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徒然なか話 https://blog.goo.ne.jp/np4626/

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話の書き綴りです!

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2009/09/19

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  • 英国女性ポップス歌手華やかなりし時代

    今日、ネットニュースで英国の女性ポップス歌手マリアンヌ・フェイスフルさんの訃報を見た。僕と同年齢で学生時代のアイドルのひとりでもあった。波乱の多い人生だったようだ。60年代の前半、英国ではビートルズを始めとするリバプールサウンドが台頭してきた頃だが、女性ポップス歌手も多士済々だった。中でもよく聴いていたのが、マリアンヌ・フェイスフル、ダスティ・スプリングフィールド、ペトゥラ・クラークの3人だ。ダスティ・スプリングフィールドさんはだいぶ前に亡くなったので、ご健在はペトゥラ・クラークさんだけだが、ご高齢で隠遁生活のようだ。わが青春の思い出を彩る女性ポップス歌手の時代も遠い昔のこととなり寂しい限りである。今日は3人の代表曲を聴きながら学生時代の思い出に浸った。マリアンヌ・フェイスフル「涙あふれて(AsTears...英国女性ポップス歌手華やかなりし時代

  • 自力本願・他力本願

    毎月、父の月命日にはわが家の檀那寺からご住職にお経をあげに来ていただいています。わが家は先祖代々、浄土真宗ですが、ある時、ご住職に前から抱いていた疑問を質したことがあります。それは「浄土真宗ではなぜ、般若心経を唱えられないのか」ということです。それに対しご住職は「大乗仏教」から説明を始められましたが、正直よくわかりませんでした。その後、各種文献などで調べたところ、どうやら「自力本願」、「他力本願」がキーワードらしいということが分かりました。一般的に使われる「自力本願」、「他力本願」の意味とは異なり、次のような意味があるようです。●自力本願自ら修行によって悟りを開くことを求める宗派、真言宗や曹洞宗などでは「般若心経」を唱えます。これに対し●他力本願浄土真宗などでは他力すなわち、仏の力、阿弥陀仏の本願によって...自力本願・他力本願

  • 「芸どころ熊本」とあやこ姐さん

    このところ眼科や胃腸科など、新町・古町の病院へ行くことが多くなり、必ず新町の福田病院あたりを通る。現在、福田病院の寿心亭があるところは、かつて老舗料亭・新茶屋があった。通る度に昔の趣のある風景を思い出す。僕が初めて料亭と名のつく場所に行ったのは、もう50数年も前の大学を出たばかりの頃。父がまだ教員現役で、同勤の先生たちとの宴に連れて行ってもらった。どういう趣旨の宴だったのか思い出せない。熊本に帰って間もなかったので行った料亭もどこだったのか憶えていない。ただ、父があやこ姐さんという芸妓さんを呼んだことだけは憶えている。どうも学校関係の宴会にはあやこ姐さんを呼ぶのがお決まりになっていたようだ。僕があやこ姐さんにお会いしたのは、後にも先にもその時だけで、どんな芸を披露されたのかも憶えていない。後に「熊本最後の...「芸どころ熊本」とあやこ姐さん

  • 吉原遊郭と音楽

    大河ドラマ「べらぼう」は4回まで放送されたが、音楽文化の発信基地でもあった吉原遊郭の中にいまだそれらしいシーンが見られない。このドラマの音楽は「麒麟がくる」も担当したアメリカの作曲家ジョン・グラムが再び担当している。しかし、彼はドラマの本筋を彩る音楽を担当しており、歌舞伎の下座音楽に当たる部分は日本人が受け持つと思われる。スタッフの中に「芸能指導」として薩摩琵琶演奏家の友吉鶴心氏がクレジットされているが、吉原遊郭の音楽を主に担っていたのは三味線。今後、吉原遊郭の三味線音楽が見られるだろうか。江戸末期、吉原固有の唄だった「さわぎ唄」。正式名「吉原さわぎ」は、他所の遊里などで唄う場合は吉原の許可を必要としたという。各地に広まっていくと遊里や酒宴の席などで、座を盛り上げるために三味線や太鼓に合わせてにぎやかに唄...吉原遊郭と音楽

