自慰秋がくると枯れ落ちた葛の葉をかきわけ路を歩いて異人屋敷を訪れる少女鉄製の鍵をポケットへしのばせ青銅の扉を押して夏の日に 観せられたあの一枚の絵のために少女…
崖そこに一本のつるがあったら抜け落ちるとか危ないと かを考えてからとり縋るにだが今 登ろうしているこの崖には つるが切れたらもう一本のつるがないから探す余裕も…
朝朝もやの未だに立ち籠めている部屋のなかに座っているとコスモスのうすくれないがゆらゆらと たち昇ってくる耳をそえて 語りかけると花びらは意外な素直さで寄りそい…
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