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  • 椿散り笹にも花の咲くごとく/両手にとりて一つはばあばに(喜多院)

    桜の咲き始めたころ、喜多院のどろぼう橋近くのツバキの花はだいぶ散っていた。見上げるとまだ咲いてはいるが、上の方に集中している。それよりも、散った花のほうが目立つ。根本の日陰の花は、まだ新しく花の形を保っている。その下の背の低い笹の上にも、岩に沿って広がっている。私が写真を撮っていると、脇の石段を女性ばかり4人が上ってきた。親子三代のようで、2人の小さな女の子を連れている。その中の年上の4、5才くらいの子が、階段脇の石を乗り越えて、ツバキの花を両手に一つずつ拾った。また石を乗り越えて通路に戻ると、その一つを年輩の女性に手渡した。女性も大事そうに、その花を受け取った。ツバキを手にして2人は、何か話しながら、先を行く母子を追いかけていった。その先にある公園へ遊びに行く途中だったのだろう。それから少し経って、桜が...椿散り笹にも花の咲くごとく/両手にとりて一つはばあばに(喜多院)

  • クレーンなくビルの壁にはエレベーター/下ではさらに建設中(川越駅西口)

    川越駅前に建設中の25階建てのビルは、桜の咲き出した3月中旬にはタワークレーンが姿を消していた。頂上には、2本のアンテナのようなものが見えた。その後3月の終り、ビルはほとんど完成しているように見えた。駅前のロータリーから見上げると、あのアンテナのようなものが右端に付いている。駅の歩行者用のデッキから見ると、25階建てのビルの前(駅の入口側)にさらに建物を建設中だった。この建物の陰に隠れて、あの4階建てのビルは全く見えなくなっていた。線路の反対側から見ると、あのアンテナのように見えたものは下まで続いている。2本が縦に並び、ビルの壁に貼りついている巨大な階子のように見えた。それは外付けのエレベーターで、中の作業員の姿も見えた。新しく建設中のビルは、南側に大きく伸びている。以前からある4階建てのビルを越えて、5...クレーンなくビルの壁にはエレベーター/下ではさらに建設中(川越駅西口)

  • 天海は藤と桜をともに見て/東照宮門にはドウダンツツジ(仙波東照宮・喜多院)

    仙波東照宮入口の手前で左手を見ると、白い花が咲いていた。手前角の木は枯れているが、その先は細い道に沿って奥まで続いている。右上に東照宮の門の屋根が見える。ドウダンツツジはよく歩道の脇に植えられている。それはどれも低い木で、こんなに大きくなるとは思っていなかった。見上げると全面に白い小さな花が広がっている。花は小さく、釣鐘か壺のような形をしてつり下がっている。地味な花だが、これだけ咲いているとつい撮ってしまった。東照宮の門を撮ると、ちょうどそこから出てくる人がいた。この門を修復工事中は、先ほどの細道を使って出入していた。そのまま先へ歩き、鐘楼門の方へ入ると、塀の上に白い花が見えた。トイレと石灯籠に挟まれたところに、白い桜が満開になっていた。曇りでなければ、もっと奇麗に見えただろう。木の幹には緑色の名札が付い...天海は藤と桜をともに見て/東照宮門にはドウダンツツジ(仙波東照宮・喜多院)

  • 八重桜見納めの寺ツツジ咲く/新入生記念撮影まだマスク(妙善寺・中院)

    脇田本町公園の八重桜を見たあと、妙善寺の八重桜も見に行ったが、前の建物の日陰になっていた。それから4日後、少し早い時間に行ってみると、まだ多くの花が咲いていた。あいにく青空ではなかったが、上の方の枝には花が塊りになって咲いている。下の方は葉が目立っているが、まだ花の方が優勢で葉を覆うように咲いていた。まるでブラシのように、咲いている枝もあった。中院の枝垂桜もまだ多くの花が残っていた。妙善寺の八重桜とは、花の付き方が違う。八重桜とハナズオウが一緒に咲いている印象があったが、今年はハナズオウは目立たなくなっていた。駐車場へ入る角の八重桜はほぼ散っていたが、駐車場の八重桜はまだ咲いていた。背の高い木で、参道の上を覆うように咲いている。その奥の鐘楼門の中には、真っ赤なツツジが咲いていた。掃除の途中のようで、ごみ袋...八重桜見納めの寺ツツジ咲く/新入生記念撮影まだマスク(妙善寺・中院)

  • 藤ツツジ満開なれどまだ4月/それより早く淡き白花(近所)

    ハナミズキと八重桜を見に行ったほぼ1週間前、途中で近所の団地の側のお宅のフジを見ると咲いていた。まだ満開少し前のように見えたが、上の方に良く咲いている所があった。近づいて見上げると、また感じが違う。私が写真を撮っていると、近所の人が通り掛かって、「良く咲いたわね。陽当りが良いからかしら」などと話し始めた。そのおしゃべりは、いつまで続いたかは分からない。大きな声だったので、家の人にも聞こえただろう。新報国マテリアルのハナミズキを撮ると、金網のフェンスの中に赤い花が咲いていた。真っ赤なツツジが満開になっている。そういえば、以前も同じような記憶がある。この分なら、中院のヤマツツジも咲いているだろうと思った。それから3日後、雀ノ森氷川神社の桜は完全に散っていたが、手前の花壇にはツツジが咲いているのが見えた。花壇に...藤ツツジ満開なれどまだ4月/それより早く淡き白花(近所)

  • 園児去り静かな公園八重桜(脇田本町公園)

    市立川越高校の直ぐ近くの御宅の桜は、数日前の強い南風で散っていた。しかし、下の方の枝には、まだ少し残っている。川越駅に向う道にもハナミズキが植えてあるが、花の咲き具合は良くない。比較的良く咲いている木の先に、八重桜が咲いているのが見えた。公園の角にある八重桜が満開になっていた。公園の中には園児たちが列を作っていたが、交差点の信号が青に変わるのを待って出てきた。交差点を渡り、ウェスタ川越の広場に入って行く。渡っている途中で信号機が赤になったので、最後尾の保育士さんが急がせていた。その間、右左折する車はずっとまっていた。八重桜の上部は、枝を広げて咲いている。下の方は、花と葉が混ざりあって、すきまがなくなっている。私が写真を撮っていると、つられてかスマホで写真をとる人もいた。園児たちが居なくなり、人気の無くなっ...園児去り静かな公園八重桜(脇田本町公園)

  • 桜散りハナミズキ咲き新学期(新報国マテリアル・市立川越高校)

    桜が満開のころ、ハナミズキも咲き始めていた。2日前、新報国マテリアル隣の公園の白いハナミズキが満開になっていた。公園を出ると、フェンス沿いのハナミズキも見ごろになっていた。手前の色の濃い桜は、葉桜になっている。しかし、近づいて見るとまだ花が残っていた。並木の先から電波塔を入れて撮る。上部には多くの花が咲いていた。門の中には、ピンクと白が交互に並んでいる。今年もピンクはあまり元気がなく、白が目立ってる。門の反対側にも1本あり、これは他よりも早く咲いていた。この木が一番花が多いように見える。下の花壇には、シャガとパンジーが咲いていた。パンジーには陽が当り、色鮮やかだった。一方、シャガは日陰でひっそりと咲いている。少し歩いて、市立川越高校のハナミズキを見に行く。駅から続く大きな通り沿いで車が多く、道の反対側から...桜散りハナミズキ咲き新学期(新報国マテリアル・市立川越高校)

  • 滝下の橋の近くの桜咲き/芝桜咲きヤマナシも咲き(新河岸川・滝下橋)

    新河岸川の桜を見にいった4月の始め、富士見橋を潜ると、仙波氷川神社の桜が満開だった。この分だと新河岸川の桜もまだ大丈夫だと思った。桜の下の斜面にはハナニラが咲いていた。少し離れたところの桜もまだ見ごろだった。国道16号線の下を通り、滝下橋が見えるところまで来ると、駐車場の端に芝桜が咲いていた。ほとんどはピンクの花だが、薄い紫の花も少し咲いていた。滝下橋は、高いフェンスや大きな看板などは無くなっていた。そのため新しい橋の姿がよく見えた。下流側を見ると、対岸の桜も満開だった。護岸の工事は終っていた。下流の方は高い壁だったが、上流に来るほど低くなり、最後は手摺りから柵になっている。対岸を見ると河川敷に小型の重機が置いてあった。そこから下流の方へ河川敷に鉄板が敷いてある。その鉄板は下流のカーブの先まで続いている。...滝下の橋の近くの桜咲き/芝桜咲きヤマナシも咲き(新河岸川・滝下橋)

  • 枝垂れたる桜の下の花手水/八重桜またずに鬱金は先に咲き(川越八幡宮他)

    ちょうど1週間前、川越八幡宮の前を通りかかると、境内の枝垂桜が咲いている。石鳥居の近くから見ると満開になっている。境内には人が多く、社務所の前には行列も出来ていた。枝垂桜は、手水舎の上に咲いている。下から見上げると、大きく枝を広げている。左側は社殿の方に垂れ下がっている。右側は手水舎の上に落ちている。手水舎にはカメラを持った人が集まっていた。花手水が目当のようだ。手水鉢の近くは人が写ってしまうので、下に置いてある方を先に撮る。手水を使いたい人も、撮影が終るのを待っていた。少し人が減ったところで、手水鉢を撮る。人をよけながら、反対側からも撮る。以前見たように、淡い色の花が多い。相撲稲荷の近くにも花手水が置いてあった。こちらはパンジーで、色鮮やかである。参道のなかほどに、まだ若い桜が咲いていた。周囲を大きな木...枝垂れたる桜の下の花手水/八重桜またずに鬱金は先に咲き(川越八幡宮他)

  • 宴会は解禁されど花見客/コロナ前にはまだまだ遠し(喜多院)

    先週の土曜日(1日)喜多院の山門そばの桜もまだ残っていた。門の脇に立てられていた、コロナウイルスに関する注意書の看板は無くなっていた。門の中の境内には桜と露店と多くの人の姿がある。門を入ると、すぐ右手にこの看板があった。ことしは、花見の宴会が解禁されたようだ。境内では、ベンチに座る人や、地面にシートを敷いている人たちもいる。一度境内を出て、鐘楼門の方へ行く。鐘楼門の前には、写真を撮る人たちがいた。桜の下に竹垣があり、その周囲には多くの花びらが散っていた。鐘楼門の裏側には、露店が並んでいた。葉桜になった河津桜のそばの木は、もうほとんど散っていた。地面にシートを敷いている人は、あまり多くない。参道脇のあたりが一番人が多かった。その間を通り、多宝塔を撮ろうと思ったら、またハトの群れに囲まれた。近くを飛び回るハト...宴会は解禁されど花見客/コロナ前にはまだまだ遠し(喜多院)

  • 4月まで咲き残りたる川桜/なごり惜しむか橋上のひと(新河岸川)

    今年は新河岸川の桜は見ずに終ると思っていたが、4月1日の土曜日は朝から快晴になった。どのくらい残っているか分からなかったが、ついでがあったので回り道をして見た。滝下橋の方から上流へ歩き、車の流れのすき間を抜けて桜並木へでる。少し葉が目立っているが、まだ十分に花は残っていた。橋の近くの枝を見ても、ほぼ満開のままだった。田島橋には歩道がなく、橋の上で写真を撮っていると、すれすれの所を車が通る。急いで橋をわたり土手の道にでるが、この道も狭い。国道16号線からこの道に下りてくる車も多く、あぶない道である。1台の電動車いすが私の先を走り、対向車とすれ違った。そこから対岸を見ると、いつもの桜の景色があった。少し歩いて、下流を見る。手前の土手にはハナニラの白い花がある。更に歩いて、土手下から全体を見る。土手から国道16...4月まで咲き残りたる川桜/なごり惜しむか橋上のひと(新河岸川)

  • 枝伐られ新しき枝桜咲く/そろそろ出番ハナミズキ咲く(近所の桜2)

    新報国マテリアルの門の所から、住宅展示場の建物の屋根越しに満開の桜が見えた。小径に入り山桜の方を見ると、手前のピンクの椿の花が大量に散っていた。山桜は前回とまったく違う姿をしていた。上から下まで、花で覆われている。最初の道を進むと市立川越高校があり、角の桜は枝を切られ幹だけになっていた。交差点を右折すると、すぐ左手に大きな桜が咲いている。駐車場の奥の御宅の門のそばに生えている。数年前から見ているが、今年も良く咲いていた。交差点に戻ると、枝を切られた幹からは新しい枝が伸び、数は少ないが花も咲いている。正門近くの桜も良く咲いていた。塀に沿ってハナミズキが並ぶが、すこし花は遅いようにも見えた。また交差点にもどり、左折して進むと右手に公園がある。東側の道に沿って桜が並んでいる。手前に電柱があるので、その先を撮る。...枝伐られ新しき枝桜咲く/そろそろ出番ハナミズキ咲く(近所の桜2)

