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作詩サイト。僕の綴る言葉で誰かの心を彩れたら。僕は僕の言葉で、誰かの色になりたい。

歩足一夏
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2011/08/25

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  • 雨音の、色

    未だ夢の中から抜け出せない心で焦点も合わない程ぼんやりと眺めていたせまい窓に飛び込んできた鮮やか過ぎる「青」が、一瞬で視界から消えた其れが、満開の紫陽花だと知って季節のうつろいに徐々に目覚める朝

  • no title

    散り乱れる、花弁が 風に舞う僕と君の、ほんの数センチの隙間を埋める染まるのは、空か、視界か、其の頬か

  • no title

    殆ど暮れた空の、淡く白い闇にぽつり、星のかけら街灯が僕の影を揺らして、風になびく髪が肩に落ちた

  • no title

    漆黒の空と同じ色で佇む僕の影が傍らの君を覆い隠して月にも星にも見せたくないほど君を独占していたい

  • little world

    君の知らない味、教えてあげるよ淡く融ける魔法を一瞬だけかけて秘密を共有したらほら、僕と君だけのリトルワールド

  • 夜明け

    隣の息づかいが聴こえるようなそんな静寂の薄闇の中カーテンの隙間からゆっくり ゆっくりと夜が明けてゆくのが見えた今日という日の始まりを君と迎えるそんな幸せな朝がもうすぐ来るよだけどまだ、もう少しだけこの夢の中でおやすみ

  • 夜に生きたい

    夜風を受け 星と月影に紛れて夜に生きたい暗闇に響く足音だけ僕の存在を主張する静かな夜の街に一人だけ一人だけ茜から次の茜まで宵から明けまでの僕だけの時間僕は夜に宵痴れる

  • 夢のかけら

    風にのって頬を撫でる夢のかけら足元に落ちたそれを集めて手の平に乗せてみるきらきらと輝いたと思えば一瞬でその煌めきは消える不安定で脆いその光のかけらたちを逃がさないようにぎゅっと掴んだ

  • 止まらないメロディ

    二人一緒の時間を過ごしたあの頃散々聞いた懐かしいメロディその旋律をなぞる度に今でも君に会いたくなるよ徐々に消えゆく記憶の中で流れ続ける止まらないメロディそれが止まろうとする度に僕は無意識にまた再生ボタンを押している忘れないようまだ鮮やかなこ

  • 紅月

    半月が紅く染まっている見えない筈の輪郭が見えそうな程丸みを帯びた其れは温度を持て余して僕を照らす

  • no title

    朧月夜に君を見守る星々がまだ冷たい春風に瞬く瞬きをした君の瞳に映るのは僕とこの空だけでいい

  • 指輪

    制服の丈が短くなってまた春が来る初めてあの門をくぐった桜が満開のあの日偶然君と出会った僕は今それが必然だったと知るあの頃君が願った永遠を僕のこの手で叶えてみせるよ僕の生涯をかけてだからほら、左手を出してその指に永遠の誓いを

  • そのカンの温度

    寒くて何も考えず一気に飲み干した熱いくらいだったコーヒーの缶は急速に冷えてやがて持つのも辛い程冷たくなったあの冬の日何も考えず君を抱いた、その後の僕等の様だ

  • no title

    フラスコの中揺れる水面に映る影温度を上げて色を変えてゆく其れを眺めてうとうと、居眠りをした夢の中で化学変化してゆく想いぶくぶくと泡を立てて沸き上がる情熱ふと目が覚めるとフラスコの液体は蒸発して干上がっていた結局何色になったのかわからないまま

  • 抱きしめた理由

    届かないの 響かないのなんだかなんだかね僕の言葉が僕の気持ちが君の身体をすり抜けていって君の前にある月影にぽつりと落ちるどんな風に伝えたらなんて 考えても考えても答えは出ないだから思いきり後ろから抱きしめた君に届きますように君に伝わりますよ

  • no title

    Tシャツの袖が長くなっていつしかその上にコートを羽織る季節がくるその時僕は君の隣にいるだろうか?考えて、切なくなって冷たくなりはじめた風から君を守るようにぎゅっと強く抱きしめたまだ、このままでいさせて

