カンボジアの経済について、ビジネス関係の方にお役に立つブログです
カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです
カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと日本の決済用統一QRコードの相互運用に向けて、第1フェーズとして、7月5日から、2025年大阪・関西万博の会場内のカンボジアパビリオンやその他一部店舗における利用が開始されたと発表しました。 カンボジア国立銀行と日本の経済産業省は、2023年12月18日に「統一QRコード決済分野における協力に関する日本国経済産業省とカンボジア国立銀行との間の協力覚書を締結していました。これに続き、2025年4月21日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行と日本のキャッシュレス推進協議会は、カンボジアと…
カンボジア内務省入国管理総局は、2025年7月1日から外国人旅行者向けに新しい電子出入国システム「v-Pass(ビジターパス)」を正式導入すると発表しました。v-Passは、従来のパスポートに押印する入国スタンプやQRコード付きシールを代替するものです。スタンプやシールは廃止となるとのことです。 出入国の記録は、これまでパスポートへのスタンプやシールで確認できましたが、今後は、スタンプの代わりに、v-Passがメールで送信されます。この他、公式ウェブサイト(https://arrival.gov.kh)や専用スマホアプリ(Cambodia e-Arrival App)でも確認可能とのことです。…
6月30日から7月2日まで、長島昭久内閣総理大臣補佐官は、カンボジアを訪問しました。長島総理補佐官は、フン・セン上院議長、フン・マネット首相、プラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣をそれぞれ表敬し、安全保障分野を中心とする二国間関係及び地域・国際情勢等につき意見交換を行いました。 フン・マネット首相との会談では、日本とカンボジアとの安全保障関連での協力強化を推進していくことで一致したとのことです。また、3つの柱からなる新たなカンボジア・日本協力メカニズムの設立に強い満足感を表明しました。フン・セン上院議長からは、最近のタイとの紛争について言及があり、カンボジアが目指す国際法に沿った平和的解決…
日経新聞 追い込まれるタクシン氏 盟友切ったフン・セン氏の「危険な賭け」
7月8日、日経新聞に「追い込まれるタクシン氏、盟友切ったフン・セン氏の危険な賭け」と題する記事が掲載されました。著者は、高橋徹編集委員です。 記事では、「7月1日、タイのペートンタン首相が憲法裁判所から職務の一時停止を命じられ、「お家芸」の政情不安が再燃した。」としています。発端は、国境紛争に関連して、ぺートンタン首相がカンボジアのフン・セン前首相と電話で話した内容でした。ぺートンタン首相は、フン・セン前首相の長年の盟友であるタイのタクシン元首相の娘です。このため、「国同士の関係が悪化しているとはいえ、フン・セン氏の一連の振る舞いは、不可解な印象が拭えない。長年の親友だったタクシン氏を、なぜこ…
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7月5日、関西万博会場で、カンボジアのナショナルデーのイベントが開催されました。イベントでは、ソク・チェンダソピア副首相と藤井比早之外務副大臣からの挨拶の後、カンボジアの伝統舞踊が披露されました。 大屋根リングの下ではパレードが開催されたとのことです。カンボジア舞踊を先頭に、多くの在日カンボジア人もパレードに参加していました。 また、カンボジアの統一QRコード「KHQR」と日本のJPQRの連携の第1フェーズとして、カンボジアからの訪問客は万博会場でQRコード決済が可能となり、カンボジア国立銀行のチア・スレイ総裁が、お披露目を行いました。 カンボジアは、アジアでも最も親日的な国の一つであり、両国…
