おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…
東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。
着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。
おはようございます、京やの勝也です。 今日は格の話です。 着物が附下げや色無地の場合金銀箔を使った袋帯や有職文様の袋帯を締めるとグッと格調高く演出することがで…
おはようございます、京やの勝也です。 ご自分に関係する家紋を幾つご存知でしょうか?男性ならばひとつはお父様の家紋。生まれた名字に付いている紋です。もうひとつは…
おはようございます、京やの勝也です。 お客様からのご注文で帯締めを持ってお伺いしたときのことです。お手持ちの小物は20年以上前に購入されたものが多くなんとなく…
おはようございます、京やの勝也です。 染の技法には長い歴史がありますが江戸時代に確立された「友禅」は精緻で多彩な模様を染めることを可能にした代表的な技法です。…
おはようございます、京やの勝也です。 着物は大切に扱えば親子から孫の代まで着ることができるといわれます。 実際その通りなのですが「大切に扱う」ポイントがいくつ…
おはようございます、京やの勝也です。 京やでは生地にこだわった無地の振袖もおすすめしております。 さて、私見ですが二十歳直前の女性は年単位ではなく月単位でどん…
おはようございます、京やの勝也です。 歴史ある染色の一つに草木の蓼藍(たであい)を使った藍染があります。 現在「あい」「あお」といえば「青い色」をイメージしま…
おはようございます、京やの勝也です。 本麻の襦袢がとても好評です。京やでは色の見本として5色染めてみました。 苅安色、若竹色、珊瑚色、藤色、浅葱色です。 麻で…
おはようございます、京やの勝也です。 嫁入り支度の着物達の寸法直しやお母様や叔母様から譲られた品をご自分用に直したいという要望が多くなってきております。お手持…
おはようございます、京やの勝也です。 現在の日本の住宅事情は決して着物にとって良いものではありません。袖口や袖の振り、袴の股立(ももだち)などをドアノブやレバ…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日まで京やの茶道教室でした。毎月一回だけの緩い稽古ですが皆さん年間通してお着物です。最近は特に帯締め帯揚げのコーディネ…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日のブログに関連して「着物を着崩す」ことについて。 着物に慣れてくると「着崩してみたい!」という気持ちが芽生える方も多…
おはようございます、京やの勝也です。 お客様との会話の中で「着物を楽に着ることができるようになった」というご友人のお話です。そのご友人は「楽に着る」ために着物…
おはようございます、京やの勝也です。 何度目かになりますが「小紋」と「江戸小紋」について書きたいと思います。まず、「小紋」の定義から。一般的に「小紋」というジ…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は季節を感じる花の図柄について。 季節の花の着物や帯。使うタイミングには悩みがつきものですね。 たくさんの花が図案と…
おはようございます、京やの勝也です。 来月3月は卒業式、そして4月は入学式です。嬉しいことに最近は母親として着物で行かれる方が増えているように感じます。着物は…
おはようございます、京やの勝也です。 「晴れ着」といえば七五三や振袖・婚礼衣裳を思い出す方も多いと思います。そもそも、「晴れ(ハレ)」とは何でしょう? 先ず言…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日までのこと始め展は穏やかな天候に恵まれおかげさまで無事にお開きとなりました。歴史ある京都の矢代仁さんの御召は大変好評…
おはようございます、京やの勝也です。 矢代仁さんの逸品。御召絵羽。緻密な織りの技術をお手に取ってごらんください。 蝋梅です。良い香り。 本日は最終日。皆様のお…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は天候にも恵まれお着物をお召しのお客様が多く嬉しいかぎりでした。 矢代仁さんの縞御召は好評で色々な縞模様を当ててみな…
おはようございます、京やの勝也です。 本日より三日間恒例の京や着物こと始め展を開催いたします。今回は初のご紹介となる「矢代仁」さんの作品が中心です。また京やオ…
おはようございます、京やの勝也です。 寒いので温かい「わた」の話です。昔、受験勉強をしていた頃、祖母が私の部屋着の背中に真綿を入れた薄い座布団のような背あてを…
おはようございます、京やの勝也です。 職人さんも風邪をひきます。 呉服の仕事は多くの職人さんの力で成り立っています。その中の一人でも体調を崩すと全体が遅れるこ…
おはようございます、京やの勝也です。 衣類として販売されている品には「洗濯マーク」を付けることが義務付けられています。 私ども呉服専門店の誂え着物の場合着物は…
おはようございます、京やの勝也です。 想像してみてください。自分が日本の衣裳を決めることができることができるとしたらどんな衣裳にしますか?古来衣裳は権力の象徴…