  • 電波塔ぐるり巡りて桜撮る/ヤオコーの桜今年が見納めか(近所の桜1)

    29日(水)は曇りの予報だったが、朝からどんどん晴れ間がひろがり、一時はほぼ快晴になった。桜を撮るには絶好だったが、あまり時間がないので、近所の桜を観ることにした。最初は、川越駅へ向うバス通り沿いにあるヤオコーの桜へ行った。歩道沿いに2本の桜があるが、まだ散らずに残っていた。少し近づいて見上げて撮る。電線が邪魔だが、桜は青空に映える。木の幹には張紙があった。2本とも同じものだったが、長年皆様に愛されてきた桜の木ですが、樹木医の診断により植え替えをすることになりました。最後のお花見をお楽しみください来年2月にソメイヨシノを植樹する予定ですと書かれている。以前通りかかったとき、この桜の下に6、7人の人がいて何か話していたが、この相談だったのかも知れない。樹皮が剥れた所を補修するなどして来たが、ここではだめで移...電波塔ぐるり巡りて桜撮る/ヤオコーの桜今年が見納めか(近所の桜1)

  • 桜咲きその後つづく雨くもり/今年の桜もう見納めか(雀ノ森氷川神社など)

    1週間まえ雀ノ森氷川神社の入口の桜は、まだ満開にはなっていなかった。一方、境内の桜はそれより多くの花が咲いているように見える。境内では、園児たちの遊び回る声がする。歩きながら見上げると、下の方は見ごろになっていた。境内南側の2本の桜は、ほぼ満開になっていた。園児たちはちょうど帰る時間のようで、集合の声がかかった。下から見上げると、枝垂桜のようにも見える。新報国製鉄の早咲きの色の濃い桜も満開になっていた。青空をバックにすると、その色が鮮やかになる。ふれあい広場の桜と同じ時期に咲くが、広場の内外の桜とも違うように見える。NTTの電波塔を入れて撮っていると、通りかった女性が「咲きましたね。毎年この桜を見るんですよ」と越を掛けてきた。桜の隣にはハナミズキが並ぶが、その蕾がかなり膨らんでいた。先ほどの女性の歩く先を...桜咲きその後つづく雨くもり/今年の桜もう見納めか(雀ノ森氷川神社など)

  • 桜見て帰ろうとして橋はなし/ぐるり廻って別橋渡る(ふれあい広場・久保川)

    1週間前の日曜日(19日)ついでがあったので、久保川橋の方へ行った。久保川橋の工事は終っているので、何もないと思ったがまだ重機が置いてある。その脇の看板には「久保川の改修を行っています」と書かれている。久保川橋から上流を見ると、土嚢が積まれた上に重機がある。休みだったので、どんな工事かは分からなかった。橋を渡り階段を上ってふれあい広場に出る。ほとんどの桜はまだ咲いてなく、右手奥の1本だけが咲いていた。となりの木の影が半分ほどかかっていてやや暗いが、満開になっていた。陽の当たった所の花は明るいピンクで、やや丸みを帯ている。桜に近づく途中でも音楽が聞こえていたが、この公園では初めてだった。音のする方を見ると、広場の外の桜も満開になっていた。その手前のベンチに座り、ギターを弾き、ハーモニカを吹いている人がいた。...桜見て帰ろうとして橋はなし/ぐるり廻って別橋渡る(ふれあい広場・久保川)

  • 柔らかな地面に桜散り敷いて/額縁の中の桜は鮮やかに(仙波東照宮・喜多院)

    仙波東照宮の門を潜ると、石鳥居の上に桜が咲いていた。奥の桜を鳥居から見上げる。ほぼ満開のように見える。地面を見ると、すでに一面に花びらが散っている。前はよくゲートボールが行われていたが、かなり前からその姿はない。人の入らない地面は、すこしふわふわしている。2本の桜は、枝の先が少し触れ合うように伸びている。真下から見上げると、まだまだ元気のようだ。喜多院の境内の方へ続く小径に張り出した桜は、かなり咲いていた。境内に入ると、葉桜になった河津桜の脇の小さな木は、すでに満開になっている。その奥では、花見の準備が進んでいる。わりと良く咲いている木の下では、作業する人たちが一息ついている。境内の人もこの前より多い。大黒天脇の桜も花が増え、その奥に中庭の枝垂桜が見える。庫裏入口では、枝垂桜の写真を撮る人が多い。花の多い...柔らかな地面に桜散り敷いて/額縁の中の桜は鮮やかに(仙波東照宮・喜多院)

  • 青空に誘われ桜撮りに出る/流れる花の滝に打たれて(光西寺・中院)

    彼岸前の17日金曜日は曇りだったが、1日おいて日曜日は快晴となった。たぶん写真を撮りに来る人が多いだろと思い、1日ずらして20日の月曜日に行ってみた。光西寺の隣の幼稚園越しに光西寺の枝垂桜を見る。枝垂桜とともにモクレン、ハクモクレンが咲いているのが見えた。こちらの幼稚園の桜は、まだ蕾が多い。枝垂桜は満開のようだった。角をまがり中院の南側の道に入り、緋寒桜を撮ろうと思ったら先客がいた。大きなカメラをもった女性2人が緋寒桜の下にいる。私が近づいて行くと、2人とも真下から見上げるように、緋寒桜を撮り始めた。その邪魔をしないように、離れたところから緋寒桜と十月桜を撮る。緋寒桜はすでに最盛期を過ぎているようだ。2人もそんなような話しをしている。十月桜はまだ勢いがあり、青空をバックにすると余計にそれが感じられる。中院...青空に誘われ桜撮りに出る/流れる花の滝に打たれて(光西寺・中院)

  • 畑一面ピンクに染めてホトケノザ/どこに座ろか仏も迷う(JAいるま野初雁支店そば)

    新しくできたJAの前を歩いていると、前方にピンクの広がりが見えた。そこは農地なので、もしかしてレンゲかと思い足を速めた。交差点の角の農地には、ピンクの花が広がっていた。奥に温室があり、そこまでの一面を覆っている。レンゲではなく、すべてホトケノザだった。多少ムラはあるが、花の集まっている完全に花で埋まっている。手前の道際には、対称的なオオイヌノフグリの青い花が咲いている。農地の端まで歩き、来た方を振り返って見る。この日は花曇りだったが、晴れていればもっと奇麗に見えるだろう。この農地の隣りは、少し高くなっているが、そこにもホトケノザが咲いていた。低い方より濃さはないが、ほぼ一面に咲いている。水田を挟んで小さな畑がある。以前、冬瓜がゴロゴロしていた所だが、そこにもホトケノザが咲いていた。手前の方には、ぺんぺん草...畑一面ピンクに染めてホトケノザ/どこに座ろか仏も迷う(JAいるま野初雁支店そば)

  • 曇り空枝垂桜も雲の色/練習か庭のウグイスけきょと鳴き(中院・喜多院)

    土曜日は雨の予報だったので、金曜日は曇りだったが中院へ寄って見た。南側の塀際の緋寒桜と十月桜は満開になっていた。ただ曇り空なので、全体に暗い。角を曲り東側に出ると、こちらの塀際の桜も咲いていた。駐車場にある桜は、枝垂桜と同じ時期に満開になる。駐車場から境内に入ると、枝垂桜も満開になっていた。中央の木の枝ぶりもかなり良くなってきた。しかし、北側の枝垂桜がまだ主役だろう。その桜を少し近づいて撮る。「晴れていればもっと良かったのに」と話す人もいた。本堂前の枝垂桜も、曇り空では寂しげに見える。いつもは撮らない駐車場の桜を裏から撮る。北側に出ると、庭の桜は咲いているが、塀際の桜は咲いていない。5、6人の園児たちが来ていて、注意事項を聞いたあと、境内へ入っていった。この子たちには、別の所でも出会った。脇を通り過ぎると...曇り空枝垂桜も雲の色/練習か庭のウグイスけきょと鳴き(中院・喜多院)

  • ユキヤナギ3段飛びで満開に/レンギョウの花一気飛び咲く

    10日ほど前、ユキヤナギが咲き始めた。上から見ると、離れ離れにぽつぽつ咲いている。一番まとまっている所を撮る。下で見るとそれより多いが、まとまっている所を探す。その2日後、花は急に増えだした。ほぼ全体に広がっている。まとまって咲いている所が増えた。下で見ても、全体に白くなっている。さらに2日後、ほぼ満開になった。画面一杯、白で埋まる。すこし蕾は見えるが、満開になった。一方、レンギョウは数日前に咲出したと思ったら、あっという間に満開になった。春の陽を透かして輝くように咲いている。この日、踏切の桜も満開になっていた。それから5日過ぎたが、ユキヤナギもレンギョウもまだ満開を保っている。ユキヤナギ3段飛びで満開に/レンギョウの花一気飛び咲く

  • 踏切の桜はすでに満開に/そっちは見ずに電車に夢中(踏切・熊野神社他)

    川越駅の傍の踏切から、すぐ隣の踏切までは近い。その近くにある桜が咲いているのが見えた。まだ満開かどうか分からなかかったが、翌日(12日)確かめに行った。遠目に見てもすでに満開だった。昨日見てからほぼ1日過ぎているので、その間にも開花が進んだことだろう。おそらく電車の窓からはどんな風に見えるのか。五差路の交差点を渡り、坂の上から見る。間違いなく、満開になっていた。踏切への坂を下り、真下から見上げる。だいぶ枝ぶりもよくなっているような気がする。線路側に伸びた枝にもびっしりと花が咲いている。坂を戻りながら桜を見ると、木の下で写真を撮ってもらっている人がいた。その奥に小さな子と父親と思われる2人がいたが、電車を見るのに夢中のようだった。熊野神社の河津桜は、手前の木はほとんど散っていた。鳥居の奥の木には、まだ多くの...踏切の桜はすでに満開に/そっちは見ずに電車に夢中(踏切・熊野神社他)

  • ロウバイと黄梅白梅すべて咲き/みんな散ったら桜の季節(近所の畑)

    2月の下旬、近所の畑の白梅が咲き始めた。ロウバイもまだ元気で、それなりに見える。白梅とその後ろのロウバイが重なって見える。梅だけを見ると、まだ蕾の方が多くその色の濃さが目立つ。それから5日ほど後の、3月の始めには白梅が満開になった。畑には黄梅も咲き、3つが同時に見られる。ロウバイはすこし色が抜けてきた。白梅は花で埋め尽くされ、後ろのロウバイは見えない。黄梅はこの少し前に咲き始めた。花の変化は早く、少し白くなった花も見える。さらにそれから5日後、黄梅はすでに見ごろを過ぎていた。ロウバイの花も、だいぶ白っぽくなった。白梅はまだ見ごろだが、最盛期は過ぎている。一方、近所の家のミモザは見ごろなった。さらに5日が過ぎた昨日、白梅はほとんど散っていた。桜の季節がもうすぐそこに来ている。ロウバイと黄梅白梅すべて咲き/みんな散ったら桜の季節(近所の畑)

  • 円管はぐるぐる回り土の中/橋の架け替え基礎が始まる(新河岸川・新琵琶橋)

    新琵琶橋の跨道橋の向こう側に大きなクレーン車が見えた。手前の階段入口近くには、警備員が立っている。どうやら、橋の架け替え工事が本格化したらしい。跨道橋の上から見ると、以前センダンがあった所の脇に、タンクを載せた大きな車がある。そこから、赤いホースが川の方へ伸びている。跨道橋のスロープにも警備員がいた。その先には、赤さびた円管が立ち、下のほうからは白い煙が上がっている作業員のヘルメットは見えるが、何をしているのかは分からない。スロープを上り、少し上から橋の下を見ると、2本の円管が並んでいる。左側が今作業中の管のようだ。さらにスロープを上り、上の方から見下ろす。円管の上の方から、黒いコードのようなものが垂れ下がっている。シートで囲われた中では、円管を溶接しているようだ。その右下には、鉄の杭が2列に打ち込まれて...円管はぐるぐる回り土の中/橋の架け替え基礎が始まる(新河岸川・新琵琶橋)

  • 喜多院の河津桜は満開に/花に混ざって葉も開きつつ(喜多院)

    中院から喜多院へ歩く。いつもの場所から境内を見ると、河津桜は満開になっていた。手前の木はすでに葉のほうが目立っている。それでも後ろに回ると、少し咲いている。右手の桜は満開になっていた。花に混ざって、葉が開き始めている。花がまとまっている所を撮る。左手の桜は、間違いなく満開だった。どこを見てもほぼ花で埋まっている。それでもまだ蕾も残っている。西小仙波の十月桜の隣の木も満開になっていた。ここでは、葉もかなり目立っている。まっすぐ伸びた枝のほうが葉が目立つ。斜めになった枝のほうは、まだ花の方が多い。あまり葉の目立たない所をアップで撮る。となりの十月桜は、中院ほどではないが、上の方にぽつぽつ咲いている。河津桜はそろそろ見ごろをすぎそうだ。喜多院の河津桜は満開に/花に混ざって葉も開きつつ(喜多院)

