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2009/12/01

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  • 中国山地幻視行~年の初めの厳島

    中国山地幻視行~年の初めの厳島 謹賀新年 昨年末は雪山に敗退したが、気を取り直して厳島へ。いつのころからか、年の初めは厳島と決めている。しかし、もう1月も9日だ。年の初め、などと威張って言うこともないか。 船を降りて向かったのが大鳥居。約70年ぶりの改装を終えたばかりで、巨大な額の金文字も柱の朱色も鮮やかさを増したように見える(実際、そうなのだろう)。神社裏手から大聖院へ回り、石段に取り付く。鐘がゴーンとなった。いつものことだが、展望台までの急登がきつい。ここを過ぎれば傾斜はやや緩やかになる。しばらく我慢すると仁王門にたどり着く。 弥山の山頂直下には大聖院の霊火堂があり、空海ゆかり「消えずの火」がありがたく置かれている。1200年間消えたことがないそうだが、実はこの堂、10数年前に全焼、再建された。その時も火は消えなかったのだろうか。なんとなくもやもやとしている。誰が言い出したか、..

  • 中国山地幻視行~大峰山・ああ、経年劣化

    中国山地幻視行~大峰山・ああ、経年劣化 乗り入れた駐車場はまっさらな雪に覆われていた。轍の跡などなかった。「よしよし」と心の中でつぶやいた。止めた車のタイヤを見ると、3分の1ほど埋まっていた。 西日本を含む列島を強力寒波が襲った12月19日。防寒を周到に整え、歩き出した。別荘地の中を行く。足首まで雪に埋まった。杉林に入った。さらに急登になる。アイゼンを履き、再び歩き出した。違和感。なんと、アイゼンを固定するゴムバンドが両脚とも切れていた。バックル式で締める6本爪を常用しているが、考えてみれば相当期間使っている。経年劣化だろう。しかし、代わりがない。かんじきは車の中だ。この山は頂上に近くなるにつれ傾斜が増し、おまけに階段が多い。かんじきで苦労した記憶があり、アイゼンが最上と判断したのだ。それがこんな壊れ方をするとは…。 仕方なく、滑り止めなしで上がる。雪はどんどん深くなる。スリップによる..

  • 中国山地幻視行~窓ヶ山・青い空と光る海

    中国山地幻視行~窓ヶ山・青い空と光る海 快晴の一日。こんな日を小春日和というのだろう。近くの山から広島湾を眺めたくなり、窓ヶ山(711㍍)に向かった。 11月25日、魚切の登山口。ここには毎年今頃、皇帝ダリアが咲く。作業場らしき建物の敷地内、見上げるような位置に薄紫の花。原産は中米当たりのはずで、もちろん自生ではないだろう。横目に眺めてコンクリートの舗装道を登り、鬱蒼とした林に入った。 この山は、最初は緩くだんだんと急登になる。山頂に近くなると、ほとんど岩場になる。そこまで行くと、なぜこの山にしたのかといつも後悔する。そんな気持ちを押し殺し、あえぎながら山頂につくと、広島湾の展望が眼下に広がる。青い空、光る海。先ほどの後悔はどこかに吹き飛んでいる。現金なものである。 皇帝ダリアが咲いていた 窓ヶ西峰の山頂から。中央右の大きな島が厳島 薄く刷毛で描いたよ..

