのです。そして、もう一つは海苔巻きに仕立てます。吸い物種の数でも分かりますが、女子はスベルベママを入...山芋女子会

  • 喜寿の同級会

    5年ぶりの再会でした。前回の古希の同級会に続く喜寿の同級会です。44名のクラスでしたが、物故者が7名。出席者は17名でやや寂しい気もする。女性は一人も在籍せず、全校でも9クラス全員男子でした。建て前は共学でしたが、当時は工業高校に進学する女性はほとんどいなかった。負け惜しみでも無いけれど、男ばかりも気遣いが要らず良いもの。したたかに飲み、盛り上がってもそこは分別のある大人。二次会会場に入っても行儀が良い。二次会お定まりのカラオケです。スベルべは同級会の定番「青春時代」です。他にもテネシーワルツを朗々と歌う芸達者も居て、和気あいあいの中にも盛り上がる。乱れる者もなく、無事に散会して就寝。例によってスベルべは同室4名で一番早く起きる。5時の大浴場のオープンを待って一人静かに向かう。大浴場もスベルべの独占。6時...喜寿の同級会

  • たい焼き和

    スベルベママの若い友人が、移動販売車で我が家を訪問。今日はお店に出荷した帰りで、あちらこちらのイベントにも行くという。実父の中古車の軽トラを改造したとのことです。可愛いイラストはプロの手によるものらしいですね。「たい焼き和」と言う店名になるのかな。ローマ字表記でもありますが和は「なごみ」と読むのですね。中を覗かせて頂くと完全なキッチンカー仕立て。イベントでは現地で焼いて、熱々のたい焼きを提供しているそうです。何個もたい焼きを頂きました。颯爽と去っていきます。小学生二人の子育て中ですから、制約も多いと思うけれど、健闘を祈ります。皆様も見かけたらぜひ、買って食べてみてください。スベルべ夫婦も先日の「めぐりめぐるマーケット」に出店したようにこんな事は好きですね。たい焼き和

  • 雪が降って来た~♪

    雪が降って来た~ほんの少しだけれど~♪この歌のように、朝さ目覚めると外はうっすらと雪化粧していました。山沿いはかなりの降雪も見込まれるとの予報でした。でも、この少ない降雪量を見ると、今回は我が家も平場並みだったのかな。前日の暖かな時間帯に点検できなかった、消雪設備の点検。近年、自家用の揚水ポンプにより汲み上げる地下水の量が少なくなった。この家を建てた32年前は水量が多くて、バルブを絞って使っていた。下水道工事で、近くを深く掘削したり、中越地震の影響も有ったのか減ったのです。山もうっすらと雪化粧です。山の動物たちも戸惑っているかな。これで、クマが冬眠状態になったら良いのですがね。雪が落ち着いたら山に行ってみましょうか。雪が降って来た~♪

  • 勤労に感謝して一日に働く

    勤労感謝の日は快晴に恵まれました。朝食を済ませて、日の丸、国旗を出す。最近は国旗掲揚も見かけなくなりましたね。スベルべは国粋主義者でも右翼系でも無いけれど、国旗は出来る限り掲揚する主義です。だって、自国を愛せない人は他国だって愛せるわけがあるはずもない。世界を愛する主義のスベルべです。それはともかくとして、降雪を目前にしたこの時期の晴れは貴重。先ずは軽トラのタイヤを夏用から、冬用のスタッドレスタイヤに交換しましょう。全く降雪の心配がない地方にお住まいの方が羨ましい。秋と冬には必ず、タイヤ交換をしなくてはならない雪国ならではの仕事です。ついでに、一年中働いてもらった管理機の「コマメ」も洗って格納。交代で働いてもらう、小型除雪ロータリーを引き出し点検と燃料の補給です。最後はトラクターを引き出し、高圧洗浄機で洗...勤労に感謝して一日に働く

