オリジナル学園伝奇小説連載中
高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
「さあ、できましてよ」 木を紙のように薄切りにして作った 経木トレイに盛られたカラマリボールが つぎつぎとロシア人の先頭の男に手渡されていく。 「串にさしてひとつづつお取りあそばして… 行き渡りましたか? それではどうぞお食べください! プリャートナヴァ アペティータ(召し上がれ)!」 音音に言われるまま、 熱いカラマリボールを口に含んだ男たちは、 最初はふはふ口の中で遊ばせいたが、 味がわかると破顔して、 「フクースナ!(おいしい)」 「オーチン フクースナ(すご、うまっ)」 と満足げだが、 10人にひとりが咳き込みながら悶絶した。 「今回特別に当りにはデスソースを入れておきましたわ」 その中の一人にはタチアナも含まれていて、 「――音音っ! か…可憐な美少女にっ…はっはっ… こんな辛いモノっ…はっはっ… 食べさせてっ…はっ--っ! 殺す気っ..
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