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  • 115

    Skinny すべての記憶が、無造作に杭を打ち込んでゆく視線、 Oh genius, Oh genius! 「Möbius...血液は二十秒で心臓―――さ」 STOP‼ ゆらゆらと縞模様を描き出す、 鏡の中の自分。 (窓のない壁、隙間

  • 114

    Kamome studio「your power」 ミュージックの回転速度が ■プリーズ、フリーズ はぁ...ハァ... 何だってんだ 「一方の鏡のなかにもう一方の鏡がうつるというのは、 無限ということですか。」 枝 葉 末 節

  • 113

    神様がいらない世界 ねじれ、ひきちぎり、うねり・・横滑り、旋回、 ブラックホールみたいに吸い込まれてゆくんだ! 成長と現状維持とかいう歪みが救いようのない精神を作るのさ、 醒めた見方やペシミズムは極

  • 112

    The Salt 幅0.5ミリ。 塩粒ほどの大きさでフルカラー撮影できるカメラが開発されるとか、 塩と水を使用し人間の脳細胞のように動く、 バイオコンピュータが開発されるという時代における―――塩。 地球上の97

  • 111

    HUJIYAMA 御存知の通り、富士山は、静岡県と山梨県に跨る活火山。 最後に噴火したのは1707年。標高は3776 mで日本一の高さを持ち、 整った円錐形の形が特徴。 2013年、ユネスコの世界文化遺産に登録

  • 110

    玩具の話 世の中には色んな玩具がある。 「見る」「聞く」「触る」「話す」の基本的な四形式があるとして、 そこからさらに「どんな年代を通じても」という要素が出て来る。 「積み木」や「ビー玉」なんて限

  • 109

    石を投げる、というような些細な出来事で、 一瞬どんな変化が起るかも知れない。 口の器官の運動に伴う筋肉の感覚を通じて生ずる、 交錯している枝をつたって、 一本の木から、隣りの木へ。 地図だのカレンダー

  • 108

    Things to do at night 口元に指を当てて声を出さず、 口の形を「し」の発音時の形にし、 静かな水が流れるように、 時には愛らしくさえ聞こえる旋律で・・。 バーベルを頭上に持ち上げて静止し、 三人

  • 107

    The feeling of breaking 普段よりコンパクトに丸まった背中は、 ディオニソス的な世界への躍動。 支払われた代償と叶えられた願い事の実験記録・・だ。 知らず知らず、 甘酸っぱい香水の匂いが立ちこめてい

  • 106

    right? ピチャッと足音がする。 倒壊した建物群の中で。 「発電所、建物はおろか、人の影すらないな」 「それなら何であのビルに電力が行き届いているんだろう」 >>>オランダの風車がまわる。 >

  • 105

    We go on trips because they want to find their true self 足に力が入らなくても、進む。 街の中を歩いていて、 お腹が減っても歩いている人は、 どれだけいるだろ―――う。 二日は? 三日は? そして―

  • 104

    英雄は一人の中に詰め込むものではない件 Heroes are always so busy that they tend to lose sight of themselves. やばい今、危うく必殺技名を間違えるところだった。 ―――深紅のヒーロー、テラレッド。 そ

  • 103

    戦争 太平洋戦争(大東亜戦争)末期、 伊号第五八潜水艦(伊―58)はフィリピン海付近を航行していた 潜望鏡を覗いていた航海長が電気を帯びたように叫んだ。 「空母らしき艦船1、駆逐艦5」 航海長に変わっ

  • 102

    遠い街 ―――サイレン。 アカシックレコードが、 タイプライターを打っている。 ねえ・・明日や明後日でもなけりゃ―――ね、 色んなことがどうでもよかった・・本当さ、 人類が滅ぼうが、世界が壊れようが、

  • 101

    Little girl 「センパイ、デートしましょう」 大学の広場を歩いていたらサークルの後輩の女子が声かけてきた。 恋人はいないし、 お出かけをデートと昇華できるほどの間柄かは別として―――。

