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イキイキと生きる! https://blog.goo.ne.jp/hiroyuki-mori051201/

「生き甲斐の心理学」の知恵を活かし、イキイキと毎日を生きましょう。私は縄文小説も楽しんでます!

東京生まれ。7才のときに米国アラスカで暮らす経験をもつ。外資系コンピュータ会社に勤め、52歳で円満退職。その後、生き甲斐の心理学を学び特定非営利活動法人CULLカリタスカウンセリング学会理事兼講師。縄文小説を2017年に上梓し縄文文化の研究もしている。

マリオ
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八王子市
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新宿区
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2011/07/25

  • 縄文時代の愛の原型を想う (10/10 縄文時代をどう解釈するか)

    2024年6月1日(土)と2日(日)の両日は、千葉県の養老渓谷駅近くの土偶作家の田野紀代子さんのアトリエ、土偶ZANMAIに滞在していた。田野さんは土偶を所蔵されている現地に出向き、実測図などを入手するだけでなく、出来るだけ五感で体得され。そっくりなものを魂を込めて造る。当然ながら、粘土や混ぜ物、焼き方も当時の縄文人を意識して作られる。造形保存の森山哲和氏がいみじくも述べられた「原位置再生」というレプリカとは全く異なる地平を切り開いていらっしゃるのだ。縄文時代の祖先の造ったモノをとおして、それを本当に再生されているのかもしれない。私は、八王子市の宮田遺跡で発掘された「子抱き土偶」に強い関心を持っていた。縄文時代の愛の原型とは何なのだろうか。そしてレプリカであるが八王子市の郷土資料館で出会った(巻頭の写真)...縄文時代の愛の原型を想う(10/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 大イチョウのささやき(9/10 縄文時代をどう解釈するか)

    約20年前に八王子市に引っ越ししてから、いつも愛でていた大イチョウ。八王子市由木東市民センターのそばにあり、樹齢500年とも言われる。かつては神社の境内にあったそうだが、神社は移設され今は大イチョウだけが残る。この大イチョウのそばの由木東市民センターは、尾根に近く見晴らしがすばらしいので良く利用させて頂いたが、次第にこの清々しい地域の由来に興味が湧くようになってきた。やがて、縄文時代に興味を持つようになり、このイチョウの近くに多摩ニュータウン64遺跡があることがわかり、調査報告書を読んだりした。中期と後期(前半の堀之内期)の住居址が二つ見つかり、大イチョウのそばに柄鏡形敷石住居が発掘されたことを知った。その住居址の入口はほぼ真西の向きにあり、春分や秋分の入日が住居の中に差し込むようになっていたようだ。日本...大イチョウのささやき(9/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 何を信じて生きるのか?(8/10 縄文時代をどう解釈するか)

    何を信じて生きているか・・・これは結構大きな問題である。自分の人生を振り返っても、例えば高校生ー大学生のころの学生運動が激しかった時期などは、青春時代なのでということもあるが、相当揺らいだ経験がある。信じる対象は、宗教や哲学、学校や企業、共同体、人間関係などいろいろあるが、バックボーンというような死生観を含む宗教や哲学は特に重要。そして、バックボーンが決まってくると、不思議なことに自分の道が見えてくる。人生の始まりから終わりまでを託せるような道が見えてくると、何が変わるか。一番変わってくるのは、ストレス曲線というか暗い感情への対応かもしれない。暗い感情の情動に振り回されず、自分の道がより俯瞰でき、行動が的を得るようになってくる。これはどんな状況でも明るさを失わず前向きに生きることにつうじるが、ストレスに耐...何を信じて生きるのか?(8/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 国内の異文化結婚、何か寅さんを思い浮かべる・・・(7/10 縄文時代をどう解釈するか)

