毎日の幸せを書くことによって表現したいなぁ、と思っています。
日常の幸せだなと感じるところや、嬉しかったことなんかを書いています。ただの日常日記です。
年寄りの顔は深い。若いほうが良いとされるこの世界で、シワは消してしまう文化のなかで年寄りの顔は、あまりきれいなものではない。若いほうがシワもないし、何もなくてきれい。青い野球帽をかぶり、その下から見える焼けた肌。手はシワだらけで、きれいじゃない。爪の隙間は黒く、栄養が行き届かないのか筋も入っている。丸い指先は、固い皮膚が張り付いている。身なりもあまりきれいではない、おじいさん。なんとなく苦手な人だと思う。野球帽の下から現れる顔は、いつもおちゃめな笑顔。歯がないから、歯茎が見えている。糸のように目を細めて、笑う。私がおじぎをすると、おじいさんは私のまねをする。深いおじぎ。なんだか、苦手。そう思うけれど、この人を避けると、バチがあたる雰囲気を持っていて不思議とじーっと見てしまう。おじいさんも私をじーっとみる。目の中...深いしわ
小学生、中学生と高校生の時も少し。一緒に過ごしてきた人間と久々に会った。3人で会ったけれど、昔の距離感や質感はなく、新たな関係が始まった。変わらないところは、変わらない。変わるところは、変わるから、関係も違う。3人で随分と長い時間を過ごしてきたしそれでも、長い間、会うことがなかった。携帯が壊れたりすると、いまの時代は不便だ。至近距離に住んでいるのに、まだ地元にいたの?と声をかける。子どもの頃と、大人になってからの性格となんだか程よく、違う性格。私も考えていることがまとまってきて子どもの頃の伝えたいことがわからない、という状況がなくなってスパッと言いたいことが自分でかわるようになってきた。今しかない、という感覚も薄れてこの先、長いんだろうな、とお互いに言い合う。この先が長いであろうことに気が付ける子供ではなかった...ひさしぶりということ
感動した、そういう言葉を使う時点で、感動しているのか怪しいと思ってきた。読書感想文や、作文などで使われる言葉。自分が信じてこなかった言葉の一つ。使わないとは言わないけれど、どういう言葉か形がわからなかった。大人になると、自分がありとあらゆるものに感動していたと気が付いてきた。自分でも驚いたけれど、確かに私は感動していた。この時期ならば、ノウゼンカズラの鮮やかな色、花の名前を知らなかったから、名前にも。あとは、入道雲が流れたり、風の通り道、夜に響き渡るバイクの音。自分が感動していることにも気が付かないほど、感じることは多くてあとあと考えてみたら、感動していたのだと、わかった。その場で感動したといえる人は、とても頭のいい人。私にとって感動とは、何か新しいことを観察することで、生まれている。じっくり興味のあるものを見...薄い青緑いろ
エスカレーターの右側は歩かない人が乗る。関西圏では、左側を人が歩く。後ろから男の人が来て、つかれた、とつぶやいた。男は左側を通って、エスカレーターを降りて行った。私はそれを見ていた。右後ろから私は男を観察していた。疲れた風貌、若い男の人ってどこで何をしているんだろうか、と時々思う。いたと思ったら、若い男の人は、疲れてエスカレーターを歩いて降りていく。片手にはスマートフォンが握られていて、テレビのCMで見たことがある画面があった。つかれた、か。私も、ぼそっと誰にいうでもなく言った。なにに、疲れたんだろうか。休まないんだろうか、と続いて思う。疲れたけど、休めない、のだろうか。この人の物語を、いろいろ考える。悩みの種は、人間関係だろうか。仕事で悩む人、なのかもしれない。携帯の中には、両方とも詰まっているから、手放しち...帰宅ラッシュを外れたころ
朝から街に出る。自分が知らない街のように思う。時間が違うだけで、そこにいる人が違う。覗きこむ。先の見えない商店街。人のいないお店のなか。掃除する人の後ろ姿。従業員入口に吸い込まれるひと。噴水のある広場では、ハトがいる。いつもも、覗き込む。人のまばらな商店街。人がお菓子を買うところ。ベビーカーが数台、今は乳母車といわないらしい。高校生は、いつだって高校生。電車から多くの人が、考え事しながらおりてくる。時間が違うと、風景が違う。違うところに紛れ込んだみたいに、またその風景にも私は溶け込んで私も朝は、仕事にいく。あさ
