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柳居子徒然 https://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/

六十歳を過ぎた 若くは無いが、年寄りでもない。要は気持ちの持ち様だ 好奇心未だ衰えず。

柳居子徒然
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京都府
出身
京都府
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2008/03/18

  • 京の 夏暦(なつこよみ)

    京に生まれ育って、変らぬ視点で見たり体験してきた事 眼で覚えている季節感覚と言うのが有る。 誰もが浮かれる気分になる祇園祭り 山鉾巡行の十七日 雨が降って傘をさして巡行を見たという記憶が無い

  • 立派な 納税者?

    両親共 愛煙家だった。 中学校を卒業して直ぐに理容の仕事を始めた社会人と言う訳でも無いが、未成年の喫煙を咎めだてする事も無かったから 二十歳前には立派な喫煙家になっていた。二十歳の時に何か始めようと

  • 陽と長安

    昨日お越しの客人との会話は、祇園祭の事から派生して、京都の旧い話題で 盛り上がった。 『洛中洛外屏風』と言うのは 京都の昔の人の営みが 詳しく描かれていますが 京都の 中と外という意味だと思いま

  • 床屋の客と 医院の患者

    共に白衣の作業衣を着用しているのだが、 客と患者の差異は歴然。 先日 月に一度の内服薬を貰いに行くだけの心算で 朝一番乗りなら直ぐに帰れると思い 八時の受け付け開始の一時間前 七時に並んで 九時の

  • 有機農法

    都界住いだと 田舎 特に農作業の事等 殆ど何も知る事無く生涯を過ごす事になるのだが。昔はそうでも無かった様だ。未だ幼かった頃 肥え汲み屋さんというのが 時々やって来て それは肥料として使われていた様

  • オーバー ツーリズム

    オーバー ツーリズムの波は、京都の繁華街 祇園町花見小路界隈とか 錦小路 河原町辺りに限定される訳では無く、柳居子の住む北白川地区 哲学の道の少し北 (上流) 琵琶湖疏水を挟んで向かい側 北白川小倉

  • 現役談議

    昨日は、現役で仕事をしているという 小学校時代の同級生二人に会った。ブログのプリント版を 発刊毎に届けているのだが、仕事をしている事は判っていても 第一線からは退いていると感じる事が有った。

  • 『人の才能は』

    兼好法師 徒然草 第百二十二段に 「人の才能は」という一文を載せておられる。 人の才能は、文明らかにして、聖のおしえを明らかにするを第一とする。次に字を書く事 上手に書けなくても学問には書ける事

  • 『ありあわせ』

    母が昔使っていた言葉を、自分も使っていると気付いた時、切なく胸に迫る様な想いと 昔を懐かしむ気分になる。 「ありあわせ」で済ませとこか。 店に住込みの従業員が未だ何人か居た時だから 今から七十年

  • 英雄好色譚

    未だ日も経たないから お目に掛れない人が居る。一万円札「渋沢栄一」と千円札「北里柴三郎」の両名である。 その国を象徴する様な 札に登場する人の条件と言うのはどの様に 誰が決めるのか? 時代背景を感じ

  • 後進指導

    柳居子の店には、時々 思いも掛けない客人がやって来る。ユーチューブの動画を見て、ニューヨークからやって来た理髪師 自分の目 自分の髭で確かめたくなってやって来た客人 又 先日やって来たのは 通信制

  • 些事 堪忍と 追い返した客人

    昨日は 折角やって来た遠来の客人を断るという 後から考えると残念な事をした。厳つい若者四人連れが入って来て 一人だけカットだけをしてくれと言う。其の髪型と言うのが 柳居子が苦手とする 今流行りの段カ

  • 町名・地名由来 其の三

    京都の地名・町名・通り筋名等については、度々色々な視点で記事を書いているが、職とか業が集まっていたとか、名の有る大店が有ったとかで 付けられた町名は、何百年を経ても変らずに残っているのは まさしく歴

  • 水無月終り 霜月

    一年の半分が終わった。月日の経つのが若い時と比べて早く感じると言うのは、 残余の年数を無意識だが 生理学的自覚をしているのか? 同年代の誰に聞いても早く日が経つは 異口同音 若い時は日の経つ事等