    私の祖父母は文字通り東男と京女であった。当時は非常に珍しかっただろうに、夫婦円満で私の母が東京で生まれた。そして、東京で母は育ち、西日本生まれの父と結婚し東京に住むようになった。その後、私は東京に生まれ育ったが、西日本生まれの妻と大阪で結婚した。こうして三代にわたり正月には丸餅と角餅の葛藤(郷にあって郷に従うのだが本音は?)があったことになる。しかし、つい最近まで、そのこと自体が特別なことと全く感じていなかった。しかし網野義彦氏の「東と西の語る日本の歴史」をパラパラみていたら、東と西が結婚する確率はせいぜい10%くらいだそうで(昭和42年)ふつうは東は東、西は西どうし、明治や平成でその確率は変わるのだろうが、3代にわたり東と西が結婚するのはこの10%の確率を仮定すると、えいやで3代にわたる東西婚は0.1%...国内の異文化結婚、何か寅さんを思い浮かべる・・・(7/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 縄文時代だけでなく今を生きる神話論理・・・(6/10 縄文時代をどう解釈するか)

    この一週間は人生の中でも特出すべき一週間であったようだ。先の土曜日は高校卒業後54年、はじめての同学年合同クラス会。当然ながら皆前期高齢者であった。私の時代は都立高校は学校群1年生で揺れた上に、2年3年は学園紛争の最盛期であり、高校生活も生徒による封鎖や学校によるロックアウトで授業もろくに行われなかった。青年期の多感な時期の混乱で何か学校はバラバラになったように感じた。それ故、同学年合同クラス会には150人くらい集まったが、恩師の参加は当たり前だがなかった。年を取りすぎたのである。そして、私も友人と集会の前に一緒に食事をしたり、二次会に参加したりでまる一日親交を温めた。そして、不思議なほど高齢者の話題は出ず(病気、孫、お金)ある意味幸せな時間を過ごさせていただいた。ただ、世相を反映してか年の影響かここ一つ...縄文時代だけでなく今を生きる神話論理・・・(6/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 縄文時代の人たちとの接し方 (5/10 縄文時代をどう解釈するか)

    文章も残されていない先史時代の縄文時代をどのように学んだ行くかは大きな課題である。考古学にたずさわる先輩等のお陰で考古資料もきちんと残され、また記紀、万葉集、昔話など神話や伝承も7-8世紀以降ではあるがきちっと残されている。民俗学の知見も役に立つ。日本は島国ということもあったのだろう、同調意識やアイデンティティの強い社会であったこともあり、縄文時代を研究することは決して無謀でもなく、行き詰まった現代文明を照らす成果は期待できると思う。そして、縄文文化の理解のカギは、そのアイデンティティである宗教の解明ではないかと思う。しかし、こうした手がかりだけで理解を深めることができるだろうか。比較宗教学のある研究者の方は自分の信じている宗教以外を研究する場合は、その宗教を信じている信者と信頼関係を結び、インタビューし...縄文時代の人たちとの接し方(5/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 自分を知るために縄文を学ぶ・・・(4/10 縄文時代をどう解釈するか)

    U先生から比較宗教学や文化人類学の影響を受けた臨床心理学の「生き甲斐の心理学」を学び続け、NPOに所属しその普及活動もさせていただいている。そんなことでU先生の「生き甲斐の心理学」のテキストは何回も読み返しているが、奥が深いので読むたびに何か発見がある。今日も何か新鮮な一文を見つけて感動してしまった。それは、人は自分の本音がなかなかつかめないということ。学術用語で自己覚知の話である。生きていくと、利害得失や倫理観、プライド・・・そんなことにこころを奪われ、自分の本音が見えなくなる。本音とは深い意味がここではあり、生命体の核心にある知恵とも言えるかもしれない。それは真善美にも通じ、人生でぶつかる問題解決への道でもあろう。そして、この本音が見えない時(もやもやする時)に助けてくれるもの、それについてテキスト7...自分を知るために縄文を学ぶ・・・(4/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 心の地層をたどる旅 (3/10 縄文時代をどう解釈するか)