  • クマの息が聞こえるよう

    山の畑に行くと、まず柿の木を見る。クマの形跡を見るためです。ここのところ、行くたびに柿の実の数が減る。そして高い場所の枝が折れている。「心配だから私も行く」とスベルベママ。「二人よりも一人の方が日が巣が少ない」とスベルべ。山の畑に着くと、スベルベママに柿の木の木肌はチェックしたかと問われ、よく見ると大きな爪痕。以前はムジナ(アナグマ)が昇って柿の実を取った形跡があり爪痕もあった。でも、その時の形跡とは全く異なる大きくて深い爪痕。体重の思いクマが全力で登るのでしょう。爪痕は樹上へと続く。そして、その上の枝が折られているのです。これはもう、間違いなくクマの形跡ですね。春先にも畑に足跡があったのでした。数年前から大きな足跡を残したのを皮切りに、出没している気配がある。どうも、そのころからこの山に住み着いた様子で...クマの息が聞こえるよう

  • 遊歩道の冬支度(その2終わり)

    遥か彼方には、我が家の山の畑も見て取れる。午後からは天候の悪化も予報されている中、午前中の仕事設定は良かった。月岡公園口からのコースと六花園コースはここで合流。道標と「出会いの鐘」と称する鐘が設置されていて、登山者は大抵鳴らす。昔と変わらぬ「馬の背」と呼ばれる稜線です。何年、何10年経っても変わらぬ姿。絶対に植物は根付きません。これが「出会いの鐘」です。山頂に居ても、後続の登山者が打ち鳴らし、誰かが来ているなと分かるのです。山頂の石碑付近から、もう一歩足を延ばすと大平のあずまや風休憩所。その前には、山々の名前を記した方位盤が設置されています。これは山で亡くなった友の慰霊碑を兼ねる。スベルべはとも山を通じて交友関係が深まった友人。中学校は同じ学年でも同じクラスにはならなかった。お盆休みを利用した、仲間三人と...遊歩道の冬支度(その2終わり)

  • 遊歩道の冬支度(その1)

    良く晴れた日曜日の朝でした。朝早くから雲海見物に出かけ、帰宅すると着電。「遊歩道の冬支度、安全柵のロープ外しの人員が足らない。手伝ったもらえないか」との話。8時現地集合の約束で出かけると、集まったのは5人の山の会の会員でした。3方向に分かれて作業開始。スベルべは二人コンビで月岡公園口から入ります。寄りかかれる、体重を支えられるロープではありません。注意喚起のためのものですね。細い鉄の棒を打ち込み、それに絡ませて張っています。中越地震、その後の新潟福島豪雨で遊歩道も荒れました。山の会の会員の手だけでは、高が知れた能力。それでもかなり整備はしています。ロープの端をほどき、手繰り寄せて輪にする。持参のレジ袋に収めて、支柱の鉄棒と共に雪で押し流されない位置に集積。場所によってはロープを二段に張っているので結構な量...遊歩道の冬支度(その1)

  • 霧に浮かぶ越後三山

    朝食の最中に表を見ると朝霧が立ち込めていた。我慢できずに、カメラを携えて小出駅の裏、藤権現に軽トラで登りました。間に合いました。未丈ヶ岳付近から陽が昇り始めました。朝霧、雲海を照らし出し反射する風景に見とれてしまいます。越後三山にも朝日が当たりだす。ここから見る越後三山は、並び方のバランスが、我が家の山の畑よりも良くない。この直下は上越線の小出駅で、只見線の始発駅にもなります。小出市街が霧に浮かぶさまも見たいのですが、中々思うように行きませんね。我が家からは軽トラで10数分で行けます。また、気象条件を見極めて行ってみることにしましょうか。良いところを見つけました。今朝も5時にスベルベママの友人(女性)が来て、一緒に行く約束です。先日(9日)も枝折峠の滝雲を一緒に見に行こうとして、通行止めで直前で引き返すと...霧に浮かぶ越後三山

  • 柿を食べたのはクマか?