  • 老々喧嘩

    アメリカは、若い溌剌とした政治家が、国のリーダとして頑張る国と言うのは、ケネディ大統領の時代の事が、頭に強烈に焼き付いているからだろうか? テレビの国際中継 リアルに飛び込んできた最初の画面 ケネデ

  • 宵宮と宵山の違い

    広辞苑第三版に 宵山の事を『祭日の前夜に行う小祭 特に京都祇園祭りの宵宮(よみや)』という説明がされているのだが、歴史的背景を考えない言葉足らずの部分が有る様に思うのだ。 以前 八坂神宮の年中行

  • テームズ・バリアー

    1952年 昭和三十二年 英国ロンドンに未曾有の北海からの高潮が襲い大きな被害を受けた。 高潮対策では、地震に伴う津波の研究で、一歩先を進んでいた 日本の『石黒鎮雄氏を、対策研究所に迎え 石黒

  • ヤルタ と ボッダム

    海外旅行の土産になるかと 『ポツダム会談』を取り上げた 未開封のCDを珈琲屋に持ってきた人が居た。「アメリカのルーズベルト大統領は 其の会談にン参加して直ぐに亡くなったのだよ」と話したら CDの表の画

  • 来年の御予約 第一号

    ブログ記事のプリント版を、発刊毎 届けているから ご家族皆顔見知り。娘さんとよく話しを交し FB繫がりも有る。 昨日朝から二人目の客人として娘さんを迎える事になった。随分前 一度か二度顔剃りに見

  • 頭の冴えていた 昨日の朝

    朝の珈琲屋は、人間観察の勉強の場でもある。 この人は 今 何に関心が有るのか 又 今日は何を喋ろうとやって来たのか? 聞き役にだけ徹している訳でも綯い。 顔見知りには、此方から色々と声掛ける事も

  • 収蔵庫

    祇園祭を彩るハイライトは、山鉾巡行が一番 京都以外から見て 祇園祭をイメージするのは 山鉾巡行に尽きるかと思う。 祇園祭の山鉾は、以前は町家(ちょういえ)と言って鉾山を出す庁内は町所有の土地建物を

  • 殉節地

    殉職という言葉は、今も時々眼にするし聞いたりもする。職務上 仕事を全うするために死ぬ事。 主君の怨みを晴らして、後追い切腹の赤穂浪士も 殉死と言うのだろう。殆ど使われなくなった言葉に 『殉節』が有る

  • 些事

    ブログ記事のプリント版を 在京の新聞社に三部ずつ 発刊毎に届けている。新聞休刊日の月曜日 大勢の人数で新聞を出しているのに 休みが有るのだね。私は十八年間 一日も休まず一人で記事を書き続けて休み無し

  • Skinhead House PART3

    又 面白い体験をさせて貰った。昨日も遠来の客人の多い日で、午前中に集中した。 その仲の一人 小柄な人だが肌色は真っ黒 黒い髭を蓄えている。当初 髪の毛は短いから 髭のトリミングかと思ったのだが、頭髪

  • 魚篇

    子供の頃 親に時々連れて行って貰った 寿司屋さんの湯飲みには。魚の名前と振り仮名を打った 自分の店で扱う魚を漢字柄にした湯呑だった。 漢字の篇・造りに 何が書き加えて字を作るという 母親が考え

  • 九十媼との会話

    『あんた 何時までも 一寸も変らんと げんきやなぁ』と言われ『元気そうに見せる元気だけは、未だ少し残ってる様です。』『鬱陶しい雨やね こんな土砂降りの日は 店までどうして来るの?』と聞かれ『雨合羽の

  • 独居老人

    毎朝出掛ける珈琲屋 いきなり常連席五番テーブルの座るのではない。 開店三十分程前 未だ扉は自動開閉では無い。「只今開店準備中」の立札の横を通って 『開店準備中のお邪魔をして済みませんね。』という顔を

  • 隣席の人

    昨日 朝の珈琲屋の柳居子の 隣りの席にやって来たのは、近畿大学準教授 「韓勝旭」工学博士 久し振りにお目に掛り 色々と面白い話で盛り上がった。 日本と韓国との歴史感 捉え方の違いとか 京都から東