    のんびりと谷川と渓谷の地層を見ながら温泉に入る。千葉県房総半島の真ん中あたりの養老渓谷周辺に縄文も楽しみながら素敵な小旅行をしてきた。今回はこの地層について語っていきたい。地層に大いに興味を持ち始めたのは若狭の福井県年稿博物館に行ってからだ。水月湖の底をボーリングして7万年分の堆積物(地層)を主な展示物とする年稿博物館。その年稿の美しさに気づいたのはMさんのお陰もあるが、地層もまったく同じである。地層は考古学では遺跡の調査報告書には必ずと言っていいほど記載されていて、昔は飛ばして読んだものだが、最近は丁寧に読むようになった。小学生のころ庭に穴を掘ったりした経験なども繋がってきているようである。今興味を持っている多摩境の小山白山公園の245遺跡や周辺の粘土採掘場遺跡あたりの地層・・・今は綺麗に整地され写真で...心の地層をたどる旅(3/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 明るい縄文短編小説でも書こうか・・(2/10 縄文時代をどう解釈するか)

    人生は不思議な巡り合いで紡がれていくようである。昨年はWebマガジンに「縄文時代の愛と魂」お題で、小説ではなくある研究会での講演内容を骨格にエッセイ(自分なりに学術的基盤もつくる意味があったが)を毎月投稿し始めた。その活動もあり、当初の第2段の小説はだいぶ遅れてしまった。ただ、縄文時代の人々がどういうアイデンティティをもっていたかについては、かなり自分なりに理解できたところがある。私は幼児洗礼を授かったカトリック信徒であるが、日本文化においては井上洋治神父などの研究はあるものの、今だ根無し草のような感じを持っていて、それゆえ日本の原型の縄文時代に憧れを持ったところがあった。人類は20万年前にアフリカで誕生し、6−7万年前にアフリカを出立して世界に散らばったという説は、遺伝子科学の進展でほぼ定説化されている...明るい縄文短編小説でも書こうか・・(2/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 変化がある辰年のような時代を生き抜くには・・(1/10 縄文時代をどう解釈するか)

    今年は元旦に能登半島地震と航空機事故があり、いつもと違う正月を迎えた。新年会で「辰年は大きな変化がある年」そんな挨拶に耳を澄ませたことも。人は大きな変化のある時に悩み、時に自分で背負いきれなくなり心の病に陥ることが多い。元旦の事件のように運命的な事件に巻き込まれるとき。あるいは人生の大きな節目のとき、そして今日お話ししたい異文化に遭遇したとき。こうした時はかつての自分なりの常識がなりたたず、途方に暮れてしまうことも多い。その中でこころの健康を保ち生き抜くには、心のオアシスを見つけ育てていくことかもしれない。戦ってばかりいると人間は意外に簡単に参ってしまう。心のオアシスはこうした時には、殆ど見えにくいが確実にあるはずだ。ちょっとした他者の善意にほっとするとき、普段ではなんだそんなものとネガティブにとらえてい...変化がある辰年のような時代を生き抜くには・・(1/10縄文時代をどう解釈するか)

  • 縄文時代の自我を超え出る愛の文化(10/10 縄文世界を感じる時)

    昨年は縄文時代に一番触れた一年だった。それは土器片であったり、写真のような縄文のランドスケープだったりである。その中でつくづく感じたことは、縄文時代の祖先達の熱い信仰であった。何時の時代もそうであるが人が大切にするのは、信仰の対象である。祈りを捧げる対象である。そして、そこには真善美が集中して現れるように思う。古代ギリシャの人々は人間の姿は神の似姿という信仰ゆえに、美しい彫刻が作られた。日本の仏像や神像、神社・仏閣も信仰の対象として心をうつものが作られたのだと思う。ところで、縄文時代はどうだろうか。日本だけでなく世界の美術館でもひっぱりだこなのは土偶が一番だ。しかし、私は縄文時代の土偶だけでなく土器も当時の人の信仰の対象であったのではないかと秘かに思っている。火炎土器や水煙紋土器、勝坂土器をはじめ縄文土器...縄文時代の自我を超え出る愛の文化(10/10縄文世界を感じる時)

  • 良き新年を産む!(9/10 縄文世界を感じる時)