おはようございます、京やの勝也です。 豆まきはしっかりとされましたでしょうか。春の「陽の気」はまだまだ弱く、春が頑張って暖めようとしても冬の「陰の気」が足を引…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は節分です。節分は大切な行事ですので毎年同じブログを書きます。 「呪い」は「のろい」。「お呪い」は「おまじない」。良…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は春の兆しの話です。 「花をのみ 待つらん人に 山里の雪間の草の 春を見せばや」 藤原家隆の和歌ですが利休が茶の湯の…
おはようございます、京やの勝也です。 2月9日金曜日から11日日曜日まで恒例の「着物こと始め展」を開催します。 矢代仁さんは初登場です。今回は特に御召の着物で…
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おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋ですので着物や襦袢、帯、コート等キレイに畳むことも仕事のうちです。 お納めのとき寸法確認を兼ねて広げてお召し頂くこ…
おはようございます、京やの勝也です。 雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり携帯にも便利で好評です。さ…
おはようございます、京やの勝也です。 たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります。寸法を測ってみると縮んではいません…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。単衣の季節に入りましたのでここで今までお召しになった「袷せ」の着物のチェックをして頂きたいものです。衿のファンデーションや…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいまし…
おはようございます、京やの勝也です。 京やが扱う品物は着物や帯はもちろんですが帯締め帯揚げ、履物などの小物や肌着、裾除け、帯板、帯枕、紐類、足袋など多岐にわた…
おはようございます、京やの勝也です。 絹の着物にとっての「天敵」は何といっても「湿気」です。 桐の箪笥も和紙のたとう紙も湿気の多い日本の気候から大切な品を守る…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日までの京や皐月の会はおかげさまで無事にお開きとなりました。お越しくださったお客様には心より御礼申し上げます。 着物談…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の最終日でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の二日目でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 今年は初夏の暑さがなく過ごしやすい日が多く感じますがこれから気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで…
おはようございます、京やの勝也です。 小平は梅雨を迎えています。雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり…
おはようございます、京やの勝也です。 小平も梅雨入りしております。 さて、たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、勝也です。 着物の生地には「正絹」と言っただけでもだけでも様々な糸質や織りかたがあります。 その中で、撚り(回転)の強い生糸を使いその撚り…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 今年の5月は比較的過ごしやすかったように感じます。 さて正式な場所や格式を求められる場合でも申合せがない限り「袷せ」の着…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。 今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいま…
おはようございます、京やの勝也です。 京やが扱う品物は着物や帯はもちろんですが帯締め帯揚げ、履物などの小物や肌着、裾除け、帯板、帯枕、紐類、足袋など多岐にわた…
おはようございます、京やの勝也です。 「胴抜きの着物」について。とは言いましてもお客様用に胴抜きの着物を仕立てたことがほとんどありません。実は、戦前から大阪・…
おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖のことを「裾模様(すそもよう)」や「江戸褄(えどづま)」とも呼ぶのですがご存知でしょうか。 現在の黒留袖は前衽から…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は袴の生地でしたのでその続きです。男袴の仕立て方について。先ず「本袴」。本袴は現在、一般的に正装とされる仕立て方で袴…
おはようございます、京やの勝也です。 男袴の話です。 袴生地の素材には絹、化学繊維などがあります。 また、正絹の中にも御召袴や紬袴、絽袴などがありますが代表的…