  • 100

    人生終了 アナタハコウイウ人生ヲ送リマシタ。 死ハ理解デキマスカ。 後悔ハアリマスカ。 記憶ヲ整理スル時間ハアリマスヨ。 ソノ出来事ニヨル連鎖反応デ、 「アナタガ望ンダ人生」ニナリマシタ。 何

  • 99

    洗脳 曖昧な思春期が肌に合わなくて、 世界に上手く溶け込めなかったことを思い出す。 TVの話をしたことがない。 人間嫌いの究極は非行少年だ。 ヤクザも、特殊犯罪も、道だ。 絡めとられてゆく、食虫植

  • 98

    人間のような表情をした犬 みんな、劣等感をかかえてるのさ。 みんな、宗教を信じたいのさ。 みんな、日常や、世界を愛しているふりをしているのさ。 でも、全部、ごっこ遊び。 全部、ただのひとつも、重

  • 97

    out of focus 世界の何処かで 神の祝福を受けた 聖書が燃えている かも知れない 触れるだけで妊娠させてしまう、 ダークマターとか。 ラブレターをもらって桜の樹の下という、 テンプレを信じるな、

  • 96

    A story like art 星が落ちてゆく、 いくつもいくつも、落ちてゆく・・。 この世界の、昨日までそうだったことが剥がれてゆく、 たとえ、今日、何も起きない一日であったとしても――。 三千世界の小手先、

  • 95

    恋 何を歌っているの、 昔の歌だよ。 気違いじみた馬に乗って、 眼で追う夢やあこがれ。 誘わないで欲しいけど、 誘ってください。 女はいつも無茶な注文をする、 それもいわゆる一つの、 ニューヨ

  • 94

    猫さん、 毎日気忙しいと思いませんか? 同意はいらないんです。 猫さん、 あなたは女子高生には逃げ、 子供からも逃げ、 猫好きそうな主婦からも逃げたのに、 何故僕からは逃げないんですか。 目当

  • 93

    Can't see it, can't hear it 声の感触、揺れながら踊る、僕等の秘密、 今はっきりと僕の前に甦る、 墓の中から吐き出されるようなどす黒い憎悪で澱んで、 息をするのさえ億劫だ。 指の先から血が流れてい

  • 92

    涙を見抜かれたような――。 苛立ち・・。 焦り。 溶けてしまいそうな・・。 濡れた魚のように生々しく、 瑞々しく逃げてゆく、 「ひびき」や「吐息」が、 “酢”のごとく感じられ――る・・。 季節は、 昨日に憑か

  • 91

    裏町の泥 ――湿った部分と乾いた部分―― 窓の外を見つめて、 朦朧としてくる。 ガランとした気持ち、 ポッカリとした気持ち、 バスローブに身を包みながら―――。 (夢の夢) (夢の又ゆめ) 何も明日

  • 90

    pierced earrings クレオパトラが、アントワネットが、 楊貴妃が、 あるいは映画女優が、 ピアスしていた―――ら。 他人行儀な船団。 「イヤーロブ」(耳朶) 「トラガス」(軟骨) 「ヘリックス」(軟

  • 89

    amusement park The standard for world peace lies in amusement parks. 陽気なサーカスのような耳の鼓膜。

  • 88

    森の動物たちがひとかたまり。 それは戦隊ヒーローしたという認識で、 正しいですか? 「うおー、もふもふ、させりょー。 もふもふのたぎり」 混線していまシュ。 わからないけど、多分、それで、涅槃。

  • 87

    美しいとか可愛いとか説明しないと了解できない 朴念仁がいる。 グリム童話でチェシャ猫探すことになる。 シンデレラなのに森で眠っている「死んでれら」こと 白雪姫の具合。 キスじゃなくて硝子の靴。 潜

  • 86

    悪の道へ 引き込もうとする女 明日も同じ世界が続くだろう。 つまり、明日も同じ日常を繰り返すだろう。 これはストレス性の反応です。 明日、会社や学校を休んで違う日常をしてみましょう。 平日の朝から

