妖精の桂馬です。桂馬の妖精は、、、、木偏(きへん)に居ましたね。そういうコンセプトの様です。むかし、すべての駒字に桜の花びらが入った書体を見た記憶があります。そういうアイディアは一体どこから湧くんですかね?私には才能は無いので、羨ましい限りです。妖精~その5~
将棋駒を通じた「快適な将棋ライフの提供」を目指す駒師(駒作家)日向の情報サイトです。
駒づくり中心のブログですが、指し将棋に関する情報も発信して行きます。
いつもは最後に彫る「と金」ですが、気分を変えて、今回は先に彫りました。「と」の一画目は縦棒ですが、書体によってその後が違います。縦棒を書いたあと、そのまま反時計回りで、まるでアルファベットの「e」を書く場合と、一旦上方に戻り、記号の「&」の様に書く場合に分かれますね。蜀紅Round6~その10~
蜀紅の王将です。駒尻の銘も含めて、彫り終えました。「蜀」の字は、中に「虫」の字があり、これが彫りにくい。ちなみに手ぬぐいは、クラリネット奏者のマリィ凛(まりりん)さんと言う方です。広島に居る時に、友人に付き合ってコンサートへ行き、記念に購入しました。木地研磨の時の下敷き(失礼)として使用しております。裏面の字母紙を貼り、後半戦のスタートです。蜀紅Round6~その9~
天童楷書(一字書)の龍王です。いいねーこの字母紙を考案した人は、ほんと天才ですね。スタンプなら簡単だけど、彫るのは滅茶苦茶ムズイ。龍馬はまあまあ彫り易い。天童楷書物語~その69~
蜀紅の飛車角です。作風の関係上、比較的角行は彫り易いのですが、何回彫っても飛車は難しく、1枚あたりの作業時間は、角行の2倍以上あります。まあ、竜王と竜馬はもっと難しいですけどね。全体バランスを意識しながらも、目の前のひと駒に全集中です。蜀紅Round6~その8~
蜀紅の金将です。将の字の二画目、三画目のところに、私なりのちょっとした工夫があります。駒権師の作品は私の知る限り深彫駒だけなので、おそらく字母は全て彫駒を前提に作られいるためでしょうか、私にはとても彫り易いです。蜀紅Round6~その7~
天童楷書(一字)の香車です。字母が上手く作れ、またそれに合った木地との組み合わせで、なんだかちょっといい気分です。いまでも百円均一で売っているスタンプ駒の字母がベースってところが、創作意欲を掻き立ててくれます。天童楷書物語~その68~
蜀紅の銀将です。「将」のつく駒は三種類ありますが、王将は一切略さず、⇒金将⇒銀将の順に、少し略した部分を入れて行くのが、一般的な字母の作り方です。蜀紅の「将」の字の中で唯一好きなのが、この銀将の将の字で、そういうルールみたいなものにとらわれず、個人的には、全てこの「将」の字で統一したほうがいい様な気さえします。もちろん、お客様からのオーダーですから、勝手に変更したりは、しませんよ。。。蜀紅Round6~その6~
天童楷書(一字)の桂馬です。少し横幅を狭めて彫りました。私の場合、木地は作らず、また複数の木地師さんから仕入れるので、駒木地のサイズが一定ではありません。木地師さんごとに工夫やこだわりがあり、それをなるべく活かした駒作りを心掛けています。天童楷書物語~その67~
東京、新富町の躍金楼さんへ久しぶりに行って参りました。⇒前回記事古駒再生プロジェクト7コロナの影響で代替わりをされていましたが、味が変わらないのは流石ですね。お刺身と天麩羅のランチを美味しく頂きました。古駒再生プロジェクト8
続いて、蜀紅の桂馬です。今回、ちょっと刃幅の広い彫刻刀を使用しているのですが、彫り上がりを見る限りでは、いい感じです。使いやすい道具に出会えるか否かは、職人にとってはとても重要なことです。蜀紅Round6~その5~
木村名人の角行、一字書です。上手く出来ない複数の原因の一つが、この角行ではないか、と思っています。字母からあまり逸脱しない程度に、アレンジして彫ってみました。あっ、一部で線が出てないですね。後で直します。とりあえず、先に進みます。十四世名人木村書Round3~その4~
蜀紅の香車です。伐採後の乾燥期間がそれほど長くなさそうで、更に柾目なので木地が柔らかいです。刃が入り過ぎると彫り過ぎになるので、そこに注意が必要ですね。蜀紅Round6~その4~
木村名人書の飛車です。うん、カッコいい!この飛車は問題なし。十四世名人木村書Round3~その3~