プノンペン南部、ロシアンマーケット近くの123通りにある気軽な大衆居酒屋「虎二郎」です。お店は、黄色い壁にユニークなポスターが並んで昭和レトロな感じです。昔ながらのガスコンロで焼肉するのも懐かしい感じがします。メニューは焼肉メインでしたが、最近は居酒屋メニューが豊富でお気に入りです。今回は、泉州水なすの浅漬け、ミョウガときゅうりの梅ポン和え、豚トロとセロリの塩だれ炒め(写真上)を頼み、〆にはカンタ巻きを堪能しました。カンタ巻きは、海苔巻きなのですが、中身をチャーハンやガーリックライスとすることができます。また、〆には、冷麺もよく頼みます。こちらも日本風の冷麺で、さっぱりとしたスープとツルツル麺…
第一生命経済研究所 タイ・ペートンタン首相が窮地 カンボジアとの国境紛争が契機に
7月1日、第一生命経済研究所は、「タイ・ペートンタン首相が窮地、カンボジアとの国境紛争が契機に」と題するレポートを発表しました。著者は、経済調査部の西濵徹主席エコノミストです。 レポートでは、「タイでは、隣国カンボジアとの係争地を巡る緊張が再燃し、5月末には一時的に両軍が交戦状態に発展した。同国政界では、タクシン派主導の現政権が親軍派や反タクシン派との大連立体制が敷かれるなか、国境問題を機に主導権争いが激化した。さらに、ペートンタン首相とカンボジアのフン・セン前首相の非公式電話会談の内容が流出し、その内容を巡ってタイ国内で政権批判が高まっている。政権支持率は急低下したほか、議会上院は憲法裁に首…
6月27日、国土交通省は、カンボジア・プノンペンにて日本とカンボジアとの航空当局間協議を6月26日に実施したと発表しました。日本からは高橋泰史国土交通省航空局国際航空課長等が出張し、マオ・ハーバナル民間航空庁大臣との間で協議が実施されました。 今回の協議では、日・カンボジア航空協定の下で、双方の航空会社による日本とカンボジアとの間の航空便について、中間地点における旅客の積込みを認める枠組みが設定されました。具体的には、プノンペンから中国等を経由して、日本の成田・羽田・セントレア空港等に飛ぶ路線等が検討可能となるものと見られます。 全日本空輸(ANA)の成田・プノンペン直行便がコロナ以降休止とな…
アジア経済研究所 タイ・カンボジア国境衝突 その背景と展望 タイ国内政治からの示唆
6月24日、アジア経済研究所は、「タイ・カンボジア国境衝突 その背景と展望 タイ国内政治からの示唆」と題するレポートを公表しました。著者は、地域研究センターの青木(岡部)まき先生です。 レポートでは、タイの政治情勢について、「タイでは長年の政治対立のすえ敵対勢力同士が妥協し、2023年にタクシン派タイ貢献党を中核とする連立政権が成立した。だが政権内部では、タクシン派と反タクシン派、そしてタクシン派を支配下に置き政権の主導権を握ろうとする保守勢力とが熾烈な権力争いを続けている」と分析しています。 カンボジアとタイの国境紛争については、「カンボジア政府は二国間協議と並行して、衝突の現場を含むエメラ…
6月22日から25日、森下泰臣陸上幕僚長は、カンボジアを公式訪問し、フン・マネット首相、フン・セン上院議長(前首相)、ティア・セイハ国防大臣等と会談しました。陸上幕僚長のカンボジア訪問は2年ぶりとなります。 フン・マネット首相との会談では、日本とカンボジアとの安全保障関連での協力強化を推進していくことで一致したとのことです。フン・セン上院議長からは、最近のタイとの紛争について言及があり、カンボジアが目指す国際法に沿った平和的解決への日本の支持を求めた模様です。これに対し陸上幕僚長は、カンボジア兵が死亡したことに哀悼の意を表明するとともに、日本としても平和的解決を希望していると述べたとのことです…
日カンボジア物流政策対話 コールドチェーン物流サービスの海外展開・普及に向けて
6月30日、国土交通省は、カンボジア政府と「日カンボジア物流政策対話」 をプノンペンで6月17日に開催したと発表しました。日本側は、牧野国土交通省国際物流室長等、カンボジア側はヘン・ノン公共事業運輸省長官等が参加しました。 会議では、物流課題とそれに対する政策、カンボジアにおけるコールドチェーン物流に関する取り組み、日本式コールドチェーン物流サービスに関する国際標準(ISO31512)の紹介等が議題となりました。 日本側からは、物流のDX化やモーダルシフトのトピックを中心に、物流を取り巻く環境変化や対策等が説明されました。カンボジア側からは、公共事業運輸省で策定している物流に関するマスタープラ…