    数年前からかなー。どうも山の畑の近くにクマの雰囲気を感じる。今年も我が家の畑に足跡があった。そのために軽トラのクラクションを鳴らしながら行く。そして、クマの接近の目安としているのがこの柿の木です。マックスが根元に眠っている木ですが、柿の木の実が食べられたら出没した証拠。どうも、出たらしい。柿の木の実の生っているいる密度が薄くなっている。しかも、中ほどの太い枝の2本が折れているではないか。これは小動物ではないなー。折れた太い枝は、木の中間にぶら下がっている。ムジナも木に登り、たまに爪痕さえ幹に付けていたけれど、今回は爪痕は無し。根元付近に柿の実はいくつも転がっている。でも、齧った痕跡は見られない。クマの食べかすは見た記憶もなく分からない。そして、不思議なのこれです。近くの草むらに固めて置いてあった柿の実。ク...柿を食べたのはクマか?

  • 藤権現の朝霧

    猫が恋を成就するために同じ道を通うと同じだと自分でも苦笑。一度、小出の藤権現を訪れたら、天候を見ては出かけたくなってしまう。この日は、6時を過ぎて朝食中に表を見ると、朝霧が出ていて矢も楯もたまらず出かけました。狙いは当たったというか、霧・雲海に浮かぶ越後三山を見ることが出来ました。よほど、行く人が多いかと思ったら、この朝は人影は無い。皆さん朝食後に登るのかな。越後三山から左方、東方を望むと、未丈が岳などが見られます。今の季節だと、そのあたりから日は昇るようです。日の出時刻は遅くなりましたね。太陽が顔を覗かせ、強い光が雲海を照らす。越後三山は一瞬顔を隠し始めます。刻々と変わる風景は見ていて飽きることが無い。太陽は昇りきりました。風によって雲海は濃くなり、薄くなりを繰り返す。ここから、もう一段スキー場方面に登...藤権現の朝霧

  • 藤権現からの夕景色

    一度藤権現への道を偵察したらもうたまりません。夫婦で精一杯働き、夕方時間が出来たのでスベルベママを誘って夕景色見物に。小出町民に愛される、小出市街を見下ろす山の上です。洒落者が、天橋立に見立てたのか、股のぞきの展望台を設置していました。乗りやすいスベルべは早速試して、逆さに小出市街を眺める。天橋立もそうだけれども、誰が考えるのでしょうかね。確かに面白く見える。さて、旧小出町の中心部。今の魚沼市の中心になるのかな。この市街の中心部は、不幸にして大火になり10数件が燃えたばかりです。狙いはこの風景かな。遮るもののない、越後三山の風景が望める。我が家と同じく、山裾に広がる市街で日暮れは早い。山には二回目の降雪が見える。北方に見える二つの山頂は権現堂山です。左が下権現堂で右が上権現堂。残雪の量で標高差の100mが...藤権現からの夕景色

  • 無人駅の大清掃

    先日は小雨の降り続く一日。久しぶりにゆっくり過ごそうと思ったのだが・・・。スベルベママの思惑は、「トーちゃん、駅の大清掃をしたい。手伝ってちょうだい」でした。スベルベママ名義で、駅の清掃管理を何年も続けているのです。跨線橋の内部の壁などを、きれいに磨きたいというのがこの日の仕事でした。跨線橋は外も汚れているけれど、電車の高圧線などがあり手を出せない。せめてお客さんが利用し、通る跨線橋の内部の壁を奇麗に磨こうという事でした。あの、中越地震でも付近の線路の壊れ方が酷かったのに無事でした。スベルべがこの駅にあった線路班に就職した時代に作られたから、築60年近いですね。スベルべトーちゃんは高いところの蜘蛛の巣などを取る清掃。田舎の山と水田に近い駅で、夏場は照明に虫がたくさん集まって汚れるのです。無人放送で「間もな...無人駅の大清掃