ふと空いた連休、何をして過ごせばいいのか、わからない。映画も見たし、漫画も本も読んだ。雑誌に出てくるお気に入りの一コマだって切り抜いてスクラップ帳に貼りつけて、自分だけの一冊も作った。ほこりだって少しは取ったし、洗い物だってした。洗濯は雨が降ってて、洗ったものを濡らすわけにはいかない。急な休み、前々から決まっていたら、どうしていたんだろう。今日は休みすぎて疲れた、何もすることが思いつかない。休んでいると、ああ、今頃が開店時間だな、とか今頃が閉店時間だな、とか、なんとなくいつもしてきた作業が気になる。いつもしてきたことがないと、どう過ごしていいかわからないなんて、正確に働いてきた、歯車みたいであまりいい気はしない。その日によって、いろいろ違うのが人間でそれは不思議と、良いことだと思われていないけれど。歯車みたいに...急な休み
ミサイルが空から飛んでくるかもしれない。お昼のニュースで見た。あした、どうなるんだろう。あしたは、あるんだろうか?ふと、起きたら、灰と化した街を空から眺める。それは、とても悲しい光景。ニュースを聞きながら、そんなことを考えていた。私は忘れっぽいので、家に帰ってきてパソコンの画面を見るまで忘れていた。インターネットの世界では、ミサイルの話が目につく。ただ、私は今日、あしたの予定のことしか話していない。あしたにする仕事、あしたのごはん、あしたの予定。おそらく、日本や世界の平和を守ろうとしてくれている人々はまた別の形で、あしたを考えている。あしたがあるように。あしたが世界におとずれますように。あしたがあるように
掃除の秘訣は、なんですか?自分が掃除上手だと思う人に聞いたところ「気になったら、そうじしているだけやねん」と聞いた。リビングキッチン、と呼ばれる部屋にほこりが目立ってきた。休日だから、仕事がない。仕事がない日は仕事と同じ時間分、家事をして働こうと思った。家事は日常の営みだから、家事を時間を決めてすることはなんだか変な感じもする。飽き性の私にとって、わかりやすい設定をするならば働いている時間を掃除に費やしようと思った。掃除は上から。食器棚を拭いたら、茶色かった。テレビにも、ほこりはつもる。日常に掃除をしようと思えないから、汚い。冷蔵庫も拭こうと思って、冷蔵庫のマグネットを外した。友人の子供の写真や、レシピ、ヤマザキ春のパン祭りシールもはがした。白い大きな冷蔵庫が残った。どういうわけか、見覚えがない。こんな白い冷蔵...冷蔵庫
博物館へ出かけたとき、必ず考えることがある。もしも、この時代に飛んでしまったら・・・?自分はどうやって生計を立てて、生き抜くのだろうか?神戸で中国王朝の展示を見てきた。ツボ、はにわ、杯、金色の仮面。いろいろなものが展示されている。無料券がもらえたから、という理由で見学に行ってきた。2000年以上前のものが、自分の目の前にあると思うとレプリカもたくさんあったけれど、物が超えてきた果てしない時間を思う。もしも、この時代に自分が急に飛ばされたら?と少し飽きてきたら、考えてみる。いまあるもので、私が持っているもので売れそうな所持品は?腕にしている水晶かもしれない。紙幣より、硬貨の方が高く買ってもらえるんだろう。言葉が通じるんだったら、今日は占いのカードを持っているから、占いでひっそり生活できる。占い師って儲かるのかしら...もしも
歴史の授業や、算数の授業、音楽も。体育だって、化学もかな。苦手で眠たい授業だった。歴史に詳しい人の話を聞くと、歴史の話もおもしろい今日の内容は、さいとうどうさんという人の国取物語だった。祖父の家に春休みに訪れた時に、テレビで見たことがある。だけれど、歴史の苦手な私にとっては、あまり興味がなかった。今日、改めて話を聞きながら何かに詳しい人のはなしは、おもしろいものなんだ、ということが少しずつ、わかってきた。自分の興味がない分野を教えてくれる人はとてもおもしろい先生にもなる。毎日、歴史の授業をされてしまうと「ハイハイ・・・」と適当に聞き流してしまうかもしれないけれどときどき聞くと「ふむふむ」と聞いている。でも、やっぱり興味がないので自分で調べて読もうとすると、本を抱えて眠ってしまう。とても眠たい。歴史の話。自分の専...歴史のはなし
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