  • 厳島の紅葉、今がピーク~四季・彩時記

    厳島の紅葉、今がピーク~四季・彩時記 快晴の11月18日、ピークを迎えた厳島の紅葉を楽しみました。約70年ぶりとなる2019年以来の改修工事をほぼ終えた大鳥居も、洋上の足場を除いて囲いが取り払われ、姿を見せていました。足場は27日まで見学用に使われるそうです。   満潮時でもそばに近づけるよう、足場だけ残っています 2020年1月に撮影

  • さすらう冒険行の始まり~山の図書館

    さすらう冒険行の始まり~山の図書館 「裸の大地 第一部 狩りと漂泊」(角幡唯介著) 冒険とは何か。角幡はいつも、こう問いかける。高い山に登ることが冒険なのか。未踏の地に踏みこむことが冒険なのか。確かにこれらは必要な条件かもしれないが十分な条件ではない。例えば角幡は対談・エッセイ集「旅人の表現術」で、こんなことを述べている。 偉大な先達・本多勝一の定義を下敷きにしつつ「冒険とは体制(システム)としての常識や支配的な枠組を外側から揺さぶる行為でなければならない。(略)反逆的な方法で新しい世界に飛び出して可能性の扉を開き、時代の体制(システム)をぶち壊さなくてはならないのだ」―。 その前段として、エベレスト登山が多くの人の目に冒険とは映らなくなった理由を挙げている。「登山の戦略が完全にマニュアル化し、そのマニュアル通りに事を進めることが登頂につながる最大の近道になってしまったのだ」 私..

  • 中国山地幻視行~高岳・黄金の緞帳

    中国山地幻視行~高岳・黄金の緞帳 聖湖畔の道を行く。小さな橋の真ん中あたりに車が止まっていた。頭の中を「?」が駆け巡った。事故だろうか…。近づくと、事情が呑み込めた。入り江に朝日が当たり、湖面に映る紅葉が「絵」を構成していた。さすがに橋の中央で見とれるには気が引け、たもとに車を置き、引き返してシャッターを押した。 11月7日、目当ての山の登山口付近に車を置くと後続車の女性が声をかけてきた。「すごい天気ですね」。「紅葉もちょうど頃合いのようですね」と返した。 広葉樹の中を緩く登る登山道は、陽を浴びて黄金の緞帳のようだった。ついついカメラを向けるのに忙しく、「歩き」がおろそかになった。しかし、1時間もあれば頂につく山である。ほどなく360度展望の広場に出た。 登山口の女性は直後に来た車に同乗、引き返していった。聖山からここ高岳まで縦走をかけたらしい。そのための分散駐車のようだった。若い..

  • 中国山地幻視行~牛曳から毛無へ・紅葉には少し早かった

    中国山地幻視行~牛曳から毛無へ・紅葉には少し早かった そろそろ紅葉の季節、というわけで10月26日、広島県北・比婆連山へ車を飛ばした。ここ数日、天候ははっきりしなかったが、この先3日間は気象庁の保証付きだった。例年なら見ごろのはずだが、山仲間から「今年は紅葉が遅い」の声。若干の危惧を抱きながらの山行だった。 昨年はパスした牛曳山の登山口。この地では珍しい白樺林と紅葉のコラボが楽しめる。足を運ぶと、既に男性が2人、シャッターを切っていた。カメラを構えると、背後を二人連れが登って行った。まずまずの人出だが、紅葉見物にはやはりタイミングが早すぎたか。ところどころ緑が目立ち、紅葉だけをフレームに収めるには工夫がいった。 ひとしきり写真を撮り、頂上(1144㍍)を目指した。目指す地点は展望なく、三差路のような山道に古びた標識が立つだけだ。呼吸を整え、伊良谷山(1149㍍)を目指した。ピークから大..

  • 中国山地幻視行~三倉岳・田は黄色く色づいて

    中国山地幻視行~三倉岳・田は黄色く色づいて 林間を走っていると、フロントガラスにぽつりと雨。予想外の事態に慌てた。予報では、曇りのち晴れだった。駐車場でザックの底を探る。幸い、雨具は持ってきた。 10月11日、三倉岳。階段状の急登の頭上で声がする。それも日本語ではない。おそらく米国人二人。体がごつい。壁に取り付き、楽しんでいるようだ。岩国基地からではないか。ここから山口県境までわずかだ。ようやく9合目までたどりつき、一休みしていると先ほどの二人が追い付いてきた。「モウイイヨ」と笑っている。石段を堪能したようだ。 10分ほどで夕陽岳(西峰)の山頂。足元に広がる栗谷の集落では、田の稲穂が黄色く揺れ、収穫間近を告げていた。いつ来てもここからの眺めは素晴らしい。やがて二人連れも来て、風景を楽しんだのち「ウツクシイネ」と一言、下山していった。心配した雨に降られることはなかった。 夕陽岳の山..

