低学年向けブックトーク15分程度本日実施、グーっと引き込まれる様子の見えた子供達でした。テーマは「7」7歳の子達が多いことや、昔話の『狼と7匹の子山羊』や『白雪姫』の7人の小人などの話を導入に以下シナリオ...
絵本、児童書、一般書、色んなジャンルの本の感想、評価。☆☆☆以上はオススメ本!
小さな図書館に勤めています。読んだ本の記録、感想、評価が主な内容ですが、子ども達への読み聞かせや、ブックトークのプログラム、図書館で人気の本なども、紹介していきたいと思います。
next4years Ⅱ☆☆☆☆清陰メンバーをはじめとする高校編までの面々に加えて、最強の新キャラたちも登場。大学ごとに誕生した新たなドリームチームが全力でぶつかりあう春季リーグ戦、いよいよ佳境へ――!灰島・黒羽のルーキーコンビが入学し、“悪魔のバズーカ”三村も怪我から復活して躍進を遂げた欅舎大学チーム。浅野と越智がチームメイトとなり、“ターミネーター”の二つ名で畏れられる最強ミドルブロッカー破魔、異色の金髪のリベロ太...
ラベンダーとソプラノ☆☆☆☆頑張りかたはひとつじゃない「今年こそ金賞を」の重圧と厳しい練習で崩壊寸前の合唱クラブ。小6の真子はボーイソプラノの朔や商店街の合唱団と出会い、頑張ることの意味やクラブのあり方を考える。青春小説『ヒトリコ』『タスキメシ』の著者が描く、初の児童文学!...
小学校1年生国語「おはなしどうぶつえんをつくろう」のためのブックトークシナリオ
今日は1年生の教室で授業支援のためのブックトークをしてきた。1時間、どの子も楽しそうで「もう終わり?」「また明日も来る?」なんて声も聞こえて嬉しい限り最後に、読みたいなと思う絵本2冊まで、手を挙げて、と聞いてみると1番人気は『うごいちゃだめ!』で3分の2もの手があがってました2番人気は『メチャクサ』テーマはどうぶついっぱい たのしい えほん以下シナリオ...
なれのはて☆☆☆☆一枚の不思議な「絵」の謎を追い、令和から昭和、大正へ。日本最後の空襲といわれる秋田・土崎空襲。戦争が引き起こした家族の亀裂は、現代を生きる人びとにも影を落としていた。ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員・守谷京斗(もりや・きょうと)は、異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展...
あなたの燃える左手で☆☆☆第51回泉鏡花文学賞、第45回野間文芸新人賞ダブル受賞作!麻酔から覚めると、見知らぬ他人の手になっていた。ハンガリーの病院で、手の移植手術を受けたアサト。しかし、麻酔から覚めると、繋がっていたのは見知らぬ白人の手で――。自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う、傑作中篇!凄い! 肉体の無意味な分断と不自然な結合が、現実の世界に重なる。入念な構成の冒頭から最後まで、1㎜の緩み...
オランジェット・ダイアリー☆☆☆☆夢や進路に迷ったら、とりあえず読んじゃいな!!二年生になったあたりから、母さんは何度もきいてくる。夢は、やりたいことは? そのたびに微妙な気持ちになる。うるさいなあ、夢、夢、夢って。なんで、大人って中学生なら夢くらいあるだろうと思いたがるんだろ?――本文より愛媛県の宇和島市とアフリカのガーナを舞台に、 ふたりの中学校3年生がガチでリアルな悩みでてんてこ舞い! ほろ苦くて、...
博物館の少女 騒がしい幽霊☆☆☆☆明治時代を舞台にした怪異ミステリーシリーズ待望の第2巻!明治16年秋、博物館の怪異研究所で働くイカルは、突然の指名で、陸軍卿、大山巌とその婚約者、山川捨松の博物館観覧に同伴することになる。11歳で渡米し、大学卒業後に帰国した捨松の身の上を聞き、その聡明さと温かい人柄にひかれたイカルは、巌と捨松の結婚について、それぞれが仇敵である薩摩と会津の出身であることを根拠に、あらぬう...