  • 福参(ふくまいり)と和楽

    2月6日に斎行される「熊本城稲荷神社初午大祭」を前に、今日1月26日は恒例の「福迎え御神幸行列」が斎行された。献弊式に続き、宮司や今年の福男と福娘たちが「発輦(はつれん)!」の掛声も高らかに神社を出発、熊本市の中心街を練り歩き、商店を巡りながら「福拍子」で気勢を上げ、商売繁盛を祈願した。熊本城稲荷神社から「福迎え御神幸行列」のご発輦「福迎え御神幸行列」のご発輦を見送った後、熊本市民会館へ移動し、筝演奏家の小路永和奈さんからご案内を受けていた「人づくり基金コンサートvol.6」を見に行く。小路永さんはお母様のこずえ様や自ら主宰のお箏教室の生徒さんたち、それに普段から交流のある演奏者の皆さんとのセッションで計6曲を演奏された。完成度の高い素晴らしい演奏会だったと思う。演奏仲間とともに福参(ふくまいり)と和楽

  • 草枕と民謡「田原坂」

    僕の愛読書は夏目漱石の「草枕」と言っていいだろう。と言っても何度読んでもよくわからないところが多いので読み直す回数が多いと言った方が正しいかもしれない。それはともかく、「草枕」の魅力の一つは随所に長唄や民謡や謡曲などが散りばめられていることがあげられる。第二章にこんな一節がある。--やがて長閑な馬子唄が、春に更けた空山一路の夢を破る。憐れの底に気楽な響がこもって、どう考えても画にかいた声だ。馬子唄の鈴鹿越ゆるや春の雨と、今度は斜に書きつけたが、書いて見て、これは自分の句でないと気がついた。--この句自体はどうやら正岡子規の句をもじったものらしいが、「鈴鹿馬子唄」が聞こえてきた情景を描いている。ただ、馬子が本当に唄っていたのかどうかはわからない。第七章の「那古井の宿」の浴場で、子供の頃、酒屋の娘が「旅の衣は...草枕と民謡「田原坂」

  • 君が代松竹梅 ~梅のパート~

    今から17年前、平成20年4月30日(水)の夜。熊本城二の丸広場特設ステージでは、「熊本城築城400年祭」のエピローグとして「坂東玉三郎特別舞踊公演」が行われた。昼過ぎには1時間ほど並んで入場整理券を確保し、舞台から10列目ほどの席に母と家内と僕と三人並んで座っていた。何気なく後ろを振り返ると圧倒されそうな大観衆。翌日の新聞記事に観衆12,000人と書いてあった。舞台の向こうにはライトアップされた熊本城天守閣が浮かび上がっている。やがて舞台が暗転、地方の演奏が始まる。そしていよいよ坂東玉三郎さんの登場だ。場内の空気が一変する。あちこちで「ほ~ッ」というため息が漏れる。1曲目の「君が代松竹梅」を踊り始める。それから2曲目の「藤娘」が終り、玉三郎さんが退場するまでの間、僕は異次元空間にいるような気がした。先日...君が代松竹梅~梅のパート~

  • マイミックスリスト

    YouTubeの「マイミックスリスト」機能によりリストアップされたタイトルを時々チェックしている。ネット上には個人のお気に入りをまとめたものというような説明もあるが、自分でお気に入りに選んだ覚えはない。中には一度も再生したことがないものも含まれており、再生歴からAIで僕が好みそうなものを選んでいるのだろう。先日リストされていた下記の26タイトルの中から3タイトルを選んで視聴した。喜代節熊本民謡おてもやん鹿児島三下り~田助ハイヤAfterYou'veGone-PTimeSelection東海風流チャンネル「下田節」ひえつき節(宮崎県民謡)ザ・わらべ~さのさ~熊本自転車節(歌詞付)花童~肥後のタンタン節~花童~キンキラキン~ザ・わらべ~津軽あいや節~伊勢音頭(歌詞付)こわらべ~江津湖音頭~長崎浜節/長崎ぶらぶ...マイミックスリスト