  • 藤権現から見た風景

    友達のフェースブックの写真に触発されて、藤権現を偵察に行きました。狙いは早朝の霧の写真ですが、久しぶりに行くので、先ずは道路の確認です。藤権現は小出駅の裏にそびえ、小出市街を見下ろす位置にあります。中央付近は最近不幸にして10軒以上も燃えてしまう、不幸な大火に襲われていました。左の二つのピークは権現堂山です。右の上権現堂山には雪が残っている。左が下権現堂山で二つのピークの標高差は100メートルありますが、そんな風には見えませんね。この小出市街は戊辰戦争の小出島の合戦でも知られています。右に見える佐梨川と左手で魚野川を渡渉した官軍と会津軍が戦いを繰り広げたのです。写真撮影の目的の一つは、この越後三山。霧に浮かぶ姿が見られたら最高でしょう。いえ、夕景色も見たいものです。魚野川の支流「佐梨川」の上流は大湯温泉で...藤権現から見た風景

  • 家の周りは柿と銀杏

    スベルベママの兄から、メールで銀杏の写真が送られてきた。豊作で、たくさん落ちているので、要らないかと言う用件。午前に出かける。山間の閑散とした集落で、スベルベママの実家は遠目からも柿などが見える。そして、葉が黄色くなった銀杏の木の下は、敷き詰めたように実が落ちていた。遠くから目立ったのは、家の裏の柿の木。スベルベママに種類を聞いても分からない。子供のころから「渋柿」としか呼ばなかったらしい。こちらは家の前の「八珍柿」です。我が家は今では、たくさん採れるようになったが、以前は随分お世話になった。若いときは梯子を掛けて、樹上に登り太い枝に腰かけて採った。籠に紐を付けて持って上がり、籠が一杯になるとスルスルとスベルベママめがけて下ろしていた。家の周りにはもう一本、八珍柿と甘柿の両方が生る木も植えてある。柿の木は...家の周りは柿と銀杏

  • 青空の下でプラムの剪定

    青空が広がった日の午前中の仕事です。懸案のプラムの大木の剪定をしました。昨年は思いがけずに豊作で今年は不作でしたが。スベルべよりも10歳年上のオジサンですが仕事は確か。頼りになるし、つい年齢も忘れて頼ってしまう大事な存在です。かくいうスベルべも年齢も顧みず、チェンソーを持って梯子を上がる。下に、「危なくなったらチェンソーを投げるから下に居ないで」なんてね。こうして、余分な枝や、雪の重さで割けた枝を切り落としました。これで、昨年同様にコンテナに二個にも及ぶ収穫が得られたら最高ですが。ようやく、剪定を終えると残ったのは切り落とした山の様な枝。やれやれ、終わったと一安心。「トーちゃん今何時、お昼までに片付けようや」なんて。軽トラに満載にして、山の畑の隣りの空き地に積み上げてきました。二、三年で土に帰ってくれるこ...青空の下でプラムの剪定

  • 猪ソテー

    猪の肉を頂いた。しかも、包みには「ロース」と書いてある大きなブロック。一回目は薄切りにして、焼き肉で楽しみました。今回はソテーにしてみましょうか。塩コショウで、味付けをしましょう。冷凍してありましたが、半解凍でスベルベママが二枚切り分けた。切り分けて以降はスベルべの仕事です。丁寧に裏表を筋切りします。しなくても柔らかそうですが念のためにです。バターを溶かして熱したフライパンで両面を焼く。美味しそうな匂いが立ち昇る。程よく脂身もついていますね。最高!レタスとトマトを添えて皿の盛り付け。お酒はもちろんとっておきのワイン。もちろん赤ですね。うーん、美味しい!スベルベママは野生の匂いがきになると言うが・・・。ジビエ料理だったら、この野生の香りも味のうち。猟師の捕獲直後の処理が良く匂いも薄い猪でした。猪ソテー

  • お化けのような山芋(その2終わり)

    足場が悪かったり、近くに雑木があったりして掘りにくいと折れてしまう。折れた山芋も貴重だから、拾い集める。青首と呼ぶ地表に近い部分は種芋として埋める。この日は、朝3時半に起床して枝折峠の滝雲見物に出かけていました。昼食後に昼寝をして、家を出たのは13時半。帰宅は15時半の正味時間は2時間足らず。それでも、ビニールの袋一杯になり、山菜リュックに収まり切れないほど。肩に掛けても重く、急斜面の藪の中を下りるのに転倒しないように難渋してしまった。帰り際に見た独活の大木、枯れ木です。こんな風に、この急斜面は春には独活、そして秋には山芋を恵む宝の山。持ち帰り、ようやく山菜リュックから取り出したビニール袋。ぎっしりと入り、取り出すのも難しい。結局袋をカッターで切り開きました。さて、折らないようにそっと取り出した巨大な一本...お化けのような山芋(その2終わり)