宙わたる教室☆☆☆☆東京・新宿にある都立高校の定時制。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、学会で発表する...
金曜日のあたしたち高校受験に失敗し「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が大嫌いになり、くさりまくっていた陽葵は、ある日駅前でプラカードを持って立つ高校生たちと出会う。「ストップ!温暖化」「気候時計、知ってますか? タイムリミットまであと6年!」……気候? 時計?環境問題に熱心な高校生なんて、ちょっと変わり者なのかな、くらいに思っていたのに、その中にいたひとりの男子の笑顔がめちゃくちゃさわやかだったからとい...
☆☆☆☆それは、恋とは違う。もっと神聖な気持ちだ。私は神様を慕うように、ライトに夢中になったのだ。だから、いつも、近くにいたかった。誰よりも、そばにいて、もっと心を通わせたかった。高校生になった今でも、あんなに誰かに夢中になることは、もう、二度とないだろうと思っている。私にとってライトは、今でもそういう特別な存在だ。【菜摘】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...
ココロノナカノノノ☆☆☆☆+母の妊娠と家族、中一少女の心模様を描いたYA小説あなたの心の中に、大切な人はいますか?生まれる前に双子の妹・野乃を亡くした寧音は、中学1年生の今も、心の中にいる野乃に話しかけたり、拠り所とするなど、特別な存在として思い続けている。そんなある日、母である奈菜ちゃんのおなかに新しい命が宿ったことを知ってーー。●推薦の声!同じ双子の姉として、野乃を大切に思う寧音の気持ちが痛いほどわ...
☆☆☆☆時は23世紀、日本の南の果て、大海原のなかに、鉄塊の摩天楼がそそり立つ孤島「キノトリ区」がぽつんと突き出していた。イレズミだらけのならず者たちが力強く生きるその海上の街は、わずかながらもつねに沈み続けていて、人々はコンテナと呼ばれる箱状住居を積み重ねながら暮らしを維持していた。23歳の配達人・キューは、家族との縁は希薄だが、なんとか配達人として公務員になり、愛犬のコエダとともに街の上下に毎日荷物を...
波あとが白く輝いている☆☆☆☆☆第63回講談社児童文学新人賞佳作入選作、待望の書籍化!亡き母が愛した、海光祭を復活させたい!三船七海は海光小学校の6年生。1歳の時、東日本大震災で母と祖母を亡くし、祖父と母の妹・汐里さんと暮らしている。ほとんど母の記憶のない七海だったが、母の同級生から、母が熱心に取り組んでいた海光祭のことを聞く。それは地域の人たちの協力を得ながら作り上げる、海光小の大イベントだったが、震災後...
杉森くんを殺すには☆☆☆☆――「杉森くんを殺すことにしたの」高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあま...
2023年の本ベスト約10冊 児童書考えたことなかった(魚住直子)落窪物語(花形みつる)ホッキョククジラのボウ(アレックス・ボースマ)ステイホーム(木地雅映子)TRUE・Colors(小林深雪、にかいどう青、長谷川まりる)こどものけんりのほん(えがしらみちこ)ファミリーマップ(おおぎやなぎちか)満天inサマラファーム(長谷川まりる)雨にシュクラン(こまつあやこ)13歳からの地政学(田中孝幸)「くうき」が僕らを呑みこむ...
#2023年の本ベスト約10冊 百年の藍 増山実藍色ちくちく 高森美由紀心臓の王国 竹宮ゆゆこ黄金蝶を追って 相川英輔ゴリラ裁判の日 須藤古都離図書室のはこぶね 名取佐和子世はすべて美しい織物 成田名璃子成瀬は天下を取りにいく宮島未奈ぼくらに嘘がひとつだけ 綾崎隼プリテンドファーザー 白岩玄名著奇変(飛鳥新社).小説家と夜の境(山白朝子)レッドクローバー(まさきとしか)も良!...
