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絵本作家・内田麟太郎 公式ブログ 『広告する日記』 https://blog.goo.ne.jp/rintaro-uchida

「ともだちや」シリーズ等の絵本・童話・児童文学作家であり詩人でもある内田麟太郎のオフィシャルブログ。

このブログは日記です。 講演会予定・近刊情報・掲示板などは、ブログとは別の公式ホームページにあります。 http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/default.htm

内田麟太郎
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住所
羽村市
出身
福岡県
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2010/06/11

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  • おすそわけ

    奥から中野幸隆さん、高橋秀雄さん。わいわいがやがや昨日、30日は日本児童文学者協会2025年度文学賞贈呈式でした。会場は神保町にある出版会館。第六十五回日本児童文学者協会賞はいとうみくさんの『真実の口』。そして第五十八回新人賞が詩友の秋元里文さんの詩集『月にすっぴん』にあたえられました。おめでとうございます。なお、詩集の編集は菊永謙さん。出版社は四季の森。会場で某社より嬉しいお仕事を頂きました。最上一平さんの授賞式でも。お祝いに行くといいことがあるようです。というわけで、本そのそれに応えられるだけの作品があるかどうかチェックしていました。どうやら応えられそうです。おすそわけ

  • 詩友の形見分け

    四年前に逝った詩友八代信の遺言により送られてきました。題字は八代が包装し書いたものです。発行昭和二十二年七月十日発行所小山書店定価九十円戦前の中野はプロレタリア文学運動の重要メンバーで、父の世代はみんな読んでいたのではないでしょか。私たちの世代でも読んでいるのは当然のことでしたから。(19歳で上京する私は、車中で中野の小説『梨の花』を読んでいました。父の本箱より「失敬」したものです。この「失敬」は父公認でした)。戦後は日本共産党中央委員。のち除名。午前中はムジナと隣町の不動産屋へ。書庫代わりに借りているアパートの更新です。お昼を頂き昼寝。起きて昨日書いた紙芝居脚本の推敲を。それから礼状を三枚。詩友の形見分け

  • 絵本 『きつねの木』石川えりこ

    講談社量感を感じさせられる絵本でした。陰影といえるほどの陰影はなく、むしろ平面的で色も重ねられている方でもないのに。にもかかわらず絵に重さを感じたのです。石川の描いている姿勢にあったのでしょう。キツネの子どもが木の実を食べる。その食べた木の実はどうなるのか。ヒヨドリが教えてくれます。木はなぜに必要以上とも思える沢山の実をつけるのか。またたくさんの生きものたちの家であるのか。今日の生物学は、生物が(むろん人間も)利己的ではなく利他的であると教えてくれます。だからこそ今日まで奇跡的にも生き延びてきたのだと。石川はその生命の豊穣を、利他性を、キツネの出会うヒヨドリや、テントウムシやダンゴムシなどを通しながら、かわいく楽しく、そしてさりげなく教えてくれます。そう、かわいく!いいですね。子ギツネたちも大人になり、自...絵本『きつねの木』石川えりこ

  • 夏に来る

    ひかりのくにのMさんより絵本『おおかみのひみつのひみつ』の初校が届きました。飯野和好カラーの極楽に酔わせて頂きました。オオカミの目がいいでしょ。夏、刊行です。絵本の詰めの詰めをしたり、絵本テキストを読み返したり、ヘビの抜け殻について考えたり。カメも脱皮するんですね。夏に来る

  • ふふふふふ

    一平さん、とってもうれしそう。絵本テキストの詰めをふたつ。それからこんなものを。すこしくつにとまったしおからとんぼにことづけをたのんだこえにはださなかったけどしおからとんぼはこくんとうなずきとんでいったかわのむこうへつぎのひこころにえはがきがとどいたあおぞらにくもがうかんでいるうらがえすとえんぴつでちいさなまるがかいてあったぼくはでんでんむしにいった──おばあちゃんが、まるだって。でんでんむしはすこしうきあがったふふふふふ

  • マンガを読む日

    散歩に行く小公園で、今年初の桑の実を頂きました。甘く熟していました。今日もマンガの続きを読むでしょう。『マドモアゼル・モーツァルト』福山康治。福山さんは大牟田の出身だそうです。マンガを読む日