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妖精の桂馬です。桂馬の妖精は、、、、木偏(きへん)に居ましたね。そういうコンセプトの様です。むかし、すべての駒字に桜の花びらが入った書体を見た記憶があります。そういうアイディアは一体どこから湧くんですかね?私には才能は無いので、羨ましい限りです。妖精~その5~
妖精の香車です。宮崎駿監督作品に出てきそうなキャラクター、っていうのは言い過ぎか。。。とぼけた感じがいいですね、面白い。妖精~その4~
妖精の歩兵の表面が彫り終わりました。可愛らしい字母、並べただけで気分が上がりそうです。観る将や女性からも評価される気がします。自由に発想できるのが羨ましいと同時に、自分の発想は凝り固まっていたと思います。妖精~その3~
精霊の歩兵を彫っています。しばらく彫ってみましたが、どうもやりにくいので、途中から、「目」だけ先に彫る手順に変えました。なんだか不思議な光景ですね。歩兵がニコニコしているので、吊られて笑顔になってました。妖精~その2~
三人麻雀の七段を目指して精進中です。某麻雀プロが、役満を和了した際、「役満に頼るようじゃ、全然だめですね」みたいなコメントされていたのを良く覚えています。この様なコメント、将棋なら、相手の明らかなミスで勝ったようなケースなんでしょうかね。役満は麻雀の「華」と表現する方もいらっしゃいますが、冷静に考えると、三麻の国士無双や四暗刻はかなり出現率が高く、個人的には倍満ぐらいで良い気がします。駒師の麻雀~その54~
さて、こちらも完成しました六清です。木地はお客様からご支給頂きました、中国黄楊の赤銀目杢です。木地の性質がよく分かりませんでしたので、全工程、恐る恐る進めました。かなり時間を要しましたが、何とか完成に漕ぎつけました。六清Round2~その17~
精霊です。先ほど完成しました。直ちにお使いになられるようで、鏡面仕上げは施しておりません。過去に多くの新書体を作っております経験からしますと、おそらく、ここはこうした方がいいなとか、あーした方がいいな。という感情を覚えられると思います。筆記用具で書かれたものと、刀で彫ったものは、全然違います。多くの有名書体も、その過程を経て、現在の字母になってます。でも、始めないことには、何も残りませんので、その行動力に敬意を表したいと思います。精霊~その8~
じじじつは、、、、普通二輪(AT限定)免許取りました。ロードバイク(自転車)は最近まで、若いころは原付に乗ってましたので、そもそも二輪は好きなのですが、更に行動範囲を広げようと思いまして、AT(オートマ車)限定ですが、免許取りました。画像はこちらのHPから拝借したもので、私の雄姿では、まったくありません。教習所はほぼほぼ若い男女しかおらず、かなりこっぱずかしい感じでしたが、何かを始めるのに年齢は関係ありません。レンタルバイクで慣らし運転からスタートの予定です。良い写真が撮れましたら、アップ致します。取り急ぎご報告まで駒師のバイク~その1~
随分と時間を要しましたが、天鳳の三麻、ようやく六段まで来ました。長かったですねー。三段まで転落していた頃と比べますと、押し引きの判断がまあまあ正しくなり、手組が安定して、粘り強くなり、そして、かなり押し返せるようになりました。運の要素が大きい麻雀ですので、当然のことながら、他家ばかりが和了しまくる様なケースもあります。こういう劣勢の時に、どの様に打つか?正解は神のみぞ知る、なのですが、自分より強い人の打ち方を参考に、自分なりの仮設を立て、それを検証する、みたいなことを繰り返していると、将棋と同じで「手が覚える」感じが少しします。この先も継続して、三麻でも七段を目指します。駒師の麻雀~その53~
六清です。研磨には水で研ぐ水研ぎ、乾いた状態で研ぐ空研ぎ、があります。この状態は空研ぎが半分ほど終わった状態です。私の場合、面取りもここまでに済ませておきます。残るは磨き上げるだけになります。六清書Round2~その16~
漆を水研ぎしました精霊です。まだ濡れてます。薩摩黄楊の明るい黄色がいいですね。板目は水を含むと曲がることがあるので、一旦乾燥を待って、それを確認します。15年以上乾燥させた黄楊材なので、大丈夫だとは思いますが、ビビりなので、こういうところで手が抜けないのです。精霊~その7~
六清です。一回目の研ぎ工程を終えたところです。白いのは木の粉です。鏡面仕上げまで予定していますので、更に研磨を重ねます。六清書Round2~その15~
