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  • 雨の夜のタイタン

    タイタンはセレニセレウスの交配種,毛むくじゃらの蕾が伸びるとツルッとした花被片が見えるようになります.今年は結構早くから多くの蕾が見えて来ました. 4月下旬,久しぶりの恵みの雨が降っていました.夜遅くにハウスに入りことは滅多にありません.ボクはハウスに外部エネルギーを入れない方針なので,電気も暖房もありません.それでもそんなに不都合はないのです.サンダルでは濡れるので長靴を履いてハウスへ.懐中電...

  • 兜錦の蕾,花,果実

    兜錦は花を楽しむものではありません.タネマキ人にとっては自ら良斑を得るために種子を蒔きたい,しかもたくさん蒔きたい.そのためには次々と斑入りとなっているアレオレに花がついて欲しいのです. 兜の蕾は小さい時は毛に覆われていますが,少し膨らむと灰色がかった色になります.しかし斑ものの場合,アレオレが斑入り部分にある時,こんなふうに赤みを帯びたマダラ模様になるものが多いのです. ただ花はごく普通です....

  • 春を彩るレブチアたち

    春らしい天気が続く中,今年も次々とレブたちが咲いてゆきます.多くのものは何度かに分けてパッと咲くので,結果として結構長期間咲いているなという印象を受けます. ボクは温かみのある橙色の花が大好きです.このワルテリ(Aylostera walteri WR784)はもう長いことウチにいるのですが,春の定番のようになっています. 多くのレブファンは,ごく普及種である翁宝丸(R. senilis)を大事に維持しています.その理由はこの...

  • 卯月に咲いた花

    もう4月も終わろうとしています.毎年春は駆け足,ついこの間までコタツのお世話になっていたのに,人は半袖でハウスに入り,サボテンの暑さ対策を気にかけ始めています. 4月に咲いた花の写真を撮ったのに,個別には取り上げられずにスルーしそうな花を載せておきます.まずは大豪丸錦,一昨年に交配して得た種子から低率ながらも斑入りが出たことを記事した大豪丸錦,錦はさておいても綺麗な花です. 次は黒竜(Pterocactus ...

  • 小人の帽子を覗き込む

    小人の帽子(Epithelantha bokei)が花を咲かせていたので,覗き込んでみました.花を観賞するサボテンではないのですが,他のエピより一層儚げな感じの花です. 小人の帽子はありませんか?と時々聞かれるので,今年は交配してやるかと思っていたのですが,開花が合いません.この株はダンマリを決め込んでいます. 以前にもらった実生苗はそれなりに成長していますが,実にのんびりですね.これでは皆さんに貰っていただける...

  • モリモリ咲く緋牡丹錦

    随分と前にもりもり咲く緋牡丹のことを記事にしました.昨年袖に接木した緋牡丹錦がモリモリと蕾を上げています.袖の威力はさすがです.自根ではこんな風には咲きません. 以前に記事にした緋牡丹の花は,蕾も花も完全に葉緑体が抜けてピンク一色でしたが,これは程よい斑柄の緋牡丹錦,花はごく普通の牡丹玉と同じ感じです.全く斑柄を反映した花とはならないのはどうしてだろう?と思いつつ咲き始めた花を眺めました. 特に...

  • 期待のクンゼイ咲く

    昨年実生接したエリオシケ達の中で目を引いたのはこのPyrrhocactus kunzei RS2304でした.実はこのFNの情報は,ヒルホsp.クンゼイ?と疑問形になっています.姿形からして多分そうなのだと思います.早いうちから白い刺が球体を覆い,紫の肌色と相まっていい雰囲気を出しています. 蕾の様子はこんな感じ,ほとんど毛を纏わず緑の蕾が特異です. 花を見て正直驚いてしまいました.これはなかなかのもんじゃない?渋さの中に華...