  • 中院はミモザ紅梅馬酔木咲き/スタンプラリーの花手水(中院)

    中院の南側の寒緋桜はまだ咲いていなかった。となりの十月桜は、少し咲いている。近くから見上げると、ぽつぽつと咲いている。不染亭そばのハクモクレンもまだ咲いていない。蕾は大分ふくらんで来ている。本堂の方へ行くと、仏像の前の馬酔木が満開になっていた。地味な花だが、周囲に他の花がないので良く目立つ。枝垂桜の下には石のテーブルと椅子があり、その真ん中に小さな花手水が置かれている。花手水の花は落ち付いた色が多い。脇にスタンプラリーのパンフレットが置いてある。期間は3月4日(土)~3月31日(金)とあるちょうどこの日が開始日だった。近くに小さなテーブルがあり、パンフレットの脇にスタンプが置いてある。右手奥には、枝垂桜と並んでミモザの花が満開になっている。いまこの庭で一番目だっている。枝垂桜の方へ行く途中で、左の植え込み...中院はミモザ紅梅馬酔木咲き/スタンプラリーの花手水(中院)

  • カーブして青き水面と白い帯/辿った先に新しき橋(新河岸川・滝下橋)

    畳橋の上から上流を見ると、右岸にはコンクリートの白い壁が右にカーブして続いている。真っ青な空を映した水面には、コウホネの葉が広がっている。その先の河川敷では、釣をする2人の姿が見える。上流までずっと工事中だが、以前と違うのは、コンクリートブロックの上に手摺りが付いたことだ。手摺りとコンクリートブロックの間から釣り人が見える。手摺りは、排水口の近くで終っていた。その先には、小さな穴が続いている。仙波河岸史跡公園入口の少し手前で、車を停めて工事中だった。四角柱のコンクリートブロックを、壁に下に並べる作業をしていた。コンクリートブロックは、縦に並べられている。まるでドミノのようだが、安定しているので、ドミノ倒しには成りそうもない。それでも万一を考えてか、一定の間隔で木の仕切が入っている。Y字路の所で、土手の道は...カーブして青き水面と白い帯/辿った先に新しき橋(新河岸川・滝下橋)

  • オオバンは逆さになって草を採り/シラサギ群れて岸に点々(新河岸川)

    JR川越線の鉄橋下の堰では、勢い良く水が流れていた。手前を見ると、1匹のコイが上流を向いている。その少し後には、3匹のコイ縦に並んでいる。どのコイも同じ所から動かない。コイの後ろに何かいると思ったら、カメが呼吸をしに上がってきた。下流には、この前と同じようにシラサギがいて、その周囲にカモが泳いでいる。シラサギはコサギのようで、枯れ草の中を気にしている。カモはまたヒドリガモかと思ったら、オオバンだった。下流からもつぎつぎ泳いでくる。水草のある所まで来ると、盛んに頭を水中へ突っ込んでいる。中には、体が垂直になっているものもいる。その嘴は、水草をくわえている。新河岸川と不老川の合流点では、対岸で重機が動いていた。その時、左手下の方に何か白いものがあるのが目に入った。岸の下のほうに、白い点が集まっている。シラサギ...オオバンは逆さになって草を採り/シラサギ群れて岸に点々(新河岸川)

  • 坂の下池の端にも河津咲き/まだ白梅も満開ですよ(愛宕神社から仙波河岸史跡公園)

    2日前、愛宕神社入口の河津桜も咲き始めていた。満開にはまだ早いが、結構咲いている。この分なら下の桜も咲いていそうだった。階段の少し手前で下を見ると、池の河津桜も咲いていた。右手は少し折れ曲がり、左手はほぼ直線に並んでいる。階段を下りると、坂に沿って並ぶ河津桜が見ごろになっていた。向こう側が見えないほど花で埋め尽くされている。坂を下り、少し下から階段の方を見上げる。奥へ進み、振り返って公園の方を見る。最初に見た手前の桜はほぼ満開だが、奥の方はまだ少し早い木もある。下から見上げても、一面の花で覆われている。花のアップを撮ると、背景も花しか映らない。青空をバックにして、枝の先の方を撮る。ふと下を見ると、斜面にハナニラが咲いている。陽当りが良く暖かいためか、随分早く咲いている。公園に入り池の脇から河津桜を見ると、...坂の下池の端にも河津咲き/まだ白梅も満開ですよ(愛宕神社から仙波河岸史跡公園)

  • 喜多院の河津桜は見ごろでも/北風強く空には雲が(喜多院)

    1週間にまた喜多院へ寄ってみる。左手奥の河津桜の花は、遠目にも見ごろになっていた。しかし、手前の小さな木はようやく2輪になった。右手の木もかなり花が多くなった。どこを撮るか迷ってしまう。この頃上空には雲が広がり、見上げた花は暗くなってしまう。左手の方を見ると、これも外国からの観光客と思われる人が、桜の前で写真を撮っていた。後ろを振り向くとカメラを持った男性がいた。私が撮り終るのを待っていたようで、私が移動すると撮り始めた。先ほど記念撮影をされていた木は、近くで見ても見ごろだった。まだ蕾はあるが、ほぼ満開だろう。遠くには青空があるが、頭上の雲は厚い。写真を撮っていると、人が集まってくる。ふと左を見ると、すぐ傍にもいてちょと驚いた。少し離れて、その様子を撮る。この日は北風が強く、大きな木の枝は大きく揺れている...喜多院の河津桜は見ごろでも/北風強く空には雲が(喜多院)

  • 喜多院の河津桜も咲きはじめ/突然始まる撮影会(喜多院)

    1週間前、喜多院の河津桜の様子を見に寄ってみた。3本あるが、そのうち左奥の1本だけ他よりも花が多い。手前の1本は、去年見たときは枯れてしまうかと思ったが、剪定されて小さくなり残っていた。花もいくつか咲いている。右奥の木は、それよりも多く咲いている。蕾、膨らんだ蕾、花と3段階で並んでいる。左奥の木を撮ろうと思ったら、近くに女性たち歩いて来て、この桜に気づいた。外国からの観光客のようで、桜の下で撮影会が始まった。一人一人交替で撮っている。4、5人いて、中々終らない。一度撮ったが気に入らなかったのか、また撮る人もいる。待つより仕方がないので、近くの桜を見上げていた。また、別の高い木にはハト達が避難していた。餌をくれる人を待っているのかも知れない。自分達の写真が終ると、今度は桜の花を撮り始めた。これでようやく近づ...喜多院の河津桜も咲きはじめ/突然始まる撮影会(喜多院)

  • 早咲きの桜はすでに下り坂/橋の下大きな群れのヒドリガモ(長徳寺から新河岸川)

    ご近所さんのブログで、長徳寺の桜が満開になったのを知った。長徳寺の白い塀の終った所にその桜はある。しかし、遠目ではあるがあまり目立たない。そばまで行って見ても、満開の感じはしない。どうやら、来るのが遅すぎたようだ。それでも、メジロが来ていたが、すぐに飛び去ってしまった。少しまとまって咲いているあたりを撮る。その中には、まだこんなに花の付いている枝もあった。山門の手前に仙波氏館跡の説明板がある。山門の前を通り急な坂を下る。その先の住宅地を抜けると新河岸川に出る。桜並木の中に、桜よりも背の高い棕櫚の木があった。何度も通っている道だが、今まで気にしたことがなかった。棕櫚の木は、桜と柵の間に生えている。こんな場所で、よくこんなに大きくなったとその生命力に驚く。そばの桜の蕾は、どれもまだ小さく堅い。すこし先の河川敷...早咲きの桜はすでに下り坂/橋の下大きな群れのヒドリガモ(長徳寺から新河岸川)

  • 三色の梅咲き揃い天神社/紅梅の花びら地面うすく染め(菅原神社)

    以前見たときは、菅原神社の梅は白紅が咲いていたが、ロウバイはまだ蕾だった。もうロウバイも咲いているかと思って寄ってみた。思った通り、石碑を中心に紅、白、黄と三色の梅が咲いている。道路を渡り近くから撮る。以前はすべて蕾だったロウバイは、ほぼ満開になっていた。他でみるロウバイよりも花が小さいように見える。白梅も満開になっていた。前回見たときもそれなりに咲いていたが、まったく違う。下から見上げると、大粒の雪が降ってくるように花が広がっている。紅梅も満開だった。前に見たときは、花が少し萎れているように見えたが、いまは勢いがある。社殿脇の紅梅も満開になっていた。前はまだ咲き始めだったが、一変していた。まだ蕾もあるが、花が圧倒的に多い。そうかと思うと、地面にはすでに花が散っている。咲くのが遅く、散るのも早い種類のよう...三色の梅咲き揃い天神社/紅梅の花びら地面うすく染め(菅原神社)

  • 鴨と鷺緩き流れに群れ遊ぶ(新河岸川・不老川)

    JR川越線鉄橋下の堰、この前は何もいなかったが、この日は鴨の群れがいた。細長い中州に集まって、のんびり羽繕いなどをしている。その少し下流には1羽のシラサギがいて、その周囲にカモが泳いでいる。シラサギが少し飛んで岸の方へ行くと、カモたちも移動する。また、シラサギの近くに集まって泳いでいる。新河岸川と不老川の合流点には、また重機が置かれていた。以前と同じように、下に道のような所が出来ている。また、川底の土砂の撤去が始まるのだろうか。その下の川が合流する所には、シラサギとカモの姿があった。シラサギは対岸にいて、カモたちは広い水面を泳いでいる。3羽のシラサギがいたが、真ん中の1羽はかなり小さい。大中小と並んでいると、まるで親子のように見えてしまう。こちらの岸の突端近くには、2羽のシラサギが少し離れて並んでいる。不...鴨と鷺緩き流れに群れ遊ぶ(新河岸川・不老川)

  • 雪折れの松の小枝の割れ白し/ハクモクレンそばの桜もまだ蕾(仙波河岸史跡公園)

    もう一つの池(湿地)の方へ歩いていると、なにか堅いものを踏んだ。みると松ぼっくりが、落ちていた。その先には、もっと多くの松ぼっくりが落ちている。歩道の脇には、2本の松の枝が並んでいた。その枝は雪の重みで落ちたようで、まだ折れ口が新しかった。上を見上げると、松の枝が上部に伸びている。その枝には、松ぼっくりがびっしりと付いている。木の枝は歩道の上に落ち、それを誰かが脇によけたのだろう。歩道の先に池があるが、その手前にはまだ雪が残っていた。その先の木のデッキには雪はなさそうだったが、そっちへ行くのはやめた。歩道にもどり、木製のデッキに出る。家の陰になっているため、ここにも雪が残っていた。雪をよけながら池の見えるところまで歩く。池の周囲には、ところどころ雪が残っていた。デッキの雪は、入口まで続いていた。別の新河岸...雪折れの松の小枝の割れ白し/ハクモクレンそばの桜もまだ蕾(仙波河岸史跡公園)

  • 雪のあと河津桜の咲き始め/雪だるまそれより白き梅の花(仙波河岸史跡公園)

    愛宕神社から仙波河岸史跡公園へ階段を下りると河津桜が咲き初めていた。その下の駐車場に沿って、まだ前日の雪が残っている。まだぽつぽつとだが、あちこちに咲いている。木の根もとを見ると、小粒のどんぐりが一面に落ちている。どんぐりと雪と桜、3つの季節が重なっていた。河津桜は階段から続く坂に沿って並んでいる。坂から少し下がったところから桜を見る。ここからの方が、近くで花を見ることが出来る。公園の中へ入ると、少し広くなった所に雪だるまらしきものがあった。その向こうには、白梅が咲いているのが見える。こちらが正面かと思ったが、顔はなかった。真ん中から両脇に木の枝が出ているので、その上が頭らしい。以前見たとき、白梅は奥の木しか咲いていなかったが、もう手前の木も咲いている。横に伸びた枝は、ほぼ満開に見える。その右手にも背の高...雪のあと河津桜の咲き始め/雪だるまそれより白き梅の花(仙波河岸史跡公園)

  • 雪のなか大根すくと首を出し/屋根の雪その向こうには富士の雪

    2月10日は予報よりも早く雪が降り出した。細かい雪で、見る見るうちに周囲を白く変えてゆく。日中も降り続き、外へ出る気にはなれなかった。その翌日快晴になり、屋根の雪もとけ始めたころに出かけた。麦畑の雪はそのまま残り、麦の緑が直線を描いている。麦の上にも雪は積もっているが、全体を覆ってはいない。麦の向こう側に少し野菜が見える。白菜と大根のようだ。大根は、地面からかなり頭を出している。普段はあまり目立たないが、周囲の雪で引き立っている。富士山のような土の小山があり、半分だけ雪が残っている。その先の麦と雪は、先ほどとはまた違った模様を描いている。その向こうに、駅近くで建設中のビルが見える。国道16号と254号が合流する坂上の歩道橋に上る。屋根にはまだ雪が残り、その奥に本物の富士の雪が見える。今年の冬は雪を見ること...雪のなか大根すくと首を出し/屋根の雪その向こうには富士の雪

