おはようございます、京やの勝也です。 古いコートや羽織は当時の流行もあり丈が短いものが多いです。 今はどちらも長めの丈が好まれていますので洗張りして少しでも丈…
東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。
着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。
おはようございます、京やの勝也です。 室町時代後期京の都で11年にも及ぶ戦、「応仁の乱」がありました。 東軍は細川勝元。西軍は山名宗全。宗全の西軍の陣地が、今…
おはようございます、京やの勝也です。 この春も男性の袴の着付けをお手伝いさせて頂いきました。 さて、ある角帯を仕入れると図式の「帯結びの説明書」が入っています…
おはようございます、京やの勝也です。 帯はまとった着物を抑えるための紐(ひも)から始まり、帯として幅が広くなり長さも長くなりながら今に至っています。 現在の基…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は「色掛け」について書きましたが今日は「色掛けができない品」についてです。 京やがお願いしている染屋さんではちりめん…
おはようございます、京やの勝也です。 悉皆の仕事の中に「色掛け」があります。 昔はこの色掛けを前提にお嫁入りの支度をしたようです。 例えば色無地の着物。薄いピ…
おはようございます、京やの勝也です。 博物館や美術館で江戸時代の小袖などを見るととても小さくて「子供用?」と思うことがあります。 それもそのはず栄養状態が現在…
おはようございます、京やの勝也です。 先週の土曜日、春の京やのつどいで池袋に行ってまいりました。 今回はカジュアル版ということで池袋演芸場で新作落語を楽しんだ…
おはようございます、京やの勝也です。 歌舞伎などで衣裳を見ていると表地だけでなく裏地や襦袢、肌着の色が効いていてステキだなぁと思うことがよくあります。 袖口や…
おはようございます、京やの勝也です。 あらためて書きますが着物は呉服の着物は、昔であれば支配階級や一部の富裕層だけに許された贅沢この上ない衣裳です。上質な絹で…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は姥桜について。 姥桜(うばざくら)と聞くと現代では「年甲斐もなく若作りをしている女性」を指すそうですが、元々は桜は…
おはようございます、京やの勝也です。 卒業式、入学式の季節。美しい着物姿、袴姿は花を見るようにホッと致します。 今日は着物の話ではなくこの季節話題に上る「君が…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は着物と髪型の話です。 美容院さん等専門家ににお願いするのであれば心配はいりませんが歴史的な切り口から「ご自分で」と…
おはようございます、京やの勝也です。 自分で言うのも何ですが私はかなりの甘党です。現在の日本は沢山の「甘いもの」で溢れかえっているようです。そうなると甘さの質…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は春のお彼岸の入り日でした。ご先祖様に御供えするのは「ぼた餅」ですね。春は赤くて丸い牡丹(ぼたん)の花をイメージして…
おはようございます、京やの勝也です。 新しい品も洗張や染め替えをした品も仕立て上がると袖や衽(おくみ)、袖に「躾糸(しつけいと)」が付いてきます。仕立て上がり…
おはようございます、京やの勝也です。 着物の世界にも外来語が浸透しています。ご存じの方も多いかと思いますが、着物の下に着る「襦袢(ジュバン)」ははポルトガル語…
おはようございます、京やの勝也です。 卒業式シーズンに入りました。 着物や袴の準備は万端整っていても当日になって慌ててしまうのが「草履の劣化」です。 10年、…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日の「下着」の話から今日は「肌着」の話です。肌着は、文字通り素肌に直接着るものですね。汗を吸い丈夫な木綿の晒しや柔らか…
おはようございます、京やの勝也です。 下着、比翼、半比翼について。 ミセスの最高格式を持つ留袖は最後まで「下着」という白い着物を重ねて着ていました。 最近では…
おはようございます、京やの勝也です。 卒業、卒園式シーズンの3月。街中では大学生の袴姿も見る季節になります。お客様の中で親として式に参列されるにあたり着物で正…
おはようございます、京やの勝也です。 東日本大震災から13年が経ちました。今年は能登半島地震がありあらためて日本は地震大国だと認識させられました。 復興といっ…
おはようございます、京やの勝也です。 たまにですがお客様から色合わせの見本にと写真を含めて紙をお出し頂く場合があります。 イメージとしては分かるのですが実際に…
