ほぼ1ヶ月前、喜多院の境内で絵を描く人がいた。手前の桜の下と、菩提樹の下にもう一人。その近くには、掃き掃除をする人もいる。ボダイジュはちょうど満開だった。どの枝にも多くの花が咲いていた。右手の枝にもいっぱいに花がついている。その後方の緑はかなり濃くなっていた。花につられてハチもやって来ていた。本堂の方からボダイジュを撮る。写生も掃除もまだ続いている。ボダイジュの上部に陽が当たり、下の影を濃くしている。どろぼう橋の近くでは、頭上に木の枝が広がりうす暗い。その左手に照明が見えた。その照明は、どろぼう橋のすぐ側にある。周囲はかなり明るいが、照明は橋の説明板付近を照らしていた。もうボダイジュの花は散って実になっているだろう。菩提樹の花の下にて写生かな/緑陰照らす昼間の明かり(喜多院)