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田舎住まい https://blog.goo.ne.jp/onime_001

吸血鬼テーマーの怪奇伝奇小説を書いています。田舎ではスローライフをたのしんでいます。

ソニー・ロリンズは三度カムバックしたといわれています。 アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」の二人をめざしています。 ということはだいぶ歳もくたびれていますが、精神には衰えはありません。 なにせ吸血鬼作家ですから。 よろしくご愛読のほど。ズズイットおねがいします

オニメ
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2007/08/13

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  • 早く作家に返り咲きたぁい。 麻屋与志夫

    3月28日火曜日夢見るGGの夢占い。窓ガラスをふいている夢を見た。それも三階の窓だ。わたしは外側から……それが面白いのだが、足場がない。宙に浮いている。そんな状態で窓ふきをている。内側ではTくん、かなり有名になった作家。――おたがいに顔を合わせないようにして窓ふき作業に従事している。誰が偉い人が客として来るらしい。皆あたふたと清掃作業。働いている。誰が来るのだろう。真剣に考えているところで目が覚めた。どうもこの夢には、疎外されている。無視されているといったことが象徴されているようだ。外側から足場もない不安定な状態で窓をふいている。内側に入りたいのだが出来ない。そんな焦りの表れではないか。いま書き上がった小説をどこかに投稿しようとしている。どこにしょうかと迷っている。この歳になって新人賞に応募するなんて、お...早く作家に返り咲きたぁい。麻屋与志夫

  • 19 老衰 麻屋与志夫

    超短編19老衰著名な作家Oが亡くなった。八十八歳だった。死因は老衰。いまはすっかり執筆依頼のない、忘れられた物書きの夫を美佐子は観察した。彼との来し方を思うと、つきなみな表現だがよくここまで生きてきてものだと感慨無量だ。九十歳になる夫。「北斎の享年が九十歳。卒寿。ここが節目だ。これからの一年一年をしっかり生き抜いてみせる」発表するあてもない小説を毎日書きつづけている。老衰――を検索した。食欲がなくなり眠るががごとき大往生。とのことだ。「食欲があります?」Drにはよくきかれる。プット噴き出してしまう。茨城の海岸沿いの町に住んでいる弟が持参した寿司を三人分くらいへいきでたいらげてしまった。お酒だって飲ませておけばきりがない。小原庄助さんの歌ではないが、朝寝、朝酒、朝風呂がだいすきな、文無し男だ。「お父さんそろ...19老衰麻屋与志夫

  • 光彦坊ちゃま。愛しているわ。麻屋与志夫

    超短編18チーズの焼ける香ばしい匂いが出向えくれた。「星野センパイ」声を掛けてくれるものはいなかった。卒業して二年になる。だが懐かしい。学生たちの群れ。高田牧舎。「星野。こっちだ」奥の席からすこしハスキーな声が呼んでいる。松尾たちはすでにピザでコーラを飲んでいた。「アルコールが入っていると、立つものがたたなくるからな」松尾のとなりで若松が笑っている。二人とも恋人が出来てデートを重ね婚約寸前というところだ。そこでバチラーパーティをしようと星野に誘いの電話があった。星野だけはまだ恋人がいなかった。独身送別会でもあるまいと思った。とこが松尾の企画では恋人たちを連れてこれからどこかへドライブに行こうというのだ。酒でも飲んでなにかよからぬ場所にいく、といたことかと思って呼びたしに応えたのだが。ざんねんながら星野は女...光彦坊ちゃま。愛しているわ。麻屋与志夫

  • 緋毛氈/野点/美少女 麻屋与志夫

    超短編小説緋毛氈/野点/美少女万歩計をかねた腕時計に勝平は目をやった。「なんだ、まだ四百歩しか歩いていない」久しぶりに散歩に出た。せっかく、美智子さんが一緒にきてくれたのに。新築工事中の市役所前で、脚が……もういけない。ふらついてきた。しかたなく市役所前の街角公園のベンチに座る。工事用重機のあげる騒音にはなやまされている。とくに大地に鳴り響く杭打機、掘削機、大型シャベルカー。地球が悲鳴をあげているようだ。この前、いまコンクリートの堆積と化した市庁舎が建てられたのは七十年くらい前だったろう。勝平はまだ高校生。ニキビ面――だった。ふとみると、市庁舎の庭、松の木を背景に緋毛氈が敷かれていた。野点……を楽しんでいる。茶会の席には顔見知りの美少女がずらりと正座している。もちろん和服姿だ。「勝平さん一服いかがですか」...緋毛氈/野点/美少女麻屋与志夫

  • ルナがネズミを捕った。麻屋与志夫

    2月4日土曜日部屋の隅にネズミがいる。シッポがかすかに動いている。いや、体もすこし動いた。パット、ルナが突進してきた。ネズミをくわえる。ルナは隣の部屋にいってしまった。「ルナチャンすごい。ネズミ、とってきたのね。すごーい」そして、ゼンマイを巻く音。昨日、100円ショップの「セリナ」で買ってきたネズミのオモチャで妻がルナと遊んでいたのだ。このところ腰の痛みがひどいので朝寝をしている。朝寝は老人の特権と考えている。眠れるときは眠れるだけ眠る。いずれ長い眠りがやってくる。その予行練習だ。などと、うそぶいている。だがじったいはそうでもない。毎朝四時起きして執筆に励んでいる。いずれ、ボケルだろう。ボケないまでも昔あったことを起想する能力は日増しに低下するいっぽうだ。あせっている。ルナはいいな。アメリカンショートヘア...ルナがネズミを捕った。麻屋与志夫

  • 岩壁で身動きできない夢をみた。 麻屋与志夫

    2月2日木曜日朝の室温10℃夢見るGGの夢占い35いつも同じような夢をみる。岸壁の頂点に立っている老人に呼び掛けた。老人に助けを求めて呼びかけた。わたしは岩壁の中途で身動きができないでいた。「どうしたらいいですか?」「こうすればいい」返事はそれだけ。老人は身を投げた。いや、飛んだのだ。超絶の技。フワッと中空を飛び続けそのまま麓に着地した。すたすた歩いて行ってしまった。頂上からザイルが垂れてきた。見あげると数人。手を振ってなにか叫んでいる。ザイルはスポンジを撚り合わせたような手ざわり。ぶよぶよしている。ひくと伸びてしまう。頼りなくて、とてもこのザイルを手にして、すがりついて登ることはできない。見れば、足元に巨大な球体。あの中に入れば……。周囲の怖い岩場の光景から解放される。子宮のようだ。でもわたしには死宮と...岩壁で身動きできない夢をみた。麻屋与志夫

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