おはようございます、京やの勝也です。 三寒四温の春。気まぐれな「春の神」は「佐保姫(さほひめ)」という女神です。奈良時代からの信仰のようで奈良は平城京の東にあ…
おはようございます、京やの勝也です。 仕立て上がっている着物に後からでも紋を入れることができるのをご存知でしょうか。色無地や江戸小紋、附下げなど当初は紋が必要…
おはようございます、京やの勝也です。 古典文様の代表的なものの一つに「蝶」があります。 蝶というモチーフは中国から入ってきましたが文様の主役として扱われるのは…
おはようございます、京やの勝也です。 真冬に逆戻りの小平です。 昨日の「啓蟄」はコートの衣替えの目安に当たる日で今までの袷のコートから単衣のコートへと移行し…
おはようございます、京やの勝也です。 今春は暑くなったり寒さが戻ったりと不順な感じもしますが桜の開花が話題に上る季節になりました。 さて、「まだ寒いなぁ…」と…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日はひな祭りでございました。ちらし寿司やハマグリのお吸い物など召し上がりましたでしょうか。ハマグリといえば宮中の遊び道…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は桃の節句、ひな祭りですので毎年恒例の記事です。 ♪お内裏さーまとお雛様~ …今日は楽しいひな祭り~♪ 正式名称「…
おはようございます、京やの勝也です。 明日はひな祭りです。ひな祭りの飾りといえば、歌にある「桃の花」。ということで、桃ですが花ではなく実について。桃の縁起とい…
おはようございます、京やの勝也です。 3月に入りました。日中は春の日差しになってきましたね。 さて、春を感じる模様のひとつ「桜の花びら」。猪上雅也の江戸刺繍…
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おはようございます、京やの勝也です。 古いコートや羽織は当時の流行もあり丈が短いものが多いです。 今はどちらも長めの丈が好まれていますので洗張りして少しでも丈…
おはようございます、京やの勝也です。 良かれと思った親切心が思わぬ結果を生むことが多々あります。 例えば「左前(ひだりまえ)」という言葉があります。着物の前合…
おはようございます、京やの勝也です。 近年女性の身長も伸び、体格も良くなっていますが足のサイズも大きくなってきています。 草履もLサイズからLLサイズ、クイー…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は紬の洗張りと仕立替えについて。タイミングの良い洗張りは紬を生き返らせる効果があります。洗張りは簡単に言うと仕立て上…
おはようございます、京やの勝也です。 男性の着丈の話です。 最近街中でも男性の着物姿を拝見することが増えまた御来店下さる男性のお客様も増えて本当に嬉しく思って…
おはようございます、京やの勝也です。 少し早めですが帯締めと帯揚げの「夏物」についてです。6月を過ぎると帯や襦袢が夏物になって行きますね。それに伴って小物もレ…
おはようございます、京やの勝也です。藤の花の文様について。 日本にも古くから自生していましたが山の中では蔓が木に悪さをするので駆除する対象だったそうです。また…
おはようございます、京やの勝也です。 着物の寸法で背の高さに合わせる部分を「着丈(きたけ)」といいます。 背縫いの衿付けから裾までの長さと肩山から裾までの長さ…
おはようございます、京やの勝也です。 絹は水に濡れると弱くなる性質の素材です。濡れたところを擦ると毛羽立ってしまい光の反射角の影響で白く見えるようになります。…
おはようございます、京やの勝也です。気温が上がってきて靴の中が気になる日もある季節になってきました。 今日は日本人の足の裏について。 整体の先生から聞いた話で…
おはようございます、京やの勝也です。 「絞りの帯揚げ」について。絞りの帯揚げといえば振袖用を思い浮かべる方が多いと思います。 総絞りの振袖用の帯揚げです。 何…
おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖用にお持ちの白の帯締めや帯揚げ。 黒留袖専用と思っていませんか? そうだとしたら勿体無いです。 確かに帯締めと帯揚…
おはようございます、京やの勝也です。 牡丹の花は中国・唐の時代から「百花の王」として格付けされます。 高貴で華やか、そして豪華でめでたいまさに皇帝にふさわしい…
おはようございます、京やの勝也です。 紋付の着物について。 紋付の「紋」は「家紋」です。家紋を入れた着物は家の紋を背負うつまり「家を代表する立場」ということに…
