力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
Skinny すべての記憶が、無造作に杭を打ち込んでゆく視線、 Oh genius, Oh genius! 「Möbius...血液は二十秒で心臓―――さ」 STOP‼ ゆらゆらと縞模様を描き出す、 鏡の中の自分。 (窓のない壁、隙間
Kamome studio「your power」 ミュージックの回転速度が ■プリーズ、フリーズ はぁ...ハァ... 何だってんだ 「一方の鏡のなかにもう一方の鏡がうつるというのは、 無限ということですか。」 枝 葉 末 節
神様がいらない世界 ねじれ、ひきちぎり、うねり・・横滑り、旋回、 ブラックホールみたいに吸い込まれてゆくんだ! 成長と現状維持とかいう歪みが救いようのない精神を作るのさ、 醒めた見方やペシミズムは極
The Salt 幅0.5ミリ。 塩粒ほどの大きさでフルカラー撮影できるカメラが開発されるとか、 塩と水を使用し人間の脳細胞のように動く、 バイオコンピュータが開発されるという時代における―――塩。 地球上の97
HUJIYAMA 御存知の通り、富士山は、静岡県と山梨県に跨る活火山。 最後に噴火したのは1707年。標高は3776 mで日本一の高さを持ち、 整った円錐形の形が特徴。 2013年、ユネスコの世界文化遺産に登録
玩具の話 世の中には色んな玩具がある。 「見る」「聞く」「触る」「話す」の基本的な四形式があるとして、 そこからさらに「どんな年代を通じても」という要素が出て来る。 「積み木」や「ビー玉」なんて限
石を投げる、というような些細な出来事で、 一瞬どんな変化が起るかも知れない。 口の器官の運動に伴う筋肉の感覚を通じて生ずる、 交錯している枝をつたって、 一本の木から、隣りの木へ。 地図だのカレンダー
Things to do at night 口元に指を当てて声を出さず、 口の形を「し」の発音時の形にし、 静かな水が流れるように、 時には愛らしくさえ聞こえる旋律で・・。 バーベルを頭上に持ち上げて静止し、 三人
The feeling of breaking 普段よりコンパクトに丸まった背中は、 ディオニソス的な世界への躍動。 支払われた代償と叶えられた願い事の実験記録・・だ。 知らず知らず、 甘酸っぱい香水の匂いが立ちこめてい
right? ピチャッと足音がする。 倒壊した建物群の中で。 「発電所、建物はおろか、人の影すらないな」 「それなら何であのビルに電力が行き届いているんだろう」 >>>オランダの風車がまわる。 >
We go on trips because they want to find their true self 足に力が入らなくても、進む。 街の中を歩いていて、 お腹が減っても歩いている人は、 どれだけいるだろ―――う。 二日は? 三日は? そして―
英雄は一人の中に詰め込むものではない件 Heroes are always so busy that they tend to lose sight of themselves. やばい今、危うく必殺技名を間違えるところだった。 ―――深紅のヒーロー、テラレッド。 そ
戦争 太平洋戦争(大東亜戦争)末期、 伊号第五八潜水艦(伊―58)はフィリピン海付近を航行していた 潜望鏡を覗いていた航海長が電気を帯びたように叫んだ。 「空母らしき艦船1、駆逐艦5」 航海長に変わっ
遠い街 ―――サイレン。 アカシックレコードが、 タイプライターを打っている。 ねえ・・明日や明後日でもなけりゃ―――ね、 色んなことがどうでもよかった・・本当さ、 人類が滅ぼうが、世界が壊れようが、
Little girl 「センパイ、デートしましょう」 大学の広場を歩いていたらサークルの後輩の女子が声かけてきた。 恋人はいないし、 お出かけをデートと昇華できるほどの間柄かは別として―――。
人生終了 アナタハコウイウ人生ヲ送リマシタ。 死ハ理解デキマスカ。 後悔ハアリマスカ。 記憶ヲ整理スル時間ハアリマスヨ。 ソノ出来事ニヨル連鎖反応デ、 「アナタガ望ンダ人生」ニナリマシタ。 何
洗脳 曖昧な思春期が肌に合わなくて、 世界に上手く溶け込めなかったことを思い出す。 TVの話をしたことがない。 人間嫌いの究極は非行少年だ。 ヤクザも、特殊犯罪も、道だ。 絡めとられてゆく、食虫植
人間のような表情をした犬 みんな、劣等感をかかえてるのさ。 みんな、宗教を信じたいのさ。 みんな、日常や、世界を愛しているふりをしているのさ。 でも、全部、ごっこ遊び。 全部、ただのひとつも、重