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低学年向けブックトーク15分程度本日実施、グーっと引き込まれる様子の見えた子供達でした。テーマは「7」7歳の子達が多いことや、昔話の『狼と7匹の子山羊』や『白雪姫』の7人の小人などの話を導入に以下シナリオ...
『願わくば海の底で』額賀澪☆☆☆☆東北地方沿岸部のとある高校。そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。校舎が荒らされた前夜に目撃された青い火の玉。プールサイドで昼食を取っていたとき、話しかけてきた同級生を水中に突き飛ばしてしまった女子生徒の真意。テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。そして、高校卒業後大学に入学するまでの何者でもなかった2011年の
『オリオンは静かに詠う』村崎なぎこ☆☆☆+私は勝つ。聴こえない世界で、戦い抜く。宇都宮のろう学校に通う高校1年生の咲季。重度の難聴である咲季は、他者とのコミュニケーションを避けがちだ。ある日行われた交流会で、聴者だが手話を使いこなす女子高生に出会う。しかし彼女が発したある言葉に、咲季はショックを受ける。落ち込んだままの帰り道、見つけたのは「おひとりさま専用」と書かれたカフェ。店に入った咲季を迎えたのは...
小学校でのブックトーク新一年生に向けて15分程度のシナリオです以下シナリオ...
『友が、消えた』金城一紀☆☆☆+絶対に変えてやる。このクソみたいな現実を。読めば勇気が湧いてくる、最高&最強の青春小説!オチコボレ男子高校生だった南方は、仲間たちとのある約束のために大学に進学した。「君たち、世界を変えてみたくはないか?」高校の生物教師のこの言葉をきっかけに、仲間たちと周囲の不条理に立ち向かった彼らは、「殺しても死にそうにないから」という理由で「ザ・ゾンビーズ」と呼ばれていた。だが高校卒...
『罪名、一万年愛す』吉田修一☆☆☆+ 横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。九州を中心にデパートで財をなした有名一族の三代目・豊大から、ある宝石を探してほしいという。宝石の名は「一万年愛す」。ボナパルト王女も身に着けた25カラット以上のルビーで、時価35億円ともいわれる。蘭平は長崎の九十九島の一つでおこなわれる、創業者・梅田壮吾の米寿の祝いに訪れることになった。豊大の両親など...
『ふたりの窓の外』深沢仁☆☆☆☆互いが、互いにとって‶非日常″。そんなふたりの距離は近づくか?春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、そして――冬の宿。それぞれの季節に一度ずつしか会うことのなかったふたりの一年を描いた、絵画のような恋愛小説。自分を裏切った恋人ともうすぐ旅行に出かけるはずだった女、その恋人の代わりに旅に同行することを申し出た男。なぜか承諾してしまった女は、それまで見ず知らずだった男と春の宿で一夜を...
『恋とか愛とかやさしさなら』一穂ミチ☆☆☆プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が”出来心”で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。信じるとは、許すとは、愛するとは。男と女の欲望のブラ...
『やなやつ改造計画』吉野万理子☆☆☆+世のため、人のため、だけど一番は自分のため?!中学3年生の気まま男子、京座木光也は、生徒会長に立候補することを決意。選挙を勝ち抜くべく、リーダーになるための研究を始めますが……。恋に友情、SNSの炎上、etc。思いもかけない大波小波が次々と!自分を変えたい、変わりたい、と思っている人にエールを送る、青春ストーリー。...
『僕たちの青春はちょっとだけ特別』雨井湖音☆☆☆+僕が先生たちの代わりに、証拠を集めます高等支援学校に入学した15歳の青崎架月は、初めてできた友人たちと学校生活の中で出合った三つの謎に挑む。彼らの日常と謎解きが静かな感動を呼ぶ、連作学園ミステリ中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれた...
『アルプス席の母』早見和真☆☆☆+秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢...
『撮っては行けない家』矢樹純「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。「家にまつわる呪い」のロケのため山梨の旧家で撮影を進める中、同僚で怪談好きのAD・阿南は、今回のフィクションの企画と現実の出来事とのおかしな共通点に気付いていく。そして現場でも子どもの失踪事件が起こり……。日本...