  • 小さいけど無人販売冬野菜(16号信号傍)

    国道16号線の押しボタン式信号の歩道を渡ると、塀際に2本のカラフルな幟が立てられている。その塀が切れたところの駐車場入口に、小さなボックスがある。屋根の下は上下2段になっていて、そこに野菜が置いてある。上段にはネギとブロッコリー、下には白菜があった。高さもあまりないが、幅も狭い。白菜を入れたブラスチック製のかごが、ちょうど収まる大きさになっている。駐車場の入口にあるので、出来るだけ小さくしているようだ。側面の張紙に「み空農場」とあるが、どこにあるか分からない。野菜は入れ替えられ、中の値段を書いた紙も変わる。これは少し前のものだが、いまは白菜が値上がりしている?この道は川越駅へ向う人が使うので、わりと人が通る。それを狙ってここに置いてあるのだろう。しかし、ここの押しボタン式の信号は、待ち時間が長く渡れる時間...小さいけど無人販売冬野菜(16号信号傍)

  • 青空に枝を伸ばして蝋梅花(近所の畑)

    近所の畑のロウバイが満開になった。咲く前は枯れ葉が全体を覆い、その陰に蕾が見え隠れしていた。その葉を落すと一斉に咲き始め、いまはほぼ満開になっている。奥に白梅があるが、こちらは全体に少し赤味を帯ているが花は見えない。今年は剪定されなかたので、どの枝も思い思いの方向に枝を伸ばしている。その枝に沿って花が咲いているので、花はばらばらに咲いているように見える。それでも枝の重なっているところでは、多くの花がまとまって見える。ロウバイの木は白梅の手前に3本並んでいので、重ねて見るとそれなりの奥行と密度がある。太い幹の所には、まとまって咲いている所もある。その下の根本の方には水仙があるが、その上を覆うように咲いている。この日は曇りの予報だったが、思いがけず晴れ間がひろがった。毎年見ているロウバイだが、まったく見飽きな...青空に枝を伸ばして蝋梅花(近所の畑)

  • 立春の境内の風ほほよぎる/豆まき舞台は解体中(喜多院)

    2月4日立春の喜多院山門からは、節分の黄色い看板がなくなっていた。この写真を撮る前、外国人の一団が賑やかにしゃべりながら出て来た。穏やかになった境内に入ると、参道の右側の露店はなくなっていた。ベンチに座っている人を写真で撮っていたが、これも外国人だった。左手の常設のお店の脇に焼きそばの露店があった。桜の木の下にも3つのお店が並ぶ。北側の参道の両側にも3つほどの店が出ている。だるまと破魔矢を販売する店は、そのまま残っている。だるまは大小色々なものが並んでいる。護摩受付所は1ヶ所だけ窓口が開いている。その右手、多宝塔の脇のだるま・おふだ納め所もまだあるが、さすがにだるまはなかった。だるまと破魔矢の店の左手、本堂の前には鉄パイプの足場が残っていた。節分には豆まきが行われてはずだが、その舞台の足場が残っている。こ...立春の境内の風ほほよぎる/豆まき舞台は解体中(喜多院)

  • ソヨゴの実なぜか黄色に変色中(空地の向かい)

    市所有の広い空地の向かいに、植え込みがありそこにソヨゴの木がある。以前見たときは赤い実が生っていた。もう鳥に食べられてしまったと思ったがまだ残っている。ほとんど残っているのだが、その色は前とだいぶ感じが違う。なぜか、黄色が目立っている。赤い実は残っているが、周囲には黄色い実が増えている。陽に当たったせいではないと思うが、同じ実でも赤いところと黄色いところがある。赤から黄色に変色する途中のようだ。赤くになる途中が黄色というのは分る気がするが、赤くなった実が黄色になるというのは解せない。緑の葉の中では赤い実が目立つが、変色した葉では黄色の方が目立つとでもいうのだろうか?根本のサザンカは、さすがに花の数が減っている。それでも、端のほうには奇麗に咲いている花がある。黄色くなった実がどうなるのか少し気になるので、時...ソヨゴの実なぜか黄色に変色中(空地の向かい)

  • 古墳下背に陽を受けて頌徳碑(喜多院・高林謙三翁頌徳碑)

    喜多院の慈眼堂は古墳の上に建てられている。その慈眼堂の下、堂に背を向けて2つの大きな石碑があり、向って左の小さい方が「高林謙三翁頌徳碑」である。高林謙三については、説明板のある墓地を紹介した。→高林謙三墓その説明板の文章は短いが、この石碑には小さな字でかなり長い文章が刻まれている。石碑の上部には「頌徳碑」と大きな文字で書かれている。その隣の字は読みにくいが、「蘇峰菅原正敬□齢八十八」と読める。最初「蘇峰」の字は読めなかったが、下の本文を見て「蘇峰」だと判断した。石碑には、つぎのように書かれている。高林謙三翁頌徳碑八十八翁蘇峰菅原正敬題額易に曰く、機を知るは夫れ神かと、ニュートンは苹果の落つるを見て地球の引力を察知し、ワットは鉄瓶の噴くを見て蒸汽機缶を発明せり。是れ偶然に由ると雖も、機智妙算神明に通じ、而か...古墳下背に陽を受けて頌徳碑(喜多院・高林謙三翁頌徳碑)

  • 改札は三者三様変われども当時の思い出そのまま残る(川越駅・本川越駅)

    以前本川越駅の改札口前を通ったとき、かなりキラキラしている感じがした。その時はそのまま通り過ぎたが、近くに用事があったので寄ってみた。改札口は、ここを入って左手にある。ちょうど電車が到着したところで、多くの人たちが中から出てきた。その改札機の一番上が、明るく光っている。4本が一列に並んで、ゆるくアーチを描いている。その色は改札機によって違っている。券売機のほうを見ても、両側の仕切の端が光っている。高校までは市内の学校だったので、大学に入って初めて電車通学をした。新宿線から途中で乗り換え、国分寺で中央線に乗り換えていた。2011年の東日本大震災の翌々日は、JRも東武も止まっていたが、西武線だけは動いていた。久しぶりに西武線に乗って新宿まで出たが、つり革につかまりながら、通り過ぎる風景を懐かしく眺めていた。J...改札は三者三様変われども当時の思い出そのまま残る(川越駅・本川越駅)

  • 節分の豆まき舞台組み立て中/山門向う車列は長し(喜多院)

    28日の土曜日、琵琶橋から信号のある五差路に出て小さな坂を上る。少し歩くと、ずっと先まで車が並んでいて、その最後尾に白い車がつこうとしていた。この道は喜多院の山門に向う道だが、この時期の長い車列に驚いた。乗用車の列の中に大型のトラックが並んでいた。おそらく、新琵琶橋が工事中なので迂回してきて、この渋滞にはまったのだろう。その先の丁字路から先は左の道幅が拡がり、喜多院に用のない車はその脇を通れるが、それまではじっと待つしかない。山門の前には警備員が数名いて車を誘導している。反対方向から来て駐車場に入ろうとする車には、迂回するようにアナウンスしている。山門には、黄色い看板がよく目立つ。すでに先週にはここにあったが、大きく節分と赤字で書かれている。その下に追儺豆撒式一時とある。もちろん午後一時のことだろう。境内...節分の豆まき舞台組み立て中/山門向う車列は長し(喜多院)

  • ヴェール脱ぎ蝋梅の花陽にとける(よく通る細道)

    以前見たロウバイはかなり良く咲いていたが、多くの花は黄葉した葉に隠れていた。もう葉が散っているだろうと思って細道を進むと、思った通り遠目からもロウバイが光って見える。近づいてみると、より一層その輝きを増す。上に行くほど枝が多く、その分花も多い。中を覗くと、ほとんど花で埋まっている。ところどころに明るい陽が差し込んでいる。横に廻ってみても、ほぼ同じように見える。上を見上げると、青空にロウバイの花が際だって見える。さらに前に廻ってみても、以前とは全く違って見える。この直ぐ近くに同じ種類と思われるロウバイがあるが、それはあまり良く咲いていない。その木はブロック塀と家に挟まれたところにあるためだろう。ここのロウバイは、全身で陽を浴びている。ヴェール脱ぎ蝋梅の花陽にとける(よく通る細道)

  • 鈴なりの栴檀の下鳩3羽/栴檀は高欄ともに消え去りぬ(新河岸川・新琵琶橋)

    12月の下旬、小仙波跨道橋脇のセンダンには多くの実が生っていた。垂れ下がった状態で生っている所がある。一方で、上の方にまとまっている所もある。横に伸びた枝にも多くの実がなり、その向こうに新琵琶橋とその上流が見える。その実から下を見ると、橋脚の基礎の上になにか黒っぽいものがある。コンクリートの基礎の上に3羽のハトがじっと日向ぼっこをしている。この時、橋の工事は進んでおらず、以前見たままだった。その状態は、1月の上旬も続いていて、センダンは葉が少なくなり実がめだっていた。ところが、その1週間後に跨道橋を渡って来ると、あのセンダンが消えていた。その時は雨が降っていたので、写真は撮らなかった。さらにその1週間後、跨道橋の下には看板が増えていた。跨道橋の下から県道へ出る道は通行止めになっていた。そして、そこにあった...鈴なりの栴檀の下鳩3羽/栴檀は高欄ともに消え去りぬ(新河岸川・新琵琶橋)

  • ホテルうえ最上階が頭出し/川越一になりそうもなし(川越駅西口とその周辺)

    川越駅前に建設中の25階建てのビルは、暮の内にはU_PLACEの東武ホテルの上に頭を出していた。これは1月3日の写真だが、かろうじて上部が見える程度だった。それから10日ほどして、あの麦畑越しにそのビルを見る。手前の集合住宅は、外装工事が終り、黒いネットが撤去されている。建設中のビルはやはり高いが、周囲の建物もそれなりの高さがあるので、それほど違和感はない。国道16号と254号が合流する烏頭坂上の歩道橋から川越駅方向を見る。途中は川越線と東武東上線の線路で遮るものはないのでよく見える。周囲の建物よりは際だって高く見える。新河岸川と不老川が合流する地点からは、NTTの電波塔と建設中のビルの両方が見える。NTTの電波塔は川越で最も高い建造物で、台地の上にあるので周囲からよく見える。現在建設中のビルも、この場所...ホテルうえ最上階が頭出し/川越一になりそうもなし(川越駅西口とその周辺)

  • 菅原は紅白の梅そろい咲き/そばの蝋梅蕾は固し(菅原神社)

    工事中の滝下橋の歩行者用の橋のたもとに、こんもりした木がある。以前見たときは、白い実が鈴なりに生っていて良く目立った。いまは、実の色がすっかり変わっている。実は小さなブドウのような色になっている。少し粉をふいたように、鈍く陽を受けている。この実を撮っているとき、下流の方からけたたましい鳴き声で鳥の群れが飛んできた。あっという間に頭上を通りすぎ、上流の方へ飛んでいった。先ほど見たヒドリガモの群れのようだった。あれほど、のんびりと泳いでいたが、一体なにが起ったのだろう。緩い坂道を上りはじめると、これも以前見たピラカンサの赤い実がなっていた。実は減るどころか、むしろ増えたようにも感じる。実の付いた枝は、重そうに垂れ下がっている。仙波河岸史跡公園の白梅が1本咲いていたので、菅原神社はどうかなと思って寄ってみた。石...菅原は紅白の梅そろい咲き/そばの蝋梅蕾は固し(菅原神社)

  • 土手滑り園児の声聞きヒドリガモ/われ関せずと川面に浮かぶ(新河岸川・不老川合流)

    畳橋の下流にJR川越線の鉄橋があり、その下に小さな堰がある。この辺りには、よく水鳥たちが居るのだが、この日は全く見当たらない。川の水量が減ったためか、流れ落ちる水の先に並んでいる鉄の杭が頭を出している。さらに下流の新河岸川と不老側が合流する辺りへ行くと、子どもたちの元気な声がする。新河岸川の対岸を見ると、土手で園児たちが遊んでいる。どうやら土手すべりをしているようだ。いつもは近くを走り回っているだけなので、ここでこの遊びを見るのは初めてである。カラフルなプラスチック製のそりを使っているようだ。このい色と子供たちの服の色が、枯れ草の土手を彩っている。尻餅をついている子もいれば、そりを引き上げようとする子もいる。不老川の上流を見ると、対岸には土砂が溜まっているが、こちら側には水が流れている。その流れを辿ってい...土手滑り園児の声聞きヒドリガモ/われ関せずと川面に浮かぶ(新河岸川・不老川合流)