  • 西陣の本

    観光ガイドを束ねる様な仕事をしている友人が、「西陣」の事を詳しく書いた本を 上梓出版する事になった。 下書き原稿を渡されて、何かご意見 アドバイスをと言われた。 『学術書では無いのだね?』と 尋

  • 今も身近に居る ヴオーリス

    一寸強い髭剃り後 柳居子の店は、父の代から メンソレータムが常備してあって、肌の消炎効果を 良く知っている。 今はロート製薬から販売されているが、長く近江兄弟社の人気商品だった。最初に販売した人

  • 小・中学校 同窓同級だった女の子の訃を 彼女の旦那さんから履いた。 ご主人は、朝の珈琲屋の同卓の仲間だから 同級生の奥さんの容態は聞いていたから 突然亡くなったという感じはしないのだが 残された旦那

  • 写生画(雪舟)と想像画(広重)

    並べて論じる絵画では無いとわかっているのだが、写生図と、版画の下絵と判っていても 日本人の多くが知る、伝わった安藤広重の『東海道五十三次』と雪舟の『天橋立図』 二点の絵を論じるのではなく 感じた事や

  • 尺貫法通用世代

    先日 誘われてカラオケに出掛けた時、同行は柳居子より年嵩の女性と 同年配の男性との三人 カラオケシニア割引客だった。 何を唄うのか 出掛ける前 一応準備曲名を書いた紙切れを持って行くのだが、今宵

  • 首に生えた髭

    昨日お越しの客人は、全身刺青の髭面の男性。 顔を剃ってくれというスマホ画面の 日本語表記を見せられて、黙って理容椅子に招じ上げて 仕事に取り掛かった。 全身刺青が 如何いう状態かと言うと 顎から

  • 行きたかった 空海展

    国立奈良博物館で、開催中だつた『空海展』 最終日九日に出掛ける予定が叶わず残念な事だった。 柳居子の戸籍名『國弘』の一字『弘』が、弘法大師の諡号弘が付いている事から 何となく親しみを覚え 伝記と

  • 源氏物語系図

    朝の珈琲屋で出る話題、テレビの連続ドラマの影響が有るのか、源氏物語が頻繁に出てくる。 今の時代 歴史ドラマに対する理解も 何か一つ疑問が出ると 即スマホの検索をすると 何となく判った様な気がす

  • 一か八か

    日本麻雀連盟の認定 五段を持っているのだが、段位認定書は四段止まり 五段の認定に 二万円と云う金額を払えと言われ 五段位権利放棄をしたのだ。連盟の総裁は、新日鉄の稲山さんがされていた。 何十年も前の

  • 本音とか少数意見

    今の時代 物事が多数決で決まる。我々の参政権の行使 なり代わって代表として選出する 議員とか首長の選出も 例え一票の差であっても 多数決という前提の決まりで、物事が動いて行く。 論議を尽くしたと

  • 『ひやかし』

    昨日やって来た 地元紙の記者との会話は、遊廓の話しで盛り上がった。 『今を生きる人の眼から見ると、方々に存在した遊廓を、昔の人は余程好色漢だったと考えるかも知れないが、誰もが有る一定の年齢になると、

  • 言葉の領域

    ことわざと、格言の使い分け、これから「ことわざ」を喋りますとか これは格言ですと、説明する様なシーンは無いから、あえて分類する事でも無いのだが、昨日迄で 6633日 毎日何か一文を書き連ねていると

  • 行先案内

    朝の珈琲屋から 店に戻ろうと、三条柳馬場北側で、スマホ画面を熱心に見ていた髭面の男と 画面から目を外したタイミングで 柳居子と目線がピタリと合った。何処かを探している様子。散歩をしている内戻るホテル

  • 柵(しがらみ)

    朝の珈琲屋での 会話の中で、学歴無用論を述べる人は、概ね高学歴の人だと言う話しをした。柳居子の様に中卒という学歴が全く無いという立場で体験として思う事は、何処の学校を卒業したという学歴より 其の時代