『撮っては行けない家』矢樹純「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。「家にまつわる呪い」のロケのため山梨の旧家で撮影を進める中、同僚で怪談好きのAD・阿南は、今回のフィクションの企画と現実の出来事とのおかしな共通点に気付いていく。そして現場でも子どもの失踪事件が起こり……。日本...
『おとなになりたくないわたし』☆☆☆+泳ぐことが大好きで、小五までスイミングに熱中していたけれど、「あること」がきっかけでやめてしまったすみれ。表立ってなにかをすることもいやだから、クラスでは目立たないようにしている。すみれとは正反対の、クラスで一番目立つグループにいる西原さん。スポーツ万能で意見はハッキリいうけれど、むやみにさわがないクールな人。ある日、道でうずくまっている西原さんを助けたことがき...
今日も誰かの誕生日☆☆☆☆どんな「誕生日」からも確かな希望がほの見えるはずだ――『最後の秘境 東京藝大』の二宮敦人がおくる6編のバースデー・ストーリー!誕生日が一日違いのいとこ同士、自分を産んだ母の気持ちに思いをめぐらす高校生、誕生日に突然の腹痛に見舞われる青年、念願かなって自分で自分の誕生日を祝う小学生、祝いたいのに祝わせてもらえない高校生、ケーキ職人と弟子入りしたい小学生――。ある日の誰かの誕生日を描い...
ひまわり☆☆☆☆おしゃべりと食べることが大好きな33歳のひまりはある夏の日、出張帰りに交通事故に遭い、頸髄を損傷してしまう。意識は明瞭。だけど、身体だけが動かない。過酷なリハビリを続けるも突きつけられたのは厳しい現実だった。「復職は約束できない。できればこのまま退職してほしい」。途方に暮れ、役所で就労支援の相談をすると、すすめられたのは生活保護の申請。私は人の役に立てるのに、どうしてその力を発揮させても...
それはわたしが外国人だから?☆☆☆+難民、紛争などの取材・発信を続けるフォトジャーナリスト安田菜津紀が、日本の入管政策に翻弄されてきた、外国にルーツのある4人を取材。一人ひとりの生きた道のりをたどることで、彼らがどんな困難に直面してきたかを、子どもにも伝わるよう平易なことばでまとめました(漢字にはすべてルビをつけました)。あちらこちらで「多様性の尊重」がいわれているのに、そこから排除される人たちがい...
あえのがたり☆☆☆☆2024年元旦、能登半島を襲った大地震によって多くの人が傷つけられました。残念ながら、小説を読むだけでは暖を取ることも、おなかを満たすこともできません。ですが、いつか、魂を励まし、心に寄り添える力が物語には宿っていると信じています。奥能登地域の農家では、古くから稲作を守る“田の神様”を祀り、感謝をささげる「あえのこと」という儀礼が行われてきました。「あえ=おもてなし」、「こと=祭り」をあら...
パレスチナのこと☆☆☆☆この本から、始まる新しい世界史=「生きるための世界史」あらゆる人が戦争と自分を結びつけ、歴史に出会い直すために。アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人の対話からはじめて浮かび上がる「パレスチナ問題」。世界史は書き直されなければならない。***岡「今、必要としているのは、近代500年の歴史を通して形成された『歴史の地脈』によって、この現代世界を理解するための『グローバル・ヒスト...
ぼくのはじまったばかりの人生のたぶんわすれない日々☆☆☆+親友とすごす楽しい時間もあり、とんでもなく退屈な時間もあり、純粋な喜びもある、10歳の男子ベニーのありのままの日常がつづられます。作者イーサン・ロングの体験にもとづいた物語です。...
☆☆☆祖母が守りたかったもの、それは?瑞ノ瀬村に暮らす佳代、千代、三代の三姉妹は、美しい自然の中をかけまわり元気に暮らしていた。大切な人が戦地から帰ってくる日も、村中から祝われながら結婚式を挙げた日も、家で子を産んだ日も、豊かな自然を讃えた山々の景色が、佳代たちを包み込み、見守ってくれていた。あるときそんな瑞ノ瀬村に、ダム建設計画の話が浮上する。佳代たちの愛する村が、湖の底に沈んでしまうという。佳代は...