  • ほら あそこに

    ザ・キャビンカンパニーさん。大分が終わったと思ったら、こんどは滋賀県立美術館です。関西の人は大喜びでしょう。午前中は立川で童心社の平田滋子さんと絵本の詰めを。帰宅して昼食。たちまち昼寝。おきて別件の絵本の再校を確認し、メールで返信。お茶を頂き10分ほど横に。こんなものを書いていました。ほらよるそらからおりてくるひとがいるみえないエレベーターにのりだれもいないこうじょうあとやだれもいないこうえんにそれからまちへきえていくそのひとがいるだけでひとはしあわせになるほほえまれているようでだきしめられているようでそのひとはかなしみでいっぱいになるとそらへかえっていくかなしみをにじにおってもらうためににじがでているおおきなにじがひとはかおをあげとおくをみつめるそれからだれにともなくおしえる──にじですよ。そばにだれも...ほらあそこに

  • のちのちのこと

    膝の電気ビリビリのち散歩のち散髪。昼食のち、こんなものを。無駄なエネルギーを使うものでございます。でも、楽しい。文芸社の編集者塚田紗都美さんよりメールが。「楓真知子さんが絵本『かおりちゃん』(文芸社)の絵を猛烈な勢いで描いてくださっています」。いい風です。絵本『ひとのなみだ』(nakaban絵童心社)の重版が決まりました。さらに読んで頂けると喜んでいます。のちのちのこと

  • メダカさん

    昨日は長女が新しいiPadを持ってきてくれ、いろいろインストールしてくれました。そのカメラの初撮りです。スマホよりぐっと解像度が上みたい。次女も有休を取っていたのでムジナと四人の昼食会に。そのまま女三人は楽しき雑談を。私はひたすら昼寝のあとはiPadと格闘。本日は散歩の後は、こんなものを書いていました。メダカさん

  • たんたんと中断

    GALLERY装丁夜話原宿駅竹下口より徒歩5分渋谷区神宮前1-2-9原宿本多マンション103tel03-3405-8983何度も中断しながら、やっとこさ「たんたん」一篇。受贈詩誌を読みながら礼状を書いていました。たんたんかえるがうたってあるくたんぽぽたんぽぽたんちょうづるたんぽぽたんぽぽたんじょうせきうしがからかうびきたんすかたんあんぽんたんかえるはへいきであるいていくぎゅうたんぎゅうたんびんちょうたんうしはあわててしたをまいたたんたんと中断

  • おいしくはないんですけど

    昨夜は佐賀へ帰る愚夫の会仲間の送別会でした。約半世紀のぐふぐふです。でも、さびしさはありませんでした。彼自身がすでに佐賀にいる時間が多く、年に四、五回戻ってくる暮らしをしていましたから。それに赤いランプの終列車の時代はとっくに過ぎ、羽田から佐賀空港までブーン。昭和など屁です。松本猛さんが自著の『絵本とは何か』(岩波書店)へのインタビューのなかで私のことをチョコット話してくださってました。嬉しいのでチョコット。松本猛さん「絵本とは何か」インタビュー子どもの玩具からアートへ絵本を世界の扉を開く...好書好日-朝日新聞詩人の内田麟太郎さんなどは、絵本のテキストをつくるとき、絵描きが自由に表現できる余地を残して言葉を作る名ディレクターです。またプロデューサーとして...おいしくはないんですけど

  • ダジャレニスト藪内正幸さん

    むかしむかし藪内正幸さんと一度だけ酒席を共にしました。絵本作家たちが大勢いたので、なにかの授賞式の流れだったのでしょう。藪内さんが「痔には飴がいい」といわれました。わたしが「本当ですか」と聞くと「雨降って地固まる」。それからは私も体力があり酒も入っていたので、ふたりでダジャレ合戦に。まあ、ふたりとも途切れることなく次から次へと。あのころ君は若かった。「る」を書いたり、韓国絵本翻訳の詰めをしたり。お茶の時間にところ天をいただきました。るるはあかるいるはかるいるはひかるるりちゃんがくるくるくるくるひかりがくるるんるんるんるりちゃんとおりすぎていくぼくをみないでめげるしょげるなける(しんでやる!)まだ……いきているダジャレニスト藪内正幸さん