  • 連載294「ごめん下さい、もらいですが」(その2終わり)

    ごめん下さい、もらいですが(その2終わり)ある日、噂を確かめるべく彼に尋ねた。「大学を出ていらっしゃると聞きましたが」と問うとあっさりと「いや、尋常高等小学校だけだよ」と答えられて、疑問は氷解した。しかし、困ったのはその後です。彼は長岡方面まで出稼ぎに出ていた。たまたま帰宅の電車で乗っていた彼が、私を見つけて当然のように脇に座ってきた。覚悟を決めて会話を交わしたのですが、周囲の好奇心に満ちたまなざしの集中には困りました。仲良くなったというほどでもないけれど、我が家に気を許したのか、時には私の子供たちに、もらってきたと思える柿の実をくれる事さえあった。そんな彼が、実はたいそうなお金持ちだとのうわさもあった。さすがにこれだけは本人には確かめがたく、また聞きのうわさ話で事実を知ることになった。なんと、彼はもらい...連載294「ごめん下さい、もらいですが」(その2終わり)

  • お化けのような山芋

    腰の傷みがひどくて山に出かける気持ちになれなかった。恥ずかしい事に2日に居酒屋で泥酔の醜態を見せ、帰宅した際に転倒したのが原因。何10年ぶりかと思われるような醜態で、居酒屋の女性が姉妹二人で送ってくれた。スベルベママが寝ているから良いと、家の前で見送ってもらい心配してみていると、すぐに転んでしまっていたという。その事件から一週間たち、ようやく傷みも引いてきて山へ向かう。先日、掘った場所の続きですが、山芋の蔓はたくさんあり、しかも二本が並ぶ。急斜面で、掘るというよりも崩すという表現が適当かも知れない。唐鍬で掘り起こしていると、変わった形で山芋が姿を現し始めたのでした。山芋は不思議なところがあり、親芋が真っ直ぐでも小芋は枝分かれするものも。そして、反対に親芋が複雑に枝分かれしていても、小芋が真っ直ぐ育っている...お化けのような山芋

  • 連載294「ごめん下さい、もらいですが」(その1)

    ごめん下さい、もらいですが(その1)昔は個性あふれる人々が巷にあふれていた。「フウテンの寅」さん、でも無いけれど、自由気ままな生き方をしていた人がいたという事だ。その存在を忘れたころにふらりと訪問してくる。「ごめん下さい、もらいですが」とくる。訪問の目的がはっきりしていましたね。なにがしかのお金を手渡して帰って頂くことになる。時には「今日はお腹が空いているので、何か食べ物を頂けませんか」などと乞われることもあった。人の良いところのある母は、ササ―ッと味噌おにぎりなどを作って差し上げたものだった。人見知りはしない方なので、何時しか彼とも会話を交わすようになった。彼には伝説てきな話も付きまとっていた。大学を出ているとのうわさもあった。これは実話だが彼のご尊父は学校長を務められていたという話があったが、これは噂...連載294「ごめん下さい、もらいですが」(その1)

  • 猫に小判のアオリイカ

    少し前、文化の日に最後のサツマイモ掘り。長姉のひ孫まで四代で手伝いに。帰りに、山芋を進呈したら長姉の娘、スベルべの姪からイカがお礼に送られてきた。イカを送るという連絡を貰い、釣り好きの姪の連れ合いが釣ったというイカが到着。冷蔵便の荷物を開けて、その大きくて重いイカに驚いた。数は二杯でした。何しろ釣り立ての新鮮な大イカ。姪は一日おいたら甘さが増すという。二杯あるから、一杯は「イカの塩辛」と考え、足を胴体から引き抜くと、肝臓、肝が見当たらない。そこで、急きょ予定変更。一日おいたら良いという刺身に作り替え。皮を剥ぎ、真ん中から二つに切り分けるが、身が厚い。ようやくこれはアオリイカだと気付いた。スルメイカだと函館辺りの「イカソウメン」が有名で食べたことも有る。でも、この厚みのあるアオリイカを刺身にしたら、「イカう...猫に小判のアオリイカ