  • 中国山地幻視行~再び台風一過の・大峰山

    中国山地幻視行~再び台風一過の・大峰山 再び台風一過を狙った。ただ、前回とは少し様子が違っていた。気温が急降下していた。おまけに、風速数㍍はあろうかという風が冷たかった。最初の休憩地のベンチで気温計を見ると、17度だった。風を考えると、体感は10度と少しあたりと思われた。汗が冷たく、ウインドブレーカーを着込んだ。 9月21日、大峰山。頂上の大岩には先客がいた。途中の山道には台風の名残か、折れた枝や木の葉が散乱していたが、大岩から見上げた空は見事な秋の空だった。四方の山々や広島湾もきれいに見渡せた。ちなみに、眼下の厳島まで約20㌔、江田島まで約30㌔の位置関係である。 午後の下山時、やっと風がやんだ。路傍を彩る彼岸花は、多くがすでに盛りを過ぎていた。 大峰山頂から西方面を望む。空には秋の雲広島方面を望む。右手に広島湾が広がる 芸北方面を望む。左手とがっ..

  • 中国山地幻視行~道後山・台風一過の縦走路

    中国山地幻視行~道後山・台風一過の縦走路 台風11号は北の海へ抜けた。秋晴れを期待して9月7日、広島県北へと車を走らせた。目当ては岩樋山・道後山縦走である。1271㍍から1268㍍のピークへ、花々が咲くプロムナードである。 午前10時、月見ヶ丘の駐車場に乗り入れる。先行車が1台。思ったより少ない。 1時間かけて岩樋山の頂へ。手前の道でフウロが迎えてくれた。広場に飛び出すと、鮮やかな紫が目に飛び込んだ。トリカブト。猛毒で知られる。足元にリンドウ。標識の周りにはマツムシソウ。夏から秋へ、季節の移り変わりを告げている。 北東を望む。大山がどっしりと座っているはずだ。しかし、厚い雲に覆われ確認できなかった。見上げた空は青く抜けていたが、日本海方面は秋晴れとはいかなかった。 気を取り直して道後山に向かう。道の両側にフウロとマツムシソウが咲き誇る。時折、白い花。ヤマハハコグサである。山頂につく..

  • 中国山地幻視行~深入山・夏の花を見に行く

    中国山地幻視行~深入山・夏の花を見に行く 8月23日、深入山に向かった。夏の花に出会うためである。このところ天候は不順で、この日も曇り予想だったが雨が降らないだけまし、ということで車を走らせた。 現地着午前9時半。曇り、気温32度。風はなく蒸し暑い。先が思いやられた。 キキョウは今が季節だった。山道の両側に、案内人のように並んで咲いていた。時折、ナデシコ。ツリガネニンジンやワレモコウも地味にたたずんでいた。それにしても暑い。 山頂までたどり着き、昼食の時間にしていると、男性が登ってきた。言葉を交わすうち、山頂のすぐ下にあるオレンジの花は何でしょう? と聞く。花のある場所へ行ってみた。鮮やかなオレンジ色の平べったい花弁。吉和冠で見た花だった。その時は名前を調べたが、とっさには思い出せなかった。そのように伝えた。 山頂から南側に回り込む。東屋へ向かう道だ。このあ..