  • 今年は精巧丸が揃って咲いた

    精巧丸(Pelecyphora aselliformis)の良さはかなりサボテンに入れ込んでからではないとなかなか理解されないようです.覗き込まないとそのユニークな姿は見えてこず,ただ単に小さく地味なサボテンとしか見えません.種小名は,イボと刺の様子がホンワラジムシ(Oniscus asellus)に似ているからなのですが,よくぞこの名前を付けたと拍手です.日頃は忘れられたように栽培棚の隅で暮らしていますが,花は意外と美しいものです....

  • テネブリカの大人な花色

    昨年,カクタスクラブの方からテネブリカ(Eriosyce tenebrica)の種子をいただきました.播種して間もなくキリンにいくつか乗せてみました.生育が遅いと聞いていたので,せっかちなボクは早く花がみたくて乗せちゃいました.スクスクと大きくなり,キリンの園で花を上げてきました.刺の様子、肌の色合いなとナピナの変種(E.napina var.tenebrica)と見る見方もあるのが頷けます.花色の変異はどれほど出るか,それも楽しみの...

  • 眠り獅子を増やそう

    独特の雰囲気を持つ眠り獅子は,少しマニアックな人向けのテロらしいです.そうなのかなー,ボクは好きだけどなーと思いながら,毎年花を楽しみにしています.なんとなくユーモラスな顔つきも好きだし,花も好きです.種子を採りたいと思い昨年もう一株手に入れました. なおこの眠り獅子は,Thelocactus phymatotheleという学名でしたが,今はT. rinconensisに統合されています.同じ種で,刺の強いのが鶴巣丸,短いのが眠り獅...

  • 春の蠢き

    ハウスでは,何事も外よりひと足さきにやって来ます.アマガエルは年中活動していますが,この時期よく目に着くのが小さな虫たち,特に小さなカマキリはいたる所にいます.特にサボテンに悪さをするわけでもないので,眺めて楽しんでます.ヘキランの肩に乗って何を見ているのでしょうか. 兜の果実にぶら下がって小さいながらも戦闘モードでじっと何かが来るのを待っています. 実際のところカマキリの赤ちゃんはハウスの中で...

  • サビキの正体

    白花の太平だということで,以前から気になっていた太平丸変種サビキ(E. horizonthalonius var. subikii).ようやく種子を手に入れ蒔いてみました.キリンのおかげであっという間に顔が見えて来ました.この顔つきを見るとどうやら,いわゆる小平丸系の太平丸だとみました. そして花が咲いてみると,これは白花というよりは薄いピンク花です.これでは白花とは言えませんね. どうやらサビキは、花色の薄い小平丸の系統のよ...

  • 葉ウチワの促成栽培

    外に地植えしている葉ウチワに防寒のためにビニルを被せたのは11月のことです.その時にうまく囲いの中に収まるように幾つか枝を払いました.その時,いくつかの茎葉を挿し木しておきました.春に芽吹いたら欲しい人もいるんじゃないかと思ってのことです.ハウス内に置いていたので2月になって盛んに芽を吹いて来ました.その芽が少し大きくなって来たのをよく見るとどうやら多くは花芽のようです.へーこんなになるんだと驚く...

  • レモンイエローの世界

    白刺が美しいロビです.これは今年の初春,咲玉園さんの福袋に入っていたものです.ロビと書きましたが,Echinopsis aurea var. . quinesensis WR112です.故郷は,アルゼンチン San Luis州 Quines,変種名はこの地名から来ているようです.なおこの変種(var.)は,今はオーレアに統合されているようです. 力強い花芽が上がって来ました.蕾の形態は確かにエキノプシスです. 暖かさに後押しされ,あっという間に花開きました...

  • カニの二代目

    ウチには通称カニというなかなか優秀な紅葉ヘキランがいます.このカニを手にした13年前の姿を彷彿とさせる形をした実生がいます.その紅葉具合はどうでしょうか. 今年1月下旬の様子,頂部が少し色付いています. 2月下旬になり,色付きは進みましたが,イマイチです. 3月初旬に育苗バットから個鉢へ植え替えてやりました.関取になって大部屋から個室に移るようなものです. 4月上旬,このぐらいの紅葉が精一杯でしょう...