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最近のお気に入り Le Point Café & Bistro
素敵なカフェ・ビストロのLe Pointのメニューが新しくなっています。お気に入りのハンバーグステーキ(写真上)や牛すじの赤ワイン煮込み等を最近楽しんでいます。お店の場所は、208通りです。大きな木がお庭にあって、テラス席も素敵です。土曜日のランチタイムに、気楽にお邪魔しましたが、いつも通りの盛況でした。黒板メニューのホワイトマッシュルームのアヒージョも美味しかったです。スパークリングワインも24ドルとお買い得なので、ちょっとリッチなランチというのもいい感じです。お客さんは、日本の方や地元の方が多いようです。お値段は中堅です。お勧めです。ぜひお試しください。Le Point Café & Bi…
プノンペン中心部バンケンコンに開店した和食の「てまり」です。プノンペンで和食店を長くやってこられたマダムのお店です。内装は落ち着いた和食店の造りです。メニューは、和食店の王道らしく、お刺身や天ぷら等が並びます。今回は、ランチタイムだったので天ざる(写真上)をお願いしました。海老天が5本も付いてきて、お腹いっぱいです。ランチタイムには、他にもいろいろな定食メニューがありました。お客さんは、日本の方や地元の方が多かったようです。ランチタイムでしたがほぼ満員の盛況でした。お値段はプノンペンでは中堅です。お勧めです。お試しください。Temarihttps://web.facebook.com/prof…
6月17日、カンボジア開発評議会(CDC)は、自動車・電機セクター開発評議会を開催しました。評議会は、スン・チャントール副首相兼開発評議会第1副議長が主催し、関係省庁等が参加しました。 今回の評議会では、経済財政政策委員会に提出予定のカンボジア自動車・電機セクター開発ロードマップの進捗報告書案について討議されました。ロードマップには、自動車・電機セクターを専門に扱う経済特区の決定、熟練労働者育成のための民間セクターとの協力、物流関連手続の改善等が含まれています。 スン・チャントール副首相は、「ロードマップに沿った開発が進み、経済の多様化は実を結び始めています。2024年、カンボジアは約7億46…
6月16日、カンボジアコメ協会(Cambodia Rice Federation: CRF)は、設立10周年を祝う式典を開催しました。式典には、スン・チャントール副首相、ヘム・バンディー産業・科学・技術・イノベーション大臣、チャム・ニモル商業大臣等が参加しました。 スン・チャントール副首相は、コメの生産拡大、輸出拡大において、カンボジアコメ協会が大きな役割を果たしてきたと述べました。また、チャム・ニモル商業大臣は、今後の課題として、コメセクターへの投資誘致、品質と付加価値の向上、国際競争力の強化、カンボジア米のブランド確立、輸出市場の開拓等をあげ、官民協力しての取組みを行うとしています。 あま…
6月12日~13日、カンボジア経済財政省の税務総局の代表団が訪日し、日本の国税庁・税務大学校を訪問し、日本の租税教育等についての研修を受けました。カンボジア側は、税務総局副局長を団長に、中小納税者部関係者や国税研修所の関係者が参加しました。日本側は、国税庁及び税務大学校関係者が対応したとのことです。 今回の研修では、日本における租税教育をテーマとして、日本の小学生・中学生・高校生向けの様々な租税教育について説明されました。国税庁では、次代を担う児童・生徒が、民主主義の根幹である租税の意義や役割を正しく理解することを目的に、租税教育の充実に向けて、租税教育用の教材を開発したり、学校を訪れて租税教…
国連開発計画(UNDP)は、「人間開発報告書」を発行していますが、その2025年版が5月6日に発表されました。 この報告書の中では、各国の「人間開発指数(HDI)」(2023年)が計算され、それに基づいて各国の順位が発表されています。指数は、3つの要素、長寿で健康な生活(出生時平均余命で測定)、知識へのアクセス(成年人口の平均就学年数と入学年齢児童の予測就学年数で測定)、一定の生活水準(2021 年の購買力平価(PPP)ベースのドル価による 1 人当たり国民総所得(GNI)で測定)を指数化したものです。数字が1に近いほど、人間開発の達成度が高いことになります。 カンボジアの2023年のHDIは…
