話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
大晦日。このあいだ買い求めた音盤集のなかから聴いているのは、バッハのミサ曲ヘ長調 BWV233、イ長調 BWV234、ト短調 BWV235、ト長調 BWV...
2024年のマイベスト(小説、エッセイ、評論、音楽、映画、テレビドラマ)
社会や政治の趨勢と自分との乖離に落ち込んだり、私的には家人たちの慶事に歓んだり驚いたり、喜怒哀楽に揺れ動くなか、あっという間に過ぎてしまった一年でした。本...
“J.S.バッハ以前の音楽を愛好し、特に宗教曲、ルネサンス音楽には造詣が深く、現在に至ってもモンテヴェルディ、ドラランド、シャルパンティエ、タヴァーナーな...
友人がアーノンクール指揮によるベートーヴェンの第9交響曲を聴いていた。どこかで見たようなと思って書棚を探すと、以前買い求めたままになっていたものが出て来た...
今日は朝からキネマ旬報シアターに出掛ける。『ベルナデット 最強のファーストレディ』(原題:レア・ドムナック監督・脚本、2023年、フランス)。→https...
友人から貰ったエッセイ集を読んだ。『ショートケーキを許す』(森岡督行、雷鳥社)。様々な洋菓子店でショートケーキを味わう物語。行ったことがある店、買ったこと...
東京都現代美術館で坂本龍一の展覧会「音を視る 時を聴く」を観て来た(聴いてきた)。生前、坂本がこの美術館のために画した構想をもとに、彼の関心事=「音と時間...
この間、つげ義春原作の映画『雨の日の欲情』を観て、そのシュールな情景にグイッと惹き込まれていた。そしてその漫画を取り寄せて読む。『ねじ式/夜が摑む』(ちく...
昨夕は神保町で忘年会。ブックカフェのオーナーや協力者、所縁のある人たちや近隣の方々での内輪の会だ。僕の友人がこの店の顧問をしていて声を掛けてもらった。カフ...
少し前、スコット・ロスが弾くスカルラッティを好んで聴いていた。チェンバロによるものだ。そんな彼がオルガンも弾けることを、つい最近知った。中古音盤店で手に取...
つげ義春という男とその作品にどんどん惹き込まれている。雑誌「東京人」の2024年6月号で特集が出されていたことに今頃気づいた。以前は関心が無かったから分か...
『永井荷風の見たアメリカ』(末延芳晴、中央公論社、1997年)を読了。雑誌「マリ・クレール」に連載されたものをベースに加筆推敲されたものだった。永井荷風と...
つげ義春の経歴をWikipediaで読んでいて驚いた。バロック音楽ファンなのだ。「翌1956年には早くも創作に行き詰まり、岡田晟の手伝いをするようになり、...
夜に映画『雨の日の欲情』(片山慎三監督、2024年)を観てきた。→https://www.culture-pub.jp/amenonakanoyokujo...
『すぺての、白いものたちの(原題∶흰)』(ハン・ガン、河出文庫)を何とか読了。空白の多い、考えさせ、惑わせる作品だった。あとがきを読んで、分からなかった謎...
ときおり散策するところに外濠公園がある。その入り口には石柱があって、そこに「東京市 外濠公園」と刻まれている。昼間に見るとそれは、明るい日差しを浴びて、老...
週末に銀座や有楽町、日本橋に出掛けると地方自治体のアンテナショップについつい立ち寄ってしまう。訪れたことがある県なら、懐かしさの余りに手を取ったり、あっあ...
今日は朝から銀座に向かう。日々の移ろいのなか心身が疲れていて、観に行った映画の半分以上は催眠術に掛かったかのように寝てしまった(これまで最も長く眠ったのは...
〈朝〉・体重と血圧を計測する。・パンを食べる(8枚切り2枚、好みはチーズ溶かしてサルサソース)。・ブログをやる(閲覧、コメント、投稿)。・フェイスブックの...
安部公房、三島由紀夫、大江健三郎の対談集を読んだ。『文学者とは何か』(中央公論新社)。どの章も面白くて、対談なのに(いや対談だから?)トーマス・マンの小説...