  • めぐりめぐるマーケット(その6終わり)

    隣に子供が店主の玩具さんも開店。写真に写っていない、もう一人の店主は、ヨチヨチ歩きのころよく農天市場を訪れてくれていました。微笑ましい手書きのポップです。二人は最後は売れ残った玩具を持って、無料で進呈すると回っていましたが。スベルベママの誘いで、蜂蜜の味見、味比べ。中々の批評、一端の理屈を述べてくれましたよ。可愛いね。こんなお店と言うか、相談所もありました。閉会予定の15時には、夕日っぽい日差しになりました。賑やかで、アットホームな雰囲気のめぐりめぐるマーケットも終わりです。主催者の女性たちにお礼を述べ、再開の約束。そして、DJ係兼進行役の男性二人にもお礼を述べ、固く握手を交わして終わりでした。(めぐりめぐるマーケット終わり)めぐりめぐるマーケット(その6終わり)

  • めぐりめぐるマーケット(その5)

    参加者は顔見知りも多いらしくて、アットホームな雰囲気。スベルべのミニ講演会の次に、ちびっ子揃って元気よく童謡を歌い始めた。あれっ、これって何のお店だったかなー。手隙の時間を見て、ぐるっと会場内を回ったのだったか後で見ると分からない。昼食時間になったグルグルソーセージでも食べてみようか。豚肉は津南ポークらしいし。焼き芋はダブったので、やらなかったが試食として持参している。犬を二匹連れて会場内を回るお客さん。犬に食べる?と聞くと寄って来た。テーブル中央の発泡スチロール箱は試食用焼き芋の容器です。その右には渋抜き柿が並ぶ。既に甘くなったものと、開封日を添付した製作途中のものと。タイミングよく、柿は全部売り切れた。何せ安いですからね。でも、驚いたのは八珍柿の無料進呈者が現れた事。沢山採れて始末に困ったらしい。(続...めぐりめぐるマーケット(その5)

  • めぐりめぐるマーケット(その4)

    普段書いたり、お話ししている内容ですからお話しは簡単にできます。「紹介はどうしましょう?」「魚沼の百姓スベルべでお願いします」って好い加減です。聴衆がやや少なくて残念です。でも、出店者は店から離れられませんからね。その後、会場内を歩くと「良く聞こえたしよくわかりました」って嬉しい言葉も聞かれました。左の女性と、右のブルーの上着の男性は頷きながら熱心に聞いてくださる。本当の狙いは、若い子育て世代のお父さん、お母さんに効かせたい内容でしたが。主催者にお話しした通り、その場の雰囲気と聞き手で話はまとめます。農薬の種類歴史と今までの変遷。そしていま主流のネオニコチノイド系農薬の話です。もちろん「やらせ」なんかじゃありませんが、熱心に聞いていた男性から質問です。ご自分でも畑で野菜を作っておられて、今年の秋野菜の害虫...めぐりめぐるマーケット(その4)

  • めぐりめぐるマーケット(その3)

    参加者はスベルべ夫婦も含めて個性的なメンバーです。こんな若いメンバーの中に入っても良いのかなー。それだけでも目立ちますよ。集合写真を撮り終えて三々五々各自の持ち場に着きます。肌寒いような気温も、このころには程よくここ強い感じになってきました。スベルべ家の陳列を後ろから見ます。左前にはサツマイモがコンテナ3個に並び、その手前は自費出版の本です。こちらから見て右のテーブルは娘婿の蜂蜜コーナー。純粋な蜂蜜の小瓶の他にも、蜂蜜を使ったクッキーなども並んでいます。ありゃ、変な人が中央に出てきましたよ。ってなんとスベルべですよ。あまり、深く打ち合わせもせずに、軽いノリで引き受けたミニ講演会です。(続く)めぐりめぐるマーケット(その3)