  • にっぽん縦断 こころ旅

    「にっぽん縦断こころ旅2024秋熊本編」2日目は玉名市から長洲町の「長洲港」を目指す。旅人は火野正平さんのピンチヒッター坂上忍さん。今から16年前、3歳の孫にカモメを見せようと夏休みに長洲港に連れて行ったものの、季節外れで渡り鳥のカモメはいなかったという女性の願いを叶えるため長洲港をめざす坂上さん。出発地点は玉名市小浜の菊池川右岸。菊池川堤防の道を下流方向へ自転車を走らせるのだが、この道は僕にとって思い出深い道。僕が幼い頃、高瀬駅(現玉名駅)から大浜町の母の生家までの約3kmを母に手を引かれてくてく歩いた道である。道沿いに木蝋生産の名残であるハゼ並木が続く。寛文年間から熊本藩ではハゼが特産品奨励として植栽されて木蝋生産が盛んに行われ、藩の財政を支えた。現在は木蝋生産は行われていないが、秋には美しく紅葉する...にっぽん縦断こころ旅

  • 懐かしい風景

    テレビ番組の中で好きなジャンルが旅番組。見ていて行ったことがある町や風景が出てくるとなんだか嬉しくなる。今日見たのはNHK-BS「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」選と、BSテレ東「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」の2本。「六角精児の呑み鉄本線」は冬の野岩鉄道&会津鉄道だったが、ゴール地点の西会津に近づくと車窓から冠雪した会津磐梯山が美しい姿を見せる。磐梯山を初めて目にしたのは高校1年の会津若松国体の時だから、もう64年も前になる。その後、那須在勤の頃、会津若松を二度訪れていつも変わらぬ磐梯山の姿を拝んだものである。会津磐梯山一方の「ローカル路線バスの旅」は女性3名で挑む新シリーズ。赤江珠緒・高城れに・三船美佳の3人が日光・中禅寺湖をスタートし3泊4日で千葉県房総半島最南端の野島埼灯台を目指す。僕は彼女らが通...懐かしい風景

  • 第58回熊本県邦楽協会演奏会

    今日、国際交流会館で行われた「第58回熊本県邦楽協会演奏会」では毎回出演の蓑里会で立三味線を務められる杵屋五司郎さんが、初めて自らの出自や経歴について話をされ、杵屋をリードして行く立場となった現在の心境を語られた。また、寛永年間に杵屋勘五郎が兄の初代中村勘三郎とともに江戸に下り、杵屋宗家の始祖として江戸歌舞伎の発展に尽くした話など、とても興味深い話をされた。【今日の演目】三曲「越後獅子」・・・・・・・琴古流尺八楽若菜会俚奏楽「蛍茶屋」・・・・・・・・・秀美会筝曲「千鳥の曲」・・・・・・・・・都山流尺八楽会長唄「連獅子」・・・・・・・・・・蓑里会琴古流尺八本曲「下り葉の曲」・・・琴古流尺八楽若菜会肥後琵琶「餅酒合戦」・・・・・・・肥後琵琶の会端唄「松づくし・春雨・寄りを戻して・品川甚句」・・・椿会都山流尺八...第58回熊本県邦楽協会演奏会

  • 昨夜の夢 ~エルヴィス~

    昨夜、不思議な夢を見た。僕はどこかのホールで行われているライブコンサートを観に行っている。ステージでは一人の歌手が1本のギターを爪弾きながら歌っている。顔がハッキリとはわからないが、風体から見てエルヴィス・プレスリーのようだ。バラードなのだが不思議なことに日本語で歌っている。そして観客が彼の歌に合わせて合唱しているのだ。今まで聞いたことのないその歌を、あとで曲名を調べてみようと必死に耳コピーした。しかし、朝起きてみるとそのメロディは儚く消えていた。何でこんな夢を見たのだろうとしばらく布団の中で考えた。思い当たるのは先日、NHK-BSのプレミアムシネマでエルヴィス・プレスリーの伝記ドラマ「エルヴィス」をやっていた。僕が中高生の頃、エルヴィス主演の映画をよく観に行ったものだが、そのエルヴィスのイメージと、この...昨夜の夢~エルヴィス~