out of focus 世界の何処かで 神の祝福を受けた 聖書が燃えている かも知れない 触れるだけで妊娠させてしまう、 ダークマターとか。 ラブレターをもらって桜の樹の下という、 テンプレを信じるな、
A story like art 星が落ちてゆく、 いくつもいくつも、落ちてゆく・・。 この世界の、昨日までそうだったことが剥がれてゆく、 たとえ、今日、何も起きない一日であったとしても――。 三千世界の小手先、
恋 何を歌っているの、 昔の歌だよ。 気違いじみた馬に乗って、 眼で追う夢やあこがれ。 誘わないで欲しいけど、 誘ってください。 女はいつも無茶な注文をする、 それもいわゆる一つの、 ニューヨ
猫さん、 毎日気忙しいと思いませんか? 同意はいらないんです。 猫さん、 あなたは女子高生には逃げ、 子供からも逃げ、 猫好きそうな主婦からも逃げたのに、 何故僕からは逃げないんですか。 目当
Can't see it, can't hear it 声の感触、揺れながら踊る、僕等の秘密、 今はっきりと僕の前に甦る、 墓の中から吐き出されるようなどす黒い憎悪で澱んで、 息をするのさえ億劫だ。 指の先から血が流れてい
涙を見抜かれたような――。 苛立ち・・。 焦り。 溶けてしまいそうな・・。 濡れた魚のように生々しく、 瑞々しく逃げてゆく、 「ひびき」や「吐息」が、 “酢”のごとく感じられ――る・・。 季節は、 昨日に憑か
裏町の泥 ――湿った部分と乾いた部分―― 窓の外を見つめて、 朦朧としてくる。 ガランとした気持ち、 ポッカリとした気持ち、 バスローブに身を包みながら―――。 (夢の夢) (夢の又ゆめ) 何も明日
pierced earrings クレオパトラが、アントワネットが、 楊貴妃が、 あるいは映画女優が、 ピアスしていた―――ら。 他人行儀な船団。 「イヤーロブ」(耳朶) 「トラガス」(軟骨) 「ヘリックス」(軟
amusement park The standard for world peace lies in amusement parks. 陽気なサーカスのような耳の鼓膜。
森の動物たちがひとかたまり。 それは戦隊ヒーローしたという認識で、 正しいですか? 「うおー、もふもふ、させりょー。 もふもふのたぎり」 混線していまシュ。 わからないけど、多分、それで、涅槃。
美しいとか可愛いとか説明しないと了解できない 朴念仁がいる。 グリム童話でチェシャ猫探すことになる。 シンデレラなのに森で眠っている「死んでれら」こと 白雪姫の具合。 キスじゃなくて硝子の靴。 潜
悪の道へ 引き込もうとする女 明日も同じ世界が続くだろう。 つまり、明日も同じ日常を繰り返すだろう。 これはストレス性の反応です。 明日、会社や学校を休んで違う日常をしてみましょう。 平日の朝から
水妖 体温が下がるのが聞こえるほど静かな、雨。 (無形、有形、単純、複雑・・・) ディレイやフェイザーエフェク――ト・・。 過去と現在をカットバックしてゆく・・。 着地点が見えるようで見えない、二面性のゲ
Eins zwei drei 屋根のあるバス停で、 バスを待っている。 共同椅子にさっきからずっと蟻が、 ストップ・モーションしている。 今日が過去形になる。 誰かが置いた傘が立て掛けられている。 「お、」
ニート神話 弱いから許されるってことを時々は憎む。 じゃあ、まるで、その弱いことで、さまざまな出来事を、 正当化しているようだ、と。 世間の刷り込みが強くあった 正体不明の混乱が続いてい―――た・・。
眼 星・・・。 こんなことをしていて、 何になるんだろう。 静思する、アイソメトリックトレーニング。 もたれ/かかって/いる 分断さ/れてい/く状況 この公園は、 夜、誰もいない。 あとがき
x感覚 潮が満ちたり引いたり、 するように―――。 xは聖誕祭、xは、ガムの中の人、 xは電磁波、それから染色体・・・。 「考えるな。 表情に変化はない。 微塵もない」 映りの悪いテレビを、 気
秋風 窓の脇で幼子の吐息のようなさざ波を思い浮かべながら、 眼を閉じて、スッと身体を投げ出す。 広い野原に見渡す限り生えているクローバーを想起させる、 無防備なシンプルの深い響き――。 ――精神に
black anima 穴やレンズを通して対象を結像させ、 物体で反射した光および物体が発した光を、 感光剤に焼き付けたのち、 現像処理をして可視化したもの・・。 フィンセント・ファン・ゴッホによって描か
人間レポート 人間なんか何処にもいない 同僚はいる。 どうせ中途半端な結果だ、 尻切れトンボだ。 言いたいことなんか、 いつまでも言えやしない。 きれいごとじゃねえんだよ、 脳味噌に蠅と蛆虫が
77 *そろそろちゃんとした男や女が現れて欲しいな、と(?)