  • 少し 気になる場所

    自宅・仕事場への 行き帰り その場所の前と裏の道路 通り過ぎるだけの何の関係も 因縁も無い場所だが 不思議を感じる場所が有る。 寺町丸太町下がる 下御霊神社 非業の死を解けた六神を神と祀り 霊を

  • 校名変更

    先日お越しの客人との会話は、卒業した小学校が 統廃合で残ったのは良いのだが、「御所南」という軽いノリの校名になったと言われた事から 話しが始まった。 少子化の影響がおおきいのだが 就学児童の減少

  • 感謝

    京都の町から一歩も出ず 井の中の蛙だった柳居子を、東京へ呼んで頂き、拙い話し乍 五回も京語りをする機会を作って頂いた 松井孝治さんには感謝している。 中学校を卒業して直ぐに理容の道に入って、自分

  • 食材売り場の進化

    客のニーズに合わすと言うのが、商いの大鉄則と思うのだが、客のニーズを創り出すのも 当世風かと思う事がある。 仕事帰り 食品スーパーへ立ち寄る事が多いのだが 御惣菜と言って買って直ぐに食べられる『

  • 閉店間際の風景

    八十路に手が届くという柳居子が、一人で営業する事には、自ずから限界を感じる事がある。 昨日も整形外科の定期検診と投薬を朝一番に済ませての営業開始 遠来の客人が四人続き 日本人の一見さんと続いた

  • 些事 時代感覚

    昔は良かったという話しをする人が、客人の中にも居られる。 昔を知る人と言うのは 当然の事ながら 人生経験豊かなお年寄りである。 概ね 若かった時の嫌な想い出と言うのは、忘れる事が出来る様に人間の

  • 臨死とか 見取り 死の予知 戦没等の話題

    面白い日曜日だった。 お出掛けコースの概要は、朝の珈琲屋から始まって 祇園切り通しの進々堂での お茶屋の女将大女将連中といつも通りの会話 終わって 高島屋で開催中の院展にて 絵画観賞 出展の板倉画伯

  • 階段 三度の昇り降り

    柳居子の店は、二階に在る。 狭い階段を登ってお越しになる客人は、お年を召されると 敬遠 若しくは柳居子がご自宅まで 散髪に出掛ける事になる。 未だ階段昇降の限界年齢には遠いが、若者でも無い寝具会

  • 久し振りのカラオケ

    昨夜は、久し振りのカラオケのお誘いが有り 二時間程唄いまくった。御一緒した人は 柳居子より少し上 ほぼ同年代。 古いド演歌が良かろうと、何を唄うか頭巡らせている内 作曲家船村徹の作品リストのサイトを

  • 睡眠スタイル

    睡眠のスタイルが大きく変わってきた。 若い時と比べてと言うより 加齢による必然性の様な事と考える。 若かった時代、 誰もが散髪刈りたてで無いと、お正月が迎えられないと思って居た頃は。徹夜仕事が当

  • 些事 多士済々 水曜版

    水曜日は 朝の珈琲屋の常連席が、何時も超満員になる。皆が其々思いおもいの話しをする。 円卓の真向かい同士 卓上の花を挟んでの会話は 当然の事ながら声が大きくなる。 共通の話題に興じる事も有れば 隣同

  • Fromm Texas

    昨日 テキサスからやって来た夫婦連れ 店に入って来た時 日本人の御常連の仕事をしていた。 少し待って頂く事になりますがと英語で断りを言う。眼の前の客人の仕事はほぼ終わり掛けていた。六フィートに余る髭

  • 防鴨使

    江戸時代の身分序列を『士・農・工・商』と学んだ。武士が世を平定して、序列が動かないというのは、争いの無い時代 見方によっては平和な時代という捉え方も出来るだろう。 東京で京都の事を話す機会を頂い

  • 遠来の友

    遠くから来た懐かしい人 昨年 生きるか死ぬかの大病を患い 九死に一生を得てある程度回復して 活躍の場 アメリカから わざわざ日本に来て 京都に泊まり 柳居子の店を尋ねてきてくれたのだ。 二十年