6月24日、外務省は海外安全ホームページで「カンボジア-タイ国境付近における緊張の高まりを受けた注意喚起について(第二報)」を発出しました。6月9日に発出した第一報に続くものです。以下、全文転載します。ご留意ください。 (写真は、ポイペト国境。2024年1月撮影) カンボジアータイ国境付近における緊張の高まりを受けた注意喚起について(第二報) ポイント 本年5月28日にプレアビヒア州モムバイ地域で発生した軍事衝突によるカンボジア-タイ国境地帯での緊張は、その後も沈静化せず、追加的な措置がとられています。 6月23日にタイ軍は、カンボジアとの国境検問所を全て閉鎖し、一部の例外を除いて人や車両の往…
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シェムリアップ東部にある老舗のローカルワンタン麺屋さんの「ミーキエウ(MIKEAV)」です。いかにもローカルレストランといった造りです。朝ごはんに伺いましたが、満員の盛況でした。ワンタン麺が有名とのことでしたので、今回は、ワンタンとミートボール、骨付き肉載せのスープヌードル(写真上)をいただきました。ワンタンはツルツルでいい感じでした。骨付き肉もほろほろに煮込んであって、なかなかのお味でした。テーブルにある、赤い唐辛子とニンニクのソースもいい味出してました。お客さんはほとんどカンボジアの方でした。シェムリアップにお越しの際はお薦めです。外国人だけだとちょっと敷居が高いかもしれませんが、写真付き…
シェムリアップ 隠れ家フレンチの夕食 Le Cul de Sac
シェムリアップの路地の奥にある隠れ家フレンチの「Le Cul de Sac」です。中心部から離れたシェムリアップ西部の細い路地の行き止まりにあります。お店の入口には、看板もなく、ミシュランマークだけが目印です(ミシュランのレッドブックの星ということではなく、グリーンブックに掲載されたということらしいです)。店名のLe Cul de Sacは、フランス語で袋小路という意味らしく、正に店名通りのお店です。小さな入り口を入って、お庭の小道をたどっていくと、レストランに着くという感じです。メニューは、隠れ家フレンチらしいものが多いです。今回は大人数で、人気のミモザサラダ(3.5ドル)、アボガドとカニの…
6月17日、公共事業運輸省は、国道48号線の改修工事の完工検査を実施したと発表しました。国道48号線は、国道4号線とコッコン州を結ぶ道路で、コッコンでは、タイとの国境を通じてタイの東部臨海地帯とも連結されていいます。また、ベトナムとタイをタイ湾沿いの海岸で結ぶアジアンハイウェイ123号線の一部を形成しています。以前は、陸の孤島であったコッコン州と国道4号線を結ぶ全長148キロメートルの重要路です。 2008年までに、タイの支援で主要橋梁4カ所が整備され、全線の舗装も完了していました。しかし、タイの企業により施行された簡易舗装(DBST)であったこともあり、その後劣化が進んでいました。今回の再改…
報道によりますと、米国トランプ政権が入国制限の対象にカンボジアを含む36カ国を追加することを検討しているとのことです。エジプトなど米国が関係を重視してきた国も含まれています。 対象となる36カ国は、アンゴラ、アンティグア・バーブーダ、ベナン、ブータン、ブルキナファソ、カボベルデ、カンボジア、カメルーン、コートジボワール、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、ジブチ、ドミニカ、エチオピア、エジプト、ガボン、ガンビア、ガーナ、キルギス、リベリア、マラウイ、モーリタニア、ニジェール、ナイジェリア、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、サントメ・プリンシペ、セネガル、南スーダン、シリア、タンザニア、…