    一か月近く体調不良で外出もほとんどせず暮らしていた。気持ちは50歳台だがやはり体力は70歳台(入りかけだが)。いろいろ思い知らされた。しかし、自分の身体についていろいろ観察した経験は大きかった。食べるとは何か、排泄とは何か。体力とは何か・・・そして、暖かい心遣いも沢山いただいた。生命とは何かを身をもって体験できた貴重な時だったようだ。一方、講座の準備や原稿作成もあって、のんびりしつつもこの期間の後半は人間の嫌な面の思索もした。恩師から「殺人の人類史」(コリン・ウィルソン、デイモン・ウィルソン著青土社松田和也著2016年)を紹介されて読み始めたり。ちょうどウクライナ戦争も忘れてしまうようなイスラエルの戦争、さらに日本の政治の貧しさを実感する報道もいくつかあり、若いころから営業や福祉、教育といった分野を経験し...良き新年を産む!(9/10縄文世界を感じる時)

  • 縄文カレンダーとストーンサークル (8/10 縄文世界を感じる時)

    小林達雄氏の縄文カレンダーを一つの知識として知ったのはもう10年くらい前である。私は少年時代に天文少年であった側面があり、縄文時代の遺跡で一番最初に興味を持ったのはストーンサークルであった。家の近くに田端遺跡があり、冬至に正確に丹沢山系の最高峰である蛭ケ岳に入日が落ちることを知り冬至になるとそわそわするようになった。確かに、縄文時代の特に後期くらいになると特別の施設をつかって祭儀をすることが多くなってきており、天文の知識もそれ以前の時代とくらべ充実してきたのだと思う。しかし、縄文人を馬鹿にしてはいけない。高度の動植物に関する知識から得られる情報はどうだったのか。私の家の近くには多摩動物公園がある。私はU先生の生き甲斐の心理学を学び、その中でロジャースの人格形成論を学んでいたこともあり、多摩動物園に通った時...縄文カレンダーとストーンサークル(8/10縄文世界を感じる時)

  • レジリエンスは五感を意識することから・・・(7/10 縄文世界を感じる時)

    東日本大震災の時に「想定外」という言葉を覚えたが、それ以降「想定外」のことが頻発し当たり前になったのか、今では死語のようになっている。そして、このまさかにも負けず生き抜く力というのだろうか、訳しにくいレジリエンスという言葉をよく聴くようになった。一万年以上続いた縄文時代。この時代のことは随分わかってきてはいるがまだまだよくわからないことが多い。それは縄文時代が文字を持たなかった文化であることにも原因があろう。しかし一万年の中には喜界カルデラの大噴火などわれわれが経験したことのないような超災害もあったが、脈々と文化は続いた。そして、そのいくつかは今でも引き継がれている。狩猟採取文化ではあるが高度の狩猟採取文化であり、その生きる知恵は素晴らしいものであったようだ。先日、ゴリラの研究家としても有名な山極壽一先生...レジリエンスは五感を意識することから・・・(7/10縄文世界を感じる時)

  • 恥の文化の寅さん・・・(6/10 縄文世界を感じる時)

    小学校の2年の夏。私はアラスカの小学校に突然転校した。学校に父が付き添ってくれたが、学級に入れば英語の全く話せない私は黙っているだけ。そんな私に担任の女教師は色紙を見せて何色かと問う。英語は全くわからないのでもちろん黙っていた。しかし、悲しそうな眼をするので、私のできる唯一のこと。日本語で話すことを決心した。わからない日本語に失望するかと思っていたので、自分の発した日本語はうつろに聞こえた。しかし、次の瞬間、先生は明るい顔になり、クラスの皆に日本語をはなす私をうれしそうに紹介してくれた。なんという優しい女教師を感動したが、今になって考えると文化の差といえるかもしれない。日本には独特の文化がある。甘えの構造、侘び寂び、・・・その中に恥の文化がある。同じようにできないことを恥るというのだろうか。皆が英語で話せ...恥の文化の寅さん・・・(6/10縄文世界を感じる時)

  • 自然が生み出す美! (5/10 縄文世界を感じる時)

