縄文時代の愛の原型を想う (10/10 縄文時代をどう解釈するか)
2024年6月1日(土)と2日(日)の両日は、千葉県の養老渓谷駅近くの土偶作家の田野紀代子さんのアトリエ、土偶ZANMAIに滞在していた。田野さんは土偶を所蔵されている現地に出向き、実測図などを入手するだけでなく、出来るだけ五感で体得され。そっくりなものを魂を込めて造る。当然ながら、粘土や混ぜ物、焼き方も当時の縄文人を意識して作られる。造形保存の森山哲和氏がいみじくも述べられた「原位置再生」というレプリカとは全く異なる地平を切り開いていらっしゃるのだ。縄文時代の祖先の造ったモノをとおして、それを本当に再生されているのかもしれない。私は、八王子市の宮田遺跡で発掘された「子抱き土偶」に強い関心を持っていた。縄文時代の愛の原型とは何なのだろうか。そしてレプリカであるが八王子市の郷土資料館で出会った(巻頭の写真)...縄文時代の愛の原型を想う(10/10縄文時代をどう解釈するか)
2024/06/06 09:56