  • 壮大な物語、重量感は今一つ~映画「神々の山嶺」

    壮大な物語、重量感は今一つ~映画「神々の山嶺」 夢枕獏の壮大な冒険小説を、仏映画界が谷口ジローの画で映像化した。阿部寛、岡田准一で2016年に実写映画化された時もそうだったが、今回もどこか緊迫感に欠ける。原作の行間ににじむ冒険行のひりひりした感じがない。今回の仏作品は、特にその感が強い。 ストーリーの骨格はあまりにも有名で、今更紹介することもないが、少しだけ触れる。 主人公は孤高のクライマー羽生丈二。おそらく、谷川岳・一ノ倉沢「三スラの神話」で世に出た森田勝が原作者の頭にあったであろう。もちろん、そのままなぞってはいない。夢枕獏の造形力が存分に発揮されている。羽生の横を通り過ぎたもう一人の登山家がいた。長谷常雄。これはどう見ても、長谷川恒男であろう。美しいクライミングで知られ、商業主義ともよく付き合った。森田とは真反対の人格である。 しかし、夢枕の原作では、長谷は全くのわき役である。羽..

  • 中国山地幻視行~恐羅漢山・深い緑と夏空と

    中国山地幻視行~恐羅漢山・深い緑と夏空と 7月になって1回も山に行っていないことに気が付いた。もう月も終わりだ。計画してこなかったわけではないが、天候不順で流れたのが数回。今夏、酷暑と思えば雨が数日続いた。そんなわけで(どんなわけ?)、大急ぎで山行計画を組んだ。 谷筋は避けた。理由は前回書いた。開放的な尾根筋で風の通りがよいこと。しかし、中国山地にそんな好条件の山がそうそうあるわけではない。熟慮の末(どこかで聞いたフレーズ、自民党議員のよく使うやつ?)、恐羅漢山(1346㍍)に決めた。 7月29日朝、当地は午前中晴れ、午後下り坂で夕刻から雨と予報。まあいいか、と車を走らせた。牛小屋高原の駐車場に車を置く。思ったより風は涼しい。気温計は25度あたり。標高は900㍍を超していた。山頂まで高度差400㍍余。 スキー場のゲレンデ横を直登する。首筋を焼く日差しはさすがにきつい。しかし、木陰に入る..

  • 中国山地幻視行~深入山・夏色

    中国山地幻視行~深入山・夏色の 梅雨が明けた。夏本番である。さて、どこに登るか。歳と共に発想は一元化し、この時期の定番の「あの山」に決まった。 沢や谷伝いの山道か、それとも開放的な尾根筋か。谷沿いだと木々が日差しを遮ってくれる。渓流があれば、多少とも涼しい。難点は風がないこと。湿度も高い。下手をすると角幡唯介の「空白の五マイル」の世界になる。そんなわけで、開けた尾根筋を選んだ。 7月1日、深入山南登山口の駐車場へ車を入れた。誰もいない。予報は猛暑を告げていたし、実際に麓に近い安芸太田町加計では(翌日の新聞が伝えたところでは)最高気温37.4度を記録していた。こんな日に熱中症のリスクをおかす酔狂もいないということだろう。 山道では、ウツボグサが出迎えてくれた。地味なたたずまいだが、今の季節、路傍を彩るのはこの花ぐらいだ。 じりじりと首筋を焼く日差し。なかなか過酷だ。夏草茂る尾根を渡る..

  • 中国山地幻視行~大峰山・梅雨の合間に

    中国山地幻視行~大峰山・梅雨の合間に 大峰山に6月16日、登った。2日前に当地方の梅雨入り宣言が出て直後の晴れ間を狙った。しかし、予報に反して朝から厚い雲が垂れ込めた。 麓の広場に車を入れる。先行車はなかった。気温は20度あたり、湿気がまとわりつく。登山口あたりに白い花。シャクナゲのようだ。自然に生えたものか園芸用か。このあたり別荘地である。判別はつかなかった。 登り始めて気づいた。ときおり弱い日差しがのぞくものの、風がやけに冷たい。その割に高湿のため、汗が噴き出る。メッシュのベストに半袖シャツで家を出たが、途中でもう一枚重ね着する羽目に。 山頂の岩峰に男性2人。周囲を見渡すが曇り空の下、もやって見通しはきかない。湿気のせいか、それとも梅雨期に山に登る酔狂のせいか。心を残して下山にかかると、途端に木漏れ日が山道で揺れた。皮肉なものだ。 登山口付近のシャクナゲ 杉林を抜ける風が冷たい..