  • 会話

    会話と云うのは難しい。幾つになっても。 言う事 聞く事 双方の思惑が 完全に一致する事等無いだろう。 先日お越しの同世代の客人との会話 『最近 耳が遠くなって、こちらが喋る事は問題ないのだが 相

  • 貸金 千三百円

    先日 奥さんと思しき女性を伴った日本語の判らない客人は、韓国からお越しだった。 店に入って来るなり 予め打ち込んだスマホの画面 日本語文を見せられた。 『五か月前 このお店に来たのですが、カード

  • 国字

    ブログ記事プリント版を差上げる時、『内容はともかく 忘れていた漢字 これ見て思い出して下さい』と、言って手渡す。漢字の多い少し長めの文は、今の時代受け入れられない。『わっ 漢字多い 長い。』それだ

  • 訃報

    直接 お目に掛った記憶が無いのだが、親しくしい頂いている書家 Yayoi Inagaki さんの 父君が亡くなった事を 彼女のF・掲載B記事で知る。 書家としてご活躍の娘さんに、ご無理を言って 柳居子自作

  • 片仮名表記

    いよいよ 世間の第一線から 縁遠く取り残されているなぁと思う事の一つに 肩書きのカタカナ表記がある。 柳居子は、長年名刺を持った事が無い、 そもそも名刺を渡して覚えて頂くという職域では無いし 昔は

  • 接客会話

    昨日 朝一番にお越しの客人との会話は、上目線 下目線 右往左往と言うのか 次から次に飛び交う様な話しを交した。 散髪の椅子に座るなり 開口一番 『七十八歳最後の日の散髪 明日から七十九歳 柳居子

  • 些事

    昨日は、母の日だった、 母の生前 特別 親不孝を掛けた事も無かったと思うし 親孝行をしたと言う思い出も無い。 父 柳居が店を始めたのは、未だ柳居子が。小学校に通っていた頃 開店直後の繁忙もあって

  • 食品包装材の進化

    店頭での量り売りと言うのが少なくなった。父の命で酒を買いに行かされた時 瓶を酒屋に持って行って 『何合要ると言うたはった?』と。いつも聞かれた事を覚えている。 今は 酒の量り売りなんて無いだろう

  • 多士済々

    朝の珈琲屋にやって来るメンバーは、実に色々な職種 又其々のシーンで大活躍されたか 余韻を感じる人ばかり。名前を出す事憚る公人も居られる。 柳居子は 畏まって次から次に出てくるお話を拝聴するのが役

  • 境界線(戦)

    国と国との境界 国境を意識する日本人は 昭和二十年の八月から、極端に少なくなり、常の会話に出て来る事は先ず無い。 周囲を海に囲まれているから 国境線が無い。 考え方や外を見る眼は、他国とは異なる。

  • 柚子味噌 謹呈先

    錦小路の 鰻・川魚屋の三田さんの、滋賀県にある別荘の庭に 柚子の木が在り 毎年沢山の実をつける。 朝の珈琲屋で同卓の誼で 柚子を沢山頂く。 周囲に配って 柚子風呂立てても 未だ沢山残っていた。ふ

  • 忘れ傘 残り傘

    連休明け 朝の珈琲屋も超閑散 繁忙の期間中 ウエイトレスの一日の歩行数も随分差が出る事だろう。歩数の多いのが頑張ったかと言うと 一概に言う事は出来ない。 小柄で歩幅の狭いのは歩数が上がると思うし、キ

  • 烏(からす)と、人間の真剣度

    万物の霊長を 誰もが自認する人間と烏との対比は、おかしい事と判っているのだが、共に地球上に命の有るという共通性だけを取り上げて 人間と烏の比較は無理を承知の話しである。 先日 ゴミ出しの日 ブル

  • 髭(ひげ)

    連休中も 一日一人仕事をするようにしている。何処に出掛ける予定も無く、四日間も続けて休むと 連休あけ指先や手が尋常に働いて呉れるか? そういう事が心配になる お年頃である。 あい変らず 遠来の髭

  • 大和言葉

    慶応大学の教授をなさっておられた 松井孝治さんに請われて、東京で京都の事を喋る機会を五回もお招き頂いた。 下らないよもやまぱなしは、幾らでも出来ても 人前での一方通行の話しは 荷が重いと感じ 質問の