  • 岸辺にはネット連なり工事中/滝下の橋は架かれど未完なり(新河岸川・畳橋~滝下橋)

    仙波河岸史跡公園を出ると、新河岸川の岸に沿ってオレンジ色のネットが張られていた。下流側は、岸辺の樹木が全て撤去され、畳橋の方まで能く見える。上流側を見ると、滝下橋には新しい橋が架かっているようだった。ネットに沿って下流へ歩くと、途中で仮設の柵になる。その柵の直ぐ下には、白い帯が続いている。路面より少し低くなった所に、コンクリートと思われる細い帯が少しカーブして下流へ伸びている。上流側を見ても、その帯は続いている。その帯の上に、4人ほどの作業員がいて何か話していた。さらに下流へ行くと、帯の幅が道路側に少し広くなり、低い段差もある。その段差を埋めるため、細いスロープが4本並んでいる。さらにその先は急に高くなり、川側に壁がある。壁の下は横に伸び、全体にL形になっている。これが、以前この近くであった男性が言ってい...岸辺にはネット連なり工事中/滝下の橋は架かれど未完なり(新河岸川・畳橋~滝下橋)

  • 白梅は1本咲きて子らの声/ハクモクレンはもう咲くばかり(仙波河岸史跡公園)

    仙波河岸史跡公園の中を歩き、北側の梅の木の方へ行ってみた。あちこちで、梅が咲いたという声が聞こえてくるので、もしかしたら咲いているかと思った。手前の歩道脇の梅はまだだったが、奥のフェンス際の1本だけ白い花が見えた。近づいて見上げると、ポツポツとではあるが、間違いなく咲いている。当然ながら、蕾のほうが多い。あちこち見回して、すこしまとまっている所を撮った。この右手にも背の高い梅があるが、それらはまだ咲いてなかった。その咲きに枝垂れ桜があり、その周囲は小さな広場になっている。そこに園児たちがいて、大きな声を出して走り回っていた。そこから右手を見ると、池の水面は少しの乱れもなく、周囲の木々を映し込んでいる。池の中央部の木製デッキは、まだそのままだった。仮設のフェンスの向こう側に、赤いものが見えた。金網の間から覗...白梅は1本咲きて子らの声/ハクモクレンはもう咲くばかり(仙波河岸史跡公園)

  • 赤き実のソヨゴの下にサザンカも

    以前、木の杭にコートが掛かっていた空地の反対側に建物があり、その東と南側に植木が並んでいる。その角に近い所に、背の低い木がある。葉は色づいて、一見すると枯れているように見える。しかし、良く見ると葉とともに赤い実が生っている。小さな実は、枝の先の方に固まって付いている。名前が分らなかったが、木の幹を見ると緑い色の小さな名札がある。そこには、「ソヨゴモチノキ科」と白抜き文字で書いてある。冬青とも書くらしいが、葉は色づいていて合わない。ソヨゴの根本には、ピンクのサザンカが咲いていた。こちらは冬も葉は緑で、陽光をうすく照り返している。この赤い実はかなり長く生っていて、鳥には目立つはずだが残っている。まだ食べごろではないのかもしれない。根本のサザンカも、時々遠目で見るが、つぎつぎと花を咲かせ続けている。赤き実のソヨゴの下にサザンカも

  • 大絵馬のうさぎかわいや橋の上/先年まではあと7年に(川越八幡宮)

    川越八幡宮の前から境内を見ると、参拝する人の姿が見えた。奥の鳥居から社殿まで、順番を待つ人たちが並んでいた。参道そばの相撲稲荷にお参りする人もいる。社務所で、お守りなどを求める人もいる。相撲稲荷から参道を挟んで左を見ると、大きな絵馬がある。去年はここにもう少し小さな絵馬があり、大きな絵馬は外の駐車場の方にあった。それがここにあるということは、駐車場の方にはないのかも知れないと思った。創建1000年まで、あと7年、と書かれた下にはウサギが何匹も描かれている。一番下には、川越市立川越第一中学校美術・文化総合部とある。今年は、他校との合作ではないようだ。ウサギたちがのっているのは、伊佐沼の遊歩道のようで、奥で左へ直角に曲っている。歩道の中央に色違いの3匹がいる。左の手摺りには、白うさぎを先頭に3匹がいる。1匹は...大絵馬のうさぎかわいや橋の上/先年まではあと7年に(川越八幡宮)

  • 色づいた葉陰に光る蝋梅花/校門に杉の香ありて新学期(川越工業高校近く)

    喜多院からの帰り道、毎年見ているロウバイが咲いているか気になった。遠目では分らなかったが、横を通りながら見るともう咲いていた。通り過ぎてから木の全体を見る。色づいた葉が散らずに残っていて、似た色の花はよく見えない。近づいて上の方を見ると、ようやく花の咲いているのが分る。さらに真横に行って見上げると、陽を受けて葉も花も明るく見える。花はより陽を通すので、見え方が全く変わる。だれが名付けたか知らないが、蝋梅という名はこの花に相応しい。これだけ多くの花が咲いているのに、あの甘い香りはしない。写真を撮り終ってからすれ違った人も、何を撮っていたの?という感じで、花を見ることもなく通り過ぎた。川越工業高校の校門近くに行くと、ぷんと杉のような香りがする。驚いて前を見ると、塀際に脚立を立て剪定する人がいて、路上には伐った...色づいた葉陰に光る蝋梅花/校門に杉の香ありて新学期(川越工業高校近く)

  • 大師さま過ぎても長き車列あり/それを追い越す親子後ゆく(喜多院)

    これは1月6日(金)の喜多院参道だが、いつものように車の列が出来ていて、なかなか動かない。道を渡ると前に親子がいて、男の子が「歩いたほうが早いよ」と言いながら歩いて行く。前を歩いていた親子が、ちょうど山門の石段を登ろうとしていた。境内にも人の多くの人の姿が見える。参道の両側には、食べ物を売る露店がならんでいる。境内の中心部は、思い思いの方向に人々が歩いている。北側の参道にもまだ露店が出ていた。その反対側の店は、だるまではなく獅子頭などが置いてある。手水舎の前のだるまと破魔矢の販売所は、いつも通りの場所にある。慈眼堂下にもダルマなどの販売所が並ぶ。その直ぐ先には、熊手を売る店があり、人が集まって何か話していた。。本堂に近い慈眼堂の下には、破魔矢の手前にミニ熊手を売る店がある。本堂の階段などは、列を分けるライ...大師さま過ぎても長き車列あり/それを追い越す親子後ゆく(喜多院)

  • 初詣神社を出ればシーサーが屋根の上から阿吽とにらみ

    正月3日、雀ノ森氷川神社には大きな幟が立てられていた。石鳥居の前には、笹が立てられている。境内には数人の人がいるだけで、ひっそりとしている。元日に初詣の人が多く、甘酒が振る舞われたが、この時はそんな雰囲気はない。境内を出てすぐ左手に白い壁のビルがある。その玄関の屋根に何かのっている。四角の屋根の両端にシーサーが置かれている。狛犬と同様に阿吽の像になっている。右側の阿の方は、威嚇するように怖い顔をしている。一方の吽の方は口を堅く閉じて、意思の強さを感じる。ここは元は駐車場だったが、何年か前この建物ができた。通る度にこのシーサーは気になっていたが、ちゃんと見るのは初めてだった。神社には狛犬はいないので、喧嘩することもないだろう。初詣神社を出ればシーサーが屋根の上から阿吽とにらみ

  • 金柑は年を越してもまだ緑/この木に集まる雀賑やか

    キンカンは今年も去年のように多くの実をつけた。去年もそうだったが、色づいた実に混ざってまだ緑の実も多い。目立つのはやはり色づいた実である。一方で、まだ緑の濃い実がある。緑の実が集まっている所もあれば、色の違う実が隣り合っている場所もある。下から見ると、下に陰があり感じが違う。下から見ても、まだ色の薄い実が見える。青空をバックに上の方を見ると、やはり色の違う実が生っている。この所、毎日のように外が賑やかになるときがある。それを見ようと外に出ると、一斉に木から飛び立ち近くの電線にとまる。スズメの群れで、10羽以上いる。外から帰ってきたときにたまたまいると、パーッと飛び立つ。一旦は近くで様子を見ているが、あきらめ早くどこかへ行ってしまう。どうやらこの場所が、雀たちの1日の移動コースに入っているらしい。金柑は年を越してもまだ緑/この木に集まる雀賑やか

  • 両側の歩道に白き蓋のあり/百年もひと月過ぎて大晦日(中央通り)

    本川越駅から一番街の方へ中央通りを歩いていると、バス停の手前の歩道に白い蓋があった。駅の東と西に1つずつあったので、それで終りと思っていたが、こんな所にもあった。その蓋は駅の方を向いている。点字ブロックの直ぐ脇にぴたりとついている。もしやと思って反対側の歩道を見ると、濃い緑色のボックスのそばにそれらしきものが見える。道を渡りそこに行ってみると、たしかに同じ蓋があった。こちらは一番街の方を向いている。これも点字ブロックの近くにあるが、少し離れている。私が写真を撮っていると、通り掛かった二人連れが立ち止まった。百周年の記念の蓋であることを確認して、一番街の方へ歩いて行った。蓋にもあるように、大正11年12月1日に市制が施行され、その記念日も過ぎた。101年目も、すでに1ヶ月が過ぎ大晦日になった。両側の歩道に白き蓋のあり/百年もひと月過ぎて大晦日(中央通り)

  • トゲトゲの緑風船実のなりて/冬陽を浴びてほんのり光る(近所の畑)

    11月の下旬、近所の畑に妙なものがあった。薄い緑色の風船のようなものが、細長い葉の間に見える。大きなものが2つと小さなものが2つ、全部で4つある。大きい方をアップで見ると、全体にトゲがある。その近くには、しろっぽい小さな花がある。小さい方にも多くのトゲがある。こちらのトゲの方がかなり長い。花は小さく、それがまとまって下を向いて咲いている。花の先の方には、かすかに紫色が見える。木のようにも見えるが、草のようで、支柱が必要らしい。小さな花とこのハリセンボンのようなものと、まったく結びつかない。他のツル植物が巻き付いて、それが実をつけているのかと思ったが、そうではない。12月の上旬、また行ってみると、間違いなく木の幹から出た茎の先に付いている。小さい方の実は、少し大きくなったように見える。トゲ、風船で検索すると...トゲトゲの緑風船実のなりて/冬陽を浴びてほんのり光る(近所の畑)

  • 酔芙蓉どうも誤解で伐られけり(近所の団地)

    以前酔芙蓉のあったところは、ぽっかりと空いている。その切株は、中途半端な高さで残されている。その近くで庭の掃除をする女性がいた。もしかすると、この木が伐られた理由を知っているかも知れないと思い、「これは、なんで伐られちゃったんですかねえ」と聞くと、「ああ、それは私が伐ったのよ」と思いがけない答が帰ってきた。「この木を元々植えた人がいて、半分くらいに伐れば、来年はもっと良く咲くと言われたのよ」その人には、何度も確認して、半分に切った結果こうなったのだと言う。これを植えたという人は、枝を伐るように言ったようだが、幹のことと勘違いしたようだ。「枝を伐れば良かったのよね、ごめんなさいとは言ったんだけどね」その人に言ったのか、この木に言ったのか分らないが、この切株に言ったように感じた。切株を見ると、左の方に薄い緑の...酔芙蓉どうも誤解で伐られけり(近所の団地)

  • 初大師ゆったり進む準備かな/紅葉散りほんのり赤きその根本(喜多院)

    昨日の土曜日、喜多院の山門の前には、赤地に白抜き文字で「初大師」と書かれた看板があった。山門をくぐったすぐ右手には、拝観お休みの立て看板がある。参道の両側には、すでに露店が場所を占めている。上には参拝者用の案内看板がある。その先の赤い矢印が4つある看板もいつも通りである。大黒天もいつものように、多宝塔の前に仮設置されている。本当の大黒天は、この護摩受付所の後ろにある。だるま納め所も、緑の仮設フェンスに囲われて、多宝塔の脇に出来ている。小さな御宮は、今年は北側にあり、南を向いて置かれている。そのそばで何か作業する人がいた。庫裏への門を入り、左手の本堂のほうには、前受付護摩御札授与所の小屋がある。向きを変えると、庫裏の前にテントが並ぶ。その右端のテントには、紅白の幕が目立つ。本堂の前にも案内の看板がある。階段...初大師ゆったり進む準備かな/紅葉散りほんのり赤きその根本(喜多院)

  • 師走にて十月桜満開に(西小仙波)