脱・女の時代 口が腐るほど悪口を言ったあとで、 女は更なるきれいごとを目指すのだろうか。 青みを深めて透き通る玻璃の色よりも、 マグマにも似た原色の赤がイメージ・カラー。 ちゃんとした女が毎日
女性 「何もしたくない」を、 純粋に追及したのです。 でも不自然です、 カメラを意識しています。 わかっています、 それがインスタグラム脳。 まじかったりーな、 と言いたくてもキャラ優先、 い
タイムマシンと青いビー玉と、 嘘と僕等のハローユートピア A time machine and blue marbles Lies and our Hello Utopia 僕等が生まれたこの時代、 初めて見るものだらけ、 だったらいいな。 真実の試
どうして心は震えるのだろう? 風の中で眼を瞑って考えてみる、 形がない―――から、 そうでもしないと見えないものを忘れてしま―――う。 如実に展開される、色彩や、香りや、触感も、 涙が落ちた黒いまだら
対立と排除 火の消えた燐寸のように迫りくる夕立。 遮断機が空を区切り、見上げる中空には、 磁場を動きまわるやすり屑のような積乱雲。 駅前ロータリから遠ざかるほどに靴音が響く。 横断歩道で斜めから覗
マジンガーZ症候群 とめどない拡声器! とめどないバリヤー! とめどない、とめどない、饒舌! 間違えた道を、 進んでいるような気がした。 十字架にかこまれた悟り、 お釈迦様でもわからぬ正義、
秘密が意識にのぼせあがれば石英のぶつかる白い棺の感覚、 時折思うんだ、みんな簡単に自分を売ってしまうなって。 “何もしないのはなし”っていうゲームで、 簡単にカッコいいや、可愛いを手に入れる。 訳知り顔
Invite to the Darkness 鈍色の肖像。 体温は体温を求めてピアノの弦のように緊張し、 (...everywhere were flowers, flowers, flowers.) 虚飾のエデンのアダムの林檎。 踊り子のように身をくねらせ
言わないで欲しい さあごらんのとおり、 杓子定規の歴史家諸君に、 気弱なおたまじゃくしを、 見せたまでの―――こと。 やがて細い鍵型になって、 夏の夜を波のかすかなざわめきへと変えてゆく、 風景は
Rock and roll brings us back to life 何もわからずに藻掻く俺は滑稽かって? 冷え切ったステージは砂漠の雪、 光は月の石、 そんなもんだ、誰も皆クレイジーだ、 ビルが輝いたぐらいで荒野は消えたりし
I noticed that something was changing little by little フラクタルな抽象画みたいに (がらすのなかのふしぎなけしき) セ ロフ ァンで包んだ、 ゼリーのお菓子みたいだ、 ゆらゆらとする、 縞模様
セイギ ニンゲンてやつは、 やつはさ、救い難く、 度し難いものさ。 花が綺麗だった。 空に雲が流れていた。 毎日それでいいんだ、 本当さ。 特別なことなんか一つもいらない、 毎日は繰り返す
別に何考えたっていいじゃねぇかよ Kamome studio
Black goat to white goat 命を削っている時計の音が、volumeを上げる、 盲目のmotionだったけど、 喩えようもないほどの Like a Love Song 君は―――嘘吐き(さ、) うすぐらく、なやましく、うつくし
Lost in mind 恋患いとか片思いとかわからない、 開閉の音に至るコミュニケーションプロセス。 ただ、見つめてる、人通りの少ない、 ひっそりとした街路では今更ながら風穴に吸い込まれるような、 心細い感
悲しくてわたしは喋りたくない 言葉を願ったのはいつぶりだろう。 呼吸ー遺棄、強引な爪で、 風力を生む、 まともなふりをすることなんか――ないよ、 繊細精緻なるもの、エフェラメル、 君(は、) チョコ
The story of counterfeit money 偽札というのは、『カリオストロの城』や、 『シャーロック・ホームズ』の話が有名だと思うが、 フィクションではなく現実世界で、ま