いやはや、楽しい作業です。あっという間に彫り終え、目止めもして、漆まで入れてしまいました。字母から伝わってくるんですよ、字母を作っている人の楽しい感情が。豊島字母帳をはじめとする、現代にまで伝わる字母も、それを作った人は、「この書体で将棋をしたら、さぞかし楽しいだろうなぁ」そういう感情だったのだろうと思います。駒師はその想いを駒に込めないといけませんね。この書体の制作でそれに気づかされました。精霊~その6~
引き続き、お客様が自作された字母で本格的な将棋駒を作ります。書体名は「妖精」とのこと。そう言われますと、一つ一つの駒が妖精っぽく見えます。可愛らしい書体ですね。妖精~その1~
精霊の王将と玉将です。どちらが王将で、どちらが玉将か、はたまた、両方とも玉将なのか王将なのか、これは字母の作者以外わかりません。角行です。カクカクしてますね。こちらは飛車。独創的なデザインです。精霊~その5~
精霊の金銀です。書体の統一感はあまりありませんが、それも自由でいいですね。ある芸術家の方から言われて、木地の厚さがバラバラの駒を作ったことがありますが、それはそれで味があって、楽しくプレーできました。伝統的なスタイルも大事ですが、それにとらわれる必要はないと思います。精霊~その4~
精霊の桂馬と香車です。桂馬の一番上の横棒が、風にそよぐマフラーみたいですね。精霊~その3~
精霊はお客様が自ら作られた字母です。歩兵ですが、人の顔の様にも見えます。自由で良いと思います。アマチュアの将棋は「遊び」ですから、プレーヤーが楽しめることが一番大事なこと、私はそう思って駒を作ってます。精霊~その2~
麻雀プロについて将棋のプロ(棋士)に比べると、麻雀のプロは随分と多いなぁ、という印象です。競技人口に比例するんでしょうね。将棋に比べると、プロとしての入口は易しい様ですが、将棋の棋士が得ている対局料の様な収入はほぼ無いらしく、ゴルフのツアープロとレッスンプロの中間、みたいな感じらしいです。プロになる前よりも、なってからの方が大変な世界の様ですね。ある士業の方が言ってました、「先生と呼ばれるけど、自分で営業しないとご飯は食べられません。」と。奨励会を厳しすぎると見る向きもあるようですが、ハードルを下げると、「食っていけない将棋プロ」が増えちゃうんでしょうね。2000人以上いる麻雀プロで、しっかり業として成り立っている方は、いったいどのぐらいいるのでしょう?駒師の麻雀〜その52〜
六清です。漆を入れ、研ぎ出し、乾燥させているところです。今日の名古屋は、ちょっと寒いですが、良い天気です。六清書Round2~その14~
お客様から頂いた画像と、コメントです。「無事駒が届きましたとても迫力があり、大変気に入りました!」早速使って頂き、駒も喜んでいると思います。ありがとうございました。水無瀬兼成Round2~その14~
水無瀬兼成です。先ほど完成しました。良い木地ですね、磨きの工程が楽ちんでした。御蔵島黄楊らしい落ち着いた光り方がいいですね。使い込むと、虎斑の色が濃くなってくると思います。水無瀬兼成Round2~その13~
久しぶりに麻雀について。三人麻雀を中心に続けてます。三人麻雀は四人麻雀よりも打点が高いので、牌の巡り合わせが自分にとって不利な時は、あっという間に点数が消え、ラスになります。私の場合ですが、それを防ぐにために相手の手の進行度合いと打点の高さと、自分の手配のそれらを比べて、勝てる確率が高そうな時だけ勝負し、そうではない時は専守防衛、これを基本としています。でも、それだけだと勝てないんですね。なので、勝てる可能性が無いときは仕方ありませんが、低くてもその可能性が残っている時は、リスクはあるけど、ギリギリまで降りずに粘る、というのが重要なんだと思います。これは、強い人の牌譜を見て気づきました。粘り過ぎて放銃なんて場面もまだまだありますが、和了率が上がったおかげでしょうか、六段の真ん中より上あたり、レートで言うと...駒師の麻雀~その45~
水無瀬兼成です。漆が入りました。最近は源平仕上げばかり作ってましたので、裏面に黒色漆を入れる寸前、一瞬筆が止まりました。。。なお、端っこの赤いと金は、別の駒の足し駒(不足を補う駒のこと)です。水無瀬兼成Round2~その12~
