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  • てよだわ言葉は癖になる

    朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...

  • 余が帰朝以来馴染を重ねたる女

    川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』(新潮選書)を読み始めている。初めて知るようなことが沢山あってグイグイと惹き込まれる。『断腸亭日乗』の昭和11年1月30日...

  • 記録と記憶

    友人が京都を旅して有名な和菓子屋が大切にしていることを紹介していた。・正直なるべきは無論の事 表には稼業大切に 内心には欲張らず品物吟味して乱造せざる事・...

  • 桁違いに凄いジャズ映画

    高橋源一郎の『ラジオの、光と闇』のなかで、アニメ映画『BLUE GIANT』が紹介されていた。小学館の「ビッグコミック」連載漫画が原作のものだ。→http...

  • ラジオを聞かずにイントロだけ読む

    高橋源一郎の『ラジオの、光と闇』(岩波新書)を読了。NHKのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」の冒頭に読み上げられる始まりの言葉を集めたものだそうだ。20...

  • スローなテンポに転するとき

    朝の連続テレビ小説『あんぱん』を固唾を飲んで観つづけている。今週は月曜日から切なすぎる展開で、嗚咽を漏らす暇もなく人間が生きる日々の無常さとそこに対峙する...

  • 曇天のなか大切なことを思い出す

    日曜日の昼、テレビを点けて番組表を繰っていると映画『Always 三丁目の夕日』をやっているチャンネルがある。→https://www.necoweb.c...

  • 川本三郎のトーク会

    週末の川本三郎氏の「荷風の昭和」刊行&昭和百年記念トーク会「ひとり暮らしの老人の昭和」は為になった(2025.5.23(金)18:30-19:30 於:東...

  • 淋しく哀しくなる『近代日本の地下水脈 Ⅰ』

    『近代日本の地下水脈 Ⅰ』(保坂正康、文春新書)を読了。薄々気づいてはいたのだけれど、とても哀しくなった。最初に次のように語られる。“「歴史の地下水脈」と...

  • ルドンとシェリー酒

    このあいだ行った美術館のミュージアムショップで買い求めた一冊は「ルドン 《アモンティラードの酒樽》」(ダリオ・ガンボーニ、三元社)。その題名の木炭画の背景...

  • 河合優実への見えない糸

    先日、友人と歩いていたときに彼がふと漏らした言葉が頭に残っていて気になっていた。松本清張原作の映画『天城越え』(三村晴彦監督、1983年)での田中裕子が凄...

  • やはり此処だったと安堵する

    パナソニック汐留美術館の『オディロン・ルドン展 光の夢、影の輝き』に足を運んだ。https://panasonic.co.jp/ew/museum/exh...

  • ユニークな関川の『昭和時代回想』

    関川夏央の『昭和時代回想 私説昭和史3』(中公文庫、2025年)を読了。もともと『昭和時代回想』という題で1999年に上梓されたものが改題されたものだ。著...

  • 区ではなく都や国が取り組んで欲しい

    昨日は、すみだ郷土文化資料館へ初めて足を運ぶ。向島の見番通りを入ったところで、企画展「東京大空襲80年」という企画展が開催されているのだ。→https:/...

  • 『司馬遼太郎の「かたち」』で深く頭を垂れ哀しくなる

    『司馬遼太郎の「かたち」』(関川夏央、文藝春秋、2000年)を読了。司馬遼太郎の慧眼と関川夏央の鋭い推察が掛け算になったような一冊で、久々に深く頷き頭を垂...

  • 『日本経済の死角』でガックリと肩を落とす

    ブログ先輩が読まれて感嘆されていた『日本経済の死角』(河野龍太郎、ちくも新書)を漸く読了。副題は「収奪的システムヲ解き明かす」。最初の章で、すでに結論とも...

  • 名脇役が主演した『逃走』

    幼少の頃、母親が大切な買い物をするとなると必ず吉祥寺だった。「名店会館」。子供の僕らは嬉しかった。屋上の大きなロケット状のオブジェのところにある乗り物に乗...

  • 『パン屋再襲撃』を噛み分ける

    『パン屋再襲撃』(村上春樹、文藝春秋、昭和61年)。古書市で格安で初版本があって買い求めた。以前も読んだはずなのに内容を覚えていない本というのが沢山あって...

  • 『アンパンマンと日本人』

    実は僕はアンパンマンのことを殆ど理解できていない。だから最近いくつか読んで彼のことを知ろうとしている。友人からこの本も紹介されたので読んでみた。『アンパン...

  • 厄除札代わりの『厄除け詩集』

    今週の朝の連続テレビドラマ『あんぱん』で、東京高等芸術学校に入学した柳井崇(やなせたかしに相当)が、書店で本を手に取る場面があった。井伏鱒二の『厄除け詩集...

  • 『アンパンマンの遺言』の淡々

    『アンパンマンの遺言』(やなせたかし、岩波現代文庫)を読了。NHKの朝の連続ドラマで描写されていたシーンが幾つもあって面白かった。ドラマの今後の展開を事前...

  • 品川区に疎かったけれど

    このあいだの休みに品川区立品川歴史館を訪れた。訪れた目当ては「昭和100年しながわめぐり」という歴史館リニューアル1周年記念企画展。昭和100年を記念して...

  • 東京モノレール秘話

    このあいだ訪れた港区立郷土歴史館で買い求めた資料「1964年東京オリンピックと都市の交通」(港区教育委員会、2020年)は面白かった。あの時期の都市交通発...

  • 白金台から上野まで

    昨日は白金台に出掛けた。旧国立公衆衛生院だ。田町の区立三田図書館内(慶応仲通りの一本裏)にあった郷土資料館がここに移転したことをついこのあいだ知ったのだ(...

  • 『翻訳する私』で成る程と思う

    ジュンパ・ラヒリの『翻訳する私』(新潮クレストブックス)を大まかに読んだ。前半には自身がここ七年ほど翻訳について考えたことやエッセイがまとめられている。後...

  • 『昭和的』と『新幹線大爆破』そして大洋ホエールズ

    関川夏央の『昭和的』(春陽堂書店)を読了。「オリジナリ」(ビーグラフィックス)に連載された「昭和残照」と春陽堂書店WEB連載「昭和的センス」をまとめたエッ...

  • 日本国憲法の実物を見る

    憲法記念日にテレビのニュースを観ていたら、日本国憲法の署名原本が期間限定で公開されていると知った(通常は複製が展示されている)。→https://www....

  • 手に汗握る『新幹線大爆破』

    NETFLIXで新作映画『新幹線大爆破』(樋口真嗣 監督)がトップ1になっていて、思わず観てしまった。→https://www.netflix.com/j...

  • 『花まんま』で号泣する

    昨日は昼下がりに『花まんま』(前田哲 監督)を観た。→https://hanamanma.com/かなり泣けるらしいよ、と家人から言われていたが、そんなに...

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