    11月の初め、十月桜はぽつぽつとしか咲いていなかった。それから1月半ほどして、山車庫の向かいの桜は満開になっていた。もっと前から咲いているのは知っていたが、撮る機会がなかった。山車庫の前、いつもの位置から見る。例年と同じように良く咲いている。花は中院の桜よりもピンクが目立つ。特に蕾の色の濃さは、中院では見られない。下から見上げると、ここが花が最も多く見える。少し前、ここで写真を撮る人がいた。これも、毎年見ている所から撮った。前回見たときは、もうあの状態で終りかと思ったが、ただ時期がずれていただけのようだ。師走にて十月桜満開に(西小仙波)

  • 紅葉を散り残してや落葉掃き(喜多院)

    喜多院では正月の準備が進んでいる。それを見ながらどろぼう橋の方へ歩くと、橋のそばの紅葉はまだ残っていた。近くの木も、色はすこし黄色くなっているが、こちらも残っている。すぐ近くではずっと何か機械の音がしている。木でも伐っているのかと思ったが違っていた。説明板の後ろの斜面に人がいて、ブロアーで落葉を吹いていた。その人と同じくらいの所から橋を見下ろすと、紅葉に挟まれた橋を渡ってくる人がいた。橋の傍から見上げると、紅葉はほとんどそのまま残っているようだ。そこから堀を見ると棒を持った人がいて、足元には落葉が小さな山になっている。橋の反対側の堀は、ブロアーで飛ばされた土埃で煙っている。橋の中央でまた反対側を見ると、先ほどの人が落葉の山に棒を入れている。棒の先は熊手のようになっていて、それで落葉を集めているようだ。その...紅葉を散り残してや落葉掃き(喜多院)

  • 桜咲き紅葉残りてただ静か(中院)

    中院の塀際の十月桜が満開になっていた。位置を変えて見上げると、ほぼ全面に咲いている。アップにすると、白い花の付いた枝にはまだ蕾も見える。東側から鐘楼門を見ると、左手に紅葉があった。すでに見ごろは過ぎているが、まだそれなりに楽しめる。駐車場の隅にメタセコイアの木があり、こちらもまだ葉が残っている。駐車場はせまく、手前に桜の枝が入ってしまう。鐘楼門をくぐり、塀際の十月桜を見る。全体は逆光であまり良く見えないので、花のアップを撮った。枝が多く、奥の花を撮ったつもりが、手前の花がボケて入っている。そこから鐘楼門の方を見ると、メタセコイアが良く見える。鐘楼門の反対側にも少し紅葉が残っている。石仏などが並ぶ所の入口から、不染亭の屋根越にメタセコイアを見上げる。境内を歩き庫裏の脇に行くっと、黄葉とサザンカの花が並んでい...桜咲き紅葉残りてただ静か(中院)

  • 南天の一房赤く網の外(近所の団地)

    団地の道の角に南天があり、白いネットが掛けられている。去年も掛けてあったが、今年は3つのネットを使い、うまく覆っている。ちょうど南天の実がなっているが、ネットの中でよく見えない。日当たりの良い方は、上の方にネットがあり、大きく膨らんでいる。その上の方に、赤い実が見えた。頂点にある1房だけが、ネットの外に出て、明るい陽を浴びている。これは、鳥に食べさせるためか、通る人の目を楽しませるためか。家の南天は、実が生る前に枝を伐ってしまうので、ほとんど実がない。それでも、ふと気が付くと庭の隅に、南天の木が大きくなっていて驚く。南天の一房赤く網の外(近所の団地)

  • たい焼きを買いに行ったら鍼打たれ(市立川越高校そば)

    ピラカンサとビヨウヤナギを左に見て進むと、駅から続く通りとの交差点に出る。右手前は市立川越高校で、その向かいに白い箱形の小さな建物がある。ここは以前、廃業した文房具屋があり、その後この建物が建てられた。「たいやき」と白抜き文字で書かれた暖簾が掛けられ、幟で「た」が見えず「いやき」になっていた。ところが、この日(9月末)は、様子が全く変わっていた。正面に廻ってみると、鍼灸院・整骨院と書かれている。左の斜めに張った幕はあり、幟も立てられているが色が違う。横断歩道を渡り、近くへ行ってみる。大きな幕には、知恩と書かれたロゴマークがある。下には小さな立て看板が置かれている。この時はまだオープンして間もないようだった。新規オープン記念、9月末までと書いてある。横の壁には、イラスト入りで、ここを利用できる症状などがかか...たい焼きを買いに行ったら鍼打たれ(市立川越高校そば)

  • ピラカンサ赤い実の下黄色花(旭町第一公園そば)

    公園の反対側の角に、ピラカンサの赤い実がなっていた。その手前こんもりした木があり、ぽつぽつと黄色い花が咲いている。駐車場の端にあるピラカンサは、敷地に沿って細長く拡がっているが、午前中なので南東側に陽が当たっている。今年も、木全体に多くの実を付けている。実はあちこちに固まっていて、多いところでは、押し合うように生っている。ここまでは、この季節では普通だが、なぜかそのそばに黄色い花がある。ビヨウヤナギで、花は少なく下のほういにくつか咲いている。右手の方の花のそばには、今にも咲きそうな蕾もある。どこか別の場所でも見たような気がするが、思い出せない。たぶんその時は急いでいたのだろう。ピラカンサ赤い実の下黄色花(旭町第一公園そば)

  • 木枯らしに衣取られて柿光る(河岸街道)

    ザクロは葉が落ちて、残された実は寂しげだが、柿の場合は違う。木により早い遅いはあるが、今はほぼ葉を落し、実だけが残っている。その実は、ようやく主役になったとばかり、陽を浴びて目立っている。河岸街道を西の方へ歩いていると、角にサザンカが咲き、その左手に柿の生っているお宅があった。うす紫というか濃いピンクのサザンカは、大きめの花を木全体に付けている。少し日陰に3つ並んでいるところがあった。そのサザンカ越しに柿の実が見える。柿は大きく枝を広げているが、実は上の方が多く付いている。上の直ぐ右下は、鈴なりになっている。その道を少し歩くと、空地の隣りの家に柿の木がある。こちらも、大きく枝を広げている。左手の方には、先ほどよりも多くの実が固まっている。枝は実の重さでしなっている。右手のほうにも、多くの柿が生っている。さ...木枯らしに衣取られて柿光る(河岸街道)

  • 黄葉とザクロの赤と空の青(近所の団地の近く)

    団地の入口で、NTTの電波塔の脇に、やや拡がった飛行機雲が流れていた。団地の中を通り、反対側の住宅地越に電波塔と雲が見えた。家の塀際には、黄葉したザクロの木がある。その枝に多く実がなっていた。少し前までは丸い実だったが、この時は実がさけていた。裂け方は色々で、3つに裂けたり、2つに裂けたりしている。向きも色々で、ちょうどこちらに中を見せているものもある。住宅地を抜けると、塔の右側の雲が広く長く伸びていた。これは、11月下旬だったので、12月の今は葉も落ち、実だけが残っている。実の中は赤が濃さを増している。ザクロの赤は、黄葉を背景にしたほうが良く見える。黄葉とザクロの赤と空の青(近所の団地の近く)

  • バスを待つ人の足元白き蓋(U_PLACE前)

    川越駅西口の歩行者用デッキの端から下を見ると、ちょうどバスが停車し、待っていた人たちが乗込み始めた。その足元に白い丸いものが見える。みな乗込んだあとには、マンホールの蓋が残っている。デッキを移動し、U_PLACEから下を見ると、バスの後ろの昇降口近くにその蓋がある。アップで見ると、やはりあの市制100周年の蓋である。下へ下りると、その蓋は歩道の端、すこし斜めになった所にある。向きは縁石に対して少し傾いている。歩道の端ぎりぎりから正面を撮る。反対方向を見ると、となりのバス停にバスが停まっていた。もう一つの蓋もロータリーのバス停のそばにあった。2つとも西口だが、東口にもあるのかは分からない。バスを待つ人の足元白き蓋(U_PLACE前)

  • アンデスの乙女の跡か朽ちた株/周囲を覆う紫の花(新河岸川)

    弁天橋から先に、ここ何年か見ているツゲの木がある。今年もやはり、同じ木でありながら、紅葉している所とまだ緑の所がある。手前の方は紅葉していて、びっしりと固まった実が生っている。草刈りの終った河川敷には、葉を落した桜が濃い影を落としている。その先に水音がし、龍池弁天からの水が流れ落ちている。アンデスの乙女があった所のムクゲは、かなり枝を刈り込まれている。その根本に紫の花が拡がっている。その小さな花は、ムラサキカタバミのようだ。金属製の柵の下の方に細いロープがあり、横に這ったあと下に垂れている。先端は細くなり切れているが、その直ぐ下に古い切株がある。もしかするとこれがアンデスの乙女の切株かと思った。しかし、それにしてはかなり朽ちている。周囲を見ても他にそれらしきものは、見当たらない。もしかすると、アンデスの乙...アンデスの乙女の跡か朽ちた株/周囲を覆う紫の花(新河岸川)

  • 弁天の歩行者橋の渡り初め/緩きスロープ急なステップ(新河岸川・弁天橋)

    新河岸川の土手道を2人の女性と1人の女の子が歩いていた。少し離れてその後を歩いていると、女の子が弁天橋手前の歩行者用の橋のスロープを上り始めた。それで、この橋がすでに渡れることが分った。大人2人は渡る様子がなく、女の子は途中で止まった。結局渡ることなく、3人とも歩き去った。確かに橋は開通していて、薄いブルーのスロープは、途中で繋がれている。スロープを上りきると、すぐ上流に弁天橋の側面が見える。橋の床はスロープと違い緑色をしている。反対側まで渡り、スロープを上から見る。こちらも途中に繋ぎ目がある。また橋を渡って元に戻り、スロープと反対側の階段を見下ろす。こちらは、段数は少ないが急になっている。階段を下り、後ろを振り向く。階段を囲うように鉄パイプの柵があり、杭の1本に小さなソーラーパネルが付いている。橋の側面...弁天の歩行者橋の渡り初め/緩きスロープ急なステップ(新河岸川・弁天橋)

  • ヒドリガモ小さな群れでスイスイと/別の群れでは黙々食べる(新河岸川)

    国道16号線の橋から新河岸川の上流を見ると、真っ直ぐな川の青い水面にはさざ波があった。岸の桜はほとんど葉を落している。橋を渡り対岸の土手道を上流へ歩くと、精進場橋の下に静かな波紋が出来ていた。10羽ほどの小さなカモが集まって泳いでいた。ヒドリガモのようだが、河川敷には1羽もおらずみな泳いでいる。集まって泳いでいたが、こちらを警戒したのか横に移動するものもいる。さらに上流へ歩き、桜並木が終った先にも、少し数の多いヒドリガモの群れがいた。こちらはほとんどが、河川敷に上り、黙々と草を食べている。その群れの中に別のカモも混ざっている。ヒドリガモより少し大きく、カルガモのように見える。そのすぐ先では、そのカモたちが並んで泳いでいた。まだ来たばかりのヒドリガモは、小さな群れで生活している。その群れが段々増えて、他の鳥...ヒドリガモ小さな群れでスイスイと/別の群れでは黙々食べる(新河岸川)

  • ビル高くタワークレーンさらに上(川越駅西口)

    2週間前、川越駅西口のロータリーから建設中のビルを見ると、歩行者用デッキの屋根よりかなり高くなっている。道路を挟んで白いビルがあるが、その高さを軽く超えている。タワークレーンの操縦席は、見かけ上ビルと同じ高さに見える。この時、操縦席にはカーテンが引かれていた。歩行者用のデッキからは、操縦席は見えない。となりの4階建てのビルと比べると、すでに20階を超えているようだ。東側に周り、線路越しにみると、ビルは南北に長い。こちらから見ると、タワークレーンは、当然ながらビルよりも高い。バス停の屋根越しだとこんな感じ。駅から東へ伸びる道路からも、ビルの南側は見える。それから10日ほどすると、タワークレーンはさらに高くなっていた。この日は操縦席にオペレーターの姿が見えた。駅のデッキから見上げると、ちょうどクレーンが部材を...ビル高くタワークレーンさらに上(川越駅西口)

  • 硝子戸に干し柿映り生柿は/枝に残りて野鳥を待つか

    国道16号線沿いのお宅の柿は、紅葉した葉が多く残っている。前に通った時は、下に大きな脚立があったので、実は収穫されたようだ。2階を見ると、物干し竿に干し柿がつるされている。カーテンの開いたところには柿が映り、カーテンには柿の影が落ちている。生っていた実に比べると数が少ないなと思って、また木を見ると、まだ実が残っている。何ヶ所かにまとまって残されている。取ろうと思えば取れるはずなので、鳥たちのために残したのかも知れない。硝子戸に干し柿映り生柿は/枝に残りて野鳥を待つか