  • 日本絵本賞に 『ひとのなみだ』

    絵本『ひとのなみだ』(nakaban・絵童心社)が第30回日本絵本賞を受賞しました。応援してくださった皆様ありがとうございます。夏の定番。絵本「おばけのきもだめし」「おばけのしかえし」(絵・山本孝岩崎書店)が増刷しました。名コンビです。ムジナと昭島エスパへ夏物を買いに。ところ天がほしい。日本絵本賞に『ひとのなみだ』

  • またまたミロさん

    ムジナと上野にある都立美術館へ行ってきました。ミロ展です。元気をもらって帰ってきました。高校時代からずっと好きな人です。三年ほど前は、追っかけて名古屋の美術館まで。韓国版『ねこの手かします』第3巻「たこやきやの巻」(絵・川端理恵)が届きました。日本語版は文研出版から出ています。嬉しい気分です。ちなみに〈たこやき〉は〈たこパン〉と訳されてます。韓国ではその方が通りがいいとか。またまたミロさん

  • 居酒屋はなぜ繁盛するか

    さびしいねくまはさびしくてきつねとはなしたさびしいね。さびしいね。いたちもやってきたさびしいね。さびしいね。さびしいね。からすもへびもかえるもてんもあかげらもあらいぐまもうさぎもいぐあなもなんでもかんでもやってきたさびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね。さびしいね……みんなにぎやかにさびしがったとってもにぎやかにさびしがったひとすきなひとがすきなひとをむいているさびしさともだちがのこしていったスニーカーのさびしさおとうさんがいなくなったへやのさびしさひとはさびしくなるとうみをみつめるひとはさびしくなるとくもをみつめるひとはさびしくなるとほしをみつめるあるひひとはふっとつぶやく──おひさま。そしてきづくうみもくももほしもひとだったことにひとのことばをかわしていたことにひとのこ...居酒屋はなぜ繁盛するか

  • かなぶん

    編集・日本児童文学者協会発売・小峰書店定価・1100円小島よしおさんが掌編を書かれています。朝いちばんで眼科へ。「安定しているので、様子を見ましょう」ということで次回は8月に。かなしみつらくてしゃがみこんでいるきみをやさしくつつんでくれるものがあるほほえみでもなくはげましでもなくもっとやさしくかなしみかなしみにくるまれかなしみにだきしめられこころはよみがえってくるよみがえってくるこころのぬくもりだれなのだろうかみえないけれどいつもいてくれるひとみえないけれどそれはきみのなかのきみのいのちきみをいちばんすきなきみのいのちきみにいきててほしいきみのいのちすきだよ。かなぶん

  • 今日も元気な大牟田市ともだちや絵本美術館

    本日の大牟田市ともだちや絵本美術館です。子ども連れのご家族が続々と来てくださったそうです。感謝。写真は故郷の友Mさんのブログよりお借りしました。今日も元気な大牟田市ともだちや絵本美術館

  • 甦る場所

    ちっちゃな桑の実。六月には熟します。忘れている記憶にも、無意識という言葉を与えていいなら、わたくしたちはなんと膨大な無意識でできとているのでしょう。フロイトの与えた無意識の定義とはちがっていますが。わすれていたけどおもいだせないけどあったんだわすれていたけどあったんだぼくはさかでたちどまるそのひそのときぼくはいたうたいながらてをつなぎこのさきみちをのぼってたみなとにうかぶしろいふねふたりでたってながめてたゆうやけこやけでひがくれてわすれていたけどあったんだつないだてとてのぬくもりがつないだてとてのしあわせがわすれていたけどあったんだ甦る場所