  • 煙草

    君の煙草の煙が、悪いんだよだから私はいつもその煙にまかれて泣くんだ君が好き君が好きなのに今日も君の煙草は私を泣かせて悪びれる様子もなく灰皿で燻る

  • no title

    僕の記憶に住み着いている君が、愛しくて「今」に呼び起こせやしないかなんて今この腕で、抱きしめたいだなんてそんなあきれたことを繰り返し、おもう繰り返し、繰り返し季節が何度巡っても愛しい君は、消えない。

  • no title

    夜の帳が僕等の距離を縮めてくスピーカーから流れる音楽を少し小さくしてカーテンを閉めたら僕等だけの世界答えのない闇の中薄暗い照明がぼんやり照らす君の横顔が、儚くて切なくなったこんな想いを君は知らないその時僕の視界が少し歪んだことを君は、知らな

  • no title

    あの夕空に見た、一瞬振り向いた君の、困ったようなくしゃりとした笑顔染まった空の逆光でよく見えなかったけれど確かにその頬に光った一筋が、君の全てだった決して僕を追いつかせない歩幅で無理なその歩幅で、僕にそれを悟らせないように歩いていたその背中

  • after 10 years ago

    あの時君に告げた言葉も君に向けた態度も全部全部が若気の至り羞恥心だけが付き纏うでもかけがえのない時間今でも時々思い出すんだ初めて君と手を繋いだあの長くて短い帰り道を君は今、どうしてる?僕は今、あの日君の手を握ったその手で僕の掌に丸々おさまる

  • ふと触れた深紅の薔薇その時指先に刺さった棘はあの時刺さった胸の棘を思い出させた其の胸の棘が毒を放って僕の心を次第に浸蝕していく深紅に染まる心の中棘は更に奥深くまで刺さって埋まってゆくこうして抜けない棘を心に何本も抱えて今みたく、時折其の瞬間

  • もしも会えたら

    会えたら、どんな顔しよう会えたら、どんな言葉で伝えよう会えたら、あの頃に戻れるだろうか考えても「会えない今」は変わらないだけど今日も、もしも会えたら。会えたら云うよあの時言えなかった「大好き」を

  • 何故

    忘れたくて忘れたくない愛しき僕の想い出忘れられたらどんなに楽だろうあんなに優しい記憶なら消えてしまえばいいのにいつまで経っても忘れられずに淡い気持ちを引きずって今日も君の面影の残るこの場所で淡々となすべきことをなす日々だよ君は今、何をしてる

  • 夢から醒めても

    夢から醒めても穏やかでいたいと願うけれどどちらが夢でどちらが現実なのでしょう醒めるが幸せか、醒めぬが幸せか全てが夢か全てが現実か彷徨う果てにも答えは出ず今日もまた迷路をくるりくるり当ても無く迷宮をふらりふらり

  • 漆黒の君

    ひらひらと泳ぐ艶やかな漆黒を追う真っ直ぐで濁りのない清らかなる瞳くるくると身を翻す度裾を風に遊ばせて純粋さを振り撒いて笑う漆黒の止まった黒髪ははたはたと緩く羽ばたく其れと同じ色彩を放っていた嗚呼、清らかなる漆黒の君何にも染まらぬ強く艶めく意

  • no title

    ミステリやホラーを読んだ後街灯がお化け電球になっていて僕の他には誰もいない道僕が駆け出すと追いかけてくる汗が流れ出て必死に其れから逃げようと走る誰だ、僕を追ってくるのは誰だ小さな足音、次第にはっきりと其れが感じられるようになりふと足を止める

  • 融点

    シンクロする君と僕溶けて混じって どこまでが僕どこからが君 わかんなくなったつなぎ目は 温度にたえきれず 溶けた

  • 十六夜

    夕闇に浮かぶ月に願いをこめてぽつりぽつりと燈る街灯にまざった其れは一際優しい色彩で僕を照らした朱く沈む空の向こうに明日を見据えて

  • コーラみたく愛して

    半日前のコーラを飲み干したその栓を抜いた時から徐々に甘ったるさだけが残るようになってく今じゃ刺激も何も残っちゃいないただの砂糖水より体に悪そうな人工的な甘さが僕の体内を抜けてゆく愛のようなコーラの変化

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