6月3日、フン・マネット首相は、上下両院合同議会で、カンボジアの農業政策の進捗を報告しました。首相は、食料安全保障、資源自給、農産加工業、持続可能な成長という4つの政策について報告し、農業セクターの大幅な改善を強調しました。 食料安全保障については、生産者と消費者の両方にとって信頼できる食料供給を確保するために、農業生産の監督や予測を行ってきました。特に、コメ価格を安定させ、手頃な価格を確保するために、国内の精米所に4000万米ドルの貸付資金を確保しています。 資源自給については、国内の木材需要への対応、自然林への依存減少、輸出拡大等を目指して、木材プランテーション促進する措置を取りました。2…
6月2日、フン・マネット首相は、上下両院合同議会で、インフォーマル経済開発国家戦略(2023-2028)の進捗を報告しました。この戦略は、基本戦略である五角形戦略を支える重要戦略の一つと位置付けられています。インフォーマル経済のフォーマル化を通じて、労働者が法的保護、社会保障、政府支援を享受できる体制づくりを目指しています。 これまでの18か月間の成果としては、デジタル登録プラットフォームによるインフォーマル経済労働者や小規模事業者の登録簡素化、税制優遇措置や登録手続きの明確化、職業訓練プログラムの拡充等があるとしています。また、社会保障制度の拡張による医療・社会福祉へのアクセス向上や、金融へ…
財務総合政策研究所は、カンボジアの政府系金融機関であるカンボジア中小企業銀行(SME Bank)に対し、5月27日から5月28日まで、プノンペンでセミナーを開催しました。財務総合政策研究所では、日本政策金融公庫の協力の下、中小企業金融分野に関する技術協力を実施してきています。 今回のセミナーでは、中小企業銀行の人材育成及び融資審査能力の向上を目的として、日本政策金融公庫のノウハウを提供したとのことです。受講生37名に、「定量・定性調査におけるインタビューのポイント」や「融資審査フォーマット記入例」など業種別の融資審査に関する講義・ケーススタディやグループディスカッションを通じて、より実践的な融…
ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」 https://www.mag2.com/m/0001154670.html ↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓ にほんブログ村
シェムリアップ ローカルのお店で地鶏の丸焼き モロッボ・ルッサイ
シェムリアップ西部、西バライ近くにあるローカル食堂「モロッボ・ルッサイ」です。田んぼに囲まれた感じのお店で、地鶏の丸焼きが名物です。シェムリアップに詳しい方に連れて行ってもらいました。わらぶきのオープンなお店で、ゴザを敷いて、その上に座って食べます。地鶏の丸焼きは、甘辛の味付けで、美味しかったです。たっぷりの野菜とライスが付いてきます(写真上)。お店には、ハンモックやブランコもあって、地元の家族連れの方が楽しそうに過ごしていました。クメール語しか通じないようなので、日本の方だけで行くとちょっと苦労するかもしれません。ゆったりとした中で、涼しい風に吹かれながら、クメール料理を食べるのはいい感じで…
シュムリアップの豪華なクメール料理レストランの「マリス」で朝食をいただく機会がありました。シェムリアップで一番豪華なレストランと言っても良いくらいの派手な造りです。外観は、白い巨大なホテルを思わせます。インテリアは、高い天井とゆったりとしたレイアウトが高級感を出しています。朝は、夜とは雰囲気が変わり、爽やかな印象です。朝食は、メニューから選んで注文するオーダービュッフェ(食べ放題)が9ドル(約1300円)で、お得な感じです。クイティウ(カンボジアのコメの麺)、バーイサイチュルック(焼肉ご飯)、おかゆ、ヌンバンチョック(カンボジアのコメの麺)、卵料理等の豊富なメニューから選べます。プレゼンも素晴…
国家統計庁から発表された2025年5月の消費者物価上昇率(対前年同月比)は、1.7%でした。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しており、2018年1月以降は概ね3%未満で推移していました。2024年は低い水準で推移していましたが、2025年1月から高い数字となっています(2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%、6月2.7%、7月3.3%、8月3.4%、9月5.9%、10月6.8%、11月7.9%、12月6.7%、2022年1月4.1%、2月6.3%、3月7.2%、4月7.3%、5月7.2%、6月7.8%、7月5.4%、8月4.9%、9月4.4%、…