プロレスの話 どんなスポーツにもルールがありそれに逆らったプレーは「反則」となる。 「反則」は、基本的には犯してはならない事柄であり、 反則を犯したものには一定のペナルティが与えられる。 ところで
信憑性の話 馬鹿馬鹿しいやりとりがある、 証拠があるとかないとか、言ったとか言っていないとか、だ。 日常茶飯事という人もいるだろう、こういう喋り方をする人もいるしね。 そうなってくるとメールに証拠
Idols are also human beings, and even idols are worried about their lives. 現在日本に存在するアイドルグループの数は、 三千組以上。 人数にして一万人以上にのぼると言われている。 すさまじいまで
既に午後五時。 喩えようもない焔を燃やして動いている、柘榴の実。 日没を控えた、夕陽が見え始めている。 きらり、と彼女の顔で何かが光ったような気が、した。 薔薇色の頬は、 傍を通る天使の光が濡らした――
lamp spirit ~青髪グラマーな超絶美女のランプの精と、 過ごす一週間とオーイエーな僕~ ちなみに眼の前にあるのはオイルランプで、 灯火器や電灯ではない。 まず、そのような明かりが取れる窓がない
レンタル彼女入門 レンタル彼女という仕事がある。 (ちなみにレンタル彼氏というのもある) 一番基本的なことだが、 これはプラトニックな疑似恋愛のサービスであり、 恋人を探すところでも、キスや腰に手
伊弉諾神宮 兵庫県淡路市にあるのは伊弉諾神宮。 淡路島は、神話の国生みの舞台としても有名で 日本書紀には、伊邪那岐命は、淡路州に幽宮をつくられて、 静かに長く隠れられたと記されている。 (「広げる
寝ろ。 基督や釈迦がどうした、羊が皮を脱ぎ始めた夢の中、 「このコートはどうですか」って聞いてくる。 わからんけど多分、あったかそう。 あと、お前意外と着痩せするんだな。 褒める。これが大切。
可愛いは無敵 「なあ、近頃疲れるんだ」 「それはな、お前、 餃子食べないからだよ」 「でも身体が・・・・・・」 「あのな、それはな、 餃子成分が足りないからだよ」 「口臭い」 「あのな、それはな、 お前
触れても揺れない心なら、 『触ってる』って言えない、 『近付いてる』と言えない、 テリトリーに入る。 “あなたにとってわたし”じゃないなら、 “わたしもあなた”じゃなくていい。 踊り場が問う春、 自転
Without thought 人間的共感能力、意思決定能力、創造力、 イノベーションを起こす能力。 「ひとつのことを続けられる」というそれだけで、 素晴らしい才能。 それは誰か他者から強制されてできるものでは
会場で飲食販売やうちわを配布したり、 有料席のもぎりをし、それから声掛けをし、 時には車の整理をこなす花火大会のバイト。 短期間のバイトで、業務内容はどれも単純で、 特に経験やスキルは必要ない。 海
トレーディングカードの話 トレーディングカードゲーム(TCG)は、 異なる点数や価値のカードを組み合わせて勝負する遊びで、 アメリカで誕生した「マジック:ザ・ギャザリング」が発祥と言われ、 戦略性と
崖 口角を美しく窪ませるたびに、 暗い水の揺れるような気持ちが棚引く、 恐い夢を見たんだね、 瞳の中には砂漠の海が拡がって、 翩翻と漂っている小舟、 鳥は空の表面をこするような音を立てる。 静脈
見えている景色 やむなく流される下水溝のように、 雨のように、 道徳律の狂った無力で怠惰な平和主義者のいる町。 蜘蛛の巣は冷たく、 遠い昔のバビロンの捕虜のシーンを偶然再現したみたいに、 空洞と
女が考えていそうなこと 白い罫紙に細かな横文字が蛆虫に類する気色悪い生命を与えんと、 びっしり書き込まれた、ラベルを貼った口の広い薬壜に、 閉じ籠められたような厭な気持ちがする肉体の垢や、爪、かさ
It's a windy day 僕等は誇張する、まるで触れれば身を焼くような姿で。 言葉は思った、通過儀礼、と。 喩える、世界恐慌の参列者のようだ、と。 アルカイックスマイルの、正確な言い方は何だろう? 喩え