  • 木の杭もコート着るかや霜の月/折れたる杭と三角コーン

    10日ほど前、市の管理する空地の角を曲ろうとすると、木の杭になにか引っかかっていた。空地の周囲は木の杭をロープで繋いで囲われている。その杭の1本に引っかかっているのは、グレーのコートのようだった。上部を腰のベルトで巻かれ、一部はロープに掛かってひろがっている。見る位置を変えると、内側の色の濃い所も見える。小物の落し物は良く見るが、こんな大きな物はみたことがない。この時は、コートに気を取られていたが、近くの杭が数本倒れていた。翌日は雨が降ったが、翌々日またここを通るとコートはまだあった。違っているのは、その近くに赤白の三角コーンが並んでいることだった。コートの直ぐ脇から角を曲った先まで、縁石に沿って4つ並んでいる。三角コーンには、黄と黒の横棒が掛けられている。その内側に杭が2本倒れている。杭は根本から折れて...木の杭もコート着るかや霜の月/折れたる杭と三角コーン

  • 朝陽浴び輝きを増す麦畑/麦の青ビルの高さも増にけり

    1ヶ月前、近所の畑にはまだ生えたばかりの麦が朝陽を浴びて輝いていた。まだ弱弱しい感じで、畑の土が見える。その上に電線の細い影がある。道路を横断した山桜の影が、麦の上にも伸びている。角から駅のほうを見ると、駅前で建設中のビルのタワークレーンが見える。手前に黒いネットで覆われた外壁補修中のビルがあるが、建設中のビルはそれとほぼ同じ高さに見える。数日前、畑の麦は色を変えていた。山桜の影はさらに長く伸びている。麦はすっかり畑の土を覆い隠している。なかには、別の植物の葉も混ざっている。駅前のビルも背が高くなり、手前のビルの上に姿を現した。もうすぐタワークレーンの運転室の高さに並びそうだ。朝陽浴び輝きを増す麦畑/麦の青ビルの高さも増にけり

  • 千輪も懸崖も咲き菊まつり(喜多院)

    小江戸川越菊まつりを今月5日に見たときは、まだ良く咲いていない菊があった。2週間たってどうなったか、様子を見にいった。前回千輪仕立ては、全体に咲くのが後れていたが、この日は見ごろになっていた。中央の受賞作も、奇麗に咲き揃っている。生け花のコーナーは、様子が変わっていた。生け花の後ろの壁に、パネルが掲示されている。新聞紙によるちぎり絵と書かれ、川越まつりの山車の絵があった。その隣りには、山車と時の鐘の絵がある。そのつぎは、川越の街並みの額があり、脇に時の鐘の絵がある。手前の台には、青竹の垣と生け花が並ぶ。全体が川越の街並みをテーマにした作品のようだ。山野草のコーナーは、盆栽作りに変わっていた。その向かいにある菊も、咲き揃っている。市政100周年を記念した菊も、以前より良く咲いている。隣りの懸崖作りは、前回は...千輪も懸崖も咲き菊まつり(喜多院)

  • 秋の雲背景にして女郎蜘蛛

    ある日、家を出ようとすると、門の上にクモの巣があった。大きな巣で、その中心にジョロウグモがいた。このままでは外に出られないので、棒で取り除いた。翌朝は、門から1m程内側に巣があった。新聞を取りに行こうとすると、ちょうど顔の高さに巣がある。当然、巣を完全に撤去した。その翌日は、さらに1mほど内側に張ってある。これもすぐ壊したが、後で出かけようとすると、もう巣を作り始めていた。少しは学習しろよと思いながら、巣を作るのを邪魔した。さすがに、その翌日からはここに巣はなかった。どうしたのかと思っていたら、5、6m離れた所に巣があった。ジョロウグモの近くには、獲物がいくつも散らばっている。ジョロウグモの後方には、秋の鱗雲が拡がっていた。その後、ジョロウグモは、この場所で巣を張り続けている。どうみても、この場所のほうが...秋の雲背景にして女郎蜘蛛

  • 高みより釣り人ながめカワウたち(新河岸川)

    新河岸川の対岸にある防災無線の上に、何か黒いものが見えた。やや逆光気味でよく見えないが、カワウのようだった。少し下流へ歩くと、はっきりカワウだと分った。最初は3羽に見えたが、もう1羽いた。その1羽だけ遠くを見ていて、他の3羽は羽繕いをしている。下水処理場の排水口の近くで、対岸には作業服を来た人がいる。広くなった水面には、コウホネが拡がっている。カワウは3つのスピーカーと中心の支柱にとまっている。スピーカーの端はかなり薄いと思うが、水かきのある指でつかまっている。さらに歩くと草刈りの終った岸辺で、釣をする人の姿があった。川は流れているのが分からないほどゆったりとしている。カワウはそれを見ているのかいないのか、遠くで草刈りの音が聞こえる。高みより釣り人ながめカワウたち(新河岸川)

  • 青信号渡ればそこに白き蓋(本川越駅)

    スクランブル交差点を渡ると、歩道に白いものが見えた。川越駅で見た、あの市政100周年を記念したマンホールの蓋に違いない。そう思って近づくと、前方から歩道を走ってきた、前輪が2つある自転車が脇を通過した。たしかここは歩道だが、あんなものが来るとは思わなかった。蓋は歩道に対して斜めになっている。反対側に廻り、蓋の正面を撮る。当然ながら、前に見たのと同じである。場所は本川越駅北のスクランブル交差点である。ここにあるなら、駅の反対側にもありそうだ。駅の通路を通り、反対側のロータリーへ出た。駅前で周囲を見て、おそらくこっちだろうと見当をつけた。思った通り、川越市駅に向う道の歩道に蓋が見えた。蓋はほぼ進行方向を向いている。100thの右に黒く丸い汚れが付いていた。駅の両側に蓋があるのを確認できて、一応満足したが、この...青信号渡ればそこに白き蓋(本川越駅)

  • 狂い咲き山吹の花黄色蝶/光求めてホトトギス咲く

    山吹は春に咲いたあと、夏にも少し咲き、秋になってまた花を付けた。10月末だったが、八重の山吹の花びらは、秋の陽をうけてしわしわしている。少し離れて2輪ほど咲いたが、今はすでに色が落ちて白くなってしまった。山吹の花を撮っていると、近くの葉に黄色い蝶がとまった。その蝶は、このあと近くを飛び回っていたが、目当てのものがなかったのか飛び去った。ヤマブキの下にホトトギスがある。上をヤマブキに抑えられているので、陽の光をもとめて横に伸びている。この時期になってようやく花を付けた。花は先端から徐々に根本に向って咲いて行く。まだ蕾だけの所もあった。この蕾も今は咲いて、先端からずっと花が並んでいる。狂い咲き山吹の花黄色蝶/光求めてホトトギス咲く

  • 茗荷花仲良く咲いて一つ花

    茗荷の花は8月に咲いて以降、消えては咲きを繰り返していた。一つに見える蕾は、じつは蕾の集まったのものだそうで、それが次々と咲く。ある日、ふと見るといつもと違っていた。2ヶ所に咲いているが、どちらも花が大きく見える。手前のものは、2つが拡がって咲き、1つは咲く直前で立っている。奥のものはさらに多くの花が咲き、まるで一つの花のように見える。このような状態のものは初めて見た。それにしても茗荷は生命力が強い。その茗荷も、さすがにこの時期になると枯れてしまった。茗荷花仲良く咲いて一つ花

  • ぽつぽつと十月桜咲くばかり(西小仙波)

    喜多院からの帰り、山車庫の向かいにあるお宅の十月桜を見るとほとんど咲いていない。いつ満開になるのだろうと、通る度に見ているが、この時期になってもそうならない。木の下から見上げても、ぽつぽつと咲いているだけである。その一つ一つは奇麗に咲いている。ピンクの濃い花もある。しかし近くの枝にも蕾らしきものが見えない。ことしの秋はこれで終りなのだろうか。これでは、春に咲く桜の狂い咲きにしか見えない。ぽつぽつと十月桜咲くばかり(西小仙波)

  • マスクして花の香少し菊まつり/なぜか生け花山野草あり(喜多院:小江戸川越菊まつり)

    喜多院の山門には「七五三祈願」「護摩修行」の看板に並んで、「小江戸川越菊まつり」の看板が立てられてたる。期間は11月1日から23日となっているので、この日は5日目になる。境内に入ると、いつもの場所に会場が出来ていた。入口左手のテーブルの上には、今年も消毒液などが並んでいる。入口を入るといつもより通路が広い。販売用の苗が左によせられ、正面が空けてある。その正面の様子もいつもと違う。「部門別最高賞」の作品が並んでいる。これは例年、右手の通路奥の正面にあったはずである。順路の最初には「盆栽花壇錦秋の伊佐沼」がある。これは、去年も見た記憶がる。その先は2段になっていて、下段は「ダルマ作り、上段は「福助作り」というらしい。いつもはその上に歌の短冊が掛けてあるが、なぜか今年は見当たらない。受賞した作品には金紙が貼られ...マスクして花の香少し菊まつり/なぜか生け花山野草あり(喜多院:小江戸川越菊まつり)

  • 橋のそばクサギ伐られて堀の底(喜多院・どろぼう橋)

    喜多院の境内からどろぼう橋に出ると、前方がいつもより少し明るい。あっと思って橋を渡ると、クサギの木がなくなっていた。堀の斜面に生えた太い木の下に枝が散らばり、根本には白い切株が見える。切株は太いものが1つ、他に細いものが3つある。太いものは、切口が2段になっている。細い3本は根本で枝分かれしていたようだ。。細い枝は切株のそばにあるが、太い枝はそこにはない。右下を見ると、空堀底に横たわっていた。柵の近くにはクサギと思われる小さな木が残っているが、来年咲くかどうか分からない。空堀の底の枝は、1週間後も葉が萎れた状態でそのままになっていた。しかし、あれほど大きくなるまで放置し、なぜ今になって伐る必要があったのか。太い木の根本にあり、その成長を妨げると判断したのだろうか。酔芙蓉、新河岸の木々、そしてクサギ。立て続...橋のそばクサギ伐られて堀の底(喜多院・どろぼう橋)

  • 坂道でピラカンサの実見上げたり/後ろに聞こえる草刈りの音(仙波河岸史跡公園近く)

    滝下橋から駅の方へ戻ると、緩く長い坂がある。途中で右左と曲りながら、国道16号線の下をくぐって上ってゆく。その少し手前に一人の警備員が立っていて、右の家の裏手の方から草刈りの音が聞こえてくる。その家は丁字路の角にあり、そこに赤い実が生っているのか見える。家の角は直角ではなく、斜めに切り取られている。赤い実はピラカンサで、道の上に高く枝を伸ばしている。実が密集したところでは、枝はほどんど実だけになっている。右手の道の奥にも警備員の姿が見えた。そっちへ行ってみると、家の直ぐ裏で作業する人が見えた。手に持っているのはチェーンソーのようだった。その先の道端には、伐られた木の枝が置いてある。警備員の先には国道16号線の坂があり、その下の斜面で作業が行われていた。また坂道に戻り少し上ると、葉が落ちて実だけになった柿が...坂道でピラカンサの実見上げたり/後ろに聞こえる草刈りの音(仙波河岸史跡公園近く)

  • 橋桁をただ待つばかり白き基礎/(新河岸川・滝下橋)

    仙波河岸史跡公園入口では、土手下の木はなくなる。草刈りの終わった対岸を上流へ見ていくと滝下橋がある。新しい橋の工期は10月19日までだったが、やはり青い歩行者用の橋しか見えない。近づいて見ても、工事している様子はない。対岸の基礎で変ったところといえば、ブルーシートの一部が垂れ下がっていることくらいか。こちらの岸の基礎も変化はない。脇にある看板の工期は令和4年10月19日のままになっている。道をはさんで角になにか施設があるが、その周囲はセイタカアワダチソウの黄色い花で一杯になっていた。対岸には前と同様、太い管が積まれている。歩行者用の橋の上から下流を見ると、左岸は草刈りが終わっているので、白い基礎がよく見えるようになった。橋を戻るとすぐそばに木があり、右の方は枯れたアレチウリが覆っている。その枯れたツタの下...橋桁をただ待つばかり白き基礎/(新河岸川・滝下橋)

  • コスモスも樹木も伐られぽつぽつと/切株並ぶ秋の土手かな(新河岸川)

    畳橋の近づいくと、草刈りの音が聞こえてきた。対岸で作業が行われていたが、なにも遮るものがなくその様子が見える。土手沿いの柵がなくなり、通行止めのお知らせの看板は、道の反対側のフェンスに移動している。草刈り作業中の看板は、橋のすぐそばのガードレールに立てられている。そこから上流を見ると、柵はなくなり、仮設の柵と白い土嚢がならんでいる。土手沿いの樹木ははるか遠くになり、手前にあった木々はなくなっていた。先へ行ってみると、草刈りの終わった土手に切株が点々と並んでいる。切株の切口はまだ新しく、周りには切りくずが残っている。こうして伐られてしまうと、どこに何の木があったか分からない。ここは柿の実が落ちているので、ようやくそれと分る。前に見た柿の実がどうなっているかと思って来てみたが、まさかこうなっているとは想像もし...コスモスも樹木も伐られぽつぽつと/切株並ぶ秋の土手かな(新河岸川)