  • プレッシャー

    毎日 同じ様な記事を書いて 飽きられると思う読者も居られると思うが、書き手が 思った事 感じた事が大きければ、其れで良いと筆を進める。 日曜・祝祭日を一応 定休日と定めている。昨日憲法発布記念日

  • 刺青 タトゥー

    四月一カ月 遠来の外国人の客人が 62人を数えた。次の誕生日を迎えたら 八十歳になる男が 一人で営む理髪店 他にする事も無いし 未だ指先も手も動くから 頑張っているが、我ながら不思議な感じがする。ほ

  • 伝統行事の 担い手

    近所の神社の、束ねをしていた客人 柳居子より一歳年上 体格は偉丈夫と言う二相応しい。 若い時はラグビーをしていたと思う。神輿も率先して担いでいたが 寄る年波 体調も悪しく 神輿担ぎはおろか 巡行に付

  • 看過

    顧客として、お迎えする客人以外 お役人と接する機会は皆無の仕事である。 只 新聞紙面やインタビューを受けているお役人様の話す言葉は、我々が日常使う言葉とは少し違うように思う、 難しい表現 言う事と内

  • 些事

    余り先の約束事と云うのは、交さない様にしている。 今日が元気といっても、明日が今日と同じという保証が付けられない世代 『お元気ですね―』とか『一寸もお変わり有りませんね。』 等と声掛けられると『

  • 褒章

    滋賀県在住の 従妹の旦那が、黄綬褒章を受けた時。 教科書の配布という仕事をしていて、 少子化に伴う先行きの事等 色々と大変な事を聞かされていた。その仕事自体が褒章の対象になるとは 考えもしなかったか

  • 沈黙の客人

    遠来の客人で、髪の毛刈って間なし 髭が伸びている人は、顔だけ剃ってくれという注文だから、昨日お越しの客人には『シェイプ オンリー?』と聞くと頷いたから仕事に斯かる。 当然の事乍ら 顔剃りの最中は

  • 色事

    『色事は、芸の肥やし』という成句が有る。 恋愛とか 男女の交接とか 今風に言うと セックス絡みの男女関係。 正式な夫婦関係を色事とは言わない。 芸能週刊誌などを見ると、 一寸名の売れた人でも 付いた

  • 町の消滅化

    最近は発注する事も少なくなったが、一応 出入りのクリーニング屋さんは何十年かのご縁で 山形県蔵王の山裾の出身で 『蔵王商事』と名乗っている。 山形県辺りの集団就職先と言うのは、東京始め関東圏と思

  • 元誓願寺通り

    先日 京都御苑の西の方に所用が有って、自転車で出掛けた時。偶然 元誓願寺通りを通る事になった。 現誓願寺は、新京極歓楽街のど真ん中だが 周辺圧する格式を誇る浄土宗西山派の大本山である 寺伝によると

  • 忘れると、覚えておいてほしい。

    友人と連れだって歩いていて、向こうから 自転車に乗って やって来た女性に 『お早うございます。』と 声掛けられた。 明らかに柳居子に向かっての挨拶である。 『お早う』と返したのだが、連れの男に『どこ

  • 閻魔と地蔵

    今は昔という書き出しで始まる今昔物語は、今から八百年近く前 平安時代末期に出た その当時の今と当時既に古事となっていた事を取り上げた随想録 今の社会規範では 理解の出来ない事も有るが 今は昔と語

  • 男女関係を表わす言葉 其の二

    『アベック』という言葉までが、既に過去の言葉。若い人は理解していない人が多い様だ。 御池ゼスト地下街にアベックのホームレスが居ると ブログ記事に載せたら、ホームレスは判るのですが アベックとはとどう

  • 昨夜のライブ

    『筋ジストロフィー』という病気 病名の存在を知ったのは、朝の珈琲屋仲間だった 吉村信良さんのお孫さん 和馬君がこの病気を発症した時からだ。 難病中の難病 発症して二十歳迄生きる事が難しいとされて

  • Skinhead 続き

    昨日は、床屋稼業を始めて六十四年近くなるが、初めて 又今後も迎える事が無いと思われる客人がお越しになった。アメリカ カルフォルニアからお越しのかなりご年輩の女性。作務衣の様な渋い茶色の上下同じ色の服

