11月1日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行とカンボジア商業省は、リエルの使用促進に関する通達を連名で発出しました。この通達では、すべての金融機関において商業登記済の企業がドル建て口座だけでなくリエル建ての口座も保有するように促進していくとしています。このために金融機関やリエル建て口座を持たない企業に協力を呼びかけています。カンボジアは高度にドル化された経済であり、金融取引の8割、預金の9割以上が外貨建て(主に米ドル)となっています。ドル化は、カンボジアへの海外投資誘致にはプラスの効果があります。一方、中央銀行による金融政策(政策金利や通貨供給量調節等)実施が困難であること、ドルと他通貨(円、ユーロ、中国人民元、タイバーツ等)の為替変動にさらされること等のドル化のマイナス面も目立ってきています...中央銀行リエル建て口座開設を促進全ての法人対象に