オリジナル学園伝奇小説連載中
高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
ダニエル・K・イノウエ国際空港と滑走路を共有する、 リベラルアメリカ軍のヒッカム空軍基地の格納庫前で、 屈強な男たちを60人程従えた 軍服姿のツインテール少女が立っていた。 13~15歳位にしか見えないその少女―― 帝政時代のロシア軍大佐の襟章を付けた――の前にリムジンで乗り付けた音音が降り立った。 「――遅かったですわねタチアナさん」 音音が、 東京にいたタチアナに出したメールに指示した、 スカイプでの通話から20時間後というのは、 飛行機のチャーター代をケチって、 自衛隊輸送機c2に乗せて貰った結果であり、 ほぼ音音の責任と言える。 しかも、 巡航速度マッハ0.8という、 ボーイング787ドリームライナーよりマッハ0.05も巡航速度の劣る 自衛隊のC2で来たことを思えば上出来だろう。 「なっ…!」 ふだんならすかさず言い返すタチアナだったが、 慣れ..
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