蟻とSF 地球上の全蟻の数は「二京匹」という話があり、 それをインスタグラム脳的に処理すると、 直径八六〇メートルの蟻団子になるそうだ。 激しい雪崩となって穴のような谷の中へ突き進んでいくような、
オワレル ハァハァ・・・。ハァハァ・・はあはあ――。 追われている、一人ではない、複数だ。 それも、人間ではない。 この世ならざるもの。 コマ送りのストップモーション・・・。 ―――嗅覚情報処理――視覚系神
多感覚統合遊戯の提案 部屋の四隅に一人ずつ立ち、 一人ずつ壁伝いに回って次の角にいる人にタッチする。 つまりこれは四人推奨ではなく、四人指定ゲームだ。 ここには冬山の夜とでもいうべき怪談の存在が
ようやく俺は何かがおかしいことに気付いた。 図書館。 いつのまにか、水に沈んだように真っ暗だ。 寂として雪を聴くかのような重い外の空気、 空虚な町に――――――。 喘ぎまわっているから。 遠い時刻
ここ はは、 ユメダ。と (耳と前髪の髪を揺らした、 風・・・と光・・・・ (そこにいたって気付かなかったと思う) teenager feeling 永遠なんて感じる方法 歳を「撮」っている。 都市を「録」っている。 チカ、
大人の休日 川辺に青いシートを敷いて、 拠点を作る。 そして取り出す。 六枚切で作る、 キュウリとスライスハムとチーズの、 サンドウィッチとか、 弁当箱に白飯詰めて、 卵とウィンナーとか、 ほう
世界は半分のものになる。 そして半分のもの同士がある日、別のものになる。 属する、領域の、不条理。 その特異点から、 歪みが生まれて来る。 何もしたくないというのもそうだ。 何かしたいというのもそ
カーテンになりたいと思った。 だから、風になった。 風は、スーパーマーケットへ行って、 道をぶらぶら歩き、中学生らしき女の子を見た、 川を見た、汚いと思った、街が。 公園を見た、穢れてると思った、世
未知の人 Let's read the will of a future person 何も知らないまま空洞が拡がる、うらがなしい建築と建築の軒を歩いて。 本当の夢も、本当の自分も、本当の世界も、意志と欲望のグルーヴ、 本当の人生も、本
シャーロットのための ワンタイムパスワード 一杯のコップの水の、 嵩が減っていく、 銀箔や、 磨き上げた鼈甲の、 ようだった、 蝉の翅。 ささくれのない、 怒りや悲しみの溶けて、 いない、
雨夢 雨だよ、 いま、眼から移植した魚の鰭のように、 重い囚衣が消えてゆく。 みんな、一様に、 貨物列車で、連結して、 不確かなこと、曖昧なことを、 夢じみたことをさらけ出した。 眺めは俯瞰、
Eden 時間を盗んで、 空白を、揺らぎを、 生み出し続ける。 底無しの静かな淵に、 放り込まれながら、 その一秒を、 何年間にも渡って、 見える間だけ、 存在するものとして、 ループし続ける。
空洞 「彼女」は自分の心を探るような眼をして、 見ていたのだと思う。 見えることは・・。 見えないことを望んでいたのかも知れない・・・。 紗布が、細胞の隙間に滑り込んできて、 本来そこにある『眼』
ひよこ鑑定士 Chick appraiser ひよこ鑑定士(以下鑑別師)というのがあるけど、 高収入というのはまず嘘で、 これは「頭なしで一八カ月間もニワトリは生きた」という話に似ている。 資格を取得
War mode in my heart ネットのパトロールが激化してる、繭の宮。 「人見知り」や「毒舌」が一つのキャラになってた芸能人が結婚し、 テレビやラジオで幸せそうにその話をすると一部のファンが、 「変わった
日傘をさす女性 Woman with a Parasol - Madame Monet and Her Son 《日傘をさす女性》は、 一八七五年にクロード・モネによって制作された油彩作品だ。 『散歩』と呼ばれることもある。 一〇〇センチ × 八
この街は情報で出来ている This city is made of information 朝、布団から出たくない、 絶対に鬱だ、ウザがるな、 それでもアラームを一瞬で止める、 狭間で阿吽の呼吸、 ここは「桶狭間」ってそっちか
