稲荷小路の八重桜を見たあと最初の道に戻り、丁字路を右折すると時の鐘がある。その手前を左折し、つぎの丁字路を右折。少し行くとまた丁字路があり、左側の商工会議所の先に大正浪漫夢通りがある。まだ4月の中旬だが、すでに鯉のぼりが泳いでいた。昔のおもかげを残す建物とも、鯉のぼりは良く合う。その前を、この日何度も出会った制服の生徒たちが通り過ぎる。女子4人、男子2人の6人組だった。この先どこへ行くのか、その上にこいのぼりがゆるく翻る。古い建物はさらに続いている。一番街と違い、車の通行が少ないので、のんびり歩くことができる。その先にある筈のものがなかった。そこは更地になり、黒いシートの上に白い土嚢が置かれている。ここには、市指定の有形文化財「加藤家住宅」があった。去年(2023年)1月の火災で全焼し、修復・再建の道を探...街中の4月の空に鯉の群れ(大正浪漫夢通り)