☆☆☆祖母が守りたかったもの、それは?瑞ノ瀬村に暮らす佳代、千代、三代の三姉妹は、美しい自然の中をかけまわり元気に暮らしていた。大切な人が戦地から帰ってくる日も、村中から祝われながら結婚式を挙げた日も、家で子を産んだ日も、豊かな自然を讃えた山々の景色が、佳代たちを包み込み、見守ってくれていた。あるときそんな瑞ノ瀬村に、ダム建設計画の話が浮上する。佳代たちの愛する村が、湖の底に沈んでしまうという。佳代は...
☆☆☆+選挙に弱い政治家は、誰かの言いなりになるしかない。だからーー。強くなりたい。国会のマドンナ“お嬢”が遺書を残し自殺した。敵対する野党第一党の“憤慨おばさん”は死の真相を探りはじめる。議員・秘書・記者の覚悟に心震える、政治✕大逆転ミステリ!野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得でき...
☆☆☆☆定時制高校に通いながら無職の父に代わり働く耕一郎は、ある冬、苦労して貯めた八万円が無くなっていたことに気づく。このことを父に問い質すと、父は金を使ったことを悪びれもせずに認めた上、予想を超える衝撃の言葉を言い放った。衝動的に父を殴り飛ばした耕一郎は、雪の中に倒れた父を放置して故郷を逃げるように去る。しかし、僅かな所持金は瞬く間に減り、逃亡生活は厳しくなる一方。遂に金が底をつき、すべてを諦めよう...
☆☆☆☆勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林。ある日彼のクラスに変わり者の宇野が転校してくる。小林が先輩から怪しいバイトに誘われているところを宇野に助けられ、その出来事をきっかけに2人の距離は縮む。宇野のことを知れば知るほど彼の生き方に惹かれ、自分も変わろうと行動する小林だったが…。「普通」ができない正反対の2人がそれぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語。...
今月小学校の3・4年生に行ったブックトークのシナリオです。17~18分くらいほそかわてんてんさんの『きょうはおやすみします』を最初に選んでテーマにして休む、で繋げられるよう本を選びました。テーマ「おやすみします」シナリオ...
☆☆☆☆夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に作品が選ばれる常連であり、野間児童文芸賞、ひろすけ童話賞、河合隼雄物語賞など児童文学の主要な賞を続々受賞した、いとうみくによる書きおろし最新作。中3の冬、受験を控えた青山湊(あおやま・みなと)、七海未央(ななみ・みお)、周東律希(すとう・りつき)の三人は、祠の前にしゃがんでいる小さな女の子を見つけた。雪はやんだようだが、気温は下がっている。何もしゃべらず、動こ...
父の影響で過剰にきれい好きになった日下部朝陽は、東京の民間清掃会社で契約社員として様々悩みを抱えながら働いている。ある日、隣の部屋に住む佐野友笑の部屋がゴミで溢れかえっていることに気がつき、驚く朝陽。物を捨てられない友笑は、ゴミを集めてはアート作品を作っていた。二人の距離はいつしか縮まり、目の前に立ちはだかる壁をひとつひとつ乗り越えていくが--。片付けたい男と片付けられない女。正反対の二人の、未来...
☆☆☆☆細川糸子と同級生の、町田良子、坂巻まみ、滝島径介。そして、転校生の日野恵。この5人の視点で語られる、5つの物語。6年1組・細川糸子。がさつで粗雑と言われるが、そのまっすぐな言葉は、かかわる人に時に大きな影響を与えることを、当の本人は知るよしもない。おいしいものを食べることが生きがい。糸子が盲腸で入院している間に転校してきた日野恵。糸子との距離をグイグイつめて親友であろうとするが、糸子にはその真意が...