  • 85

    水妖 体温が下がるのが聞こえるほど静かな、雨。 (無形、有形、単純、複雑・・・) ディレイやフェイザーエフェク――ト・・。 過去と現在をカットバックしてゆく・・。 着地点が見えるようで見えない、二面性のゲ

  • 84

    Eins zwei drei 屋根のあるバス停で、 バスを待っている。 共同椅子にさっきからずっと蟻が、 ストップ・モーションしている。 今日が過去形になる。 誰かが置いた傘が立て掛けられている。 「お、」

  • 83

    ニート神話 弱いから許されるってことを時々は憎む。 じゃあ、まるで、その弱いことで、さまざまな出来事を、 正当化しているようだ、と。 世間の刷り込みが強くあった 正体不明の混乱が続いてい―――た・・。

  • 82

    眼 星・・・。 こんなことをしていて、 何になるんだろう。 静思する、アイソメトリックトレーニング。 もたれ/かかって/いる 分断さ/れてい/く状況 この公園は、 夜、誰もいない。 あとがき

  • 81

    x感覚 潮が満ちたり引いたり、 するように―――。 xは聖誕祭、xは、ガムの中の人、 xは電磁波、それから染色体・・・。 「考えるな。 表情に変化はない。 微塵もない」 映りの悪いテレビを、 気

  • 80

    秋風 窓の脇で幼子の吐息のようなさざ波を思い浮かべながら、 眼を閉じて、スッと身体を投げ出す。 広い野原に見渡す限り生えているクローバーを想起させる、 無防備なシンプルの深い響き――。 ――精神に

  • 79

    black anima 穴やレンズを通して対象を結像させ、 物体で反射した光および物体が発した光を、 感光剤に焼き付けたのち、 現像処理をして可視化したもの・・。 フィンセント・ファン・ゴッホによって描か

  • 78 *そして発言の意図は曲解される(?)

    人間レポート 人間なんか何処にもいない 同僚はいる。 どうせ中途半端な結果だ、 尻切れトンボだ。 言いたいことなんか、 いつまでも言えやしない。 きれいごとじゃねえんだよ、 脳味噌に蠅と蛆虫が

  • 77 *そろそろちゃんとした男や女が現れて欲しいな、と(?)

    脱・女の時代 口が腐るほど悪口を言ったあとで、 女は更なるきれいごとを目指すのだろうか。 青みを深めて透き通る玻璃の色よりも、 マグマにも似た原色の赤がイメージ・カラー。 ちゃんとした女が毎日

  • 76 *女も女を見てマナーモードする(?)

    女性 「何もしたくない」を、 純粋に追及したのです。 でも不自然です、 カメラを意識しています。 わかっています、 それがインスタグラム脳。 まじかったりーな、 と言いたくてもキャラ優先、 い

  • 75

    タイムマシンと青いビー玉と、 嘘と僕等のハローユートピア A time machine and blue marbles Lies and our Hello Utopia 僕等が生まれたこの時代、 初めて見るものだらけ、 だったらいいな。 真実の試

  • 74

    どうして心は震えるのだろう? 風の中で眼を瞑って考えてみる、 形がない―――から、 そうでもしないと見えないものを忘れてしま―――う。 如実に展開される、色彩や、香りや、触感も、 涙が落ちた黒いまだら

  • 73

    対立と排除 火の消えた燐寸のように迫りくる夕立。 遮断機が空を区切り、見上げる中空には、 磁場を動きまわるやすり屑のような積乱雲。 駅前ロータリから遠ざかるほどに靴音が響く。 横断歩道で斜めから覗

  • 72

    マジンガーZ症候群 とめどない拡声器! とめどないバリヤー! とめどない、とめどない、饒舌! 間違えた道を、 進んでいるような気がした。 十字架にかこまれた悟り、 お釈迦様でもわからぬ正義、

  • 71

    秘密が意識にのぼせあがれば石英のぶつかる白い棺の感覚、 時折思うんだ、みんな簡単に自分を売ってしまうなって。 “何もしないのはなし”っていうゲームで、 簡単にカッコいいや、可愛いを手に入れる。 訳知り顔

  • 70 *ありがとうございました(?)