Not everyone is the same 何度も笑い合える話を花向けにしたいけど、 愛想もコミュ力もない、 そう思ったら、一欠片の白い結晶が 頬からスッと降りた。 本能がERROR吐いてるノーモーションで叡智な夜、
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力み過ぎて声が裏返る、よ・・。
どれくらい君のことが好き、 その間に生きる目的や幸せや生活が、 生乾きの、透明な、皮膚とやらに見え隠れして。 コンビニエンスストアの青白い蛍光灯が作る影の中で、 横顔を見ながら、すべてが背景に溶け込
昭和六十二年の夜が深まり、 神田川の水面に映る街の明かりが、 狡猾な動物みたいに、 風速一・一メートルの微風に乗ってさざめく。 マンションの輪郭を縫うように流れるナトリウム灯の橙色。 波長五八九ナノメ
感じ る 時...... 伝
高校の放課後に、友達にホラーについて語る、 それは、すうっ―――っつ・・と、 溶けてしまいそうな午後―――。 窓外
その夜、俺は地方のビジネスホテルにいた。 駅前のチェーンは満室で、仕方なく選んだ古い宿だ。 ロビーは薄暗く、埃っぽい。 フロントの男は無表情で、鍵を滑り込ませた。 「エレベーターの前の部屋は、使用不
鐘の音が、遠くから微かに届くような錯覚を覚える、 午後八時過ぎ。 地方出張のために予約していたビジネスホテルは、 駅前の賑やかな喧騒からまるで隔絶されたように、 裏通りの闇にひっそりと佇んでいた。 日
時刻は深夜二時を過ぎていた。 街灯一つない、墨を流したような山間の林道を、 白い軽ワゴン車が、 ぬかるんだ砂利道を啜るような鈍い音を立てて、 ゆっくりと進んでいた。 寝そべって章魚のごとく枝を伸ばした
深夜零時を少し過ぎたころ、 梅雨明け前の湿気をはらんだ空気が、 アスファルトの熱を吸い込んで重く立ち込める田舎道を、 一台の軽ハッチバック車が、 ヘッドライトの円錐形の光を彫刻刀のように、 闇に深く彫
六月中旬、湿気を孕んだ空気が住宅街へと流れ込み、 築十五年のタウンハウスにも、 ゆるやかで粘性のある沈黙が満ちていた。 時刻は午後三時を少し過ぎたところ。この時間帯は、 まるで空間の奥底で時間が凝固し
さっき長編小説が終わった。 少年王 https://kakuyomu.jp/works/16818622175915328880 めっちゃいきった文体を目指し、 途中から何でこんな息苦しいものを作っているのか首を傾げた(?) お金もらえるな
大きな声では言えませんが、私はストーカーだったことがあります。 今日の午後も、駅の改札を出た彼女の白い踵を、 私は規則的な歩調で追っていました。 彼女の履く白いローカットの運動靴は、 わずかに汚れたソ
この都市では、夜になると。 出歩いてはいけない。 回覧板にも載っていたが、 サインだけして返した。 夜の一時をわずかに回った時刻、 俺は築四七年のアパートの重たい鉄扉を軋ませ、 コンクリートの亀裂が薄
就職を機に、かつて学生時代を過ごした混沌とした都市を離れ、 郊外の新興住宅地へと移り住んだ。 開発途中のその街は、未完成な地図の余白のように白く、 静まり返っていた。 確かめていないとちゃんと二十四時
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの照り返しが窓硝子を熱し、 その熱が室内にじんわりと滲み込んでくる。 焦げ付くような夏の匂いの中に、古びた家の奥に澱む
十年ほど前のことだ。母が肺に癌を患い、 最終段階に入ったと宣告された頃、 俺達は住まいを移さざるを得なくなった。 病院へのアクセスと、わずかに残された時間の共有。 それが俺達の生活のすべてとなった。
春の終わり、大学を卒業したばかりの僕達は、 中央線沿線で部屋を探していた。 生活を共にするという決断は、まだ現実の重さを持たなかった。 娑婆気もあれば欲気もある、二十三歳。 邦楽のようにつらつら口ずさ