  • 梅の開花時期

    今日はもう1月17日。わが家の梅も護国神社の梅園の梅も、いまだに蕾の膨らむ気配すらない。今年は開花が遅いという話は聞いていたが、気になったので過年度のブログ記事を確認してみた。なんと昨年は護国神社の紅梅が1月13日にはほぼ開花と言っていい状態である。2015年のわが家の梅は1月14日にはだいぶ開いている。今年の状態はというと蕾が膨らみ始めるのはまだ1週間以上先と思われる。その年々の気候条件によって開花時期は左右されることはわかっているが、やはり梅の開花は「春のたより」。待ち遠しいものだ。そこで梅を季語とした漱石の句を二つ。いずれも漱石お得意の邦楽にちなんだ句。紅梅にあはれ琴ひく妹もがな(明治29年)紅梅や舞の地を弾く金之助(大正4年)2015.1.142016.1.162019.1.202020.1.23...梅の開花時期

  • 春のたより

    今日は朝から国立熊本病院へ。先日受けた消化器検査の結果を聞くためだったが、だいぶ待たされた挙句、結果が届いていないので来週再来院の指示。憮然たる思いで帰路につく。二の丸広場を通って帰ろうと「二の丸休み処」の前に差しかかると、中のモニターに、一昨年他界した同級生の顔がアップで映っていてビックリした。勇知之君といって、郷土史家で「西南の役」研究家として知られていた。誘われるように中に入りバンコに座って見た。西南戦争で証明された熊本城の堅固さを紹介するビデオ映像だった。勇君はその解説役として登場していた。しかし、「休み処」の客はほとんど外国人。ビデオには無関心のようだったが、勇君もきっとこの様子を見て苦笑していることだろう。頬が凍てつくような空気を感じながら二の丸広場を歩いたが、もう1,2週間も経てば護国神社の...春のたより

  • 幸若舞

    1月20日は福岡県みやま市の国指定重要無形民俗文化財「大江幸若舞」が行われる日。現地に見に行ってから早くも10年が過ぎた。毎年行きたいと思いながら所用があったり、自身の体調が悪かったりで結局その後行けないでいる。室町時代初期に始まり、中世から近世にかけて、能と並んで武家に愛好された芸能といわれるが、今では、みやま市瀬高町の大江でしか見ることができない。10年前に行った時も、僕も含め、みやま市外から見に来た観客が多かった。おそらく今ではもっと多くの観客が市外から来られているだろう。幸若舞というものの、この古典芸能は語り物で、小鼓方の鼓と独特な囃子に合わせ、前傾姿勢で両手を広げ、反閇と禹歩を繰り返しながら朗吟する。おなじみ「敦盛」で言えば「人間五十年げてんのうちをくらぶれば」という詞章を聞くと観客は待ってまし...幸若舞

  • どんどや

    今日は、わが町の正月恒例行事「第52回壺川校区どんどや」が京陵中学校のグラウンドで行われた。消防団の皆さんが伐り取り組み上げた青竹の櫓の前で、加藤神社宮司による神事の後、櫓に火が入れられた。たちまち櫓は燃え上がり、松飾りや注連飾りが燃える炎とともにお迎えした歳神様が天空へと昇って行く。毎年のことながら感動を覚える一瞬だ。加藤神社宮司により神事がとり行われる。壺川小学校の生徒による玉串奉奠組まれた櫓に火入れが始まるあっという間に櫓が燃え上がるどんどや

  • 「べらぼう」と傀儡子の三番叟

    今夜の大河ドラマ「べらぼう」は蔦重(横浜流星)が吉原再興のガイドブック「吉原細見」を作り、平賀源内に序文を書いてもらおうと奔走する話が中心だった。一方、江戸城内では徳川三卿のひとつである一橋家の当主・一橋治済(生田斗真)の嫡男・豊千代(後の十一代将軍家斉)の誕生を祝う盛大な宴が行われていた。能舞台では治済と田沼意次(渡辺謙)による傀儡子「寿二人三番叟」が演じられていた。実際にそんなことがあったのかどうかはわからないが、やがては将軍の実父として絶大な権力を握ることになる治済の田沼意次に対する信頼ぶりと意次の後ろ盾としての存在感が表れていた。「べらぼう」と傀儡子の三番叟

