中原中也ファンのブログです。
およそ80年前の東京の街を孤独な魂は歩いた。その日の魂に見合う詩(うた)を探して…。その歌は2013年の今、数々の文庫として書店の棚にある。ポケットに歌を! さあ、中原中也の魂と会いに出かけよう!
浮舟幻想あさぼらけぬばたまの夢に目覚めきぬぎぬの彼方に歌う柴舟の姫君あらわれる青黒きそら上弦の月のひっそりとあさまだきかがやいてさねさしのさがむ野のあかねさすむらさき野火はさかり燃えあがる冬の明け方愛しき浮舟 ...
春風とチューリップ 真っ赤なチューリップが今年も咲いたね同じ地面に同じ顔で 咲き初めのチューリップを春風がなぎ倒す倒されても倒されても立ち上がってまた倒されてまた立ち上がって金赤の花びらを天空に震わせている 真っ赤なチューリ...
春風自転車が倒れる倒れる倒れる小気味いい春風米兵は半袖だ爽やかな春風吹き飛ばせ冬の垢半袖だ半袖だキャンプの恋人たちは半袖だ春風が吹き荒れる倒れる倒れる倒される自転車が春風に倒される気持ちいい春風半袖だ半袖だ米兵は半袖だ青空に羊雲恋人たちは半袖だ...
駐輪場の日曜日立春を過ぎてぐんとあたたかな朝です尾黒鶺鴒の尾が何気なくすっきりし下弦の月がどことなく黄味を増し指先がちぢかみませんし耳あても要らなくなりました9時ともなればどこからとなくみしみしと陽を浴びた布団の声が聞こえます先ほどから私は入り口のスロープの陽だまりに時を忘れてボーっと立ったままです...
「ブログリーダー」を活用して、チューヤさんをフォローしませんか?