    少年のころ雪が降った次の朝だったか、庭石などに積もった雪をぼんやり見ていた時に、父親が珍しく雪景色を見ながら、自然の美しさだけでなく蔭に潜む不思議な法則の話をしていた。人間は自然から学ぶ・・そのころはぼんやりと分かったつもりであった。しかし、今頃になって自然の真善美というのだろうか。父親が話していた意味がよく分かるようになってきた。人間のこざかしいロゴスを越える自然。それをとらえずして何なのだろう。先日、考古造形研究所の森山哲和氏のアーティストとしての年縞や貝塚の標本、そしてイタリアのパエジナストーンを見学する機会を得た。自然が作る美しい夕焼けや壮大な景色、五感で味わえる現象は日々刻々変わっていくが、湖の底にたまった年輪のような年縞などはそれこそ物凄い様々なことを例えば1m程度の幅で1000年くらいを表現...自然が生み出す美!(5/10縄文世界を感じる時)

  • 縄文人の修行・・・(4/10 縄文世界を感じる時)

    人生を豊かに生きるためには次の3つの自問自答が大事であると、比較宗教学や比較文化論をベースにした生き甲斐の心理学のU先生から教わった。①自分は何のために生きているか?②生き甲斐はなにか?③自分の身体、生育史、魂を大事にしているか?それを学びつづけ23年経ってしまったが、やっと人はどのようにそれを追求しているのか気になるようになってきた。そして、それは私のライフワークともいえる縄文時代の祖先にも。日本の社会は欧米と比べても実に特異である。一言でいえば和の社会なのだろう。欧米の個人主義とはどうも違うようである。私が小学校2年のときにアラスカで約1年暮らしたがその文化の違いは言葉の壁以上であった。同じことをしても日本で怒られ、アラスカで褒められる。その反対もいくつか。日本もこの数十年制度などが欧米化し、その軋み...縄文人の修行・・・(4/10縄文世界を感じる時)

  • 大栗川にも秋がそろそろ・・・(3/10 縄文世界を感じる時)

    この夏は酷暑もあり日中に散歩することもなく今まできてしまったが、知人が最近涼しくなり散歩をしたが感動した・・というお話を聞き今日は夕方久しぶりに近くを散策した。何と秋の気配がたっぷり。ニラの花が咲き誇り(残念ながらニラに来る蝶には会えず)、大栗川のほとりは風も心地よく心がうきうきする。鴨もいつものようにいたが、今日は光の方を見てなにやら思案中。最近、つくづく思うことに、他者に教えようということの虚しさだ。人生のある時期にそれを学習したのに、愚かにもその教訓を忘れて繰り返す。そんなところに出会った鴨ちゃん。次の言葉は身に染みる。「教育とは子供を教えることではない、自分を高めることだ。そうすれば子供たちも君たちを手本に自己を高めようとするだろう。それが教育だ。」井上ひさし「聖母の道化師」中公文庫12Pラサール...大栗川にも秋がそろそろ・・・(3/10縄文世界を感じる時)

  • 人は考えた通りの人間になる・・・(2/10 縄文世界を感じる時)

    心理学のU先生からよく言われたことに、「人は考えた通りの人間になる」というヒンズー教の教えがあった。そして、このヒンズー教の教えと似た他の伝統宗教の言葉もあったりするので、真面目に検討すべき言葉のようだ。U先生のその言葉を始めに聞いて驚いたのはもう20年くらいまえであったが、今その言葉をしみじみ振り返り味わってみると、何とも不思議な気持ちになる。自分なりに考えると当たっているのである。もちろん当時考えたことで成しえなかった目標のようなものも少なくないが、その目標をそのまま行けば結構悲惨なことになったのではと思う。逆に当時はちょっとした挫折だったかもしれないが、形を変えて本当の想いに近づいているのでは・・・と都合良い方に考えて納得したりする。夏目漱石が、若いころ建築家を志し東大の建築科を専攻しようとしたこと...人は考えた通りの人間になる・・・(2/10縄文世界を感じる時)

  • ダイエットのために散歩する・・へん?(1/10 縄文世界を感じる時③)