  • つぐない

    年賀状じまいをご連絡いただく方も多くなり、僕の出状数もかつての半数以下になってしまった。いまだに年賀状のやり取りを続けている方のなかに、那須塩原市の栃木工場勤務時代の同僚Kさんがおられる。Kさんからの賀状の中に「昨年6月に定年退職」した旨、書き添えてあった。僕が東京へ転勤になった後、彼女は一度退職し、結婚・出産などを経て再雇用されたことは知っていた。いわゆる仕事のできるタイプで、特に当時進められていた業務OA化の尖兵となっていたので再雇用と聞いた時は「さもありなん」と思ったものだ。「定年退職」と聞いて「もうそんな歳になっていたか!」と驚いたが、考えてみれば僕が栃木工場に勤務したのはもう40年も前。彼女は高校時代バレーボールの選手で歌もうまかった。時々、週末には職場の仲間で行きつけのカラオケスナックに行くこ...つぐない

  • 「べらぼう」と「山名屋浦里」

    1月3日にNHK総合「タモリと鶴瓶の新春特番」の中で「山名屋浦里」が話題になって以来、このブログの「山名屋浦里」関連のページへのアクセスが集中していたが、やっと今日は鎮静化したようだ。今年の大河ドラマ「べらぼう」は初回から、命を落とした遊女の全裸遺体が折り重なるという投込寺のショッキングな映像が物議を醸しているようだ。花柳病にかかっても治療も受けられなかったり、食事もろくに与えられず栄養失調で命を落とす遊女なども多かったようで、「吉原」はけっして夢の国ではないことを端的に表現したものだろう。ところで、「亡八」の中に扇屋宇右衛門という楼主が登場する。この男がくだんの「山名屋浦里」の原話である「扇屋花扇」の楼主である。なかなかの文化人で、遊女たちの教育にも熱心だったらしいが、「花扇」というのは「扇屋」の代々の...「べらぼう」と「山名屋浦里」

  • 早坂暁の世界

    今日からNHK-BSで「続夢千代日記」の再放送が始まった。「夢千代日記」シリーズといえば、脚本家・早坂暁(はやさかあきら2017年没)さんの代表作である。早坂さんは50年代から90年代まで、主にテレビで数々の名作ドラマを生み出したレジェンドの一人である。僕が見た早坂作品は数え切れないほどあるが、その中から特に好きな3本を選んでみた。(2017.12.18の記事を再編集したものです。)◆夢千代日記(NHK1981年)日本のテレビ史上、伝説的な存在となったこのドラマシリーズは、吉永小百合さんが出演した映画・ドラマの中で僕が最も好きな作品だ。このドラマが始まった時、小百合さん35歳、匂いたつばかりの美しさ。胎内被爆者である夢千代は余命3年と宣告されている芸者置屋の女将。当時は裏日本と呼ばれた日本海の暗い冬の景色...早坂暁の世界

  • ローカル路線バスの旅

    今夜の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(BSテレ東)は、岐阜城をスタートし、鳥取砂丘がゴールという過酷なコース。旅人は、俳優・田中要次と芥川賞作家・羽田圭介および女優&タレントの村井美樹という顔ぶれ。結果はゴールへ向かう最後のバスに乗り遅れ失敗した。今日のコースで興味深かったのは琵琶湖を反時計回りする部分。その昔、僕が彦根在勤の頃、リクルートで高校巡りしていた時とほぼ同じコースを回っていた。もちろん僕の場合は車運転だから、バス旅のような制約はなかったのだが、何度も同じコースを回ったので、今日のバス旅を見ながら、いつか見たことのある風景だなぁと思いながら番組を見ていた。下に思い出の風景写真を掲載してみた。関ヶ原方面から米原へやって来る途中の醒井宿は地蔵川の梅花藻(ばいかも)が人気スポット。北国街道木之本宿...ローカル路線バスの旅