  • めぐりめぐるマーケット(その2)

    娘たちは孫の七五三の打ち合わせのために中座する予定。その間はスベルべジーさん、バーさんが全責任で店番ですよ。現地に行って大急ぎでスベルべが書きました。300円の袋には800g前後は入っているから格安でしょうね。小芋もびっしり2㎏は入っていてお買い得。味も太いものにそん色ない甘さです。問題はこの自費出版かなー。最近は皆さんの活字離れが喧伝されているけれど、実感させられます。地元のソーセージ屋さんも出店です。確認できなかったけれども、材料の豚肉は懇意にしている津南ポークさんの物じゃないかな。主催者を代表してお二人で挨拶です。何だか雰囲気の似た女性が多かったと思うのはスベルべの老眼のためか。問題は次に行われた出店者全員による記念写真でしたね。なんと「スベルべさんを中心に集合!」なんて掛け声で、真ん中になることに...めぐりめぐるマーケット(その2)

  • めぐりめぐるマーケット(その1)

    若い女性たちに誘われて、イベントに参加しました。当日まで知ることの無かったイベント名は「めぐりめぐるマーケット」でした。なぜ、スベルべがそんな子育て世代の女性たちと知り合うことになったのか。それは、数年前までやっていた自前の農産物直売所「農天市場」を通じての事です。軽トラ荷物を積み込み運搬するいつものイベント参加スタイル。この日は焼き芋は、他の出店者とダブり断念。秋野菜は全滅状態でサツマイモ中心の出店です。場所は魚沼市の市役所所在地旧小出町のスキー場の下の広場。小規模ながら、ジャンプ台まであり、軽トラの後方には見えています。先日、長岡のスズキチさんが主体のフードエキスポに焼き芋屋を出店。それとは趣が異なり、30軒余りの色々な店が出店。こんな簡易テントが主流です。ここが我が家のブースで、この日は娘婿の蜂蜜も...めぐりめぐるマーケット(その1)

  • 美術展を梯子する

    11月2日はスベルベママと二人で美術展巡りでした。三カ所の会場で開催されている美術展の梯子状態での観覧です。先ずは最も遠い、浦佐の池田美術館からスタートです。絵画集団「示現会」の巡回展で、セミプロ、いやプロ集団の作品展かな。次に向かったのは伊米ヶ崎公民館です。ここでは魚沼在住の佐藤守弘さんの個展が開かれています。同級生を通じて知り合いになることが出来ましたが、柔らかなタッチです。驚くのはその行動力。山のスケッチがありましたが南は宮之浦岳から北は利尻岳までと遠征しておられる。今でも在住の魚沼市小出地内から毎朝散歩に出られるという。しかも、藤権現と言うかなり標高差のある山の上まで歩かれるというから驚き。やや狭い展示室ですが、照明も工夫されていて素晴らしい環境。歩き疲れてスベルベママは椅子に座っての鑑賞。観客は...美術展を梯子する

  • 今年最後のサツマイモ掘り

    最晩生のサツマイモ「寿」の収穫に長姉とその娘、孫、ひ孫の4人が来宅。早朝から友人も畑の後始末を手伝ってくれ、半日にぎやかなサツマイモ掘りに。3歳の女の子は土遊びに夢中です。手前に見える葉は彼女が植えたもの。オバーちゃんに当たる姪はこの芋の葉も美味しく食べたと報告アリ。一度サツマイモ掘りを終えた部分はトラクターで耕しています。様々な動物の足跡があり、いま彼女が遊んでいるのはカモシカの足跡。ほら、これはウサギの足跡だよと教える。自分の可愛い足と比べてみています。もう少し暖かかったら裸足でも良いのにね。最晩生の「寿」はこんな細長い形の品種です。ホクホク系のサツマイモとして知られ、栽培者が少ないために「幻のサツマイモ」とも呼ばれている。なかなか活発で運動能力にも優れた長姉のひ孫。なんと、軽トラの荷台に簡単によじ登...今年最後のサツマイモ掘り