  • 『詩はきみのそばにいる』ポプラ社

    ポプラ社より『詩はきみのそばにいる』(日本児童文学者協会+ポプラ社編集部編)全4巻が出ました。ご覧のように寿限無から坪内稔典さんまで。いやいや川柳まで。ひろく言葉の世界を遊べます。少年時代によくサトウハチローさんのものを読んでいましたが。まさか、そのお隣に。ああ、歳月です。カンガエルカンガルーはかんがえないこともないがだからといってカンガエルではないカンガエルはカエルのなかまだけれどカンガルーはフクロネズミのなかまであるつまりフクロネズミはカンガルーのおふくろのおふくろのおふくろのおふくろのおふくろのそのまたおふくろのおふくろのしんせきこういうのをふくろのネズミというのだろうはなしがややこしくなってきたけれどもカンガルーの少女はわかりやすくカンガールという『詩はきみのそばにいる』ポプラ社

  • 村田エミコ 木版画展

    88KUNITACHI国立市1-9-66TEL042-577-2011https://artspece88.jimdo.com詩を書いたり、もにょもにょしていました。2作目は未完に。♪未完の花が咲いている~思い出の道丘の道~未完の思い出、おおいなぁ。ゴリラなんでもかんでもごりおしするからゴリラではないバラよりもリラの花がすきだからゴリラではあるリラックスはかなりすきだが木からおちてもゴリラであるせすじはのばせないがせなかはみごとなシルバーバックであるおちてもころんでもつまずいてもなにをしてもゴリラはゴリラであるごりっぱ!村田エミコ木版画展

  • ありのまま

    もみじの花朝いちばんで病院へ。一年ぶりのペースメーカー検査です。正常に作動していました。また来年の5月に。詩をかいたり詩集を読みながら礼状を書いたり。昼寝をしたり。ありのままありはありのままにいきたかったひとにこびずじぶんをまげずおもうままにしょうじきにもくてきにむかってまっしぐらにわらわれてもいいゆびさされてもいいそれがかなうならほんとうのこのきもちをありはまっしぐらにかけていった──ママ。ありのまま

  • わしの話

    連休疲れをしています。だらだら疲れでしょうか。やはり五月は外ですね。おおものタヌキはつぶやく──わしはただのタヌキではなさそうだ。そんじょそこらのタヌキどもがみみずによだれをたらしているときうちゅうについてかんがえていたそんじょそこらのタヌキどもがさわがにによだれをたらしているときアートについてかんがえていたいきかたのけたがちがいすぎる──そうか。おれはライオンだったのか。クマがあいさつもせずにとおりすぎる──ぶれいもの!くるくるくるタヌキはちゅうをとんでいたはるかしたにやまがみえる(たかきをとぶもの)タヌキはつぶやく──わしはワシだったみたい。海と少年.少年はいつもかなしみを海にあずけていったあずけたのだともきがつかずに海は少年のかなしみをたくさんあずかったあずかりすぎたのだろうか海はあずかったことさえ...わしの話

  • 谷川俊太郎さん

    銀の鈴社より「本のカタログ」が届きました。2ページの谷川俊太郎さんを偲ぶ特集が。宮中雲子、野呂昶、はたちよしこ、たかはしけいこさん。そして私も書いています。きょうもどんなにかなしむひともあかんぼうのほほえみにおもわずほほえむどんなにかなしむひともどんなにくるしむひともいのちはうまれてくるかなしみのこのよにいのちはうまれてくるくるしみのこのよにほほえみながらあなたをしんじあなたにほほえみながらはじめてのせかいへあなたをしんじてちちよははよいのちはいのちをしんじてうまれてくるひとはひとをしんじてうまれてくるそらにミサイルがとぼうともせんしゃがほうだんをうとうともきょうもひとがひとをしんじてうまれてくるあなたにほほえみながら谷川俊太郎さん

  • テトラポット

    大牟田市ともだちや絵本美術館休憩室もうすぐ、こどもの日。美術館のある大牟田動物園は無料になります。晴れますように。うみのこえみみにはきこえていなかったけれどさびしいこころにはきこえたのだろううみのこえが──おいでよ。テトラポットにまたがりうみをみていたくりかえしくりかえしなみはよせてくるゆうひにあかくそまりながらみみにはなんにもきこえなかったけれどこころはたっぷりはなしたのだろうこころはたっぷりわらったのだろうかえっていくぼくのこころはスキップしていたなみのかけらをもらったようにあおくてあかいなみのかけらをなみはぼくにかえしてくれたあのひなくしたあおいかけらをあのひなくしたあかいひかりをあのひなくしていたぼくをテトラポット

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