    コロナ禍の時期を経て体重が5kg増えてしまい運動をしなければと、夕方に大栗川を散歩。夏の夕日は北西側で、蛭ケ岳を意識して川の護岸工事をしたと言われる大栗川の景色はここ一つだ。しかし、鴨さんは元気に餌を探している。縄文時代のハイヌヴェレ型の宗教を考えているせいで、生命体について関係することに注意がいく。先日も縄文友達から福岡伸一氏の動的平衡のことについて聞かされていて、8月末に閉店まじかの本屋さんで「生物と無生物のあいだ」(講談社新書)をかなり安価に購入した。16,17年前に購入して一度読んだのだが処分してしまった本だった。「生命とは動的平衡のある流れである。」(167Pより)私は一応管理工学という外から見ると文科系なのか理科系なのかよく分からない学問(本来理科系)を大学時代専攻したので、理科系の熱力学など...ダイエットのために散歩する・・へん?(1/10縄文世界を感じる時③)

  • 想いでの奈良坂のクスノキから・・(縄文世界を感じるとき② 10/10)

    もう5年経つが、「奈良坂に行くなら、奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)に行ったら・・」そんなKさんのアドバイスで、般若寺の近くの奈良豆比古神社に寄った。初めは巨木の存在を全く知らないで来たのだが、天然記念物のクスノキを見た時の感動は忘れられない。夕方近くで誰もいない巨木の周辺は普通の空気と違い、なんともいえない優しく神聖な空気に覆われていたようだ。その前年、山陰の三瓶小豆原埋没林を見て縄文小説を一部書き換えたが(2017年)、同じような縄文時代の情景をイメージできる木が目の前にあったのだ。日本人が神聖な仏像を木で作るのが主流になった理由が分かったようだった。木の文化の源流に触れたのかもしれない。大木というのは世界で昔から神聖視されている。何故なのかよくわからなかったが、M.エリアーデの本を再読していたら...想いでの奈良坂のクスノキから・・(縄文世界を感じるとき②10/10)

  • 真夏の読書は糸川英夫さん?から・・・(縄文世界を感じるとき② 9/10)

    散歩がてら近くの古本屋さんをよく利用するのだが、先日寄ったらなんと8月いっぱいで閉店とのこと。この地に引っ越ししてから20年近くお世話になった本屋さんだけになんとも残念。本が売れなくなり、コロナの影響そして物価高。厳しい時代である。ささやかな本屋さんへのお礼にでもと本を選ぶ。選んだのは糸川英夫氏の「日本創成論」(講談社1990)。先月だろうか国分寺に用事があって行ったときに早稲田実業の前に糸川英夫さんの記念碑を見たのが遠因だったかもしれない。そして、パラパラと目次を読んで買うことを決めた。第一章がナルキッソスの話(人類の歴史は自己愛の問題の歴史ともいえる)、第二章が科学者の話(ハイゼンベルクをはじめ主世界的な科学者の寄っているもの)、第三章が日本に必要な第3のポイントについて(これは哲学というか宗教という...真夏の読書は糸川英夫さん?から・・・(縄文世界を感じるとき②9/10)

  • この暑い夏にラッキーなこと (縄文世界を感じるとき② 8/10)

    この一か月はコロナの前に戻ったように、友人や知人と会食したり旅行をしたりお酒をのんだりした。そして、この世にありながら天国の気分を何度も味わったようだ。日常の中に永遠性を感じることも結構あるんだと嬉しかった。これは古今東西の哲学や宗教の中で地味に語られていることであると思うが、意外に知られていないことである。このことに関連して・・・このところ八王子市の宮田遺跡の子抱き土偶について随分時間を使ったようだ。縄文時代の土偶であるが母子像を描いた土偶(神像というべきかもしれないが)で、無償の愛というのだろか、何かこころを動かされ気になって何年もたった。発掘された宮田遺跡にも何回か足を運んだりしたが、集中して情報収集したことはなかった。そして今回資料を集めたり専門家にお聴きしたりし、この土偶は何のために作られ、どの...この暑い夏にラッキーなこと(縄文世界を感じるとき②8/10)

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