バレンボイムによるモーツァルトのピアノ協奏曲全集を少しづつ聴き始めている。友人の薦めに基づき初期のものから始めていて、いまは第1〜4番が入っているものと、...
雑誌のウェブ記事にエマニュエル・トッドと成田悠輔の対談の一部が載っていた。このあいだ衝撃を受けた『西洋の敗北』は21カ国語で翻訳されたが「英語版は未定」だ...
テレビドラマ『海に眠るダイヤモンド』(TBS,日曜夜)が佳境に入っている。軍艦島(端島)で生きる様々な若者たち。それぞれに悩みや過去を抱えていて、しかし表...
昨日は毎年恒例の高校時代の有志クラス会。気心知れた十数名からなるメンバーだ。今年の場所は恵比寿のエスニックレストラン。ジャマイカの料理は初めてだったけれど...
飯島耕一の『港町』(白水社、1981年)を読了。副題が「魂の皮膚の破れるところ」。かつて訪れた港町のことを思い出して書き綴った旅行記のような詩集のようなエ...
この音盤も、これはと思って買い求めた一枚だった。バレンボイムが指揮するブラームスのドイツ・レクイエム 作品45。実は僕はこの曲が学生時代からずっと苦手だっ...
ブログ師匠が読んでいるのを見て惹かれて買い求めたが、深い分析と示唆に富んだ本で、歯ごたえがあった。『西洋の敗北 ~日本と世界に何が起きるのか~』(エマニュ...
友人からバレンボイムによるモーツァルトの協奏曲全集(1回目の録音)が良いよと教わったとき、実は既視感にとらわれていた。家の部屋の棚を調べてみたら、やはりC...
感情の迸りに任せて丁々発止と演じるシューマンを多く聴きすぎたのかもしれない。そんななか、弾け破れそうになりながら、ギリギリのところで保たれているという演奏...
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話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
友人が読んでいた本『文学を探せ』(坪内祐三、講談社文芸文庫)を貸してもらって読んでいたら、友人が言っていたように、「怒りながら書く人」だった。→https...
このあいだ聴講した講座‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’(日本大学理工学部図書館公開講座)の結びのなかで、実は今日話した内容は司馬遼太郎の『街道をゆく 3...
新聞に連載されている美術コラム「塔のものがたり 十選」(山尾悠子)は、その初回がヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「聖バルバラ」が題材だっ...
『李朝残影』(梶山季之、光文社文庫)を読了。サブタイトルは「反戦小説集」だ。著者は1930年京城(現ソウル)生まれ。敗戦で広島に引き上げ学生時代から小説を...
"「カンダ・オチャノミズ」を探る"という講義で、お茶の水が舞台という映画を観た。『自由学校』(渋谷実監督、獅子文六原作、1951年、松竹)。南村五百助(い...
昨夕は都市の変遷史の講座を聴講。題して‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’。日本大学理工学部の図書館公開講座だ(講師:建築学科 宇於崎勝也教授、後援:千代田...
『ミュージック・ヒストリオグラフィ』(松本直美、ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)を何とか読了。僕は音楽は好きなものを聴いていればよいじ...
『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)を読了。「群像」の2024.1月号から2025.1月号に連載されたものだそうだ。中学受験で慶應義塾普通部に入学...
友人から手渡された『対馬の海に沈む』(窪田新之助、集英社)を読了。2024年の開高健ノンフィクション賞を得た作品だった。読み終えてとても酷く昏い気持ちにな...
『荷風の昭和 《後篇》』(川本三郎、新潮選書)を読了。副題は「偏奇館焼亡から最後の日まで」。前後篇あわせて壮大な作品だった。東京大空襲では火消しをやらない...
昨年に引き続き、昨日は甲斐路・南アルプス市へ。カタカナが入っている唯一の市だという。予約できたのは昨年とは別の果樹園。車を駐めることが出来るのは公民館の駐...
家人たちに連れられて歌手MISIAのコンサートに出掛けた。「STARTS presents THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEV...
荷風の本を読み進めていると荒川放水路のことがやはりどうしても気になって、その源をこの目で確かめたくなった。岩淵に行ってみると、赤門と呼ばれる旧水門と青門と...