  • 土手のうえ草刈り部隊集結し(新河岸川・不老川)

    畳橋のすぐ上流の鉄橋をJR川越線の電車が通過した。あまり本数は多くないはずだが、今回もまた遭遇した。右手には土手から鉄橋下への階段を下りる園児たちが見えた。急な階段なので、園児たちは渋滞ぎみである。その後ろに杖をついた男性がいて、園児たちの通過を待っていた。その男性が下りるのを確認してから階段を下りる。男性は鉄橋の下でちょうど良い高さの段差に腰掛けていた。その人に挨拶しながら、反対側の階段を上る。土手上の道は、道の近くだけ草刈りが終り広くなっていた。その道を列に遅れた子供と保育士さんが小走りしていた。その先は新河岸川と不老川の合流点で少し広くなっている。そこに何台か車が見えた。後れていた2人はそこで本隊に追いついた。しかし、園児たちはそこで立ち止まってから、こちらに戻ってくる。「道を間違えた」「冒険、冒険...土手のうえ草刈り部隊集結し(新河岸川・不老川)

  • 歩道橋車見下ろす園児たち/筋引く雲とオシロイバナと(国道16号線)

    国道16号線の歩道を歩いていると、浅間神社の近くで子供たちの声がした。声は少し上の方から聞こえてくる。前には歩道橋があり、少しすると園児たちがビルの陰から出てきた。そのまま通り過ぎるのかと思っていると、立ち止まって下を走る車をながめ始めた。歩道橋を過ぎて、また園児たちを見ようと思ったが、白い横断幕が張られていた。「川越市内交通規制」と赤い文字で書かれている。その前に白抜き文字で「雨天決行」とある。さらにその前には、「小江戸川越ハーフマラソン大会のため朝8時~正午12時まで」と2段に書かれている。そのもっとも前には「11月27日日曜日」と小さな別の幕がある。このハーフマラソンも川越まつり同様3年ぶりの開催になる。また前を見ると、空には薄い雲が拡がっていた。雲は頭が大きく、後ろに筋を引いている。歩道脇にあるオ...歩道橋車見下ろす園児たち/筋引く雲とオシロイバナと(国道16号線)

  • 酔芙蓉切株ひとつ残すだけ(近所の団地)

    10月の半ば、いつものように団地の道に入る。しかし、なにか感じが違う。少しして、そこにあるはずの物がなくなっているのに気づいた。何日か前はそこにあった酔芙蓉の木がなく、金木犀の間に団地の建物の壁が見える。下に白っぽいものが見える。そこには、30cmほどの細長い切株が残っていた。周囲には伐り屑が散らばっている。切口はまだ新しく、2段になっている。年輪はよく見えないが、かなり年数は経ているようだ。反対側から見るとその切口の白が目立つ。あれだけ成長したものを、なぜいま伐る必要があったのだろうか。こちら側は金木犀以外、大きな木は許されていないのかも知れない。以前、この花を見ていた時、枝を切って花を持っていくように勧められた。あの女性は、こうなることを知っていたのだろうか。いずれにせよ、あの酔芙蓉の花はもう見ること...酔芙蓉切株ひとつ残すだけ(近所の団地)

  • 銀杏のポトボト落ちて稲荷堂/2匹の子猫本堂守る(東明寺)

    10月の中旬、東明寺のイチョウの葉はまだ緑だった。境内に入っても、全体に緑で覆われている。石碑の後ろのイチョウの根本を見ると黄色くなっている。よく見ると、参道の脇の砂利の上にも黄色いのものが見える。イチョウの根本に行って見ると、多くの銀杏が落ちている。周囲にはまだ緑の落葉も散っている。実はすでに皮がむけたものがあり、独特の匂いを放っている。これを見ている間にも、周囲の砂利にポトリと落ちてくる。下ではなく、少し上の方でもボトリと音がする。すぐ脇にお堂があり、その屋根にも銀杏が落ちて来る。参道の脇に鳥居があり、その奥にお堂がある。鳥居の色は薄くなっているが、赤なので稲荷であることが分る。右手に手水舎がある。鉢には水がなく、代わりに2枚の一円玉と指輪が一つあった。どうやら、賽銭箱代りにする人がいるらしい。お寺に...銀杏のポトボト落ちて稲荷堂/2匹の子猫本堂守る(東明寺)

  • 花を見ず金木犀の咲くを知り/一度散りまた満開の金木犀(スーパーの駐車場)

    10月の始め、スーパーの駐車場に近づくと、キンモクセイの香りがした。驚いて前を見ると、キンモクセイが満開になっていた。その先にもキンモクセイが並ぶが、みな満開のようだった。去年もここで、花よりも先にその香りで花に気付いた記憶がある。枝にはびっしりと花がついている。見上げるとそこにも多くの花が咲いている。青空をバックにすると、黄色い花はより鮮やかになる。それから2週間後、キンモクセイの花は散ったと思っていた。しかし、駐車場脇のキンモクセイはまだ咲いている。木の下を見ると、散った花が色を変え、吹き溜まりになっている。たしかに花は散ったようだが、まだすぐ傍の枝にも花はある。さすがに、2週間前ほどの勢いはないが、たしかにどの枝にも花がある。一部だけを見れば、以前とそう変わらない。他でも散った花を見ていたので、ここ...花を見ず金木犀の咲くを知り/一度散りまた満開の金木犀(スーパーの駐車場)

  • 囃子の音かどを曲れば山車の列/ジャッキ一つでくるり回転(川越まつり・小仙波・西小仙波・菅原町)

    仙波氷川神社の前を通りかかると、入口の両側に大きな幟が立てられていた。神社から道路へ紅白の幕が張られている。手前には警備員の姿も見える。写真を撮っていると、左手の方からお囃子が聞こえてくる。道路はちょうど神社の前で大きく左にカーブしていて、その先は見えない。急いで曲り角を抜けると、山車の行列が来ていた。この時は停止していて、行列は短くなっていた。少しして行列が伸び、山車が動き始めた。先頭には仙波町と書かれた提灯を高く掲げている。その前に「祝川越市市政施行百周年」と書かれた幟を持った人もいる。行列に参加している人は、ほとんどがマスクを付けている。子供を抱いて脇を歩く人の姿もある。山車の屋根(唐破風)には安家と書かれた提灯が付いている。その屋根の上には人が数人乗っている。道路を横断する電線に接触しないようにし...囃子の音かどを曲れば山車の列/ジャッキ一つでくるり回転(川越まつり・小仙波・西小仙波・菅原町)

  • クサギの実袋の色で青さ増し(喜多院)

    9月の半ば、前回見たときよりも1週間が過ぎ、クサギにはまだ少し白い花が残っている。実のほうはどうかと思って見ると、わずかに青い実がある。ほぼ一か所に一つしか生っていない。その実は、袋の中から出てくるが、実の周りにはそれが残っている。その赤紫の色と対称的に、青い実は引き立って見える。わずかに1ヶ所に2粒の実がある所もあった。脇の方にはまだ白い花が残っていた。それから2週間、10月の初めには実の数が増えていた。前回は袋のままが多かったが、このときはほとんど青い実が顔を出している。わずかに袋のものが見えるが、青い実のほうが目だっている。4つが違う方向を向いている所もある。それからまた2週間たち、昨日のクサギは葉がやや黄色くなったが、全体には同じように見えた。青い実はまだ全部残っている。周囲にあった袋状のものはな...クサギの実袋の色で青さ増し(喜多院)

  • コキア咲き紅葉前に刈り取られ(小さな公園)

    9月の中旬、以前見たモフモフのコキアはさらに大きくなっていた。前はいくつかの株がまとまって一つに見えたが、いまは夫々が大きくなって自己主張している。電柱のそばに周囲と色の違う所があった。どうやら花のようだが、コキアの花なのか別の植物の花なのか分からない。コキアなら全体に咲きそうだが、この一部だけである。花は咲いているのか、まだ蕾なのかも良く分からない。もう少し時間がたてば分るだろうと思った。南側から見ても、株と株のせめぎ合いが良く見える。中央には大きな穴が空いている。これが紅葉したらどんな姿になるだろうと想像した。それから10日ほどして、その公園を通りかかるとあのコキアがない。右にポツンと1つあり、電柱の側には、上部だけ葉のあるものが立っている。ブロック塀の下には、刈り取られたコキアがいくつかの束になって...コキア咲き紅葉前に刈り取られ(小さな公園)

  • 基礎はでき後は橋桁架けるだけ(新河岸川・滝下橋)

    仙波河岸史跡公園の入口から上流を見ても新しい橋はなく、青い歩行者用の橋が見えるだけである。工事現場に行ってみても、工事をしている様子はない。対岸(左岸)の基礎は、以前見たとき既に完成していた。こちらの岸の基礎も完成しているようだ。仮設のフェンスに沿って移動し反対側から見ると、橋桁を固定するためのボルトが何本も並んでいる。すぐ脇のフェンスに立てられた「橋の工事をしています」の看板には、工期が令和4年10月19日となっている。たしか以前見たときには、8月15日となっていたはずである。歩行者用の橋から下流を見ると、両岸は雑草で覆われ、基礎の白いコンクリートがわずかに見えるだけだった。対岸には、川底に敷き詰められていた太い管が積まれていた。通路をはさんで反対側には、さらに多くの管が置かれていいる。通路を迂回して道...基礎はでき後は橋桁架けるだけ(新河岸川・滝下橋)

  • 青空に高き枝伸びナツメの実(新河岸川・仙波河岸史跡公園)

    畳橋から上流へ歩くと、小さな柿の木に少し色づいた実が生っていた。葉は虫に食われて筋しか残っていないが、柿の実は寄り添うように固まっている。支柱を組んだところには、なぜか白いテッセンが1輪咲いていた。オレンジの木もあるが、実はまだ青く葉の色に同化している。近づいてみると、少し色が変わり始めているものもある。仙波河岸史跡公園の入口の少し奥にもオレンジがあるが、ほとんど目立たない。それよりも、ナツメの実が色づいていた。なぜか近くの枝には生っていないが、高く伸びた枝には多くの実がついている。赤い実が目立つが、周囲にはまだ青い実も多く残っている。すでに赤くなっている実は、青空をバックにするとさらに濃く見える。脇のオレンジは少し黄色くなっているが、小さなナツメの赤い実の方が目だつこの時のナツメはまだ実の色がまちまちだ...青空に高き枝伸びナツメの実(新河岸川・仙波河岸史跡公園)

  • 堰下る白浪のなか鷺一羽(新河岸川)

    畳橋のすぐ下流にJRの鉄橋がある。ちょうどそこへ大宮方向から列車が来て、鉄橋を渡って行く。その鉄橋の下には小さな堰があり、緩い傾斜ながら白い浪を立て流れ落ちていた。その流れの中に1羽のシラサギがいた。え?と思ったが、すでに稲刈りも終わり、シラサギがいてもおかしくない時期だと気付いた。鉄橋の下へ移動すると、シラサギは浪の少し上にいて下流側を見ている。さらに移動して横に行っても、同じ場所にじっとしている。一度嘴を開けたが、姿勢はそのままである。土手に上ってから見ても、動く様子はない。ひたすら獲物を狙っているようだ。土手の道は中央が少し開けているが、両側は背の高い雑草が茂っている。その先へ行くのは止めて、ふと足元を見ると小さなピンクの花が咲いていた。近づいてみるとアカツメクサのようだった。たしかに春には、この辺...堰下る白浪のなか鷺一羽(新河岸川)

  • 新しき白き護岸の畳橋/雑草刈りはまだまだ続く(新河岸川)

    新河岸川に架かる畳橋では、7月末には護岸工事が終わっているはずだった。行って見ると、確かに工事をしている様子はないが、柵にはまだ看板が立ててある。看板は雑草の刈払いのもので、工期は12月19日となっている。その後ろの土手は、すでに雑草が刈られている。しかし、左(上流側)を見ると、背の高い雑草が残っている。ここが雑草刈払いの最前線のようだ。畳橋の左岸の護岸は完成していた。橋を渡る途中で上流側を見ると、コウホネが川幅一杯に拡がっている。右岸の護岸も同様に完成していた。先ほどコウホネを撮った辺りで、立ち止まって川を見ている人がいた。下流側の歩行者用の橋は残されていた。やはり、このまま橋として利用するようだ。歩行者用の橋から右岸を見ると、排水口が大きく開いていた。その上の方を見ると、NTTの電波塔が小さく見える。...新しき白き護岸の畳橋/雑草刈りはまだまだ続く(新河岸川)

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