アジア開発銀行(ADB)は、4月11日に「アジア経済見通し2024年4月版(AsianDevelopmentOutlookApril2024)」を発表しました。ADBでは、アジア・太平洋地域の開発途上国経済は、堅調な内需、半導体輸出の改善、観光業の回復を背景に底堅い成長を続けているとしています。しかし、サプライチェーンの混乱、米国の金融政策の不確実性、異常気象の影響、中国の不動産市場のさらなる低迷といった多くのリスクに引き続き警戒する必要があると指摘しました。アジア開発途上国の経済成長見通しを2024年4.9%(前回2024年9月予測4.8%)、2025年4.8%と予測しています。アジア・太平洋地域のインフレ率は、国・地域によってかなりばらつきがあるものの、2022年の4.4%から、2023年3.3%、2...アジア経済見通し2024春カンボジア経済の回復続く