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言語学の嘘 https://plaza.rakuten.co.jp/clg2009/

自分が日頃思う現代言語学の納得いかない部分を1つ1つ紹介しようと言うサイトです。

言語の謎に興味をもっていろいろ考えていたら、どうしても、今の言語学に疑問がいっぱい出てきてしまいました。自分は、まじめに考えているつもりなのですが、周りは自分とは違う論理で動いているようです。このギャップを解消したいと常々思っています。

CLG2009
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2009/04/12

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  • 記憶と人格。。。

    Closer To Truth:Michael Shermer - Can a Person Be a Soul? この人の場合「Person」というのは「記憶によって確立される人格」という事になるのだろう。 記憶に注目しているのは面白いが、人間の視点で見た

  • 同じ言語の定義。。。

    今、私が考えているのは「同じ言語を話す」という事はどういう事なのかという事。 例えば私は、日本語や英語、仏語を話すと言えるが、その根拠は何なのであるか。 一つとして考えられるのが、同じ音韻体系、同

  • 認知システムの認知単位には二極性はない。。。

    一つ、補足。 音節と言うのは、元々は音声を聴覚で捉えたものであり、五感を通した認知システムが基礎にあると言う事である。 認知主体が、何かを知覚すると、それと似た過去の経験の記憶が喚起され、それを判

  • ソシュールの「言語には差異しか無い」と言う命題が正しいかの検証。。。

    私の言語学研究の最初のテーマは、ソシュールの記号の「言語の形」であるシニフィアンに関してソシュールの「言語には差異しか無い」と言う命題が正しいかの検証を行うものであった。 音素は単位ではなく、互いの

  • 記憶視点の存在論。。。

    Closer To Truth:Fred Alan Wolf - All Reality Consists of What Things? 「何が存在するか」を論じる時に、何が「リアル」なのかを問う事が多いが、これは人間の視点で人間の感覚、或いは感性を通して存在を定

  • 二種類の自己更新。。。

    我々は、常に自己同一性の更新をする事で「生きている」。 この自己更新には、二種類ある。 自己更新が行われるためには、過去に自分と現在の自分が、出会って融合する過程を通る必要があるが、過去の自分と現

  • 聴き取りと意味の理解。。。

    イタリア語の特に早口の科学や哲学系の動画を視聴して数年経つのだが、最近、聴き取りは出来るのに、意味の理解がついていかない現象に直面している。 イタリア語に非常に近いフランス語は、マスターしているので

  • 我々の意識。。。

    我々の意識は「離散分裂(再)融合更新循環サイクル」によって常に自己同一性を更新して行く自己意識である。 この連続する一種の自己肯定によって、我々は離散的な認知を行ない、離散的な記号を次々に増産してい

  • デフォルトの意識としての人間の自己意識。。。

    Closer To Truth:Eric Schwitzgebel - What Things are Conscious? 意識の科学や意識の哲学を構想できない最大の原因は、人間の自己意識をデフォルトの意識と前提してしまう事。 この為、人間以外の動物や物

  • 「全ての言語は平等である」のか。。。

    私は、国際音声記号で全ての言語の音素を記述出来ると考える事には反対であるが「全ての言語に共通する国際音声記号表にある音素」によって記述する事で、文字を持っていなかった為に、それまで言語として認められて

  • ソシュールとチョムスキー。。。

    言語学者の夢は、言語学を自然科学の一員とする事である。 これに挑戦した人が言語学者が二人いる。 ソシュールとチョムスキー。 前者は、記号と言う発想があまりにも斬新であった為、本人も理論を完成出来

  • ペンローズ博士の循環宇宙論。。。

    Roger Penrose:Mathematics & What Exists Episode 2210 Closer To Truth ペンローズ博士が考案した「ペンローズの三角形」が彼の考えている循環的な宇宙論を表しているとは知らなかった。 でも、博士は

  • 目先の現象に惑わされるな。。。

    私がいつも気を付けている事は目先の現象に惑わされない事。 音素が離散的である事は音韻論を少しかじれば誰でも分かるが、問題は何故、音素が離散的であるのかと言う事であると私は思った。 音素は離散的であ

  • デジタルとアナログとカオス。。。

    最近、時々、デジタルとアナログ。 或いは、離散と相似という概念について考える事がある。 後、自己同一性と自己相似性がある。 何故「似ている」と思えるのだろうかと考えてしまう。 似ているといえる

  • 二つの価値。。。

    この宇宙の始まりは、混沌の中で「自分を知りたい」という思いの意識が発動した事がきっかけである。 この思いの意識が進化して、我々人類の誕生に繋がったのだが、我々一人一人は「自分をもっと知りたい」と思っ

