参考文献として、先に読んだこちらの本が出てきますし、『イスラエルの起源』は、学術書を一般向けに易しく(といっても難しい。文体ではなく、複雑な内容そのものが💦)書かれたものです。華僑のように、ユダヤ人もまた、世界各国に散らばっていますが、華僑には中国と言う祖国があり、ユダヤ人にはなかった。しかし、パレスチナに入植し、国家(祖国)を持つことを最終目標としてはいない、一部は入植するとしても、議論を交わすシオニストたちは、あくまで、自分の居住地に留まり続け、その社会をユダヤ人が住みよい国にしていこうという意思が強く感じられました。極東シベリアで暮らしていたユダヤ人と日本人も関わりを持っていたのですね。問題の難しさは、著書の中で紹介された、数多くのユダヤ人の人生一つを例に挙げても分かります。自分だって若い頃と今では...『イスラエルの起源』ロシア・ユダヤ人が作った国著:鶴見太郎