    Invite to the Darkness 鈍色の肖像。 体温は体温を求めてピアノの弦のように緊張し、 (...everywhere were flowers, flowers, flowers.) 虚飾のエデンのアダムの林檎。 踊り子のように身をくねらせ

  • 69

    言わないで欲しい さあごらんのとおり、 杓子定規の歴史家諸君に、 気弱なおたまじゃくしを、 見せたまでの―――こと。 やがて細い鍵型になって、 夏の夜を波のかすかなざわめきへと変えてゆく、 風景は

  • 68

    Rock and roll brings us back to life 何もわからずに藻掻く俺は滑稽かって? 冷え切ったステージは砂漠の雪、 光は月の石、 そんなもんだ、誰も皆クレイジーだ、 ビルが輝いたぐらいで荒野は消えたりし

  • 67

    I noticed that something was changing little by little フラクタルな抽象画みたいに (がらすのなかのふしぎなけしき) セ ロフ ァンで包んだ、 ゼリーのお菓子みたいだ、 ゆらゆらとする、 縞模様

  • 66

    セイギ ニンゲンてやつは、 やつはさ、救い難く、 度し難いものさ。 花が綺麗だった。 空に雲が流れていた。 毎日それでいいんだ、 本当さ。 特別なことなんか一つもいらない、 毎日は繰り返す

  • 65

    別に何考えたっていいじゃねぇかよ Kamome studio

  • 64

    Black goat to white goat 命を削っている時計の音が、volumeを上げる、 盲目のmotionだったけど、 喩えようもないほどの Like a Love Song 君は―――嘘吐き(さ、) うすぐらく、なやましく、うつくし

  • 63

    Lost in mind 恋患いとか片思いとかわからない、 開閉の音に至るコミュニケーションプロセス。 ただ、見つめてる、人通りの少ない、 ひっそりとした街路では今更ながら風穴に吸い込まれるような、 心細い感

  • 62

    悲しくてわたしは喋りたくない 言葉を願ったのはいつぶりだろう。 呼吸ー遺棄、強引な爪で、 風力を生む、 まともなふりをすることなんか――ないよ、 繊細精緻なるもの、エフェラメル、 君(は、) チョコ

  • 61

    The story of counterfeit money ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 偽札というのは、『カリオストロの城』や、 『シャーロック・ホームズ』の話が有名だと思うが、 フィクションではなく現実世界で、ま

  • 60

    プロレスの話 どんなスポーツにもルールがありそれに逆らったプレーは「反則」となる。 「反則」は、基本的には犯してはならない事柄であり、 反則を犯したものには一定のペナルティが与えられる。 ところで

  • 59

    信憑性の話 馬鹿馬鹿しいやりとりがある、 証拠があるとかないとか、言ったとか言っていないとか、だ。 日常茶飯事という人もいるだろう、こういう喋り方をする人もいるしね。 そうなってくるとメールに証拠

  • 58

    Idols are also human beings, and even idols are worried about their lives. 現在日本に存在するアイドルグループの数は、 三千組以上。 人数にして一万人以上にのぼると言われている。 すさまじいまで

  • 57

    既に午後五時。 喩えようもない焔を燃やして動いている、柘榴の実。 日没を控えた、夕陽が見え始めている。 きらり、と彼女の顔で何かが光ったような気が、した。 薔薇色の頬は、 傍を通る天使の光が濡らした――

  • 56 *ありがとうございました(?)

    lamp spirit ~青髪グラマーな超絶美女のランプの精と、 過ごす一週間とオーイエーな僕~ ちなみに眼の前にあるのはオイルランプで、 灯火器や電灯ではない。 まず、そのような明かりが取れる窓がない