  • 城山に登る(その2終わり)

    山頂付近は見晴らしがよい。遠く左の山は守門岳。右は浅草岳です。広い水田は3月の風船一揆の会場にもなった。右の山腹は小千谷水力発電所の貯水池です。山頂に到着。標高はご覧の通り384mです。小さいながらも休憩小屋もあり、雨天時にはそこで食事も可能でしょう。登山してきた方向と、反対側には遠く日本海が見える。写真では分かり難いが、柏崎刈羽原発も肉眼ではっきりと確認できる。中央の小高い山は、小千谷市民に愛されている山本山です。山本山の麓左には、一枚目の写真の小千谷水力発電所の貯水池が見える。昔の光景ですが、一枚目の写真にある水田が熱気球の会場になったことも。バルーンの下に、赤く「おぢや風船一揆」とあり、これも有名なイベントです。所属する山の水の会員は酔狂者も多く、そして驚くほど山に詳しい。この年は、今回登った城山の...城山に登る(その2終わり)

  • 城山に登る(その1)

    「トーちゃん、今日の予定は?」なんてスベルベママ。どうしても、一度夏に孫と登った小千谷市の城山(じょうやま)に連れ出したいらしい。いつも「亭主の好きな赤烏帽子」で、連れ出してばかりいるから、言う事を聞きましょうか。でもねー、亭主どのは前日まで三日連続で山芋掘り。結構疲れてるんですけれどもね。(登山口を見下ろす)残念ながら、標高は低くて紅葉は始まっていません。右手の深い谷間を見ながら登ります。ここは小千谷市時水地域になります。登るにしたがって長岡市も見え始める。小千谷市民に愛されている山らしく「城山を愛する会」と言う道標があちこちに。長岡市の反対方向、南方には越後三山が見える。越後三山は見る場所により、その姿を変えます。やはり慣れた我が家からが良い。同行者はスベルベママが誘った女性二名も。何だか楽しそうで、...城山に登る(その1)

  • 牛ヶ首展望台にて

    昨日の朝は朝食後、「牛ヶ首展望台」に越後三山を撮影に出かけました。我が家は尾根の陰で、もう少しと言うところで見えませんが、4キロほどの距離かな。前日も朝早く出かけたけれど、スベルベママに言いつけられた仕事を思い出し早く帰った。しかも、霧が深くて風景は見られなかったので、朝食後にゆっくりと軽トラで峠を登ったのです。眼下の沢から次々と霧が湧いて、見飽きることが無い。途中で、先の木沢集落のお寺に冬囲いに行くという人が軽トラを停め二人でしばし眺め続けた。時刻は7時半を過ぎていました。この先の木沢集落は、旧川口町の一部で我が家から山上に見えるところです。霧が少なくなると、下の風景も見え始める。魚野川の朝日で光り、周辺の街並みも見えてくる。尾根の向こうが我が家です。昨日一日は「お神送り」神事の日で、そちらにも行かなけ...牛ヶ首展望台にて

  • 令和五年の初山芋(その3終わり)

    帰宅すると、昼食に初物の山芋を所望された。細くて柔らかそうな掘り立ての山芋を2本洗って準備。煮干しで出汁汁を作ります。二人の昼食だったらこれくらいの量で良いかな。白い山芋と、やや赤みがかった山芋の2本をすりこ木で混ぜ合わせる。煮干しで取った出汁は、醤油で味付けをして少しずつすり鉢に。少しずつ何回も入れて延ばすのがトロロ汁を美味しく仕上げるコツですね。あまり濃くても美味しくない。薄すぎてももちろん美味しくない。これくらいで良いかな。二人の分としてはやや物足らないかなー。それでは初物の山芋とろろ汁を御馳走になりましょうか。普通は初物は夕食にゆっくり食べるのですが、二食続けてもねー。後日、山芋の海苔巻きを作ったり、山芋の団子汁を作ったりして食べましょう。山芋のフルコースには、ざく切りで刺身のように食べる方法もあ...令和五年の初山芋(その3終わり)

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