おはようございます、京やの勝也です。 「青かえで」が綺麗です。風になびくほど柔らかく初々しい生命力に溢れた緑は見ているだけで心が洗われるようです。「青もみじ」…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は襦袢の話です。 4月は特別暑くなければ袷の襦袢で良いのですが気温が上がってきたら「単衣襦袢」を活用しましょう。 こ…
おはようございます、京やの勝也です。 「呉服」は「絹」です。「絹織り物」や「絹を織る技術者」を意味する大変古い言葉です。 その絹は繭(まゆ)からつくられます。…
おはようございます、京やの勝也です。 布を纏うという行動は人が文化的な生活を送るための基礎です。 どんなに素晴らしい食事も豪華で立派な住まいも裸では格好つきま…
おはようございます、京やの勝也です。 青梅の庭は今の季節様々な花と緑でいっぱいになります。日本の四季は色の移り変わりでもあります。色彩の感性が育まれる土壌にな…
おはようございます、京やの勝也です。楽しみにしていたソメイヨシノは咲くと嵐、あっという間に葉桜になっていきます。そうなると桜の模様は「八重桜」か散る花びらで「…
おはようございます、京やの勝也です。 今月の6日は「立夏」です。この立夏から「紗袷せ」の季節に入ります。「紗袷せ」の着物は模様を染めた「絽(ろ)」の生地の表側…
おはようございます、京やの勝也です。 「江戸っ子は皐月の鯉の吹き流し」といいます。口を開けてしゃべりもするが腹は空っぽ(悪意がない)という江戸っ子の気質を言う…
おはようございます、京やの勝也です。 良かれと思った親切心が思わぬ結果を生むことが多々あります。 例えば「左前(ひだりまえ)」という言葉があります。着物の前合…
おはようございます、勝也です。 古いコートや羽織は当時の流行もあり丈が短いものが多いです。 今はどちらも長めの丈が好まれていますので洗張りして少しでも丈を出し…
おはようございます、京やの勝也です。 男性の着丈の話です。 最近街中でも男性の着物姿を拝見することが増えまた御来店下さる男性のお客様も増えて本当に嬉しく思って…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は紬の洗張りと仕立替えについて。タイミングの良い洗張りは紬を生き返らせる効果があります。洗張りは簡単に言うと仕立て上…
おはようございます、京やの勝也です。藤の花の文様について。 日本にも古くから自生していましたが山の中では蔓が木に悪さをするので駆除する対象だったそうです。また…
おはようございます、京やの勝也です。 少し早めですが帯締めと帯揚げの「夏物」についてです。6月を過ぎると帯や襦袢が夏物になって行きますね。それに伴って小物もレ…
おはようございます、京やの勝也です。 絹は水に濡れると弱くなる性質の素材です。濡れたところを擦ると毛羽立ってしまい光の反射角の影響で白く見えるようになります。…
おはようございます、京やの勝也です。 着物の寸法で背の高さに合わせる部分を「着丈(きたけ)」といいます。 背縫いの衿付けから裾までの長さと肩山から裾までの長さ…
おはようございます、京やの勝也です。気温が上がってきて靴の中が気になる日もある季節になってきました。 今日は日本人の足の裏について。 整体の先生から聞いた話で…
おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖用にお持ちの白の帯締めや帯揚げ。 黒留袖専用と思っていませんか? そうだとしたら勿体無いです。 確かに帯締めと帯揚…
おはようございます、京やの勝也です。 「絞りの帯揚げ」について。絞りの帯揚げといえば振袖用を思い浮かべる方が多いと思います。 総絞りの振袖用の帯揚げです。 何…
おはようございます、京やの勝也です。 おだまきの花が咲いていますのでこの記事です。 「おだまき」は漢字で書くと「苧環」。 「苧」は「お」や「からむし」と読みま…
おはようございます、京やの勝也です。 牡丹の花は中国・唐の時代から「百花の王」として格付けされます。 高貴で華やか、そして豪華でめでたいまさに皇帝にふさわしい…
おはようございます、京やの勝也です。 紋付の着物について。 紋付の「紋」は「家紋」です。家紋を入れた着物は家の紋を背負うつまり「家を代表する立場」ということに…
おはようございます、京やの勝也です。 週末は京やのお茶教室でございました。床に生けた花がこちらです。 浦島草です。今年も私の茶道の師匠から頂きました。浦島太郎…
おはようございます、京やの勝也です。 「青かえで」が綺麗です。風になびくほど柔らかく初々しい生命力に溢れた緑は見ているだけで心が洗われるようです。「青もみじ」…
おはようございます、京やの勝也です。 「呉服」は「絹」です。「絹織り物」や「絹を織る技術者」を意味する古い言葉です。 その絹は繭(まゆ)からつくられます。繭は…
おはようございます、勝也です。北陸新幹線が開通して少し近くなった石川県。牛首紬の産地も近くなりました。牛首紬は、かつて岐阜県に近い石川県にあった牛首村の紬織物…