  • 還元主義の終焉。。。

    Closer To Truth:Saul Perlmutter - Why Did Our Universe Begin? 宇宙物理学と量子力学に共通しているものは、科学的な手法としての還元主義。 これは人間の視点での観察と対象の分解を行いながら研究を進め

  • カンボジアの蚊。。。

    今、私はカンボジアに居るので、やはり蚊に悩まされている。 どうやら私は、他の人よりも蚊に好かれてる様である。 蚊がブーンと、目の前や、耳の周りを通ると、ついついパチンと叩いてしまうのだが、物質と生

  • 美しい「記号の恣意性」。。。

    私がチョムスキーの生成文法に代表される言語理論をニュートン力学に例える理由の一つが、どちらも絶対時間と絶対空間の存在を前提としている点。 先ず、音素と言う単位が線状に連なる時間軸と音素の連鎖によって

  • 量子力学とソシュールの記号学との関連性。。。

    最近になって、量子力学とソシュールの記号学との関連性を考える様になったのだが、量子力学で扱う量子がどんどん小さくなっていくのに違和感を感じ始めている。 元々、物質の最小単位であるとされた原子の構成す

  • 「言語学 −1.0」が、私の出発点。。。

    LIBERARY:【言語学】酒井邦嘉「言語脳科学から学び直す 脳の構造とは」by LIBERARY(旧名称:リベラルアーツプログラム for Business) 東京大学の酒井邦嘉先生の新しいYouTube動画が流れてきた。 12分と言う

  • 西洋哲学と私。。。

    日本で哲学と言うと基本的に西洋哲学の事を指すのだと思うが、私は昔から何故か西洋哲学に一種の拒否反応を覚えていたし、自分の持っている論理性と馬が合わないと言うか、常に違和感を感じていた。 今の私は、デ

  • 「何が存在するのか?」。。。

    「何が存在するのか?」という問いに関するインタビュー動画。 存在を定義しようとすると、どうしても人間の視点で何が存在するのかを考えてしまうが、私は、存在するもの自体が「自らの存在を維持する為の、自律

  • 情報の成立過程。。。

    Closer To Truth:Seth Lloyd - Is Information Fundamental? 「(デジタル)情報」が最小の単位だというのは正しいと思うが、問題は、その情報自体がどうやって生まれるのだという事である。 情報は、記憶と

  • 「音素は言語の最小単位である」と言う音韻論の命題。。。

    「音素は言語の最小単位である」と言う音韻論の命題は、人間が記号を使って発明した自然言語には、聴覚発声チャンネルに特化した音声言語と並んで、視覚身振りチャンネルに特化した手話があるので、「言語の」と言う

  • 基礎研究としての一般言語学。。。

    昨日は久しぶりに、投稿しなかった。 別に毎日投稿すると決めた訳でもないので問題はないのだが、自分の研究の今後の事を考える時間になった。 一つの疑問は、私の研究は将来、何らかの技術革新に結びつくのか

  • 私の言語の研究アプローチについて。。。

    私の言語の研究の一番の特徴は、常に背後にある何らかのメカニズムの存在を前提とする事だと思う。 最初は手話と音声言語に共通する何かを探ろうとした。 そして文法を可能にするメカニズムを定義しようとした

  • 声には人格が宿る。。。

    カンボジア語を現地で、聞くだけ聞いていると、意味は分からなくても、カンボジア語独特の声があるのを感じる。 私は、言語毎に声が変わると思っている。 特に英語を話す時は、お腹から低い声を出すので疲れる

  • アナログな記憶とデジタルな記憶。。。

    記憶と自己同一性の関係に最近、注目して考察しているのだが、人間の自己意識を支えている認知システムにはアナログな自己同一性とデジタルな自己同一性が混雑していると考えている。 コンピュータのメモリから呼

  • 記憶科学(la science mnémorielle)。。。

    「ソシュールの一般言語学」では、研究対象となるのは共時態のラング(言語)であってパロール(発話)ではないとされているが、私は自分の研究対象からラングを外した。 では、パロールを研究するのかと言うとそ

  • 記憶とは。。。

    記憶と言うのは、離散的な分裂によって疑似的に対峙出来る片割れ同士の再融合更新によって自己同一性を維持する事で存在を実現する動的メカニズムであり、これが循環サイクルとして自律的に機能し始めると、自己相似

  • 三層になった時間軸。。。

    人類の個体であるヒトから人間になった我々は、三層になった時間軸を同時に生きている。 時間軸が誕生した段階で、それに付随する複数に空間軸も同時に生まれるが、今は時間軸に限定して考察しようと思う。 三

  • 言語学を志している中学生や高校生の皆さんへ。。。

    言語学を志している中学生や高校生の皆さんに伝えたい一言。 現在、言語学と呼ばれているものは実は文法学です。 文法を極めても言語の謎は解けません。 あなたは何故、言語に興味があるのですか。 それ

