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羊男
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2007/09/26

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  • 二つの自由大学運動と変り者の系譜

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第九章は「二つの自由大学運動と変り者の系譜」。大正十年に創設された上田自由大学。金井正や土田杏村らの活動。山本鼎と自由画運動ともつながっている。明治から昭和初期の青年団運動を組織した田沢義鋪と田子一民。松井翠次郎(南多

  • 青い眼をした人形と赤い靴はいてた女の子の行方

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第八章は「青い眼をした人形と赤い靴はいてた女の子の行方」。戦前にアメリカから各地の小学校親善に贈られた青い眼の人形が、日米戦争で破壊され、捨てられたという、ひどい話。水上勉「アメリカの雲水さん」にある。野口雨情「赤い靴

  • 明治出版界の光と闇

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第七章は「明治出版界の光と闇」。明治時代の出版大手、博文館の話。創始者、大橋佐平がリーダーズダイジェストのような寄せ集め雑誌を出して成功していく。巌谷小波と博文館のつながり、そして息子の大橋新太郎との確執。「金色夜叉の

  • 敗者たちへの想像力

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第六章は「敗者たちへの想像力」。ここで登場するのは吉野の山林王、土倉一族。三井と並ぶ明治の富豪であり、板垣退助の洋行費用を出したと言われる土倉庄三郎。その子息らの関係から歌人の川田順、そして泉鏡花へつながっていく。川田

  • 敗者たちの生き方

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第五章は「敗者たちの生き方」。戊辰戦争で破れた人々として、冒頭に仙台の大槻家の話。大槻 磐渓、その子の大槻如電や大槻文彦の話。そして、幸田露伴が加わっていた、根岸党という知的遊び人の集団。会津の敗者である、立憲民主の政体

  • 明治大正の知的バサラ

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第四章は「明治大正の知的バサラ」。「淡島椿岳・寒月親子の場合(2)である。たしかに、この親子は富豪であり、権威は必要なく、奢侈で派手、そして知的に粋なのである。ここでは、寒月が西鶴と出会うところから始まる。よくある出会いと

  • 軽く、そして重く生きる術

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第三章は「軽く、そして重く生きる術」。「淡島椿岳・寒月親子の場合(1)である。淡島寒月はどこぞの文学者だと思っていたので、なにか勘違いしていたみたい。ここではまず淡島椿岳と内田魯庵の関係からはじまる。内田魯庵の交流関係も面

  • 近代におけるカルチャー・センターの祖型

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。第二章は「近代におけるカルチャー・センターの祖型」。文化装置としての百貨店の発生(2)では、三越百貨店がメイン。三井グループから三井呉服店が切り捨てられ、日比翁助が専務取締役として三越呉服店が設立。その後、デパートメントス

  • 明治モダニズム

    「「敗者」の精神史」山口昌男を読む。連休に向けて、この本を読もうと思った。「挫折の昭和史」から読むべきなのだが、こちらが歴史人類学シリーズの二冊目だとは知らなかったので。文化装置としての百貨店の発生(1)第一章の「明治モダニズム」は百貨店のアルケオロジー、銀

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