世界銀行 カンボジア経済アップデート2025 トランプ関税が懸念
6月11日、世界銀行は「カンボジア経済アップデート2025年6月:不確実性を乗り越えて」を発表しました。 カンボジアの成長率予測については、2025年4.0%(前回12月予測5.5%)、2026年4.5%(同5.5%)、2027年5.1%に引き下げました。カンボジアにとって米国が最大の輸出先で輸出の37.2%を占め、労働者の30.9%を支えているため、米国トランプ関税のカンボジア輸出産業に対する影響は大きいと見ています。他方、観光や農業が経済を下支えするとしています。 物価上昇率は、2025年4.0%(同2.2%)、2026年4.0%(同2.2%)、2027年4.1%と予測しています。物価上昇…
5月29日、カンボジアのフン・マネット首相を迎え、東京都内で「日カンボジア・ビジネスフォーラム」が開催されました。日本貿易振興機構(JETRO)、カンボジア商工会議所、日ASEAN経済産業協力委員会(AMEICC)、みずほ銀行等の共催です。企業交流会やカンボジア進出日系企業によるパネルディスカッションの後、フン・マネット首相が登壇し、日本企業にカンボジアへの投資拡大を呼びかけました。フォーラムには、日本側から約200人、カンボジア側から約150人が参加しました。 フン・マネット首相は「日本とは信頼に基づく関係が築かれている」と述べ、世界情勢の不確実性が増す中、日本とカンボジアが手を取り合う重要…
5月28日に、カンボジアとタイの国境地帯での銃撃戦でカンボジア兵1人が死亡したことなどを受けて、カンボジアとタイの緊張が高まっており、タイ軍は6月7日午後7時から国境検問所の閉鎖や時間短縮等を実施しています。 カンボジアは対抗措置として、タイとカンボジア間のネット遮断、電力遮断、タイのテレビドラマ・映画の放送禁止、タイ製品のカンボジアへの輸入停止等の措置を順次開始しています。 カンボジア政府は、タイとの国境画定を巡る紛争について、国際司法裁判所(ICJ)に付託することを決定しています。プレアビヒア州とウボンラチャタニ県の国境のほか、カンボジア北部ウッドーミエンチェイ州とタイ東北部スリン県の国境…
6月9日、外務省は海外安全ホームページで「カンボジア-タイ国境付近における緊張の高まりを受けた注意喚起について」を発出しました。以下、全文転載します。ご留意ください。 (写真は、ポイペト国境。2024年1月撮影) ポイント ●ポイペト-アランヤプラテート国境検問所の開門時間は、現時点、カンボジア側とタイ側で異なる時間で運用されております。ただし、事態の推移によっては、予告等なく変更される場合がありますので御注意ください。 ●カンボジア-タイ国境付近では今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、報道やインターネットなどから最新の安全情報の入手に努め、十分な安全対策を講じてください。…
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久しぶりに高級中華 ローズウッドホテルのZhan Liang
プノンペン北部、ヴァタナックタワーのローズウッドホテルの高級中華「Zhan Liang」に久しぶりに伺いました。場所は、ヴァタナックタワーのショッピング棟の地下1階です。内装は、落ち着いた中華風で、センスの良さが光ります。今回は、ランチでしたが、メニューは大分拡充されていました。お酒も、超高級なものも含めて揃っています。今回は、クラゲの冷菜、点心(エビ腸粉、ミートボール)、ソフトシェルクラブ、エビチリ、カニの詰めの揚げ物等を頼んでみました。私のお気に入りは、エビ腸粉で、エビがあげてあるところがサクサクでした。食器も、センスの良いものが多く、高級感があります。お値段は、プノンペンペンでは最高級で…