  • 55

    レンタル彼女入門 レンタル彼女という仕事がある。 (ちなみにレンタル彼氏というのもある) 一番基本的なことだが、 これはプラトニックな疑似恋愛のサービスであり、 恋人を探すところでも、キスや腰に手

  • 54

    伊弉諾神宮 兵庫県淡路市にあるのは伊弉諾神宮。 淡路島は、神話の国生みの舞台としても有名で 日本書紀には、伊邪那岐命は、淡路州に幽宮をつくられて、 静かに長く隠れられたと記されている。 (「広げる

  • 53

    寝ろ。 基督や釈迦がどうした、羊が皮を脱ぎ始めた夢の中、 「このコートはどうですか」って聞いてくる。 わからんけど多分、あったかそう。 あと、お前意外と着痩せするんだな。 褒める。これが大切。

  • 52

    可愛いは無敵 「なあ、近頃疲れるんだ」 「それはな、お前、 餃子食べないからだよ」 「でも身体が・・・・・・」 「あのな、それはな、 餃子成分が足りないからだよ」 「口臭い」 「あのな、それはな、 お前

  • 51

    触れても揺れない心なら、 『触ってる』って言えない、 『近付いてる』と言えない、 テリトリーに入る。 “あなたにとってわたし”じゃないなら、 “わたしもあなた”じゃなくていい。 踊り場が問う春、 自転

  • 50

    Without thought 人間的共感能力、意思決定能力、創造力、 イノベーションを起こす能力。 「ひとつのことを続けられる」というそれだけで、 素晴らしい才能。 それは誰か他者から強制されてできるものでは

  • 49

    会場で飲食販売やうちわを配布したり、 有料席のもぎりをし、それから声掛けをし、 時には車の整理をこなす花火大会のバイト。 短期間のバイトで、業務内容はどれも単純で、 特に経験やスキルは必要ない。 海

  • 48

    トレーディングカードの話 トレーディングカードゲーム(TCG)は、 異なる点数や価値のカードを組み合わせて勝負する遊びで、 アメリカで誕生した「マジック:ザ・ギャザリング」が発祥と言われ、 戦略性と

  • 47

    崖 口角を美しく窪ませるたびに、 暗い水の揺れるような気持ちが棚引く、 恐い夢を見たんだね、 瞳の中には砂漠の海が拡がって、 翩翻と漂っている小舟、 鳥は空の表面をこするような音を立てる。 静脈

  • 46

    見えている景色 やむなく流される下水溝のように、 雨のように、 道徳律の狂った無力で怠惰な平和主義者のいる町。 蜘蛛の巣は冷たく、 遠い昔のバビロンの捕虜のシーンを偶然再現したみたいに、 空洞と

  • 45

    女が考えていそうなこと 白い罫紙に細かな横文字が蛆虫に類する気色悪い生命を与えんと、 びっしり書き込まれた、ラベルを貼った口の広い薬壜に、 閉じ籠められたような厭な気持ちがする肉体の垢や、爪、かさ

  • 44

    It's a windy day 僕等は誇張する、まるで触れれば身を焼くような姿で。 言葉は思った、通過儀礼、と。 喩える、世界恐慌の参列者のようだ、と。 アルカイックスマイルの、正確な言い方は何だろう? 喩え

  • 43

    蟻とSF 地球上の全蟻の数は「二京匹」という話があり、 それをインスタグラム脳的に処理すると、 直径八六〇メートルの蟻団子になるそうだ。 激しい雪崩となって穴のような谷の中へ突き進んでいくような、

  • 42

    オワレル ハァハァ・・・。ハァハァ・・はあはあ――。 追われている、一人ではない、複数だ。 それも、人間ではない。 この世ならざるもの。 コマ送りのストップモーション・・・。 ―――嗅覚情報処理――視覚系神

  • 41

    多感覚統合遊戯の提案 部屋の四隅に一人ずつ立ち、 一人ずつ壁伝いに回って次の角にいる人にタッチする。 つまりこれは四人推奨ではなく、四人指定ゲームだ。 ここには冬山の夜とでもいうべき怪談の存在が