  • 中国山地幻視行~三倉岳・すっかり夏山

    中国山地幻視行~三倉岳・すっかり夏山 影が濃くなった。緑は光を反射し、風は熱を帯びている。手元の温度計では、既に27度を超している。すっかり夏の山だ。 6月2日、三倉岳。ひたすら石段登りの山だ。トレーニング目的で何度も登っているので特別な感動はないが、それにしても暑い。少し登っただけで、シャツは既に汗にまみれている。 こうして訪れた岩峰からの眺めは、靄で霞んでいた。風があるのが、わずかな救いだった。 石段に続く石段… 7合目。路肩が崩れ要注意 9合目の稜線に出ると、風が心地よかった 数年前の豪雨禍で、縦走路は通行止め 夕日岳の岩稜から。もやって視界は悪かった 眼下はこんな景色 山口方面を望む。正面は羅漢山 小さな花。シモツケソウに見えるが、自信はない 5合目の大岩。下山途中に登る 辛うじて山頂付近が見えた 登山口から、三倉岳の全容。左から夕日岳、中岳、朝日岳の..

  • 中国山地幻視行~道後山・満開のイワカガミ

     中国山地幻視行~道後山・満開のイワカガミ   鳥取県境に近い道後山(1269㍍)を5月21日、訪れた。イワカガミの可憐な花を見るためだった。 予報では曇りのち晴れだったが、夕方まで空が晴れることはなかった。予想外だったのは冷たい強風が吹き付けることだった。シャツを一枚重ね着して出発した。 岩樋山(1271㍍)の山頂付近、イワカガミは無数といっていいほど咲いていた。しかし小さな、地味な花である。目を凝らさなければ見過ごしてしまいそうだった。それは、道後山の頂までの縦走路で続いていた。 風は相変わらず強かった。昼食は風裏を求めて山頂下に退避するほどだった。いつも北東方向に見える大山は低い雲に隠れていた。 右下眼下に出発点の月見が丘駐車場。正面左は猫山岩樋山山頂。右は道後山への縦走路の中間点となるピーク道後山への最後の登り道後山の頂。大山は見えなかった縦走路は快適な笹原が広がる<咲..

  • 中国山地幻視行~船通山・冷雨にたたられ

    中国山地幻視行~船通山・冷雨にたたられ 広島から北東へ直線距離で100㌔余り、島根・鳥取県境にある船通山(1143㍍)に向かった。5月2日。目当ては山頂に咲くカタクリの花である。5年ぶりのことである。 登山口に車を置くと張り紙が目に入った。「山崩れ危険」とある。不吉な予感。登り始めてすぐ大きな倒木が道をふさいでいた。それほど古くはないようだ。慎重にのっこす。「危険」を予測させるものはこれだけだった。道は二股に分かれ、健脚(直登)コースと一般コースを示す標識。トシを考え、迷わず「一般」へ。 このコースは、整備は行き届いているが、その分階段が多い。歩幅が制限されるのが嫌で、端っこの斜面を歩くが、それもままならないことが多い。 …などと不満を漏らしていると、ぽつりと雨。おいおい、と少し慌てる。自宅を出る前に入念に天気予報は確認した。島根、鳥取、広島の予報を突き合わせ、すべて晴れマークだったの..

