chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
りんのショートストーリー https://rikkaohanasi.seesaa.net/

気軽に読めて笑えるショートストーリーです。名作パロディーやファンタジー、ミステリーなどいろいろ書いています。

2分くらいで読めるショートストーリーです。 ブログでは、なるべくハッピーな話を書くようにしています。 伊東葎花のペンネームで、いろいろな文学賞に挑戦中です。

りんさん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2009/11/29

arrow_drop_down
  • 庶民上等!

    5月の連休って、ほんとヒマ。 友達はみんな旅行に行ったけど、うちのパパとママは絶対外出しない同盟を組んでいるみたいに家でゴロゴロ。 「沙良、見てみろ、この渋滞。どこに行っても人だらけ。金もかかるし家が一番」 そう言って、テレビのニュースを指さすパパ。 つまらないから、家の前の公園に来たけれど、誰もいない。 ああ。うちがすごいお金持ちだったらな。お城みたいな家に住んで、メイドさんがいて、毎日プリ…

  • 勇者の家

    「ああ、大変だ。ごめん、マリア、パパは出かけてくる」 「えー、明日の授業参観は?」 「すまない。次は必ず行くから」 「あなた、どちらへ?」 「銀河の森だ。奴が暴れている」 「気を付けてね」 パパは、でかけた。 「あーあ、パパ、約束したのにまた出かけちゃった」 「仕方ないでしょう。パパはこの世界のために闘っているのよ」 「もう、どうしてうちのパパは勇者なの? 普通のパパが良かったよ」 「あら、…

  • 寄生するお姫様

    公園でチューリップの写真を撮っていたら、モゾモゾと動く花びらを見つけた。 「いやだわ。虫かしら」 そう思っていたら、何とも可愛らしい女の子が顔を出した。 「あら、あなたはもしかして、おやゆび姫かしら?」 「うん。人間にはそう呼ばれてる」 「わあ、本当にいるのね」 「あのさ、あたしをあんたの家に連れて行ってくれないかな。ここはすごく危険なの。虫や鳥や猫や犬、最近じゃハクビシンも恐ろしい」 「わかっ…

  • 夜ざくら幽霊

    新歓コンパのお花見。 隣に座ったU先輩が「一緒に抜けよう」と言ってきた。 話し相手もいなくて退屈だったし、割と好みのタイプだったからOKした。 ライトアップされた土手の桜並木を並んで歩いた。 幻想的で美しい。桜を見るなら夜の方がいい。 「ねえ、あそこの桜だけ暗いでしょ。どうしてだか分かる?」 U先輩が指さした桜だけ、ライトが消えている。 「霊がいるんだよ」 「へえ」 「でも大丈夫。僕が守ってあげる…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、りんさんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
りんさんさん
ブログタイトル
りんのショートストーリー
フォロー
りんのショートストーリー

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用