都内の私立高校に通うAさんは、ごく平凡でありながら、 どこか無垢な透明感を湛えた女子高生だった。 彼女は目立つタイプではないが、 放課後の教室や週末のカフェでの小さな冒険が、 穏やかな日常を優しく縁取
家の近くには、ひとつの踏切がある。 昼間はただの交通の通過点。 コインランドリーの裏手にひっそりと佇み、 人々が何気なく通り過ぎる場所。 だが夜になると、 その踏切は街の皮膚の裏側にひび割れのような口
ねえねえ、知ってる、ある日のこと、 ももかは柔らかなぽかぽかの日差しの中で目を覚ましました。 生クリームが少し固まったような姿勢で目が開きます。 こんな時、ももかは世界がたまらなくうつくしいものに思え
魂の問題から遠ざけている不思議な重量感があるなら、 プラットホームで列車を待つ、 (エン
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
錆びた狭い通路を異様に長い時間をかけて歩く、 頭に穴が空いてそこに蛆がわいてる、 未知なる世界へ風切ってknock 、、、、、、、 とはいえこれ
Hey! Hey! Hey!(Come on) Hey! Hey! Hey!(Come on) G.O.D ディフェンスは、懸命な試みの背後、 先天的なフューチャー! ザザザ... そりゃね。
たこ焼きとか動物とかいう女が言った。 「かもちゃんのユーチューブがあって、 かもちゃんと打ち合わせした後に、ディスったんだよね。 もちろん悪意はなくて、あくまでも有名税の企画で(?)」 「うん、病院
このシティー、轟音と静寂、 ローラスケート、プロペラ、ジェット、 プラスティック、 いらいら、気まぐれ、誤解」」」 でも確かなことはすこぶる楽しいこと、 僕が、 歩道橋で傘を振り回し
(は、) 運命に―――殺される・・か、 (「Keep it cool... ひどい事故に遭って―――、 気勢を削がれる・・か―――、
教室の昼休み、コウハイが上級生である俺の教室に、 のこのこやって来て、ついに簡易椅子まで用意されるというのは、 どういうことだろう(?) 知覚することのできない光
「呉服」とは、 「くれはとり」と呼ばれていた絹織物を作る人々のことだ。 (これも“風土”なんてものじゃ
早朝、大きなお尻のかもちゃんが、 朝からコック棒をかむっておられた。 エプロンも何もせず、もこもこのお腹を見せていた。 夏の匂いがした。 そして、超ドヤ顔していた。 いずうさも、三角巾をしていた
リリスという半ばまどろんでいるような美しい名前は、 お伽噺を読んでもらっている夕方が夜となり、 甘いしむみりとした風が、 出てきたような気持ちにさせ―――る。 めくばせ
、、、、、、、、、、、、 入りたくないトイレに入る。 ―――まず、これだけでも怖い。 次第にうねりを増し、複雑な分岐を産む兆候だ。 あなたにだけ打ち明けるが、 僕も
liveなんだ、Diveすんだ、 time... キューン、トシテサ... ゴロゴロゴロゴロ、ガラガラガラン... (ぽ
You Know... Oh I Know... 有象無象の世迷言? ...Q.E.D. 癖になっちゃうな」)
そもそも、僕とあなたは他人だし、今後もずっと関わり合いにならない類のどうでもいい人間だ。ファンサービスとかリップサービスもしない。そもそも、まともな環境で詩を書いているわけじゃない。僕は全詩人ぶっ殺し
***奇跡っていう放射性物質 ***奇跡っていう放射性物質 (スチレンだ、ビニールだ、プラスティックだ、、、 ・・・
ここから飛び降りたら死ぬのかな、 レンズの絞りをいっぱいに開けながら瞳を真下へ向ける。 ビルの屋上。 、、、、、、 うーんすごい、と望遠鏡があれば下着を見ているバードウォッチャーもいる。
病院に入院していた。 はず―――だ。 奇病だった。 パンドラの函の最後に残った希望のような、奇病。 死は差し迫っていた。 釣り糸を垂れて月を釣り上げるような構図
何を“捕捉”えたの―――か・・。 (天 井 の シ ミ が 暴 言 を 吐 い て く る ・・・・・・) 《い か れ た シ ョ ー ト 、 完 璧 に い か れ た シ グ