次作の準備に入ります。書体は故・肥塚一登實氏が作られた紫電書です。人気ありますね。廃れない書体というのは、日本人を惹きつける何かがあると思います。その何かを考えながら作業を進めたいと思います。木地はお客様からご支給頂いた、御蔵島黄楊、斑入りの柾目です。紫電Round3~その1~
目止めの乾燥を待っている水無瀬兼成です。今日は良い天気なので、屋外に出していますが、直射日光はNGなので、ご覧の様に影干しのような感じです。水無瀬兼成Roud2~その11~
水無瀬兼成です。全部の彫工程が終わりました。仕上げ彫もしましたので、もう大丈夫だとは思いますが、明日の朝、もう一回点検してから、目止めをします。臆病ですね、でも、やり直しは嫌なので。。。水無瀬兼成Round2~その10~
水無瀬兼成です。少し間があきましたが、作業は進めておりました。残りは龍馬と駒銘だけになりました。水無瀬兼成Round2~その9~
開始日時:2023/03/12持ち時間:0分+10秒場所:81Dojo手合割:角落ち下手:某四段上手:日向【第1図】までの指し手△6二銀▲7六歩△4二玉▲7八飛△5四歩▲6八銀△8四歩▲4八玉△8五歩▲7七角△6四歩▲3八銀△6三銀▲3九玉△5二金左▲5八金左△7四歩▲2八玉久しぶりに角落ち上手の将棋を発信したい。プロはもちろん、アマチュアでもある程度指せる方から見れば、こんなミスだらけの将棋は何の役にも立たないが、級位者の方にはお役に立てている様で、実はアクセス数が多い記事ジャンルの一つである。局面は下手三間飛車本定跡のオーソドックスな出だし。対振り飛車の場合、上手の王将は△4二王としておくのが最初のポイント。ちなみに、下手は四段で同段位かつレートも自分より少し上だ。自分の感覚では、同段位の相手に角を落...角落ち上手戦記~下手三間飛車本定跡編~
水無瀬兼成です。表面の彫が終わり、裏面の字母紙を貼りました。木地が想定よりも柔らかく、彫るのに注意が必要で、その分スピードが上がりませんが、あと一か月弱で完成までこぎ着けたい。ただし、糊が乾くまでは彫れないので、ここは静観するしかありません。頑張ります。水無瀬兼成Round2~その8~
水無瀬兼成の飛車角です。先に角行を彫るいいイメージが湧いたので、金将より先にこちらを彫りました。字母紙が剥がれておりますが、これはちゃんと彫れているかを、字母紙を捲ったり、剥がしたりして確認したためです。水無瀬兼成Round2~その7~
水無瀬兼成の銀将です。棋王戦第3局を見ながら彫ってます。形勢は互角です。昨年まで住んでおりました新潟市が対局場です。食べ物がとにかく美味しいところです。水無瀬兼成Round2~その6~
水無瀬兼成の桂馬です。良い書体だと思いますが、彫るのは結構難しい。苦労しましたが、無事に終えられた感じです。水無瀬兼成Round2~その5~
勘亭流の飛車角です。ご覧のとおりの太字ですので、幅は広く、そして深く彫る必要があります。深すぎて裏側を彫った時に、貫通したりしないよね?勘亭流Round1~その4~
ハチワンダイningバーさんから一時戻りました山華石一字書です。多くの方々に使って頂いたおかげで、角が少し落ちて、マイルドになってきました。汚れを落とし、油を補って、しばし休憩です。山華石Round2~その11~
水無瀬兼成の香車です。字が太いので、その余白部分が少ないのですが、刀が少しでも入り過ぎると、余計に彫ったり、あるいは剥がれてしまったりする危険性があります。特に柔らかい木地の場合は注意が必要です。水無瀬兼成Round2~その4~
一部の駒を作り直しました初代書です。新たに作った駒を混ぜてしましましたが、違和感は既になさそうです。永年の胸のつかえが取れた気分です。羽生さんの将棋をならべてみようと思います。初代書Round7~その15~
自分用の初代書です。ハチワンダイningバーさんで使って頂いておりますが、よそ様の目に触れるので、出来の悪い駒の存在が気になります。そこで、その分の駒、桂馬2枚、歩兵4枚を作り直しております。初代書Round7~その14~
勘亭流の玉将です。江戸文字、、、、、、いいですねぇ~って思えるのは、日本人だからでしょうね。DNAのどこか、端っこの方に、反応する遺伝子がある気がします。ん?線が出てない!油断大敵ですね。勘亭流Round1~その3~
水無瀬兼成の歩兵です。表面を彫りました。例外もあるのかと思いますが、一般的に虎斑の木地は柔らかいので、彫り過ぎに注意が必要です。水無瀬兼成Round2~その3~