☆☆☆☆50万部!三ツ矢&田所刑事シリーズ第3弾中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、意識不明の状態で発見される。永澤美衣紗という名の彼女はシングルマザーで、生後十ヵ月の娘、しずくは連れ去られる。現場には「私は人殺しです。」と書かれた便箋が残されていた。時は遡り、90年代初頭。北海道の鐘尻島では巨大リゾート「リンリン村」の建設が頓挫し、老舗料亭「帰楽亭」の息子、小寺陽介は将来に不安を感じていた...
☆☆☆☆成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!...
「まだ人生に、本気になってるんですか?」この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」慶應の意識高いビジコンサークルで、働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田...
「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。累計100万部突破! 「理瀬」シリーズ初短編集ゴシック・ミステリの金字塔。湿原に浮かぶ檻、と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。ここでは特殊な事情を抱える生徒が、しばしば行方を晦ます。 ヨハンの隠れた素顔、校長の悲しき回想、幼き日の理瀬、黎二と麗子の秘密、月夜に馳せる聖、そして水野理瀬の現在。 ...
ルビーの一歩 私たちすべての問題 [ ルビー・ブリッジズ ] 楽天で購入 ☆☆☆☆アメリカの公民権運動家ルビー・ブリッジズは、6歳のとき、ルイジアナ州ニューオーリンズの白人専用のウイリアム・フランツ小学校に、初めての黒人生徒として入学した。写真と共に綴る、勇気を出して人種差別に立ち向かった少女からの「平和の手紙」。...
内容紹介(出版社より)わたしは母を傷つけた。たった一人の肉親を、言葉のナイフでーー。あれから13年、後悔ばかりで大人になった。でも、孤独に負けずにいられたのは、母の、仲間の、「うた」 があったからーー。シリーズ累計54万部突破!『ひと』 『まち』 『いえ』に続く感動の青春譚母がわたしを産んだ歳になった。今、わたしに、湧き出るものがあるーー。27歳の古井絹枝には、晴らすことのできない後悔があった。中学生の頃...
☆☆☆+内容紹介(出版社より)『たぶんみんなは知らないこと』で野間児童文芸賞、『ふたり』が読書感想文課題図書、『香菜とななつの秘密』が児童福祉文化財に選出など、特別支援学校での教師、作家として活躍してきた福田隆浩氏。厳しいテーマでも一気に引き込まれる作風で、今作も温かい感動作品となっています。※※このまま家にいると、ぼくは目を覚ましたふたりと顔をあわせることになる。気にしなければいいのかもしれない。で...
☆☆☆+内容紹介(出版社より)実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、...
☆☆☆一度も父と会ったことがなく、母と二人で暮らす詩織。本当の母親と死別し、新しい母を迎えた千秋。もうすぐ3歳になるのに言葉を話さない弟がいる璃子。中学3年でクラスメイトになった3人は、ある日、璃子の家に遊びに行くことに。そこで、璃子の弟が、千秋に頬にかみつく事件が起こる。璃子はその原因が詩織にあるという……。そこから、仲良しだったはずの3人の関係がぎくしゃくし始める。そして、3人それぞれが抱える事情が明ら...
☆☆☆一度も父と会ったことがなく、母と二人で暮らす詩織。本当の母親と死別し、新しい母を迎えた千秋。もうすぐ3歳になるのに言葉を話さない弟がいる璃子。中学3年でクラスメイトになった3人は、ある日、璃子の家に遊びに行くことに。そこで、璃子の弟が、千秋に頬にかみつく事件が起こる。璃子はその原因が詩織にあるという……。そこから、仲良しだったはずの3人の関係がぎくしゃくし始める。そして、3人それぞれが抱える事情が明ら...
☆☆☆私には、お父さんがいい人なのか悪い人なのかわからない。お父さんのことを、好きなのか嫌いなのかもわからない。(若羽)小さい頃の僕は、父さんのようになりたいとあこがれていた。もちろん今だって、立派だと思う気持ちは変わらない。だけどときどき、そんな父さんを見ていると息苦しくなることがある。(慧)...