ぼくはあっけにとられためちゃくちゃだった星の軌道はめちゃくちゃだった子どもの落書きみたいなぐちゃぐちゃの光る軌跡が残ったそれを見てぼくは泣いてしまったけど悲し…
ふしぎなことわたしがいるのといないとはわたしがプールに入っているのといないのと同じどうしよう
窓が光っていたカーテンが光っていた春の光に照らされ溶けだしていった午後2時と3時の間に幽霊がいた土は人知れずあたたまっていっただれも何もいわなかった
夜走った過不足ない動きバランスの微調整とてもかしこいぼくの全身コンビニの光に照らされほこりだらけの雨粒よりも速くばねを感じながらきみをおいて走ったぼくをおいて…
むきだしの石をもう一度妄想のガーゼで包もう本当に残酷なことを再現しようこわくてこわくてたまらないからそれを現実にしようそしてなくなっては困るものをかたわらに置…
知っているか別れのときに見た緑色の街そこは夜そこは光音がまわる冷房のにおいライトアップされた神様倉庫に積み上げられた服とかげの夢をみている赤い犬が時をまわす汚…
洗濯物がゆれて生きている合図を送りあう全部はいわないでも少しわかるわずかな声のふるえとふるえが重なっている偶然そうやってやりすごす時間の卑しさを悲しみを本当に…
とてもさびしいさびしくて気持ちがいい明日には忘れるだろう明日には別の人を恨み別のことを悔やむだろう気をまぎらわせて目をそむけたまま一生が終わればそれでいいので…
大事な人いつもと同じテンポでいいことなんて何ひとつないなんていわないで用意されたサイケな夢へと沈んでいく赤い絵の中子どもの影そうすることがよいのだといういつだ…
赤子の口は暗くあたたかい闇残酷な想像におののきながらかろうじて母であること父であることが影絵のように映りこむように小さな池に向かってその名を呼ぶ立ちのぼる存在…
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