  • シニフィアンとシニフィエが瞬時に一致する瞬間。。。

    イタリア語もカンボジア語も自分が理解する為の直接的な努力をしていない。 でも時々、シニフィアンとシニフィエが瞬時に一致する瞬間がある。 これこそが、ソシュールの記号が私の主観的な意識の上で成立する

  • 私の自己同一性と言語の自己同一性。。。

    記号のシニフィアンも、シニフィエと同じ様に、互いの差異によって(のみ)その自己同一性を維持していると私は考えているが、何故ここで自己同一性と言う用語を持ち出したのかと言うと、記憶の保存と喚起と言う過程

  • 「主観の無い意識」。。。

    「主観の無い意識」と言うのが想像出来るだろうか? 私は出来る。何故なら「自分を知りたい」と言う最初の意識の誕生から、我々人間の自己意識の誕生迄の道筋を辿る思考実験を何年も続けているから。 この最初

  • 「Panpsychism(汎心論)」の大きな間違い。。。

    Sci-losophy:Is the universe conscious? Panpsychism and Quantum physics 「Panpsychism(汎心論)」の大きな間違いは、人間の自己意識をデフォルトの意識として定義してしまう為、人間以外にも意識があるとす

  • 離散化と進化のシンクロ。。。

    離散化と進化。 この二つの過程は、どうシンクロするのだろうか。 離散化という事は、デジタル情報が生まれるという事である。 離散化の動的メカニズムである「離散分裂(再)融合更新循環サイクル」は、そ

  • Panpsychism(汎心論)と私。。。

    Sci-losophy:Is the universe conscious? Panpsychism and Quantum physics 「Panpsychism(汎心論)」の大きな間違いは、人間の自己意識をデフォルトの意識として定義してしまう為、人間以外にも意識があるとす

  • 記憶の囁き。。。

    私の言語と人間に関する研究に関して全ての出発点となった「言語には差異しか無い」と言うソシュールが残した命題は、私にとって「記憶の囁き」と言えるものになった。 何故かと言うと、この命題を完全に実践する

  • 虹と音素と手話サイン。。。

    文化が我々の認知に影響を与える例として、よく引き合いに出されるのが虹の色の数。 日本では「七色の虹」と言う表現がある様に7つの色に分けるのが一般的だが、七色を全部言えるかと言ったら、そうでもないだろ

  • 言語学とは(主観的な)声の聞こえ方の研究。。。

    私のブログの常連のともちゃんさんとの個人的なメールのやり取りが始まったのだが、そこで面白い表現に出会った。 「私の主観の中に、日本語のラングが存在する」というもので、今まで私は、自己意識や主観と言語

  • 言語と言葉と認知科学。。。

    日本語の「言語」の意味に関して、最近、結構疑問に思う事があった。 それは、動物言語学と言う用語が、いとも簡単に受け入れられているのを見たからである。 ところが、これを日本語の「言葉」に変換したら、

  • 言語学は何の役にも立たない学問なのか?。。。

    ゆる言語学ラジオ:「イルカも喋る」は大ウソ【言語学って何?】#1 私のブログの常連の、ともちゃんさんからの依頼もあって、ゆる言語学ラジオ視聴の機会が増えた。 初回のテーマは「言語学とは何か?」なのだ

  • ソシュール自身が犯した間違いと後発の学者による誤解や曲解について。。。

    私は「ソシュールの一般言語学講義」に多大なインスピレーションを受けて、言語と人間の本質を探究を始めたのだが、この本の内容と、現在、一般的に通用している解釈が全て正しいと考えている訳ではない。 ソシュ

  • 言語の起源の、連続性理論と不連続性理論。。。

    Geo Origin【ジオ・オリジン】:人類が初めて言語を手にした時 言語に関して定着している考えの一つに、人間には高度な知能が備わったから、高度な言語を使う事が出来る様になったと言うのがある。 この場合、

  • 記憶という主体。。。

    では、何故「自分を知りたい」と言う欲求が、この宇宙を創造し、維持し、更に段階的に進化させる原動力になったのだろうか。 いや、どちらかと言うと、その為に、どう言う手段に訴えたかであると思う。 それが

  • 全ての出発点は「自分を知りたいという意識」。。。

    新年明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いします。 新年になったので、私の宇宙理論の原点に立ち返ってみたいと思う。 全ては「自分を知りたい」と言う意識が出発点であるという事。 こ

  • 佐藤哲学は、哲学者に嫌われるか。。。

    今、一つ思うのは「佐藤哲学」は、哲学好きにとっては、非常に良いつまらない可能性があると言う事。 哲学と言うのは、自分なりの解釈が可能だからこそ人気があると、ともちゃんさんに教えてもらった。 でも私

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