  • 移住勧誘 二十年前と今

    東山区で「お試し居住」はいかか 移住者増狙う 町家などでⅠ週間ほど 地元紙の自治総合欄に載った。 東山区は、特に人口の高齢化が進み 子供や世帯盛りの居ない老人の町化している。 友人が住んでいる町

  • 男女関係をあらわす言葉

    先日 「やとな」という記事を書いた時、しりがるな女と言う表現に対して、如何云う意味ですか?という問いが有った。やとなと言う仕事を蔑視する気は毛頭ないのだが、仕事柄女性で有る事を、色濃く出さねばならな

  • Skinhead House

    このところ 頭 丸剃りにしてくれ と云う注文を良く受ける。昨日も午前と午後 二人の頭丸剃りの仕事をした。ニューヨークとメルボルンからの遠来。 アメリカからお越しの客人は ヘアーカット ハリーさんの

  • 衣替え

    単衣から袷(あわせ) 袷から単衣 昔は期日を以って、着るものの季節替えが。当然の事の様に皆が従った。自分の季節感覚に服装をあわらたら良いという新聞投稿文が載った事も有ったが、着るものの制約の有った時代

  • ハグ仲間

    先日 高倉 松長に出掛けた時、柳居子をよくご存知の女性が沢山居られ 其の中の一人は、出逢った時は必ずハグを交す人だったので 何時も通りハグを交したら 其の流れで次から次にハグを交す事になって、松長で

  • 伝書鳩の時代

    今は 何処で有ろうが 誰で有ろうが 情報が瞬時に届く時代。昔の人が見れば信じられない不思議の世界になっているのだと思う。勿論生活 営みのエリアも狭まかったと思われるし 情報不足を不足と考えなかった部分

  • 些事

    昨日出来た事が、今日も変わりなく出来るという保証は無い。 経験豊か十言われても、柳居子の仕事は 喉元に鋭利な刃物を突きつける仕事 仕事の出来る限界年齢と言うもの当然有ると思う、 手や指は長年使い

  • 伝承 伝わり難い事

    今から六十六年前、柳居子が十三歳の時の 四月十三日頃 曜日が定かで無いが、父に連れられ 嵯峨の虚空蔵法輪寺に、十三参りに連れて行って貰った事を想いだす。店の仕事を休んでまで出掛ける人では無かったから

  • AI

    AI(人口知能)の世界とか 其の領域が、どんどん拡大されつつあると云う。 人口知能と言われても もう我々の世代は、理解出来ないし 判ろうと思う気分にもならない、 取れ残されているというのは スマホの

  • 歌手兼作詞家

    『よくブログ記事ネタが続きますね、何かこつがるのですか?』と聞かれる事がある。 先日も朝の珈琲屋で其の話しが出た時、「何か気になる言葉・覚えて置いたら良いと思う言葉を、頭の中から消え去らぬ内に 手帳

  • うどん食べる会

    小・中学校の同窓会は、古稀を契機に 案内状を出して 出欠を取る会は もう止めにしようと決めた。何時までも若い時の様に頑張っている人と そうでない人との個体差が増々大きくなる年代 元気・そうでないは

  • 出張の仕事

    二週続けて日曜日 ご高齢で柳居子の店までお越し頂けない方の散髪に出掛けた。馬町に次いで松ヶ崎呼返町 散髪の道具類一式持参は 結構嵩張って重いので 電動補助の三輪自転車が重宝する。 出掛け先の邸内に

  • 死語・休眠語領域

    朝の珈琲屋で出てくる話題は、席に座る人の平均年齢を考えると、当然の事ながら 若い人には入り込む余地が無い事や 専門職的な話題も多いから 若者に敬遠される席でもある。 話題だけでは無く 使われる言

  • 平均的八十歳

    小・中の同級生は、誕生日を迎える毎 八十歳の大台に乗る。三桁の百才迄二十年を切った。八十路の旅は。冥土への一本道とも言えるか。 今朝も同級生だったT君にばったりと出逢った。 細君を介護施設に送り

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