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田舎住まい https://blog.goo.ne.jp/onime_001

吸血鬼テーマーの怪奇伝奇小説を書いています。田舎ではスローライフをたのしんでいます。

ソニー・ロリンズは三度カムバックしたといわれています。 アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」の二人をめざしています。 ということはだいぶ歳もくたびれていますが、精神には衰えはありません。 なにせ吸血鬼作家ですから。 よろしくご愛読のほど。ズズイットおねがいします

オニメ
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2007/08/13

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  • 少年は大谷翔平に憧れる。 麻屋与志夫

    7月15日月曜日ひとはだれかにあこがれる。そのひとの職業にも。わたしは12歳。旧制中学さいごの入学生、人生で一番多感なころだった。あこがれの対象は川上哲治。赤バットがいまでもイメージとしてのこっている。もちろんテレビのないころだ。少年むけの雑誌のグラビヤでみた。そこで野球部に入ろうとグランドに見学に行った。座布団を荒縄でくくりつけていた。打球がキンゾク音をたててとぶ。硬球野球をはじめてみた。それまでは、町内の少年たちで結成した『千手チーム』にいた。もちろん軟式だ。快音をあげて硬球の飛ぶのにおどろいた。でもそれから……。捕手が玉の直撃を玉にうけて、ぶっ倒れた。ピョンピョンはねている。「座布団を菱形にくくりつけるのだ。なんどもいっているだろう。バカ者」監督の先生がわめいている。なるほど菱形にくくりつければ、男...少年は大谷翔平に憧れる。麻屋与志夫

  • 皿なめる餌なし水なし猫炎暑 麻屋与志夫

    7月10日俳句です。水なし餌なし皿舐める猫酷暑皿なめる餌なし水なし猫炎暑皿舐める野良猫なめる猛暑かな裏のデッキ。カタカタと音がした。のぞくと野良猫チイちゃんが空になった皿をなめている。わが家の猫食堂にまた子ネコがくるようになった。よくも野良猫の命脈かつづいたものだ。わたしは、あわてて固形餌と水を給仕。デッキの板は、めだま焼きができるほど暑かった。「なんとか、この暑さをしのいで秋をむかえような」チイちやんは猫だからニャンともこたえなかった。舌先でピチャピチャまず水を飲んでいた。麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。カクヨムサイトはこちら●角川のbookwalkerーにも載っています。今日も遊びに来てくれてあり...皿なめる餌なし水なし猫炎暑麻屋与志夫

  • Insomnia 麻屋与志夫

    7月10日水曜日Insomnia高齢者には若い人にはわからない悩みがいろいろある。加齢のためのインソムニヤ(不眠症)もそのひとつだろう。わたしは寝つきが悪いということはない。夏になると妻は暑がりなので28度くらいにエアコンをつけておく。そでも、なかなか眠れないで悩んでいる。わたしは汗をかかなくなった。若い時はステテコだけで夏をすごした。汗をダクダクかいた。ところがいまは、暑さもあまり感じない。そのためにおきる熱中症には気配りをしている。水をこまめにのむ。部屋の襖をすこしあけて冷気がはいるようにはしている。人生は一過性。歳と共にかわっていく生理感覚とうまくつきあっていくのには、いろいろと工夫が必要なのだろうな。Insomnia麻屋与志夫

  • 蛇がー 麻屋与志夫

    7月8日月曜日室温36℃蛇が白い腹をみせてグッと鎌首をもち上げる。赤い舌がチョロチョロとみえる。まさに獲物に噛みつこうとしている態勢だ。パツト、ルナがへびの頭を横くわえに噛みついた。プルンとふりまわしている。寝室の床の4うえだ。そこで気がついた。プラスチックだ。ルナのオモチャだ。いよいよわたしも「うろが来た」のかと寂しかった。まだボケルには、はやすぎる。いやおそすぎるのかもしれない。痴呆症になるひとは、わたしの歳をまたず、とっくになっている。あと20年くらいは生きて、納得のいく小説を書きたい。こんなところでボケてなるものか。なあ、ルナちゃんとアメショウのルナに声をかけた。ルナはまだ蛇と遊んでいる。麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。ブログで未完の作品は、カク...蛇がー麻屋与志夫

  • カシマしや咲き乱れたる白十字 麻屋与志夫

    7月7日日曜日七夕句吟して苦吟の果ての夏椿。ひねもす、廊下のロッキングチェアを揺すり庭を眺めていた。ときどき、すさまじい陽光が庭にさしこむ。酷暑のためか、梅雨の花アジサイなど森のように茂っている。グランドカヴアの花々。俳句にして、俳句にしてとかしましいこと。カシマしや咲き乱れたる白十字この酷暑ははまだはじまったばかりだ。カシマしや咲き乱れたる白十字麻屋与志夫

  • 超短編33 君とみし崖の桜は咲きたるか part2 麻屋与志夫

    7月6日土曜日超短編33君とみし崖の桜は咲きたるかpart2冷気が頭にふりそそいだ。顔にかすかな抵抗感。まるでエァカーテンを潜ったような感触。鷹雄は恐怖が冷たい触手をのばして彼をとりこんだのに気づいた。街の風景が変わってしまった。魚屋。八百屋。ラーメン屋。荒物屋。薬屋。床屋。鷹雄はその床屋の前でたちどまった。なつかしい昭和の街がここにはある。そうかあの冷気はこの街に入りこむための通過儀式だったのだ。「タカオさん。優勝おめでとう」玉川床屋のドアを押して入る。化粧品のにおいがしている。正吾さんがにこにこしている。「野州新聞の英語の弁論大会ですよ。すごいな」正吾さんにほめられた。なにかと街の批判をする。辛口にのコメントがウリの正吾さんが手放しでほめてくれている。なにをいっているのだ。半世紀も前のことではないか。...超短編33君とみし崖の桜は咲きたるかpart2麻屋与志夫

  • シャリシャリと己が骨食む酷暑かな 麻屋与志夫

    7月3日水曜日室温25℃俳句です。身代わりに杖が倒れし梅雨の道パラソルを差すはどなたか夏野行く悔い多し夏痩せ腰の痛みかなシャリシャリと己が骨食む酷暑かなこの句は説明しないと分かってもらえないだろう。じぶんの句作の意図を説明しなければならないのはわたしがいつになっても初心者だからだ。体重は85Kもあったのに、今や60K。骨が浮き出ている。焼き場で焼かれればこの骨だけが残る。なにをやっても、上手くいかなかった己が人生。己の愚かしさに臍(ホゾ)嚙むおもいだ。いや、骨をしゃぶった方がいい。この夏の暑さをなんとか無事に過ごしたい。シャリシャリと己が骨食む酷暑かな麻屋与志夫

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