プノンペン中心部バンケンコンに開店したフュージョン系の居酒屋さん「遠野居酒屋」です。かなり大きなお店です。内装は赤を使っていて、アジアから見た日本風の造りです。メニューは、お刺身や焼き鳥等各種揃っています。プレゼンも映えるものが多い感じです。今回は、おでん、イカ焼き、刺身サラダ等をいただき、ランチセットの海老天丼セットもいただきました。おでんにワサビマヨが付いてくるあたりがフュージョン系ですが、いずれも美味しくいただけました。お客さんは地元の方が多かったようです。お値段はプノンペン尾居酒屋さんとしては中堅です。お試しください。 遠野居酒屋 https://web.facebook.com/to…
カンボジア政府は、米国トランプ政権よるカンボジアからの輸出品への関税措置の影響等を勘案し、GDP成長率予測を従来の2025年6.3%、2026年6.3%から、それぞれ5.2%および5.0%に引き下げました。中期的には6.5%の成長が期待されていましたが、その見通しにも不確実性が高まっているとしています。これは、5月20日にフン・マネット首相が承認した「2026~2028年予算戦略計画および2026年財政管理法案策定準備報告書」によるものです。この成長率見込みは来年度以降の予算策定の前提条件となります。 国際通貨基金(IMF)は、カンボジアの今年の成長率予測について、トランプ関税で不確実性が高ま…
5月28日、カンボジア経済財政省は、公的債務統計報告書(Cambodia Public Debt Statistical Bulletin)第26号を公表しました。2025年3月末現在のカンボジア政府の債務状況について詳細な統計により報告しています。 2025年3月末の公的対外債務残高は、120億653万ドル(約1兆7253億円)と2024年12月末の119億1458万ドルから1.3%の増加となっています。国別では、中国が最大で39億8196万ドル(全体の33.0%)、以下、アジア開発銀行25億8182万ドル(21.4%)、世界銀行17億2050万ドル(14.3%)、日本13億2842万ドル(…
5月28日、岩屋毅外務大臣とプラック・ソコン・カンボジア副首相兼外務協力大臣は、東京で外相会談を行いました。 会談では、岩屋大臣から、日本とカンボジアは、第三国の地雷対策など国際平和と安定のために連携する「包括的戦略的パートナー」であり、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現及び多角的自由貿易体制の維持・強化に向け、カンボジアとの連携を一層強化したいと述べました。 これに対し、プラック・ソコン副首相は、カンボジアにとって日本は最も信頼できる友人であり、カンボジア和平以来、日本がカンボジアに寄り添って支援を行ってきたことへの謝意を述べるとともに、両国間の協力をさらに発展させていきた…
日本経済新聞 アジアの未来 カンボジアからフン・マネット首相が参加
5月29日~30日、日本経済新聞社主催の国際交流会議「アジアの未来」が開催されました。「アジアの未来」は、アジア大洋州地域の各界のリーダーらが、域内のさまざまな問題や世界の中でのアジアの役割などについて率直に意見を交換し合う国際会議で、1995年から開催されています。今年は、「試練の世界、挑むアジア」をテーマに演説やパネル討論が実施されました。カンボジアのフン・マネット首相、バングラデシュ暫定政権のムハマド・ユヌス首席顧問、マレーシアのマハティール元首相などの政府首脳や閣僚、有識者、企業経営者が参加しました。 フン・マネット首相は5月30日午前に講演し、トランプ政権による関税政策を念頭に「圧力…
5月30日、石破茂内閣総理大臣は、実務訪問賓客として訪日中のフン・マネット・カンボジア首相と日・カンボジア首脳会談を行い、引き続いて共同記者発表及びワーキング・ディナーを行いました。両首脳はこの機会に、日・カンボジア共同声明及び「経済共創パッケージ」を発出しました。 冒頭、石破総理大臣から、カンボジアは、ASEANで最初に「自由で開かれたインド太平洋」への支持を表明した重要なパートナーであり、近年、日本とカンボジアの協力は、二国間にとどまらず、ウクライナを始めとする第三国の地雷対策など、国際社会の平和と安定のための協力に広がっていると述べました。その上で、不透明感を増す国際情勢において、法の支…
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