  • 中国山地幻視行~高岳・清楚な花と快適な尾根道

    中国山地幻視行~高岳・清楚な花と快適な尾根道 尾根を歩くのにいい季節になった。庭に注ぐ陽光を見ていると、家にくすぶっているのがもったいない気がしてくる。どこかいい場所はないかと頭を巡らし、広島・島根県境の高岳(1054㍍、広島県北広島町)に向かった。4月22日のことである。 空に雲一つなかった。風は冷たくもなく暑くもなく。聖湖畔の路肩に車を置き、登山道に分け入った。小さな沢にかかる木橋を渡ると、うっそうとした杉林が広がった。急登をしばらく我慢すると快適な尾根道が続いた。 両側の林にピンクの花。ヤマツツジであろう。緩いアップダウンを繰り返すうち、急斜面の先に青空が見えた。さすがに汗が滴る。開けた山頂に飛び出した。光あふれる空の下、西中国山地の山々が出迎えてくれた。眼下に聖湖、北東に臥龍山、南東に深入山。ほぼ南の方向に聖山と恐羅漢山が望める。360度の展望である。 登りでは気付かなかっ..

  • 中国山地幻視行~恐羅漢山・まつりのあと

    中国山地幻視行~恐羅漢山・まつりのあと 広島県の最高峰・恐羅漢山(1346㍍、広島県安芸太田町)に4月8日、登った。残雪が心配だったが、連日の好天で消えているだろうと根拠のない予測のもとに出発した。 果たして、ゲレンデには白い帯のように雪が伸びていた。さすが県内有数の豪雪地帯である(だからスキー場もあるのだが)。 雪のないゲレンデの端っこを登ったが、最上部でついにつかまった。つま先をけりこみ、乗り切ったところで早い休憩をとった。 林間に入ると雪は消えた。このまま頂上まで行けるかな、と思っていたら直下で再び残雪。日当たりはよかったが、この山で最も雪の多いあたりである。そのためであろう。 山頂は日差しが降り注ぎ、暑いほどであった。ザックの寒暖計を見ると25度近くになっていた。 帰途は夏焼峠を経由し、三角形のコースをとるつもりで途中まで下りたが、残雪が深く時間がかかりそうだったので引き返し、..

  • 爛漫の桜~四季・彩時記

    爛漫の桜~四季・彩時記 4月4日、好天の中国山地をめぐった。 桜の樹の下には屍体が埋まっている―とは梶井基次郎の言葉だが、満開の桜は私たちの情念を揺さぶる何かがありそれほど美しい、という事実を文学的に表現しているように思う。果たして爛漫の桜は、裏切ることはなかった。 広島・湯来町のしだれ桜 広島・湯来町のしだれ桜 旧可部線安野駅(通称花の駅) 旧可部線安野駅(通称花の駅) 旧可部線安野駅(通称花の駅) 旧可部線安野駅(通称花の駅) 旧可部線安野駅(通称花の駅) 五日市・神原のしだれ桜

  • 中国山地幻視行~深入山・冬から春へ

    中国山地幻視行~深入山・冬から春へ 前日、麓の施設へ電話した。 「雪はまだありますか」 「あっ、雪ですか。ほとんどなくなりました」 「いつもより早めですね」 「この2、3日ですよ。好天続きで急に」 「上の方は?」 「登ってないので、分かりません」 そんな事前情報をもとに3月16日、深入山(広島県安芸太田町、1153㍍)に登った。念のためアイゼンは持った。 駐車場に車を入れる。隣接の休憩所は硝子戸の前面にベニヤ板を張ったまま、営業はまだのようだった。 南登山口から見上げたヤマは春の様相だった。点在する小さな雪原が冬の名残りを思わせた。少し登ると、北から強い風。仰いだ空は雲一つなく、出がけにチェックした予報の「快晴」マークそのものだった。振り返れば県の最高峰、恐羅漢山が望めた。雪の残るゲレンデが帯のように伸びていた。 突然現れた小さな雪原を越えて山頂を踏んだ。 下山にかかり、北側の林道コー..

