中国山地幻視行~立烏帽子山・無情の天気 11月4日、立烏帽子山(1299㍍) 目を疑った。普段はガラガラなのだが、ほぼいっぱいなのだ。こんな光景は、この駐車場では初めて見た。直前に地元紙がこの山の紅葉を小さくだが報じたこと、3連休の最終日であることが影響したのか。山を見上げるとガスが流れていた。風も肌寒い。予報は快晴マークだったが、外れた。でも、山ではよくあること。 車を置き、登り始めた。といっても既に標高1180㍍。山頂まであと標高差120㍍だ。頂は登山路のそばの標識で判別できる程度。見晴らしもよくない。そのまますぎると、紅葉したホツツジが路傍で待ち受ける。立烏帽子から鞍部をへて池の段(1280㍍)へ登り返す。ここはホツツジの名所なのだ。駐車場を埋めた車も、それが目当てである。 残念なことに、ガスがひっきりなしに流れる。ホツツジは今が紅葉の盛りだが、天候が今一つでは映えない。それでも..