  • 美しい兜交配種

    暖かさがますとアストロ達の開花は急に始まります.同時に繁殖苗の移植も急ピッチ.特別自分で必要なわけでもないのですが,兜はありませんか,と聞かれることもあって少し実生をしています.そのついでにちょっとお遊びの交配も.白ラン兜×赤花兜,この組み合わせには結構色々な形が出ます.加えて兜系雑種に特有と言うべき斑が出ます.ただこの斑は組織が陥没して醜い肌になるので,実生の小さい時に斑のない整ったものを選び...

  • 卯月のマミたち

    どんどんと色々なサボテンたちの花が咲き,諸々の園芸作業も忙しい季節.じっくりと一つの花を見つめる時間的余裕がなくなります.4月に入ってなおたくさんのマミが咲いていますのでいくつかを紹介しておきます. この清楚な花はエステバネンシス(M. estebanensis).昨年初花を紹介しましたが,株が育っていい感じで花が咲くようになりました. 次は澄心丸(M. backebergiana).いかにもマミラリアらしい花輪を作ります.こ...

  • アカラグマが咲く

    Acharagma roseanum SB4599を昨年蒔いてみました.キリンに乗せるとスクスクと成長しました.美しい金色の刺を密生し,なかなか美しい種です.和名は金盃とされています. 初めてアカラグマをみたのは2度目にメキシコに行った時でした.美しい金刺の小型サボテンだなと思いましたが,全く馴染みのない属で何者やらわかりませんでした.エスコバリアに近縁の属で,エスコバリアに統合するとする見解もあるようです.なおKEWはこ...

  • 気品あるインターテクタスSB120

    インターテクタス(Echinomastus intertextus SB120),が綺麗に咲いていました.実に穏やかで気品ある花姿です.長らくエキノマスタスとして慣れ親しんで来ましたが,今はSclerocactus intertextusとすべきでしょうか. SB120の故郷はNew Mexico州,Los Pinos Mountains, Socorro County ということです.Gmapでみると低木の点在する何もない荒野のようです. これはどちらか言えば英丸系なのでしょうか.全体を覆うように刺...

  • スファセラータの小さな花輪

    マミ棚をふと見ると見慣れない小さな花がありました.Mammillaria sphacelata FO65です.一応白星山という和名を頂いていますが,まず流通していません.また名前ほど白いわけでもありません. 覗き込んでみると健気に小さな花輪を作っています. 親指ほどの太さの茎の基部から仔を出して自然に群生になりかけてます.Pilbeamの本では8年で20−25cmになると,佐藤さんの本では50cmにもなると書かれています.小さいながら大群...

  • 白点のある普通のランポーの紅葉

    紅葉ランポーといえばヘキランに紅葉が入るのが普通です.通常の白点のあるランポーに紅葉系がないのは不思議でした.コロンさんが,紅葉のしっかり出る白点ありのランポーにマグマと名付けて出しておられます.紅葉の起源はよく知りませんが,紅葉と紅葉をかけるとその実生はほぼ紅葉になります.しかし紅葉と青物をかけるとその後代にはまず紅葉は出ません.紅葉の血が入ったはずの青物の後代にも紅葉はほぼ出ません.まるで潜...

  • ゆっくりと生きるマグドガリー

    ある朝,地味な小型サボテンの棚で,マグドガリーの鮮やかな黄色の花がパッと目に飛び込んで来ました.ああもう咲いて来たんだねと,しばし覗き込みました.見た目はかなり特異なサボテンですが,種子が採りにくく,かつ成長も遅いので,実生苗を作っている人はそれほど多くありません.この株も2018年播種でこのサイズです.とは言えもうすっかり大人で盛んに花を咲かせます.昨年はこれらを交配して無事種子を採りました. も...

  • 雷帝を眺める

    雷帝と名付けられて太平丸は,今なお人気です.サボテン趣味を再開した15年前,ボクが子供の頃には雷帝なんかなかったよなーと少し前のめりになって幾つかの雷帝を買い求めました.そこですぐに気が付いたことは雷帝とは何か?がはっきりしておらず,名前先行で取引がなされていることでした.それは今も変わりません. 太平丸達の先陣を切って,雷帝の一つが早々に蕾をあげてきました.これは雷帝の顔をした6稜の太平丸です....