今週(第1週)の朝の連続テレビ小説『あんぱん』のテーマは「生きろ」。これは大きな転換への始まりとして心に刻んだ。のぶ(今田美桜)が夫の次郎(中島歩)と話を...
和製ミュージカル映画の代表作という触れ込みに惹かれて、神保町の夜の上映で『君も出世できる』を観た。ストーリーは月並みな陳腐なもので余り関心しなかったが、そ...
川本三郎の『荷風の昭和』(新潮選書)、その《前篇》を読了。沢山の触発があったけれど、荷風がドビュッシーをかなり早期に日本に紹介していたことを知った。“一方...
久しぶりに千桜小学校の学区に足を運んだ。千代田区岩本町は、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各...
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観てしまった。最初に観たのが2012年だったけれど、そのときのメモを振り返る。同じように同じようなところで感銘した...
朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...
イングリッシュ・コンサートという古楽器オーケストラをトレヴァー・ピノックが遥か昔に創設したことは知っていた。→https://englishconcert...
昨夕は子供たちが集まっての夕食。北海道から大量に取り寄せたというアスパラガスに挽き肉を巻いて焼いたり、ベーコンと炒めたりしたものが出てくる。新鮮で美味くて...
『花街の引力』(三浦展、清談社)を読了。副題は「東京の三業地、赤線跡を歩く」。薄々は知ってはいたけれども、東京のそれぞれの場所の三業地や赤線、青線、そして...
NETFLIXでちょっと前の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(堀江貴大監督、2021年)を観た。→https://filmarks.com/...
内田樹の『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)を読了。まさに書名通りの口調で云われてしまった思いがした。薄々は気づいていたのだけれど、そこまで...
映画『碁盤斬り』をもう一度観に行った。あまりにも素晴らしかったから、こんどは客観的に個々の役者の演技や撮影構図の仔細などをよく観ようと思ったのだ。その計画...
佐藤忠男というと少し癖のある映画評論家としか思っていなかった。個々の映画評は良く読んでいたし、『小津安二郎の芸術』(朝日選書)も読んでいた。そんななか四方...
昨晩のこと。帰り道に社の傍を通ったら、鳥居のあいだに光るものが見える。三日月だった。その社には神が居るわけではない。戦で亡くなった人たちが祀られているとい...
『ニューヨークより不思議』(四方田犬彦、河出文庫)を読了。1987年4月から1988年3月まで1年間ニューヨーク・マンハッタンに滞在した手記に2015年の...
夜に寝入っていたところで夢を見た。というか夢がどんどんと僕に迫って来た。読み終えた小説の劇伴音楽がどうのこうのというのだ。夢のなかの相手が言うには、大佛次...
このあいだ観た映画『帰郷』には肩透かしを食った。→https://hankichi.exblog.jp/33377417/原作が大佛次郎とあったので、いっ...
昨日の午後は、秋に慶事を控えた家族間の懇親。手作り料理を大いに楽しみ、良酒もその空間を更に和らげていった。ひよこ豆を茹でてマッシュしたフムス、チリコンカン...
このあいだのコンサートのアンコールで聴いたR. Strauss の“Morgen!”「あしたに」が忘れられない。家の棚を調べてみると、エリザベート・シュワ...
昨夕は大学時代のクラブ仲間のT氏から教わって「紀尾井・明日への扉」という若手奏者による演奏会に出掛けた。日本製鉄文化財団が主催、三菱地所がスポンサーだ。→...
神保町シアターの今月は「1960年代――吉永小百合と私たちの青春」。→https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-thea...
蓮實重彦の『帝国の陰謀』(ちくま学芸文庫)を何とか読了。蓮實さんとしては学術論文ではなく、だからといってエッセイというほどのものでもなく、できれば文化的か...
青山二郎について読んていたら、自分が陶磁器(とはいっても市販の食器)に惹かれていたころのことを思い出した。社会人になって間もない夏、用もないのに百貨店に出...
随分と前に『いまなぜ白洲正子なのか』(川村二郎、新潮文庫)を読んでいた。そしていま『いまなぜ青山二郎なのか』(白洲正子、新潮社)を読んだ。川村二郎があの題...