  • 中国山地幻視行~窓が山・思わぬ残雪

    中国山地幻視行~窓が山・思わぬ残雪 2月25日、広島市近郊の窓が山(711㍍)に登った。山道は残雪に覆われていた。予報はこの日、久々の二ケタ気温を告げていた。そのため、雪上を歩くことはまったく予想しなかった。むろん、アイゼンも携行していなかった。 7合目まで登ると、雪は一段と深くなった。頂上近くまで来ると、雪のついた岩場は慎重な歩行が必要だった。なんとか西峰の頂に着き、おんな岩(この命名には多少抵抗があるが)でランチとした。日の当たる岩に雪はなく、見上げた空に雲はなかった。海岸線の明るい風景が、眼下に広がっていた。 この山は山頂部に巨大なキレットを持ち、したがってピークが二つある。西峰から東峰へと向かった。雪の積もった急な下りは、さらなる慎重さが求められた。アイゼンがあれば時間短縮になったが、後悔先に立たず、である。 東峰は広い山頂を持つ(標高は西峰の方が高い)。暖かい日差しを受け寝転..

  • 中国山地幻視行~大峰山・山頂には大きな看板が

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~三倉岳・冷気は一段と厳しく

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 追悼・笹本稜平さん

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~年の初めの厳島

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~吉和冠・冬の予兆

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~白木山・地蔵さんを撮る

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 四季・彩時記~厳島の紅葉

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~高岳・晩秋の風情

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  • 自然との一体化を目指す~山の図書館

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  • 中国山地幻視行~比婆連山・紅葉は今一つ

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  • 中国山地幻視行~窓が山・夏を引きずって

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  • 中国山地幻視行~大峰山・風は秋の色をして

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~深入山・山道に人の列

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~道後山・花を見にいく

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  • 中国山地幻視行~不運に不運が重なって・恐羅漢山

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  • 中国山地幻視行~三倉岳・酷暑の山頂

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  • 中国山地幻視行~深入山・夏草茂る

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~道後山・雲上の散歩道を満喫

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~比婆連山・イワカガミとウツギ

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 四季・彩時記~入梅のころ

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~吉和冠・道は荒れていた

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~寂地山・なんとか間に合った

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~恐羅漢山・季節が迷子になった日

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • さくら 今咲き誇る~四季・彩時記

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~大峰山・桜と板チョコ

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~深入山・残雪のころ

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~三倉岳・風雲急を告げる

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~窓が山・麗らかな日差しを浴びて

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~大峰山・雪の山頂

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~三倉岳・こんなはずでは

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  • 歴史ミステリーと山岳ノンフィクションの味わい~山の図書館

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  • 中国山地幻視行~深入山・晩秋を登る

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 炎のごとく~四季・彩時記

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~白木山・天高く

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  • 中国山地幻視行~比婆連山・祝祭の時

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  • 中国山地幻視行~窓が山・キレットを渡る

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  • 中国山地幻視行~三倉岳・空は青く高く

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  • 中国山地幻視行~恐羅漢山・秋の日の

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  • ヘッドウォールは越えられるのか~山の図書館

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  • 中国山地幻視行~大峰山・彼岸花を見に

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  • 中国山地幻視行~道後山・台風の後

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  • 中国山地幻視行~深入山・秋の気配

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  • 岩壁に求めた自己解放~山の図書館

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~三倉岳・梅雨の合間に

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~窓が山・西峰直登は人影なく

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  • 中国山地幻視行~恐羅漢山・忘れ物を取りに

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~天神嶽・新緑のピークを縦走

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~大峰山・5月の風

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~寂地山・カタクリは咲いていたが…

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 四季・彩時記~光と風と水と

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~三倉岳・自宅軟禁の日常を逃れて

    かすんでかさなって山がふるさと(山頭火)

  • 中国山地幻視行~恐羅漢・季節外れ一面の雪

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  • 中国山地幻視行~落葉の登山道・大峰山

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