  • 40

    ようやく俺は何かがおかしいことに気付いた。 図書館。 いつのまにか、水に沈んだように真っ暗だ。 寂として雪を聴くかのような重い外の空気、 空虚な町に――――――。 喘ぎまわっているから。 遠い時刻

  • 39

    ここ はは、 ユメダ。と (耳と前髪の髪を揺らした、 風・・・と光・・・・ (そこにいたって気付かなかったと思う) teenager feeling 永遠なんて感じる方法 歳を「撮」っている。 都市を「録」っている。 チカ、

  • 38

    大人の休日 川辺に青いシートを敷いて、 拠点を作る。 そして取り出す。 六枚切で作る、 キュウリとスライスハムとチーズの、 サンドウィッチとか、 弁当箱に白飯詰めて、 卵とウィンナーとか、 ほう

  • 37

    世界は半分のものになる。 そして半分のもの同士がある日、別のものになる。 属する、領域の、不条理。 その特異点から、 歪みが生まれて来る。 何もしたくないというのもそうだ。 何かしたいというのもそ

  • 36

    カーテンになりたいと思った。 だから、風になった。 風は、スーパーマーケットへ行って、 道をぶらぶら歩き、中学生らしき女の子を見た、 川を見た、汚いと思った、街が。 公園を見た、穢れてると思った、世

  • 35

    未知の人 Let's read the will of a future person 何も知らないまま空洞が拡がる、うらがなしい建築と建築の軒を歩いて。 本当の夢も、本当の自分も、本当の世界も、意志と欲望のグルーヴ、 本当の人生も、本

  • 34

    シャーロットのための ワンタイムパスワード 一杯のコップの水の、 嵩が減っていく、 銀箔や、 磨き上げた鼈甲の、 ようだった、 蝉の翅。 ささくれのない、 怒りや悲しみの溶けて、 いない、

  • 33

    雨夢 雨だよ、 いま、眼から移植した魚の鰭のように、 重い囚衣が消えてゆく。 みんな、一様に、 貨物列車で、連結して、 不確かなこと、曖昧なことを、 夢じみたことをさらけ出した。 眺めは俯瞰、

  • 32

    Eden 時間を盗んで、 空白を、揺らぎを、 生み出し続ける。 底無しの静かな淵に、 放り込まれながら、 その一秒を、 何年間にも渡って、 見える間だけ、 存在するものとして、 ループし続ける。

  • 31

    空洞 「彼女」は自分の心を探るような眼をして、 見ていたのだと思う。 見えることは・・。 見えないことを望んでいたのかも知れない・・・。 紗布が、細胞の隙間に滑り込んできて、 本来そこにある『眼』

  • 30

    ​ ひよこ鑑定士 Chick appraiser ひよこ鑑定士(以下鑑別師)というのがあるけど、 高収入というのはまず嘘で、 これは「頭なしで一八カ月間もニワトリは生きた」という話に似ている。 資格を取得

  • 29

    War mode in my heart ネットのパトロールが激化してる、繭の宮。 「人見知り」や「毒舌」が一つのキャラになってた芸能人が結婚し、 テレビやラジオで幸せそうにその話をすると一部のファンが、 「変わった

  • 28

    日傘をさす女性 Woman with a Parasol - Madame Monet and Her Son 《日傘をさす女性》は、 一八七五年にクロード・モネによって制作された油彩作品だ。 『散歩』と呼ばれることもある。 一〇〇センチ × 八

  • 27

    この街は情報で出来ている This city is made of information 朝、布団から出たくない、 絶対に鬱だ、ウザがるな、 それでもアラームを一瞬で止める、 狭間で阿吽の呼吸、 ここは「桶狭間」ってそっちか

  • 26

    Not everyone is the same 何度も笑い合える話を花向けにしたいけど、 愛想もコミュ力もない、 そう思ったら、一欠片の白い結晶が 頬からスッと降りた。 本能がERROR吐いてるノーモーションで叡智な夜、

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