オリジナル学園伝奇小説連載中
高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
さっそく準備にかかった音音は、 エディブルフラワーを買い付け、 甘味シロップに漬け込むと 先日の戦いでクラーク博士から手に入れた 細胞を壊さずに冷凍する技術=スーパーセルライブ製法で氷漬けにした。 ふわふわのかき氷とエディブルフラワーのコラボは インスタ映えする商品に仕上がっていた。 「これは売れそうですっ!」 と喜ぶナドワたちに、 「写真を撮ってSNSで拡散してくださませ」 と口コミでの宣伝戦略に出る。 その他、 リノを先生にして、 河童ガードのクボタにフラを覚えさせたものの、 ちょっと地味な仕上がりになってしまい、 (リノは、不思議と荘厳な感じのするクボタのダンスは凄い、 と絶賛していたが) 急遽別のフラの先生に教授してもらったファイヤーダンスで、 炎出しまくりで派手な演出に加え、 撮影中に丁度噴火した(幸い人的物的被害はなし)キラウエアをバックに..
「…何か訳ありのようですわね…」 「……はい。 実は今流行っているシェイブアイスは、 安くて見栄えはするのですが、 あまり美味しいとはいえません…。 それはあの店を運営する火の神ペレを信奉する一族が 日本から来た雪ンバというあやかしをアドバイザーに迎えてから 始まったことなのです」 「雪ンバっ! なんてことっ!!」 「ご存知なのですか?」 「私こう見えてましても、 日本ではあやかし総取締で知られる弾正台の 副長官・弾正忠(だんじょうのちゅう)を拝命する者 ――あやかしで知らないものはございませんわ!」 と大見得を切ったものの、 以前鎌倉で、雪ンバ一党とのかき氷バトルで勝利して、 そのあと行方不明になっていた雪ンバ達がまさかハワイにいたとは 正直驚きを禁じ得ない音音だった。 「ちょっと待っていただけるかしら…」 とふたりに告げると護衛のオオゼキに声を..
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