  • 綾波は一瞬にして

    寒さが和らぐと綾波が動き始めます.赤い刺の先端が覗き始めると,おおっ今年もお目覚めかと嬉しくなります.いつものように今年は凄い刺が出てきたのではないか?と人の心を惑わせながら,幾つもの蕾もあげてきます.この時が最も楽しみな時間ともいえます.他人様が作った大株も良いけれど,やはり自分で種子を蒔いたものが愛おしい. この赤い蕾が開くまで,それほど時間を要しません.春の日の急な昇温に導かれ,あっという...

  • 紅白の月宮殿

    毎年2月も後半になると月宮殿の赤いぽっちりが見えてきます.これは春をつげる嬉しい兆し,いつもそろそろかなと思いながら月宮殿の頭を観察しています. この赤いぽっちりはやがてハッキリとした蕾として刺の間からつのを出すかのように伸びてきます. そして約一月かかってようやく一斉に花を開きました. ウチにいるもう一つの大株の開花はこんな風でした. 今年は嬉しいことに白の月宮殿が仲間入りしました.どこかに白...

  • 咲きかけが美しいチレンシス

    昨年このチレンシス(Eriosyce chilensis FK3)が育苗バットの中で開花する様を記事にしました.旧ネオポルの中には花弁がたくさんあって最後まで開き切らないタイプの花をつけるものと,蕾から開花までは同じような姿をしながら花弁数が少ないがために花が開ききって雄ずい,雌ずいがすっかり露出するタイプの花をつけるものがあります.このチリエンシスは後者のタイプで,開いた花も良いのですが,この写真のような開きかけの...

  • 珠毛柱を吊す

    昔はWilcoxiaと呼ばれていた珠毛柱(Echinocereus schmollii)はなかなか素敵なサボテンなのですが,格好よく作りあぐねていました.以前は支柱を立てて縛り付けていたのですが,どうにも格好がつきませんでした.フニャフニャしたいのならいっそ吊り鉢で作ろうかと昨年から吊すことにしました.水が切れるとグニャリと垂れ下がり,水を吸うと少し戻ります.それでも茎の先端は常に上向になろうとします.そんな感じで蕾を着けて...

  • つながるニグリホリダの花

    今年もネオポルの季節が盛りを迎え,ハウスでネオポルがある一角を眺めるのが楽しみな時間が続いています.このNeoporteria nigrihorrida FK22(syn. Eriosyce subgibbosa subsp. clavata)は,もう長いことウチに居ます. まだ小さい2代目も花を咲かせています.多分最初にウチに来た初代はこれよりさらに小さい頃だったのでしょう.ウチに来て2年目に開花したことを記事にしています.花を初めて咲かすサイズぐらいが一番可...

  • 春のエビ その1

    弥生から卯月へとまたがるこの時期,エビたちも次々に開花してきます.今年も咲いてきたなという記録のためにアンソロジーとして紹介しておきます.まずはチソエンシス(E.chisoensis).相変わらずの美しい花です.これは一昨年蒔いてキリンに乗せたもの,エビとキリンの相性もかなり良いですね.花色,模様にはほぼ個体変異はありませんでした. そして定番の美しさは宇宙殿(E.knippelianus). 特にこの個体の花はキレイなので...

  • 紅梅殿の10年

    この紅梅殿(Turbinicarpus horripilus),ラベルを見ると10年前に西武屋上で手にしたことがわかります.ブログに初めて登場したのは その2年後,その頃は小さな単幹の株でした.そのうち基部から仔をふき始め,ゆっくりとそれが増えて行き,だんだんと群生株に近づいています.実生自根でどれくらいまで大きな群生株になるのか見極めたいなと思っています. 蕾や花の様子はこの仲間によくある形で,花の拡大を見せられると他種...

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