  • 上村松園の世界と藤間爽子

    今日は京町から県道303号(四方寄熊本線)を通り、県立美術館別館から千葉城橋を渡り、上通へ回る散歩をした。上通では舒文堂河島書店で久しぶりに古書でも眺めてみようと立ち寄った。しばらく経ってから壁に額に納められた上村松園の「鼓の音」の版画が掲げられていることに気付いた。価格は66,000円(!)と書かれていた。そこで昨夜のEテレ「日曜美術館」を思い出した。「SPハッピーニューアーツ!」と題して注目の展覧会をいくつか紹介していたが、その中のひとつが「私は我が道を行きます藤間爽子×上村松園」だった。俳優として日本舞踊家として活躍している藤間爽子が日頃から大好きな上村松園の作品を観に奈良県の松伯美術館を訪れる。展示された多くの名作の中でも彼女の心をとらえて放さないのが「花がたみ」。能「花筐」を題材とし、恋する相手...上村松園の世界と藤間爽子

  • 初詣と松囃子

    今日5日は例年どおり、藤崎八旛宮に初詣に行った。毎年5日と決めているのはこの日「松囃子」が行われるから。参拝と「松囃子」を合わせて初詣と自分で決めている。拝殿に詣でた後、武内社を始め摂社・末社すべてをお詣りした。「松囃子」では金春流と喜多流によって舞囃子などが演じられたが、喜多流の狩野了一さんによる「東北(とうぼく)」が一番印象深かった。昨年の松囃子でもたしか狩野祐一さんが「東北」を舞われたが、藤崎八旛宮での松囃子では喜多流は「東北」を舞うことになっているのだそうな。「東北」は昨年の大河ドラマ「光る君へ」にも登場した和泉式部の霊が登場する能。わが家の氏神藤崎八旛宮への初詣例年三が日を過ぎると参拝客は少なくなったが、今日は日曜日とあって賑わっていた。松囃子「舞囃子東北」喜多流能楽師狩野了一さん初詣と松囃子

  • 「山名屋浦里」 の話題

    1月2日の朝からgooブログがシステムトラブルで全く繋がらなくなり、そのせいか2日のブログアクセス数は半減。昨日3日はどうなっただろうとアクセス解析を開いてみると、なんと前日の倍増という結果に。滞っていた分の加算でも行われたのかなと思ったが、アクセスされたページを見て「ハハーン!」と気付いた。それはこれまで度々アップした「山名屋浦里」に関する記事がズラリ。昨夜放送されたNHK総合「タモリと鶴瓶の新春特番」の中で「山名屋浦里」が話題になった。2023年の「タモリと鶴瓶の新春特番」でも話題になり、この時もブログへのアクセスが急増したことがあった。ブラタモリの「江戸の盛り場~吉原編~」のロケの時、タモリが現地で聞いた話をもとにした鶴瓶の新作落語「山名屋浦里」が話題となったのはもう10年前。さらにその翌年には新作...「山名屋浦里」の話題

  • 2024 年間動画視聴ベスト10

    YouTubeマイチャンネルの2024年動画視聴ベスト10は次のとおりでした。この期間の総視聴回数は1,511,670回。前年の約2.8倍という伸びでした。これは、一昨年の年末にアップしました「お座敷小唄/芸者ワルツ(リマスター版)」がバズり、それによって12年前の初期版を始め、旧作群にも飛び火したような状況になったものです。この現象も落ち着きつつありますが、新作アップもなかなか厳しい現状の折、旧作で再評価されそうな動画を発掘したいと思っています。サムネイル画像をクリックしていただきますと動画を視聴いただけます。1.お座敷小唄/芸者ワルツ(リマスター版)(470,032回)2.こわらべ~お座敷小唄/芸者ワルツ~(90,879回)3.花童~肥後のタンタン節~(83,025回)4.こわらべ~江津湖音頭~(82...2024年間動画視聴ベスト10

  • 春隣

    あけましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いいたします好天に恵まれた元日、暖かい日差しを浴びるとまさに「春隣」を思わせます。思えば昨年は前年暮から母が入院し、正月は連日見舞いの日々でした。それに比べれば今年は母の体調も落ち着いており、心穏やかな正月となりました。あと10日もすれば、わが家の梅の木の蕾も白い花を咲かせ始めることでしょう。2015年元日、水前寺成趣園特設ステージでは小雪舞い散る悪天候のなか舞踊団花童の舞初めが行われました。いまだに忘れられない思い出です。春隣

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